有色アーティファクト

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有色アーティファクト/Colored artifactとは、その名の通り有色アーティファクトのことである。



[編集] 概要

アーティファクトは基本的に無色であるが、色を持ったアーティファクトも存在する。マナ・コスト色マナシンボルを含むものは無色のアーティファクトに比べて限られたデッキでしか使えない分、色の役割を反映したメカニズムや、高めのコスト・パフォーマンスを持つことが多い。

現在では落葉樹メカニズムに位置付けられており、度々新カードが登場している。基本セット2021以降は本流のセットで間断無く登場しており、実質常盤木メカニズムとなっている。

[編集] 歴史

マジック黎明期のアーティファクトは全て無色であったが、戦場のアーティファクトに色を持たせること自体はリミテッド・エディションの昔から色サイクル等で実現できた。

自らの能力で色を得ることができるアーティファクトの元祖はレジェンドAlchor's Tombであり、色を持つアーティファクトというコンセプトに絞ってデザインされたカードはインベイジョン合金のゴーレム/Alloy Golemであった。しかしこれらは戦場に出る際の能力により色を持つため、戦場以外の領域などでは無色である。


最初から色を持っている、正真正銘の有色アーティファクトはディセンションギルド渡りの急使/Transguild Courierで初めて登場した。マナ・コストには色マナ・シンボルは登場しないが特性定義能力によりを持っている(一時期のオラクルでは色指標に変更されていたが、のちに元に戻された)。


未来予知ではマナ・コストに色マナ・シンボルを含むサルコマイトのマイア/Sarcomite Myrが登場。シャドウムーアでは単色混成マナ・シンボルにより色を持つ刈り取りの王/Reaper Kingが登場した。アラーラの断片ブロックではエスパー/Esperのテーマに選ばれたことにより一気に数を増やした。この時はエーテリウム/Etheriumを移植されたアーティファクト・クリーチャーや、エーテリウムの力を込められた物品というフレーバーを帯びていた。


その後しばらくは背景ストーリーにおける設定と合致した場合にまれに取り上げられた――新たなるファイレクシアではファイレクシア/Phyrexiaの浸食を受けたファイレクシア・マナ・シンボル入りのカードとして、テーロス・ブロックではニクス/Nyxの力を帯びたアーティファクト・エンチャント神送り/Godsendとして。

その後2016年8月時点で、Mark Rosewaterは有色アーティファクトが落葉樹に据えられていることを明らかにし[4]、直後のカラデシュでは機械巨人サイクルが登場したほか、以降も複数のセットで少数扱われる状態が続いた。その後寄せられたアーティファクト関連セットのフィードバックを受け、フレイバーとは無関係に使える有色アーティファクトの重要性が明らかとなったため(上述の「アーティファクト問題」)、基本セット2020以降は使用頻度が引き上げられ、常盤木にすることも示唆されている[2]

ゼンディカーの夜明けニューカペナの街角期のスタンダードでは複数のセットで有色アーティファクトが登場し、スタンダードで使用可能な総数が100を超えた。(該当時期のスタンダードの有色アーティファクトを検索)

[編集] 脚注

  1. State of Design 2017/デザイン演説2017Making Magic 2017年8月28日 Mark Rosewater著)
  2. 2.0 2.1 2.2 Core Than Meets the Eye/目に見えるよりもっと『基本』(Making Magic 2019年6月24日 Mark Rosewater著)
  3. Lessons Learned, Part1/得られた教訓 その1(Making Magic 2023年3月14日 Mark Rosewater著)
  4. Would you consider colored artifacts to be...Blogatog 2016年8月22日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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