サクリファイス
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− | {{Otheruses|[[デッキ]]|[[リミテッド・エディション]]初出の[[インスタント]]・[[カード]]|Sacrifice|[[キーワード処理]]|生け贄に捧げる}} | + | {{Otheruses|[[デッキ]]|[[リミテッド・エディション]]初出の[[インスタント]]・[[カード]]|生け贄/Sacrifice|[[キーワード処理]]|生け贄に捧げる}} |
'''サクリファイス'''(''Sacrifice'')は、[[あなた|自分]]の[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる]][[カード]]を中心に据えた[[デッキ]]の総称。略称は'''Sac'''。 | '''サクリファイス'''(''Sacrifice'')は、[[あなた|自分]]の[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる]][[カード]]を中心に据えた[[デッキ]]の総称。略称は'''Sac'''。 | ||
[[アリストクラッツ]]と呼ばれていたデッキとコンセプトは同じ。[[エルドレインの王権]]参入の頃から、主にこの名前で呼ばれるようになった。 | [[アリストクラッツ]]と呼ばれていたデッキとコンセプトは同じ。[[エルドレインの王権]]参入の頃から、主にこの名前で呼ばれるようになった。 | ||
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+ | ==ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期== | ||
+ | [[神河:輝ける世界]]参入後、[[アーティファクト]]の[[生け贄に捧げる|生け贄]]を中心とする[[デッキ]]が登場した。[[黒赤]]ないし黒赤[[タッチ]][[白]]で組まれる。 | ||
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+ | {{#card:Experimental Synthesizer}} | ||
+ | {{#card:Oni-Cult Anvil}} | ||
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+ | [[血]]・[[トークン]]や[[実験統合機/Experimental Synthesizer]]などのアーティファクトを、[[鬼流の金床/Oni-Cult Anvil]]や[[霜剣山の製錬者/Sokenzan Smelter]]で生け贄に捧げ、[[生成]]される[[アーティファクト・クリーチャー]]・トークンを次の生け贄要員としながら、鬼流の金床と[[食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre]]で[[ライフ]]を詰めていく。 | ||
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+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[日本選手権21 FINAL]] 第9位([https://mtg-jp.com/coverage/mtgjc21final/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[八十岡翔太]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]]+[[イニストラード:真紅の契り]]+[[神河:輝ける世界]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df321076}} | ||
+ | *[[サイドボード]]の[[カード]]のために[[白]]を[[タッチ]]したリスト。 | ||
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+ | ==エルドレインの王権~フォーゴトン・レルム探訪期== | ||
+ | [[波乱の悪魔/Mayhem Devil]]や[[忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods]]というキーカードを失い環境から消滅していたが、[[カルドハイム]]で[[イマースタームの捕食者/Immersturm Predator]]という強力なサクり台が登場すると、初子さらいやアクロス戦争で奪ったクリーチャーを生け贄に捧げることでボード・アドバンテージを得る'''ラクドス・サクリファイス'''(''Rakdos Sacrifice'')が登場した。 | ||
+ | {{#card:Immersturm Predator}} | ||
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+ | さらに[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]では、ラクドス・サクリファイスとは別にトークンを並べて[[血の化身の目覚め/Awaken the Blood Avatar]]や[[想起の拠点/Bastion of Remembrance]]でライフを削り取る'''マルドゥ・サクリファイス'''(''Mardu Sacrifice'')が登場した。 | ||
+ | {{#card:Extus, Oriq Overlord}} | ||
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+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | ====黒赤==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]] 1-2([https://mtg-jp.com/coverage/khmchamps/decklist/0034886/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[覚前輝也]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df320628}} | ||
