むかつき/Ad Nauseam

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Ad Nauseam / むかつき (3)(黒)(黒)
インスタント

あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたはそれのマナ総量に等しい点数のライフを失う。あなたはこの手順を望む回数繰り返してもよい。


の十八番であるライフと引き換えに大量のハンド・アドバンテージを手に入れられるインスタント

5マナと少々重い上、ライブラリーの一番上公開する前に確認ができず、公開した場合否応無しにライフ失うため、普通のデッキでの使用は安定しない。しかし、土地0マナカードなど、マナ総量が0ならペナルティがなく、1や2ならある程度は軽視できるため、これを軸に据えて構築されたデッキでは目を見張るほどの威力を発揮する。1枚ずつ見ながら次をめくるかを選ぶことができるため、ライフと相談してすきな所でやめることができるのも魅力。

エクステンデッドモダンでは、その名を冠したむかつきデッキで使われている。天使の嗜み/Angel's Graceなどと組み合わせて敗北しない状況を作ることで、ライブラリーをすべて手札に加えることができる。

軽いカード主体で組まれることが多いエターナルではより使いやすい。その名を冠したアド・ストーム(ANT)では、ストームを稼ぐマナ・アーティファクトマナ加速呪文などを大量に確保するキーカードである。土地単では、これからのマナ結合/Manabondでの大量展開や、突撃の地鳴り/Seismic Assaultでのフィニッシュなど、一気に勝負を決める切り札と成り得る。

統率者戦では初期ライフが多いため、手札に入る枚数が多く強力である。妨害やコンボパーツサーチなどを雑に複数枚引き入れ、そのまま勝利に繋げるパターンが多い。

[編集] ゲームチェンジャー指定

統率者戦では2025年2月11日のブラケット制導入に伴いゲームチェンジャー・カードに指定された。主にコンボデッキストームで使われるカードであり、どのようなデッキに入れても強いわけではないものの、カジュアルなテーブルのパワーレベルや目標には合わない恐れがあるため[1]

[編集] 開発秘話

このカードのイラストは、元々アートディレクターのJeremy Jarvisラヴニカ:ギルドの都のために描いたものであったが、そのカードがデベロップ段階で切られたためにイラストが長らく日の目を見ることはなかった。

その後、これはグリクシス/Grixisのイラストとされ、「身体が衰えるまで同じ記号を描き続けることに夢中な人物」のイラストと、自身の身を削ることの繰り返しを行うメカニズムを合わせたカードとしてデザインされた[2]

[編集] 脚注

  1. Introducing Commander Brackets Beta/「統率者戦ブラケット(ベータ版)」導入のお知らせDaily MTG 2025年2月11日 Gavin Verhey著)
  2. Cards of Alara(Making Magic 2008年9月29日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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