ケンリス王家の葬送/The Kenriths' Royal Funeral
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伝説のエンチャント
ケンリス王家の葬送が戦場に出たとき、あなたの墓地にある伝説のクリーチャー・カード最大2枚を対象とする。それらを追放する。あなたはカードX枚を引き、X点のライフを失う。Xは、これにより追放されたカードのマナ総量の中の最大値に等しい。
あなたが伝説の呪文を唱えるためのコストは、ケンリス王家の葬送により追放されているカード1枚につき(1)少なくなる。
黒が得意とするライフと引き換えにしたドロー。戦場に出た時にあなたの墓地から伝説のクリーチャーを追放し、引ける枚数はそのマナ総量の最大値。
伝説の呪文限定でマナ・コストの無色マナを軽減する常在型能力も備えており、こちらは追放した枚数に等しい点数。最大2枚で、これ自体が伝説のエンチャントなので、伝説性を失わせるコピーなどを使わなければ2マナまで軽くなる。下地にできるのはクリーチャーのみである以上、基本的には伝説のクリーチャーを多用するデッキに採用することになるが、他のカード・タイプも出来れば伝説を中心に使っておきたい。2枚目のこれ自体を引いてしまっても、戦場のこれが残っていれば僅か2マナのドローソースとして機能してくれるため、複数枚積んでも腐る心配は少ない。ドローについてはETBの時点で誘発するので、追放できるクリーチャー・カードが1枚しかない場合はレジェンド・ルールで生け贄に捧げるのは新たに出した方を優先するとよいだろう。
例によって、使いすぎるとライフロスが原因で自滅する可能性もある。不安なら白が得意とするライフゲイン手段も併用しておくとよい。可能なら血などのルーターも用意して、序盤からマナ総量が大きめのカードを墓地に置けるようにしておくと中盤から大量のカード・アドバンテージも得られる。追放する性質上、他の墓地利用手段との相性自体は悪いが、得られるアドバンテージが大きめなので引き直すことに期待して、同じくルーターと相性の良いリアニメイトなどに組み込んでおくことも候補に入るか。