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+ | ====赤白黒==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ]] 5-3([https://mtg-jp.com/coverage/stxchamps/decklist/0035102/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Marcela Almeida]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df320629}} | ||
==ラヴニカのギルド~基本セット2021期== | ==ラヴニカのギルド~基本セット2021期== | ||
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{{#card:Obosh, the Preypiercer}} | {{#card:Obosh, the Preypiercer}} | ||
− | 大きく分けて、[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]] | + | 大きく分けて、[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]を相棒とする'''ルールス・サクリファイス'''(''Lurrus Sacrifice'')と、[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]を相棒とする'''オボシュ・サクリファイス'''(''Obosh Sacrifice'')の2種類が存在する。 |
− | + | 詳細は[[ルールス・サクリファイス]]および[[オボシュ・サクリファイス]]を参照。 | |
− | + | ||
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− | + | 相棒のルール変更、そして大釜の使い魔の[[禁止カード]]指定という大打撃を経て、[[基本セット2021]]期では損失が少なかった黒赤型が主流となった。 | |
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− | *[[ | + | *[[デジタルゲーム]]である[[Magic Online]]や[[Magic: The Gathering Arena]]では魔女のかまどと大釜の使い魔、そして発生する誘発型能力のせいで[[プレイヤー]]の操作量、および[[対戦相手]]への確認操作([[優先権]]を[[パス]]するか)が特に多くなりがちなデッキとして知られた。 |
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====初期型==== | ====初期型==== | ||
=====黒赤===== | =====黒赤===== | ||
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*テーロス還魂記参入後の黒赤のタイプ。 | *テーロス還魂記参入後の黒赤のタイプ。 | ||
− | ==== | + | ==パイオニア== |
− | ===== | + | [[パイオニア]]にも存在する。 |
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+ | {{#card:Bolas's Citadel}} | ||
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+ | [[フォーマット]]初期は、[[ボーラスの城塞/Bolas's Citadel]]を[[フィニッシャー]]としたタイプが主流であった。詳細は'''[[ジャンド城塞]]'''を参照。 | ||
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+ | {{#card:Cauldron Familiar}} | ||
+ | {{#card:Bloodtithe Harvester}} | ||
+ | {{#card:Fable of the Mirror-Breaker}} | ||
+ | [[神河:輝ける世界]]以降は、[[黒赤]]の'''ラクドス・サクリファイス'''(''Rakdos Sacrifice'')が主流となる。基本骨格は[[#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]の各種サクリファイスに近く、[[大釜の使い魔/Cauldron Familiar]]と[[魔女のかまど/Witch's Oven]]の[[ループ]]で攻撃を防いだり、[[波乱の悪魔/Mayhem Devil]]で[[クリーチャー]]を除去して戦場を[[コントロール (俗語)|コントロール]]する。これらの必要なパーツを集めるため、[[命取りの論争/Deadly Dispute]]や[[不運な目撃者/Unlucky Witness]]、各種[[ルーター|ルーティング]]が用いられる。 | ||
+ | |||
+ | [[鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker]]や[[税血の収穫者/Bloodtithe Harvester]]といった、このデッキと全能力が相性の良い[[パワーカード]]を入手したことも[[メタゲーム]]での地位上昇に繋がっている。キキジキの鏡像と税血は組み合わせることで継続的な除去ができるので、勝ち筋の一つにもなる。 | ||
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+ | {{#card:Ygra, Eater of All}} | ||
+ | [[ブルームバロウ]]以降は、[[全てを喰らうもの、イグラ/Ygra, Eater of All]]のために[[黒赤]]に[[緑]]を[[タッチ]]した'''ジャンド・サクリファイス'''(''Jund Sacrifice'')が登場した。従来のラクドス型のように[[フェアデッキ]]として振る舞うこともできるが、[[戦場]]に1体・[[墓地]]に1体大釜の使い魔がある状態でイグラを出すことで無限[[ドレイン]]する必殺[[コンボ]]も仕込まれている。イグラは[[素出し]]するには少し[[重い]]ため、[[清掃人の才能/Scavenger's Talent]]のレベル2で[[墓地]]に落としてからレベル3で釣り上げることが多い。 | ||
