古えの渇望/Ancient Craving

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(6人の利用者による、間の11版が非表示)
5行: 5行:
 
[[集中/Concentrate]]と比べるとあちらは[[ダブルシンボル]]であれどこちらが若干見劣りする。しかし、集中はカードを引くことに[[色の役割|最も長けた]][[青]]のカードである点を考慮すれば、[[黒]][[単色]]でライフを[[失う]]程度で同じ枚数のカードが引けるこのカードの強みも理解できるだろう。
 
[[集中/Concentrate]]と比べるとあちらは[[ダブルシンボル]]であれどこちらが若干見劣りする。しかし、集中はカードを引くことに[[色の役割|最も長けた]][[青]]のカードである点を考慮すれば、[[黒]][[単色]]でライフを[[失う]]程度で同じ枚数のカードが引けるこのカードの強みも理解できるだろう。
  
もともと[[ポータル]]系のカードであるうえ、後年の優秀な黒のドローカード群([[占骨術/Skeletal Scrying]]、[[夜の囁き/Night's Whisper]]など)のおかげで長らく影の薄いカードとなっていたが、[[統率者戦]]が[[フォーマット]]として整備されて以降はしばしば見かけられるようになった。[[ハイランダー]]制の統率者戦においては、ドローカードの3~4番手以降の選択肢として十分通用するためである。[[シングルシンボル]]である点も、[[多色]]の[[統率者]]では使いやすいため評価される。[[統率者戦用セット]]では、古えの渇望、もしくは[[同型再版]]の[[野望の代償/Ambition's Cost]]が多数の[[構築済みデッキ]]に収録されている。
+
もともと[[ポータル]]系のカードであるうえ、後年の優秀な黒のドローカード群([[占骨術/Skeletal Scrying]]、[[夜の囁き/Night's Whisper]]など)のおかげで長らく影の薄いカードとなっていたが、[[統率者戦]]が[[フォーマット]]として整備されて以降はしばしば見かけられた。[[ハイランダー]]制の統率者戦においては、ドローカードの3~4番手以降の選択肢として十分通用したためである。[[シングルシンボル]]である点も、[[多色]]の[[統率者]]では使いやすいため評価される。[[統率者戦用セット]]では、古えの渇望、もしくは[[同型再版]]の[[野望の代償/Ambition's Cost]]が多数の[[構築済みデッキ]]に収録されている。現在では[[上位互換]]である[[感染肥やし/Feed the Infection]]の登場によって、そちらに次ぐ立ち位置となっている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
13行: 13行:
 
*[[夜の囁き/Night's Whisper]] - [[下位種]]。2[[マナ]]。(フィフス・ドーン)
 
*[[夜の囁き/Night's Whisper]] - [[下位種]]。2[[マナ]]。(フィフス・ドーン)
 
*'''[[血の署名/Sign in Blood]]''' - ダブルシンボル2マナ。([[基本セット2010]])
 
*'''[[血の署名/Sign in Blood]]''' - ダブルシンボル2マナ。([[基本セット2010]])
*[[骨読み/Read the Bones]] - [[占術]]2を行う。3マナ。([[テーロス]])
+
*[[骨読み/Read the Bones]] - 引く前に[[占術]]2を行う。3マナ。([[テーロス]])
**[[概念の雨/Notion Rain]] - [[諜報]]2を行う。ライフロスではなく2点の[[ダメージ]]。(1)(青)(黒)。([[ラヴニカのギルド]])
+
**[[概念の雨/Notion Rain]] - 引く前に[[諜報]]2を行う。ライフロスではなく2点の[[ダメージ]]。(1)(青)(黒)。([[ラヴニカのギルド]])
 
**[[悪魔の本分/Demon's Due]] - インスタントになった骨読み。4マナ。([[ニューカペナの街角]])
 
**[[悪魔の本分/Demon's Due]] - インスタントになった骨読み。4マナ。([[ニューカペナの街角]])
 +
**[[不吉見/Diresight]] - 引く前に諜報2を行う。3マナ。([[ブルームバロウ]])
 
*[[貯め込み屋の欲/Hoarder's Greed]] - [[激突]]に勝ち続ける限り繰り返す。4マナ。([[ローウィン]])
 
*[[貯め込み屋の欲/Hoarder's Greed]] - [[激突]]に勝ち続ける限り繰り返す。4マナ。([[ローウィン]])
 
