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| + | **Legacy Challenge 32 on 09/14/2024 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/legacy-challenge-32-2024-09-1412685803 参考]) |
| + | **使用者:Dreddybajs |
| + | *[[フォーマット]] |
| + | **[[レガシー]](~[[ブルームバロウ]]) |
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| + | {{#MagicFactory: df323957}} |
| + | *基本的には[[無色]]デッキだが、[[むかしむかし/Once Upon a Time]]や[[まき散らす菌糸生物/Sowing Mycospawn]]、[[サイドボード]]の[[荒景学院の戦闘魔道士/Wastescape Battlemage]]のために、[[色マナ]]源をある程度採用している。 |
| ====エルドラージ・ポスト==== | | ====エルドラージ・ポスト==== |
| *備考 | | *備考 |
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| {{#MagicFactory: df319029}} | | {{#MagicFactory: df319029}} |
| + | *[[灯争大戦]]以降は、[[シルバーバレット]]用に[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]]が採用される場合が多い。 |
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| ==ヴィンテージ== | | ==ヴィンテージ== |
| [[ゲートウォッチの誓い]]参入後の[[ヴィンテージ]]でも、[[白単色デッキ|白単色]]の'''Eldrazi & Taxes'''と呼ばれるものが[[メタゲーム|メタ]]の一角を占めている。 | | [[ゲートウォッチの誓い]]参入後の[[ヴィンテージ]]でも、[[白単色デッキ|白単色]]の'''Eldrazi & Taxes'''と呼ばれるものが[[メタゲーム|メタ]]の一角を占めている。 |
2024年11月18日 (月) 23:36時点における最新版
エルドラージ(Eldrazi)は、エルドラージ・クリーチャーとエルドラージのタイプ的カードおよび無色支援カードのシナジーを活用するビートダウンデッキの総称。様々なフォーマットに存在する。
[編集] 概要
エルドラージ覚醒において最初にエルドラージが登場した際、エルドラージを中心としたデッキはマナ加速から重いが強力な伝説のエルドラージを素早く唱えて単体で勝負を決めるエルドラージ・ランプが主流であり、タイプ的カードはマナ加速となるエルドラージの寺院/Eldrazi Templeかウギンの目/Eye of Uginくらいしか使われなかった。
その後、戦乱のゼンディカーで欠色持ちも含めて優秀な小型から中堅のエルドラージと、無色であることを参照するカードが多く登場。それらを採用したよりビートダウン寄りのエルドラージデッキが成立するようになった。
[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期
破滅の刻で優秀な砂漠が多数登場したことで強化された。特に色マナと無色マナの両方を生み出せるペイン砂漠の登場により、無色マナ・シンボルを持つエルドラージとダブルシンボルのカードを共存させやすくなった。
[編集] 白単
[編集] 赤単
[編集] 黒単
[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期
霊気紛争参入後のグランプリバルセロナ17にて、日本人2名が黒赤2色のタイプを使用した。
難題の予見者/Thought-Knot Seerや現実を砕くもの/Reality Smasherなどのエルドラージに加え、歩行バリスタ/Walking Ballistaや屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scroungerといったアーティファクト・クリーチャーを採用。これら無色のクリーチャーをオラン=リーフの廃墟/Ruins of Oran-Riefで強化する戦略を取る。各種アーティファクトと産業の塔/Spire of Industryや無許可の分解/Unlicensed Disintegrationのシナジーも重要。
[編集] サンプルレシピ
- デザイナーの高尾翔太も75枚同一のリストを使用し、第42位の成績を残した。
[編集] タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
戦乱のゼンディカー・ブロックのカードを中核とするデッキであるため、タルキール覇王譚と運命再編がローテーション落ちした後もスタンダードに存在する。