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+ | またジャンド型から[[赤]]を抜いて、より[[コンボ]]を重視した'''[[食物_(デッキ)#パイオニア|ゴルガリ・フード]]'''(''Golgari Food'')と呼ばれるタイプも存在する。 | ||
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+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | ====ラクドス・サクリファイス==== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | ** | + | **Pioneer Showcase Challenge on 10/14/2023 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-showcase-challenge-2023-10-1512586255 参考]) |
− | ** | + | **使用者:Jaberwocki |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[ | + | **[[パイオニア]](~[[エルドレインの森]]) |
− | {{#MagicFactory: | + | {{#MagicFactory:df323118}} |
− | + | ||
− | ==== | + | ====ジャンド・サクリファイス==== |
*備考 | *備考 | ||
− | ** | + | **Pioneer Challenge 32 on 12/01/2024 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-challenge-32-2024-12-0112708927 参考]) |
− | ** | + | **使用者:Garthoro |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[ | + | **[[パイオニア]](~[[ファウンデーションズ]]) |
− | {{#MagicFactory: | + | {{#MagicFactory:df324063}} |
− | *[[ | + | |
+ | ==ヒストリック== | ||
+ | [[ヒストリック]]にも存在する。主に[[黒赤緑]]で組まれる。 | ||
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+ | {{#card:Cauldron Familiar}} | ||
+ | {{#card:Mayhem Devil}} | ||
+ | {{#card:Collected Company}} | ||
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+ | 基本戦略は[[#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]の[[スタンダード]]のジャンド・サクリファイスと同じで、[[大釜の使い魔/Cauldron Familiar]]と[[魔女のかまど/Witch's Oven]]による[[生け贄に捧げる|生け贄]][[ループ]]を毎[[ターン]]繰り返し、[[波乱の悪魔/Mayhem Devil]]や[[真夜中の死神/Midnight Reaper]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ。 | ||
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+ | ヒストリック独自の[[カード]]は[[集合した中隊/Collected Company]]や[[ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower]]など。 | ||
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+ | [[2020ミシックインビテーショナル]]では使用率3位タイとなり<ref>[https://magic.gg/news/2020-mythic-invitational-metagame-breakdown 2020 Mythic Invitational Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2020mi/article/0034330/ 2020ミシックインビテーショナル メタゲームブレイクダウン](MAGIC.gg [[2020年]]9月9日 [[Frank Karsten]]著)</ref>、Top8に3人を送り込む活躍を見せた。 | ||
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+ | [[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]が[[禁止カード|禁止]]された後の[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]]では、[[カルドハイム]]から[[古き神々への拘束/Binding the Old Gods]]という万能[[除去]]を手に入れたこともあり、トップメタとなった。集合した中隊を使用した従来のカンパニー型のほか、[[パンくずの道標/Trail of Crumbs]]を採用した食物型も登場した。 | ||
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+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | ====カンパニー型==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[2020ミシックインビテーショナル]] 準優勝([https://magic.gg/events/mythic-invitational-august-2020 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/2020mi/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Gabriel Nassif]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[ヒストリック]](~[[アモンケットリマスター]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df320196}} | ||