*'''[[労苦+苦難/Toil+Trouble]](労苦/Toil)''' - [[融合]][[分割カード]]の片方。3マナ。([[ドラゴンの迷路]])
 
*'''[[労苦+苦難/Toil+Trouble]](労苦/Toil)''' - [[融合]][[分割カード]]の片方。3マナ。([[ドラゴンの迷路]])
22行: 23行:
 
**[[闇の取り引き/Dark Bargain]] - インスタントになったがライブラリーの上から3枚しか見られない苦々しい天啓。ライフロスではなく2点のダメージ。4マナ。([[ドミナリア]])
 
**[[闇の取り引き/Dark Bargain]] - インスタントになったがライブラリーの上から3枚しか見られない苦々しい天啓。ライフロスではなく2点のダメージ。4マナ。([[ドミナリア]])
 
**[[血の対価/Blood Price]] - 選ばれなかったカードを[[ライブラリーの一番下]]に送る苦々しい天啓。([[ゼンディカーの夜明け]])
 
**[[血の対価/Blood Price]] - 選ばれなかったカードを[[ライブラリーの一番下]]に送る苦々しい天啓。([[ゼンディカーの夜明け]])
**[[影の予言/Shadow Prophecy]] - ライブラリ―の上から[[版図]]数の枚数だけ見て2枚加え、残りを墓地に置く。3マナのインスタント。([[団結のドミナリア]])
+
**[[影の予言/Shadow Prophecy]] - ライブラリーの一番上から[[版図]]数の枚数だけ見て2枚加え、残りを墓地に置く。3マナのインスタント。([[団結のドミナリア]])
 +
**[[ローアンの陰惨な調査/Rowan's Grim Search]] - [[協約]]しないと先にライブラリーを覗けない苦々しい天啓。3マナのインスタント。([[エルドレインの森]])
 +
**[[ポリグラフの宝珠/Polygraph Orb]] - 5マナの[[有色アーティファクト]]の[[ETB]]能力が苦々しい天啓。([[カルロフ邸殺人事件]])
 
*[[誘惑に負けて/Succumb to Temptation]] - ダブルシンボル3マナのインスタント。([[異界月]])
 
*[[誘惑に負けて/Succumb to Temptation]] - ダブルシンボル3マナのインスタント。([[異界月]])
 
*[[放埒/Live Fast]] - [[エネルギー・カウンター]]2個を得る。3マナ。([[カラデシュ]])
 
*[[放埒/Live Fast]] - [[エネルギー・カウンター]]2個を得る。3マナ。([[カラデシュ]])
31行: 34行:
 
*[[悪い取引/Bad Deal]] - 2点のライフを失うのは各[[プレイヤー]]。さらに各[[対戦相手]]は手札を2枚捨てる。ダブルシンボル6マナ。([[基本セット2021]])
 
*[[悪い取引/Bad Deal]] - 2点のライフを失うのは各[[プレイヤー]]。さらに各[[対戦相手]]は手札を2枚捨てる。ダブルシンボル6マナ。([[基本セット2021]])
 
**[[激しい落胆/Crushing Disappointment]] - 2点のライフを失うのは各プレイヤー。4マナのインスタント。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
 
**[[激しい落胆/Crushing Disappointment]] - 2点のライフを失うのは各プレイヤー。4マナのインスタント。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
*'''[[血の契約/Blood Pact]]''' - 痛ましい教訓の上位互換。3マナのインスタント。([[イニストラード:真夜中の狩り]])
+
*'''[[血の契約/Blood Pact]]''' - 3マナのインスタント。痛ましい教訓の上位互換。([[イニストラード:真夜中の狩り]])
 
*[[当て付けの議論/Pointed Discussion]] - [[血]][[トークン]]1つを[[生成]]する。3マナ。([[イニストラード:真紅の契り]])
 
*[[当て付けの議論/Pointed Discussion]] - [[血]][[トークン]]1つを[[生成]]する。3マナ。([[イニストラード:真紅の契り]])
 
+
*[[陰惨な実現/Gruesome Realization]] - モードの片方。ダブルシンボル3マナ。([[兄弟戦争]])
 +
*[[伝染性尋問/Infectious Inquiry]] - 各対戦相手は[[毒カウンター]]1個を得る。3マナ。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
 +
*[[不吉なモノリス/Sinister Monolith]] - 4マナの有色アーティファクト。[[生け贄]]に捧げて夜の囁きを[[起動]]できる。(ブルームバロウ)
 