[編集] 白単
[編集] 青赤
[編集] タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
タルキール覇王譚ブロックには無色支援カードが少数存在し、またマジック・オリジンの青と赤は飛行機械・トークンとアーティファクト支援をテーマとしていたため、それらと戦乱のゼンディカー・ブロックのエルドラージを組み合わせたデッキがスタンダードで構築された。
これらのデッキでは、マジック・オリジンで再録されたペインランドが重要である。色マナの支払いにも無色マナ・シンボルの支払いにも使えるため、単色デッキであっても採用される。
[編集] 黒単
Mono Black Eldrazi Aggro [7]
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[編集] 青単
Mono Blue Eldrazi Aggro [8]
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[編集] パイオニア
パイオニアでも、戦乱のゼンディカー・ブロックのエルドラージを採用したデッキが存在している。
採用されるエルドラージは難題の予見者/Thought-Knot Seer、現実を砕くもの/Reality Smasher、エルドラージの寸借者/Eldrazi Obligatorなど。ペインランドやペイン砂漠が無色マナ源を務める。
[編集] サンプルレシピ
[編集] 赤単
[編集] 緑青
- 備考
- Pioneer Challenge #12094312 on 02/23/2020 優勝(参考)
- 使用者:OafMcNamara
- フォーマット
[編集] モダン
ゼンディカー・ブロックと戦乱のゼンディカー・ブロックの両方が使えるモダンでは、戦乱のゼンディカー登場直後から存在したデッキタイプ。2マナを生み出せるエルドラージの寺院/Eldrazi Templeとコスト軽減により実質的に2マナ以上を生み出すウギンの目/Eye of Uginを採用し、素早く多数のエルドラージを展開して一気に勝利する。
ゲートウォッチの誓い登場後はさらに強化され、モダンにおけるトップメタとなった。支配的になりすぎ環境の健全性を損なうと判断され、2016年4月8日(Magic Onlineでは2016年4月13日)よりモダンでウギンの目は禁止カードに指定された(参考/翻訳)。
[編集] 戦乱のゼンディカーまで
最初に注目されたのは、黒単エルドラージ(Mono Black Eldrazi)と呼ばれるタイプで、ウギンの目からマナが出せるようになるヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothを採用し、高速でエルドラージクリーチャーを展開する。
採用されるクリーチャーはマナを延ばせるコジレックの媒介者/Kozilek's Channelerや忘却蒔き/Oblivion Sower、ETB能力に優れた昇華者である荒廃を招くもの/Blight Herderや不毛の地の絞殺者/Wasteland Strangler、それ以外には絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerや果てしなきもの/Endless Oneなど。また、昇華者のために大祖始の遺産/Relic of Progenitusやボジューカの沼/Bojuka Bogといった追放する手段が採用される。
黒単の他、赤や白をタッチして軽量除去や苦手とする親和への対策カードを足したタイプなどが存在する。初期は様々なクリーチャーが試されたが、次第に昇華者を主力としクリーチャーの数を絞ったタイプが主流となっていった。
[編集] 黒単
- 備考
- Modern Constructed League on 12/11/2015 5-0 (参考)
- 使用者:FantasticMrFox
- フォーマット
Mono Black Eldrazi(Modern) [11]
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[編集] タッチ赤
- 備考
- Modern Constructed League on 11/30/2015 5-0 (参考)
- 使用者:EternallyRamza
- フォーマット
- 公式記事Daily Deck(参考/翻訳)も参照。
[編集] タッチ白
- 備考
- StarCityGames.com Modern Open on 1/2/2016 第10位 (参考)
- 使用者:Matthew Dilks
- フォーマット
[編集] タッチ青
- 備考
- Modern Constructed League on 12/24/2015 5-0 (参考)
- 使用者:xthebloodyninex
- フォーマット
[編集] 心なき召喚型
- 備考
- Modern Constructed League on 01/05/2015 5-0 (参考)
- 使用者:beena
- フォーマット