+ | *[[黒赤緑]]のタイプ。[[湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring]]が[[相棒]]に据えられている。 | ||
+ | *[[Luis Scott-Vargas]]も75枚同一のリストを用いてTop8に入賞している。 | ||
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+ | ====食物型==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[『カルドハイム』チャンピオンシップ]] 準優勝、ヒストリック部門6勝2敗([https://magic.gg/events/kaldheim-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/khmchamps/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Grzegorz Kowalski]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[ヒストリック]](~[[ヒストリック・アンソロジー|ヒストリック・アンソロジー4]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory: df320448}} | ||
+ | ==パウパー== | ||
+ | [[パウパー]]にも[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる]]ギミックを駆使した[[デッキ]]が存在する。 | ||
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+ | {{#card:Mortician Beetle}} | ||
+ | {{#card:Carrion Feeder}} | ||
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+ | 初期は[[黒緑]]で組まれ、[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]に加え、[[モダンマスターズ2017]]で獲得した[[葬儀甲虫/Mortician Beetle]]がアタッカーとして用いられた。後述する[[黒]]単色型の登場以降はそちらが主流になるが、黒緑型も[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]で[[湿地帯のグロフ/Bayou Groff]]が追加されたことで強化された。 | ||
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+ | {{#card:Village Rites}} | ||
+ | {{#card:Fleshbag Marauder}} | ||
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+ | その後、[[村の儀式/Village Rites]]や[[肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder]]などの追加により、[[黒単色デッキ|黒単色]]のサクリファイスデッキが登場するようになった。こちらの場合も主な[[アタッカー]]は[[黒緑]]型と同様に、[[葬儀甲虫/Mortician Beetle]]と[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]である。 | ||
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+ | サクリファイス戦略に共通であるが、[[除去]]の[[対象]]になったクリーチャーを生け贄にして[[立ち消え]]させられるため追加効果のある除去に強いという特徴がある。この点が[[統率者レジェンズ]]の発売後に猛威を振るった[[失墜/Fall from Favor]]に対して相性がよく、[[メタゲーム]]上で優位に立ってシェアを広げた。 | ||
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+ | その他には、[[モグの戦争司令官/Mogg War Marshal]]などを採用した[[黒赤]]型のサクリファイスデッキも少数存在した。 | ||
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+ | ===黒緑型=== | ||
+ | ====サンプルリスト1==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League(2017/05/07) 5-0([https://www.mtggoldfish.com/deck/638777 参考]) | ||
+ | **使用者:alicodendrochit | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](〜[[アモンケット]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory: df323782}} | ||
+ | *[[葬儀甲虫/Mortician Beetle]]獲得後のリスト。 | ||
+ | *[[サクリ台]]として[[黒]]の[[クリーチャー]]を用い、[[緑]]のクリーチャーは[[膨れ鞘/Blisterpod]]や[[若き狼/Young Wolf]]といった、複数回生け贄の種として使えるカードが採用される。 | ||
+ | ====サンプルリスト2==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League(2023/05/31) 5-0([https://www.mtgo.com/en/mtgo/decklist/pauper-league-2023-05-31 参考]) | ||
+ | **使用者:Shasta-1 | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](〜[[機械兵団の進軍]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory: df323783}} | ||