===3枚===
 
===3枚===
 
*[[野望の代償/Ambition's Cost]] - [[同型再版]]。([[ポータル三国志]])
 
*[[野望の代償/Ambition's Cost]] - [[同型再版]]。([[ポータル三国志]])
41行: 46行:
 
*[[土建組一家の合流点/Riveteers Confluence]] - モードの1つに、1枚引いて1点のライフを失う効果を含む合流点。最大3回まで選べる。[[黒赤緑]]5マナ。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
 
*[[土建組一家の合流点/Riveteers Confluence]] - モードの1つに、1枚引いて1点のライフを失う効果を含む合流点。最大3回まで選べる。[[黒赤緑]]5マナ。([[ニューカペナの街角統率者デッキ]])
 
*[[天界の戦争/The War in Heaven]] - [[英雄譚]][[エンチャント]]の第I[[章能力]]。[[トリプルシンボル]]6マナ。([[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]])
 
*[[天界の戦争/The War in Heaven]] - [[英雄譚]][[エンチャント]]の第I[[章能力]]。[[トリプルシンボル]]6マナ。([[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]])
 +
*[[敵意ある交渉/Hostile Negotiations]] - ライブラリーの上から3枚ずつの束2つを作って片方の束を公開、片方の束を裏向きにし、対戦相手が選んだ方の束を加える。4マナインスタント。(兄弟戦争)
 +
*[[感染肥やし/Feed the Infection]] - [[堕落]]を達成していると対戦相手も3点ライフを失う[[上位互換]]。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
 +
*'''[[限りない強欲/Insatiable Avarice]]''' - [[放題]]のモードの片方。トリプルシンボル3マナ。([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
 
===4枚===
 
===4枚===
*[[冥府の契約/Infernal Contract]] - 4枚引き、4点でなくライフを半分失う。[[トリプルシンボル]]3マナ。([[ミラージュ]])
+
*[[冥府の契約/Infernal Contract]] - 4枚引き、4点でなくライフを半分失う。トリプルシンボル3マナ。([[ミラージュ]])
 
**[[残酷な取り引き/Cruel Bargain]] - 冥府の契約の[[同型再版]]。([[ポータル]])
 
**[[残酷な取り引き/Cruel Bargain]] - 冥府の契約の[[同型再版]]。([[ポータル]])
 
*[[苦痛の報償/Pain's Reward]] - [[競り]]カード。4点でなく最終的に最大のライフペイ値を宣言したプレイヤーが4枚引く。3マナ。([[神河救済]])
 
*[[苦痛の報償/Pain's Reward]] - [[競り]]カード。4点でなく最終的に最大のライフペイ値を宣言したプレイヤーが4枚引く。3マナ。([[神河救済]])
60行: 68行:
 
**'''[[禍々しい協定/Damnable Pact]]''' - (X)(黒)(黒)。([[タルキール龍紀伝]])  
 
**'''[[禍々しい協定/Damnable Pact]]''' - (X)(黒)(黒)。([[タルキール龍紀伝]])  
 
**[[一切れの利益/Cut of the Profits]] - [[犠牲]]3つきの禍々しい協定。(ニューカペナの街角)
 
**[[一切れの利益/Cut of the Profits]] - [[犠牲]]3つきの禍々しい協定。(ニューカペナの街角)
*[[下僕の呟き/Minions' Murmurs]] - Xは[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[クリーチャー]]の数に等しい。ダブルシンボル4マナ。([[未来予知]])
+
**[[汚染された飲料/Contaminated Drink]] - 即座にライフロスではなく、Xの半分の[[RADカウンター]]を得てしまう。(X)(青)(黒)のインスタント。([[Fallout統率者デッキ]])
 +
**[[星眼/Stargaze]] - (X)(黒)(黒)。ライブラリーの上からXの2倍の枚数見てX枚手札に加え、残りを墓地に置く。(ブルームバロウ)
 +
*[[下僕の呟き/Minions' Murmurs]] - Xは[[コントロール]]している[[クリーチャー]]の数に等しい。ダブルシンボル4マナ。([[未来予知]])
 
**'''[[大蛇の契約/Pact of the Serpent]]''' - Xはコントロールしているあなたが宣言した[[クリーチャー・タイプ]]のクリーチャーの数に等しい。ダブルシンボル3マナ。([[カルドハイム統率者デッキ]])
 
**'''[[大蛇の契約/Pact of the Serpent]]''' - Xはコントロールしているあなたが宣言した[[クリーチャー・タイプ]]のクリーチャーの数に等しい。ダブルシンボル3マナ。([[カルドハイム統率者デッキ]])
 +
**'''[[碑の堕落/Monumental Corruption]]''' - Xはコントロールしている[[アーティファクト]]の数に等しい。ダブルシンボル5マナ。([[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]])
 
