古えの墳墓/Ancient Tomb
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2点のダメージを受けるものの、1度に2マナを出せる土地。打ち消されない恒久的なマナ加速として展開を加速できる。
ペインランドよりもダメージが大きく、ダメージを受けずにはマナを出せないため、長期戦を狙うデッキでは使いづらい。加速力を活かして高速デッキで使うのがよいだろう。特に瞬殺系コンボデッキの起爆剤として非常に優秀。テンペスト・ブロックを含むスタンダードが高速化したひとつの要因でもある。
1ターン目にこれからダイアモンドや厳かなモノリス/Grim Monolithなどのマナ・アーティファクトに繋げるのが茶単の定石であった。
レガシーでは、裏切り者の都/City of Traitorsとともに各種ストンピィ(エンジェル・ストンピィやフェアリー・ストンピィ等)、5/3、Empty the Sloggerなどのビートダウンデッキでマナ基盤として活躍している。スニーク・ショーなどのコンボデッキにおいても採用される。
- フリースペルと組み合わせるとマナ加速ができる。狭いフォーマットでの序盤戦においてはトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyを凌ぐ加速を生む。
[編集] 禁止指定
プロツアーニューオーリンズ03でティンカーなどの凶悪コンボが荒れ狂ったことにより、厳かなモノリス/Grim Monolithなどとともに2004年1月1日よりエクステンデッドで禁止カードに指定された[1]。
- 当時、何故これが禁止されて裏切り者の都/City of Traitorsが禁止にならなかったのか、という疑問を抱いたプレイヤーは比較的多かった。R&Dのコメントによると、厳かなモノリスを1ターン目に設置するという動きに関して言えば古えの墳墓の方が強力なこと、マナ加速やアーティファクトデッキの根絶は望んでいなかったためだそうだ[2]。
統率者戦では2025年2月11日のブラケット制導入に伴いゲームチェンジャー・カードに指定された。極めて強力なマナ加速手段であり、ゲーム展開を加速させてしまうため[3]。
[編集] 王国と遺物
「指輪物語」とのユニバースビヨンド版の別名はバーリンの墓/Balin's Tomb。
バーリン/Balinは中つ国/Middle-Earthのドワーフ/Dwarf。行きて帰りし物語/There and Back Againでビルボ・バギンズ/Bilbo Bagginsと共に冒険をしたドワーフの1人。
かつてドワーフの王国だったが今はオーク達の溜まり場となったモリア/Moriaを奪還するために仲間を連れて出奔し、オーク達を撃退しモリアの領主を名乗る。だがミスリル/Mythrilを求めて坑道を掘り進めたことでバルログ/Balrogを呼び覚ましてしまい、バルログとオークの軍勢に追い詰められドワーフらは全滅してしまう。
バーリンらの消息は永く知られていなかったが、「旅の仲間」でモリアを通るフロド/Frodo一行は探索の中でバーリンの墓を発見、マザルブルの書/Book of Mazarbulでドワーフ達の衰亡を知るのだった。