+ | *[[湿地帯のグロフ/Bayou Groff]]獲得後のリスト。 | ||
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+ | ===黒単型=== | ||
+ | ====サンプルリスト1==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League(2020/12/23) 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-league-2020-12-23 参考]) | ||
+ | **使用者:Beicodegeia | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](〜[[統率者レジェンズ]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory: df320310}} | ||
+ | *[[食物_(デッキ)#パウパー|食物]]型。自己[[リアニメイト]]能力と[[ETB]]能力をもつ[[大釜の使い魔/Cauldron Familiar]]を採用し、リアニメイトに必要な[[食物]]として[[ジンジャーブルート/Gingerbrute]]や[[黄金の卵/Golden Egg]]を用いる。([https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0034694/ 公式のデイリー・デッキ]も参照。) | ||
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+ | ====サンプルリスト2==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League(2020/12/30) 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-league-2020-12-30 参考]) | ||
+ | **使用者:GutoCmtt | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](〜[[統率者レジェンズ]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory: df320312}} | ||
+ | *PIG型。[[危険なマイア/Perilous Myr]]や[[脚光の悪鬼/Footlight Fiend]]といった、[[PIG]][[能力]]で[[ダメージ]]を[[飛ばす]][[クリーチャー]]を採用し、生け贄に捧げることで[[ブロッカー]]を排除する。 | ||
+ | ====サンプルリスト3==== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League(2021/01/06) 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-league-2021-01-06 参考]) | ||
+ | **使用者:donzauker84 | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](〜[[統率者レジェンズ]]) | ||
− | ==== | + | {{#MagicFactory: df320317}} |
+ | *手札破壊型。[[灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zubera]]や[[髑髏の占い師/Augur of Skulls]]を採用し、[[手札破壊]]により[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]する。 | ||
+ | ====サンプルリスト4==== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | ** | + | **Pauper League(2023/12/05) 5-0([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-league-2023-12-057795 参考]) |
− | ** | + | **使用者:Haste_BR |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[ | + | **[[パウパー]](〜[[イクサラン:失われし洞窟]]) |
− | {{#MagicFactory: | + | {{#MagicFactory: df323784}} |
− | * | + | *[[村の儀式/Village Rites]]の[[同型再版]]である[[堕落した確信/Corrupted Conviction]]を獲得した後のPIG型。 |
+ | *複数回生け贄の種として使える[[巣のシャンブラー/Nested Shambler]]や、除去として使える[[よろめく怪異/Shambling Ghast]]などが採用される。 | ||
− | ===== | + | ===黒赤型=== |
+ | ====サンプルリスト1==== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | ** | + | **Pauper League(2022/05/04) 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-league-2022-05-04 参考]) |
− | ** | + | **使用者:CosmicCharles |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[ | + | **[[パウパー]](〜[[ニューカペナの街角]]) |
− | {{#MagicFactory: | + | {{#MagicFactory: df323785}} |
− | * | + | *[[殺人魔/Body Dropper]]獲得後のリスト。 |
==脚注== | ==脚注== | ||
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[[Category:青黒赤緑ビート・コントロールデッキ]] | [[Category:青黒赤緑ビート・コントロールデッキ]] | ||
