消失の詩句/Vanishing Verse
提供：MTG Wiki
白黒お得意の万能パーマネント除去。単色であれば何でも追放するインスタント。
究極の価格/Ultimate Priceに白が混ざったら追放になり、クリーチャー以外も狙えるようになった。単体追放インスタント除去のマナ総量平均値が4である事を考えると、多色や無色を対象に取れないとはいえクリーチャー以外も狙える高い汎用性を持つ優秀なカード。苦渋の破棄/Anguished Unmakingなどと比べてもその軽さは強みの方が大きい。登場以来、様々なフォーマットで汎用除去として利用されている。
スタンダードでは、登場時の環境は単色のアグロデッキが多く、それ以外にも極端な空振りが無いため色さえ合えばほぼ採用されるが、色の合うデッキが少なかった。一方でローテーション後はオルゾフやエスパーカラーが環境の中心に移行したことで採用率がグッと上昇。除去札として強く意識されるようになった結果パーマネントは多色（無色）であることが除去耐性と見なされるまでになった。このカードを腐らせるために単色パーマネントを減らす構築も見られる。
モダンでは破壊不能の太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crownedを処理できる事が大きく、その他再生や不死・頑強など対処できる対象が大きく増える。パイオニア以上に環境にあった除去だと言えるだろう。しかしモダンホライゾン2の参入後はヘリオッド・カンパニーの勢力が弱まったこともあり、ソーサリーだが対応力の高い虹色の終焉/Prismatic Endingの影に隠れ気味である。
ストリクスヘイヴン：魔法学院のリミテッドでは多色が多いカードプールなので信頼度は低め。