*[[むかつき/Ad Nauseam]] - 望む回数だけライブラリーの一番上のカードを手札に加えて、4点でなく[[マナ総量]]に等しいライフロス。ダブルシンボル5マナインスタント。([[アラーラの断片]])
 
*[[むかつき/Ad Nauseam]] - 望む回数だけライブラリーの一番上のカードを手札に加えて、4点でなく[[マナ総量]]に等しいライフロス。ダブルシンボル5マナインスタント。([[アラーラの断片]])
 
*[[血占術/Sanguimancy]] - Xは[[黒]]への[[信心]]に等しい。5マナ。([[神々の軍勢]])
 
*[[血占術/Sanguimancy]] - Xは[[黒]]への[[信心]]に等しい。5マナ。([[神々の軍勢]])
69行: 80行:
 
*[[刺のある研究/Stinging Study]] - Xはあなたの[[統率者]]の[[マナ総量]]。5マナインスタント。([[統率者2021]])
 
*[[刺のある研究/Stinging Study]] - Xはあなたの[[統率者]]の[[マナ総量]]。5マナインスタント。([[統率者2021]])
 
*'''[[異界の契約/Eldritch Pact]]''' - Xは対象プレイヤーの墓地枚数。7マナ。(統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い)
 
*'''[[異界の契約/Eldritch Pact]]''' - Xは対象プレイヤーの墓地枚数。7マナ。(統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い)
 +
*[[ケンリス王家の葬送/The Kenriths' Royal Funeral]] - [[伝説のエンチャント]]のETB能力。Xはあなたの墓地から追放した[[伝説のクリーチャー]]・カードのマナ総量。[[白黒]]4マナ。([[機械兵団の進軍:決戦の後に]])
 
手札は増えないが、支払ったライフに応じてライブラリーを掘り下げる[[暗黒への突入/Plunge into Darkness]]、[[リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault]]、[[破滅を囁くもの/Doom Whisperer]]なども存在する。
 
手札は増えないが、支払ったライフに応じてライブラリーを掘り下げる[[暗黒への突入/Plunge into Darkness]]、[[リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault]]、[[破滅を囁くもの/Doom Whisperer]]なども存在する。
  

2024年8月4日 (日) 22:56時点における版


Ancient Craving / 古えの渇望 (3)(黒)
ソーサリー

あなたはカードを3枚引き、3点のライフを失う。


ライフ手札に変換するようなドローカード。4マナで3枚も引けるカードであり、色拘束も緩いため使いやすい。

集中/Concentrateと比べるとあちらはダブルシンボルであれどこちらが若干見劣りする。しかし、集中はカードを引くことに最も長けたのカードである点を考慮すれば、単色でライフを失う程度で同じ枚数のカードが引けるこのカードの強みも理解できるだろう。

もともとポータル系のカードであるうえ、後年の優秀な黒のドローカード群(占骨術/Skeletal Scrying夜の囁き/Night's Whisperなど)のおかげで長らく影の薄いカードとなっていたが、統率者戦フォーマットとして整備されて以降はしばしば見かけられた。ハイランダー制の統率者戦においては、ドローカードの3~4番手以降の選択肢として十分通用したためである。シングルシンボルである点も、多色統率者では使いやすいため評価される。統率者戦用セットでは、古えの渇望、もしくは同型再版野望の代償/Ambition's Costが多数の構築済みデッキに収録されている。現在では上位互換である感染肥やし/Feed the Infectionの登場によって、そちらに次ぐ立ち位置となっている。

関連カード

カード引き、同点数ライフ失う黒のドロー呪文手札に加えるものも含む)。特筆のない限りシングルシンボルのソーサリー。太字は他のプレイヤー対象にできる。187クリーチャー版はファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Ragerを、起動型能力版はネクロポーテンス/Necropotence等の項を参照。枚数に選択肢のあるものは最大値。

2枚

3枚

4枚

5枚

7枚

X枚

手札は増えないが、支払ったライフに応じてライブラリーを掘り下げる暗黒への突入/Plunge into Darknessリム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault破滅を囁くもの/Doom Whispererなども存在する。

参考

MOBILE