[[Category:スタンダードデッキ]] | [[Category:スタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:パイオニアデッキ]] | ||
+ | [[Category:ヒストリックデッキ]] | ||
+ | [[Category:パウパーデッキ]] |
2024年12月6日 (金) 19:07時点における最新版
サクリファイス(Sacrifice)は、自分のクリーチャーを生け贄に捧げるカードを中心に据えたデッキの総称。略称はSac。
アリストクラッツと呼ばれていたデッキとコンセプトは同じ。エルドレインの王権参入の頃から、主にこの名前で呼ばれるようになった。
目次 |
[編集] ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期
神河:輝ける世界参入後、アーティファクトの生け贄を中心とするデッキが登場した。黒赤ないし黒赤タッチ白で組まれる。
血・トークンや実験統合機/Experimental Synthesizerなどのアーティファクトを、鬼流の金床/Oni-Cult Anvilや霜剣山の製錬者/Sokenzan Smelterで生け贄に捧げ、生成されるアーティファクト・クリーチャー・トークンを次の生け贄要員としながら、鬼流の金床と食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacreでライフを詰めていく。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- 日本選手権21 FINAL 第9位(参考)
- 使用者:八十岡翔太
- フォーマット
[編集] エルドレインの王権~フォーゴトン・レルム探訪期
波乱の悪魔/Mayhem Devilや忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Godsというキーカードを失い環境から消滅していたが、カルドハイムでイマースタームの捕食者/Immersturm Predatorという強力なサクり台が登場すると、初子さらいやアクロス戦争で奪ったクリーチャーを生け贄に捧げることでボード・アドバンテージを得るラクドス・サクリファイス(Rakdos Sacrifice)が登場した。
さらにストリクスヘイヴン:魔法学院では、ラクドス・サクリファイスとは別にトークンを並べて血の化身の目覚め/Awaken the Blood Avatarや想起の拠点/Bastion of Remembranceでライフを削り取るマルドゥ・サクリファイス(Mardu Sacrifice)が登場した。
[編集] サンプルリスト
[編集] 黒赤
- 備考
- 『カルドハイム』チャンピオンシップ 1-2(参考)
- 使用者:覚前輝也
- フォーマット
ラクドス・サクリファイス [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 赤白黒
- 備考
- 『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ 5-3(参考)
- 使用者:Marcela Almeida
- フォーマット
マルドゥ・サクリファイス [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカのギルド~基本セット2021期
エルドレインの王権から大釜の使い魔/Cauldron Familiarや魔女のかまど/Witch's Ovenを獲得したことでアリストクラッツが強化され、主にサクリファイス(Sacrifice)と呼ばれるようになった。キーカード2枚から猫かまど(Cat Oven)とも呼ばれる。
魔女のかまどで大釜の使い魔を生け贄に捧げて食物・トークンを生成し、食物を生け贄に捧げて大釜の使い魔を墓地から戦場に戻すというループを毎ターン繰り返す。この際に波乱の悪魔/Mayhem Devilがあれば3点クロックとなり、パンくずの道標/Trail of Crumbsがあれば毎ターン1マナで手札を補充できる。
デッキカラーは様々。死者の原野/Field of the Deadが禁止カードに指定された後は、環境を支配する食物デッキの一種として、黒緑青のスゥルタイ・サクリファイス(Sultai Sacrifice)が隆盛。グランプリリッチモンド19では2日目使用率2位となり[1]、Top8の半数を占め、優勝を飾る活躍を見せた。翌週のグランプリサンパウロ19秋では3日目使用率1位となった[2]。
王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsなどが禁止された後は、代わって黒赤緑のジャンド・サクリファイス(Jund Sacrifice)が躍進。ミシックチャンピオンシップロングビーチ19冬では使用率2位となり[3]、Piotr Głogowskiを全勝優勝に導いた。グランプリポートランド19では使用率1位となった[4]。
テーロス還魂記参入後は、新たに死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerや悲哀の徘徊者/Woe Striderを獲得。それまでも存在していた黒赤のラクドス・サクリファイス(Rakdos Sacrifice)が躍進し、脱出のためにぬかるみのトリトン/Mire Tritonなどで墓地を肥やす構成が主流となった。
イコリア:巨獣の棲処からは強力な相棒クリーチャーを獲得し、構成が大きく変化した。
大きく分けて、夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを相棒とするルールス・サクリファイス(Lurrus Sacrifice)と、獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerを相棒とするオボシュ・サクリファイス(Obosh Sacrifice)の2種類が存在する。
詳細はルールス・サクリファイスおよびオボシュ・サクリファイスを参照。
相棒のルール変更、そして大釜の使い魔の禁止カード指定という大打撃を経て、基本セット2021期では損失が少なかった黒赤型が主流となった。
- デジタルゲームであるMagic OnlineやMagic: The Gathering Arenaでは魔女のかまどと大釜の使い魔、そして発生する誘発型能力のせいでプレイヤーの操作量、および対戦相手への確認操作(優先権をパスするか)が特に多くなりがちなデッキとして知られた。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