Mono Black Heartless Eldrazi(Modern) [15]
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[編集] ゲートウォッチの誓い以降
ゲートウォッチの誓いではエルドラージのミミック/Eldrazi Mimic、難題の予見者/Thought-Knot Seer、現実を砕くもの/Reality Smasherなど強力な無色のエルドラージ・クリーチャーが登場したため大幅に強化された。プロツアー「ゲートウォッチの誓い」 ではトップ8のうち優勝者を含む6人、構築部門で24pt以上獲得した20人のうち8人を占め、一大旋風を巻き起こした。(参考/翻訳)。また、昇華者ギミックを採用したタイプも引き続き存在し、こちらは昇華者エルドラージ(Processor Eldrazi) と呼ばれる。その時点では青赤と無色が主流だったが、その後は白青や赤緑が登場しそちらが主流となっている。
[編集] 青赤
[編集] 無色
Colorless Eldrazi(Modern) [17]
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[編集] 昇華者型
Sultai Eldrazi(Modern) [18]
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- 構築部門では6-4とやや振るわなかったが、ドラフト部門で6-0と快勝しベスト8に入っている。
[編集] 白青
[編集] 赤緑
[編集] ウギンの目禁止以降
ウギンの目禁止以降はエルドラージ・トロンのほか、バントエルドラージ(Bant Eldrazi)、白黒エルドラージ(WB Eldrazi)の3つのタイプが主に存在している。ヘイトベアー戦略とハイブリッドしたタイプはEldrazi & Taxesを参照。
[編集] 緑白青
[編集] 白黒
[編集] 赤緑
[編集] 赤単
[編集] レガシー
ゲートウォッチの誓い参入後のレガシーにも、モダンのものと同様のデッキが存在する。2マナランドを中心に据えた構成から、エルドラージ・ストンピィ (Eldrazi Stompy) の名で呼ばれることもある。
エルドラージ専用の2マナランドであるウギンの目/Eye of Uginとエルドラージの寺院/Eldrazi Templeに加え、汎用2マナランドの古えの墳墓/Ancient Tombと裏切り者の都/City of Traitorsを採用。最序盤から虚空の杯/Chalice of the Voidを設置して対戦相手の行動を阻害するか、エルドラージのミミック/Eldrazi Mimicから難題の予見者/Thought-Knot Seerや現実を砕くもの/Reality Smasherに繋げて高速でライフを削り切る。
モダンホライゾン3において、終わりを告げるもの/It That Heralds the End、まばゆい肉掻き/Glaring Fleshraker、運命を貪るもの/Devourer of Destinyといったエルドラージの新戦力に加え、コジレックの命令/Kozilek's Commandという強力な同族呪文を獲得したことで大幅に強化され、トップメタの一角を占めるようになった。特にまき散らす菌糸生物/Sowing Mycospawnはマナ加速とマナ拘束の両方をこなせるデッキと噛み合った新戦力であり、これのために緑をタッチしたタイプが主流となっている。
追加のマナ加速として雲上の座/Cloudpostと微光地/Glimmerpost、ヴェズーヴァ/Vesuvaを採用して12postの体制をとるものはエルドラージ・ポスト (Eldrazi Post) と呼ばれる。
また、同環境のDeath & Taxesとのハイブリッドデッキ、Eldrazi & Taxesも存在する。
[編集] サンプルレシピ
[編集] エルドラージ・ストンピィ
[編集] エルドラージ・ストンピィ(モダンホライゾン3後)
- 備考
- Legacy Challenge 32 on 09/14/2024 優勝(参考)
- 使用者:Dreddybajs
- フォーマット
Eldrazi Stompy(Legacy) [26]
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[編集] エルドラージ・ポスト
- 備考
- Legacy Challenge #11787271 on 02/03/2019 ベスト4(参考)
- 使用者:Slaydftw
- フォーマット
[編集] ヴィンテージ
ゲートウォッチの誓い参入後のヴィンテージでも、白単色のEldrazi & Taxesと呼ばれるものがメタの一角を占めている。
詳細はEldrazi & Taxesを参照のこと。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- Vintage Challenge #11787267 on 02/02/2019 ベスト4(参考)
- 使用者:Thiim
- フォーマット
- レガシーのエルドラージ・ストンピィのヴィンテージ版。
[編集] 参考