ご破算/Start from Scratch
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WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
モードはそれぞれ焦熱の槍/Scorching Spearと粉砕/Shatterで、3マナのソーサリーとしては力不足。それでも厄介なアーティファクトに対処したい、戦闘の結果1点ダメージの追撃が欲しいなど場面で履修から引き込めるのは便利。腐る可能性があるアーティファクト破壊と必要な時に持って来られる講義との嚙み合わせの良さにより、足りないカードパワーが補われている。
リミテッドでも持ってて安心の1枚だが、構築よりもさらにアーティファクトに出会わない環境なので殲滅学入門/Introduction to Annihilation辺りが取れていたら無理にピックする必要はないだろう。
- カード名の「start from scratch」は「初めからやり直す、ゼロから始める」を意味する英語のイディオム。「ご破算」は「そろばんの珠を初期位置に戻すこと」から転じて「進めてきた物事を白紙状態に戻すこと」を意味する。「ごわさん」と読んでも間違いではないが、ルビは「ごはさん」。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ストリクスヘイヴン:魔法学院のアンコモンの講義サイクル。各色に1枚ずつ存在する。
- 記憶留出法/Reduce to Memory
- 無原則変身法/Mercurial Transformation
- 壊死放出法/Necrotic Fumes
- ご破算/Start from Scratch
- 封印突破法/Containment Breach
[編集] ストーリー
プリズマリ大学/Prismari Collegeの魔道生徒/Mage-student、ルーサ・スコールハート/Rootha Squallheartは学期が始まって一ヶ月になるのに、芸術作品を一つも提出できずにいた。出来栄えに納得がいかないのだ。自室にある作品で一番マシと思えるものは、氷の彫刻――だが実のところ、それは床にぶち撒けた水を跳ね返った瞬間に凍らせたものだった。そこにシルバークイル大学/Silverquill Collegeの友人、フェリーサ・ファング/Felisa Fangが訪ねてきて、氷の作品を褒めたが、それはルーサの苛立ちを助長しただけだった。ルーサは彼女を怒りに任せて追い返し、そして氷の作品を粉々に破壊した(イラスト)[1]。
「周りがどう思うかなんて関係ない!」ルーサは切れた。「絶対もっといいものが創れる。」
[編集] 脚注
- ↑ A Cry of Magic/サイドストーリー第1話:魔法の叫び(Magic Story 2021年3月26日 Aysha U. Farah著)