[編集] 黒赤
- 備考
- グランプリリヨン19 ベスト4(参考)
- 使用者:Andreas Ganz
- フォーマット
Rakdos Aristocrats [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒赤のタイプ。追加のサクり台として忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Godsが、追加の生け贄要員としてどぶ骨/Gutterbonesが採用されている。真夜中の死神/Midnight Reaperや初子さらい/Claim the Firstbornとのシナジーも重要。
[編集] 青黒赤緑
- 備考
- グランプリリヨン19 ベスト8(参考)
- 使用者:Julian Felix Flury
- フォーマット
4C Sacrifice [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
|
[編集] 黒緑青
- 備考
- グランプリリッチモンド19 優勝(参考)
- 使用者:Abe Corrigan
- フォーマット
Sultai Sacrifice [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
|
- 黒緑青のタイプ。波乱の悪魔/Mayhem Devilは採用されておらず、食物デッキの一種とも言える。
[編集] オーコ禁止後
[編集] 黒赤緑
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19冬 優勝(参考/参考)
- 使用者:Piotr Głogowski
- フォーマット
Jund Sacrifice [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 王冠泥棒、オーコなどが禁止された後の黒赤緑のタイプ。
- ミラーマッチを含むエンチャントやアーティファクトの対策として、戦争の犠牲/Casualties of Warが4枚積みされており、打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodonもメインデッキから採用されている。
[編集] 黒緑
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19冬 第9位(参考/参考)
- 使用者:Martin Jůza
- フォーマット
Golgari Sacrifice [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 王冠泥棒、オーコなどが禁止された後の黒緑のタイプ。
[編集] テーロス還魂記後
[編集] 黒赤緑
- 備考
- グランプリリヨン20 第12位(参考)
- 使用者:Sam Rolph
- フォーマット
Jund Sacrifice [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- テーロス還魂記参入後の黒赤緑のタイプ。
[編集] 黒赤
- 備考
- グランプリリヨン20 ベスト8(参考)
- 使用者:Quentin Garchery
- フォーマット
Rakdos Sacrifice [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- テーロス還魂記参入後の黒赤のタイプ。
[編集] パイオニア
パイオニアにも存在する。
フォーマット初期は、ボーラスの城塞/Bolas's Citadelをフィニッシャーとしたタイプが主流であった。詳細はジャンド城塞を参照。
神河:輝ける世界以降は、黒赤のラクドス・サクリファイス(Rakdos Sacrifice)が主流となる。基本骨格はラヴニカのギルド~基本セット2021期の各種サクリファイスに近く、大釜の使い魔/Cauldron Familiarと魔女のかまど/Witch's Ovenのループで攻撃を防いだり、波乱の悪魔/Mayhem Devilでクリーチャーを除去して戦場をコントロールする。これらの必要なパーツを集めるため、命取りの論争/Deadly Disputeや不運な目撃者/Unlucky Witness、各種ルーティングが用いられる。
鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerや税血の収穫者/Bloodtithe Harvesterといった、このデッキと全能力が相性の良いパワーカードを入手したこともメタゲームでの地位上昇に繋がっている。キキジキの鏡像と税血は組み合わせることで継続的な除去ができるので、勝ち筋の一つにもなる。
ブルームバロウ以降は、全てを喰らうもの、イグラ/Ygra, Eater of Allのために黒赤に緑をタッチしたジャンド・サクリファイス(Jund Sacrifice)が登場した。従来のラクドス型のようにフェアデッキとして振る舞うこともできるが、戦場に1体・墓地に1体大釜の使い魔がある状態でイグラを出すことで無限ドレインする必殺コンボも仕込まれている。イグラは素出しするには少し重いため、清掃人の才能/Scavenger's Talentのレベル2で墓地に落としてからレベル3で釣り上げることが多い。
またジャンド型から赤を抜いて、よりコンボを重視したゴルガリ・フード(Golgari Food)と呼ばれるタイプも存在する。
[編集] サンプルリスト
[編集] ラクドス・サクリファイス
Rakdos Sacrifice [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ジャンド・サクリファイス
Jund Sacrifice(Pioneer) [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ヒストリック
基本戦略はラヴニカのギルド~基本セット2021期のスタンダードのジャンド・サクリファイスと同じで、大釜の使い魔/Cauldron Familiarと魔女のかまど/Witch's Ovenによる生け贄ループを毎ターン繰り返し、波乱の悪魔/Mayhem Devilや真夜中の死神/Midnight Reaperでアドバンテージを稼ぐ。
ヒストリック独自のカードは集合した中隊/Collected Companyやファイレクシアの塔/Phyrexian Towerなど。
2020ミシックインビテーショナルでは使用率3位タイとなり[5]、Top8に3人を送り込む活躍を見せた。
自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathが禁止された後の『カルドハイム』チャンピオンシップでは、カルドハイムから古き神々への拘束/Binding the Old Godsという万能除去を手に入れたこともあり、トップメタとなった。集合した中隊を使用した従来のカンパニー型のほか、パンくずの道標/Trail of Crumbsを採用した食物型も登場した。
[編集] サンプルリスト
[編集] カンパニー型
- 備考
- 2020ミシックインビテーショナル 準優勝(参考/参考)
- 使用者:Gabriel Nassif
- フォーマット
Jund Sacrifice [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒赤緑のタイプ。湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspringが相棒に据えられている。
- Luis Scott-Vargasも75枚同一のリストを用いてTop8に入賞している。
[編集] 食物型
- 備考
- 『カルドハイム』チャンピオンシップ 準優勝、ヒストリック部門6勝2敗(参考/参考)
- 使用者:Grzegorz Kowalski
- フォーマット
Jand Food [14] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] パウパー
パウパーにもクリーチャーを生け贄に捧げるギミックを駆使したデッキが存在する。
初期は黒緑で組まれ、屍肉喰らい/Carrion Feederに加え、モダンマスターズ2017で獲得した葬儀甲虫/Mortician Beetleがアタッカーとして用いられた。後述する黒単色型の登場以降はそちらが主流になるが、黒緑型もストリクスヘイヴン:魔法学院で湿地帯のグロフ/Bayou Groffが追加されたことで強化された。
その後、村の儀式/Village Ritesや肉袋の匪賊/Fleshbag Marauderなどの追加により、黒単色のサクリファイスデッキが登場するようになった。こちらの場合も主なアタッカーは黒緑型と同様に、葬儀甲虫/Mortician Beetleと屍肉喰らい/Carrion Feederである。
サクリファイス戦略に共通であるが、除去の対象になったクリーチャーを生け贄にして立ち消えさせられるため追加効果のある除去に強いという特徴がある。この点が統率者レジェンズの発売後に猛威を振るった失墜/Fall from Favorに対して相性がよく、メタゲーム上で優位に立ってシェアを広げた。
その他には、モグの戦争司令官/Mogg War Marshalなどを採用した黒赤型のサクリファイスデッキも少数存在した。
[編集] 黒緑型
[編集] サンプルリスト1
BG Sacrifice(Pauper) [15] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 葬儀甲虫/Mortician Beetle獲得後のリスト。
- サクリ台として黒のクリーチャーを用い、緑のクリーチャーは膨れ鞘/Blisterpodや若き狼/Young Wolfといった、複数回生け贄の種として使えるカードが採用される。
[編集] サンプルリスト2
BG Sacrifice(Pauper) [16] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 湿地帯のグロフ/Bayou Groff獲得後のリスト。
[編集] 黒単型
[編集] サンプルリスト1
Mono-Black Sacrifice [17] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 食物型。自己リアニメイト能力とETB能力をもつ大釜の使い魔/Cauldron Familiarを採用し、リアニメイトに必要な食物としてジンジャーブルート/Gingerbruteや黄金の卵/Golden Eggを用いる。(公式のデイリー・デッキも参照。)
[編集] サンプルリスト2
Mono-Black Sacrifice [18] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- PIG型。危険なマイア/Perilous Myrや脚光の悪鬼/Footlight Fiendといった、PIG能力でダメージを飛ばすクリーチャーを採用し、生け贄に捧げることでブロッカーを排除する。
[編集] サンプルリスト3
Mono-Black Sacrifice [19] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 手札破壊型。灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zuberaや髑髏の占い師/Augur of Skullsを採用し、手札破壊によりコントロールする。
[編集] サンプルリスト4
Mono-Black Sacrifice(Pauper) [20] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 村の儀式/Village Ritesの同型再版である堕落した確信/Corrupted Convictionを獲得した後のPIG型。
- 複数回生け贄の種として使える巣のシャンブラー/Nested Shamblerや、除去として使えるよろめく怪異/Shambling Ghastなどが採用される。
[編集] 黒赤型
[編集] サンプルリスト1
BR Sacrifice(Pauper) [21] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 殺人魔/Body Dropper獲得後のリスト。
[編集] 脚注
- ↑ ChannelFireballのTwitter
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- ↑ Mythic Championship VII Metagame Breakdown/2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)メタゲームブレイクダウン(MAGIC ESPORTS 2019年12月4日 Frank Karsten著)
- ↑ ChannelFireballのTwitter
- ↑ 2020 Mythic Invitational Metagame Breakdown/2020ミシックインビテーショナル メタゲームブレイクダウン(MAGIC.gg 2020年9月9日 Frank Karsten著)