火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu

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[[カヴー]]の中でも1、2を争う強力種。
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[[クリーチャー]]限定4点[[火力]][[ETB]][[能力]]を持つクリーチャー。[[カヴー]]の中でも1、2を争う強力種であり、[[インベイジョン・ブロック]]現役時代に、おそらく[[]][[カード]]でもっとも使われたカードである。
[[インベイジョン・ブロック]]現役時代に、おそらく[[]][[カード]]でもっとも使われたカード。
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このカードのおかげで、[[タフネス]]4の[[クリーチャー]]、特に[[フィニッシャー]]として用いられるクリーチャーは、軒並み[[トーナメント]]から姿を消す羽目になってしまった。
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[[多色]]化を推奨するカードが多く含まれる当[[環境]]下で、赤[[タッチ]]で簡単に投入可能なこのカードとの遭遇頻度は半端ではなく、[[厄介なスピリット/Troublesome Spirit]][[大気の精霊/Air Elemental]]などは、文字通りいい的と化してしまったのである。
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==解説==
今では誰もが認める優秀クリーチャー[[稲妻の天使/Lightning Angel]]も、当時はこのカードによって完全に脇役に追いやられてしまっていた。
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当時の赤としては4[[マナ]]4/2だけでも及第点の性能であり、そこに火力の質が低下していた当時で4点もの火力を内蔵していることは、相当高い[[コスト・パフォーマンス]]と言える。[[戦場に出す]]だけでよほどの[[大型クリーチャー]]でない限り[[破壊]]できるので、[[ボード・アドバンテージ]]を得ながら、場合によっては[[テンポ・アドバンテージ]]も得られるため、非常に使い勝手が良い。[[多色]]推奨のインベイジョン・ブロックにおいて[[シングルシンボル]]はたやすく捻出できたことも追い風であり、幅広い[[デッキ]]で採用された。
  
[[クリーチャー]]にも[[プレイヤー]]にも撃てる4点[[火力]][[電撃破/Lightning Blast]]が4[[マナ]][[インスタント]]であることを考えると、クリーチャー限定4点火力の[[ソーサリー]]はおそらく赤を含む2〜3マナが相場。
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デメリットとしては、[[能力]]が強制であるため、[[戦場]]に相手のクリーチャーが1体もいないとき(またはすべてが[[被覆]][[呪禁]]を持っているとき)に[[戦場に出す]]と、自分のクリーチャー(最悪自分自身)を犠牲にせざるを得ない点が挙げられる。もっとも、当時は[[ビートダウンデッキ]]が主流であり、また中盤以降に自分の小粒クリーチャーを犠牲にしても元を取れる程度にはなるので、完全に[[腐る]]ということはそうそうなく、強力さに比べれば些細なデメリット、という認識の方が強かった。
つまりこのカードは、[[無色]]1〜2マナの4/2クリーチャーという、冗談にしか聞こえないオマケがついていることになる。
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[[ネクラタル/Nekrataal]]等と比較すれば、いかに[[コスト・パフォーマンス]]に優れるかがこれだけでも分かるだろう。
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ちなみに、赤の4/2[[バニラ]]には[[ヴィーアシーノの戦士/Viashino Warrior]]がいるが、これもコストは(3)(赤)。
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この視点からすると、クリーチャーのオマケに0マナ4点火力が付いてきたとも言える。
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多色推奨の[[ブロック]][[単色]]のカードがぶっ壊れているというのも皮肉なものだが、簡単に[[アドバンテージ]]が取れてフィニッシャーにもなれるというその強力さから、ほとんどこれのためだけに赤をタッチする[[デッキ]]まで現れたほど。
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==環境への影響==
そういう意味では、多色化に一役買ったと言えなくも無い。
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このカードの大流行により、[[プレーンシフト]]以降の[[スタンダード]][[環境]]では、それまで活躍していた[[厄介なスピリット/Troublesome Spirit]]や[[大気の精霊/Air Elemental]]、後のセットでの[[セラの天使/Serra Angel]]や[[センギアの吸血鬼/Sengir Vampire]]、[[稲妻の天使/Lightning Angel]]など、[[タフネス]]4の[[クリーチャー]]が軒並み活躍の場を奪い取られ、[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]]のような大型クリーチャーや、[[キマイラ像/Chimeric Idol]]などの[[ソーサリー・タイミング]]の[[除去]]を回避できるクリーチャーにとって代わられることになった。1枚でトーナメント・シーンの勢力図を大きく塗り替えるほどの活躍を見せた。
  
デメリットとしては、[[]]にクリーチャーが1体もいないときに場に出すと自分自身を[[対象]]にせざるを得ないので、結果として、出てもすぐに死んでしまうことが挙げられる。
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スタンダードから落ちた後も、[[エクステンデッド]]でいくつかの[[デッキ]]に採用されていた。それからも落ちた現在、[[エターナル]]ではやや[[重い]]点から敬遠されているが、[[統率者戦]]などの特殊[[フォーマット]]などでまだまだ存在感を見せ付けている。
もっとも、他にクリーチャーがいないなら出さなければいいわけで、これはほとんどデメリットと言えないし、「クリーチャー戦主体の環境」を標榜したインベイジョン・ブロックを含む環境では、出しどころに困ることはほとんど無かったと言って良い。
+
[[パワー]]が4あるので、[[ノンクリーチャー]]デッキ相手でも、自らの[[マナ・クリーチャー]]などを焼きながら場に出す程度で十分な性能である。
+
  
*[[第7版]]で復活に盛り上がった[[セラの天使/Serra Angel]]が、トーナメントシーンで活躍できなかった要因の一つでもある。
+
==その他==
その後、やはり[[再録]]で盛り上がった[[センギアの吸血鬼/Sengir Vampire]]も彼女と同じ道をたどることになる。
+
*ETB能力ゆえに、[[ソーサリー]]よりもさらに1タイミング遅れる点に注意が必要。例えば対戦相手が[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]を1体だけ[[コントロール]]している場合などに火炎舌のカヴーを[[唱える]]と、対戦相手の[[プレイング]]によっては自爆を強いられることになる。詳細は[[ETB]]のページを参照。
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*同じ[[プレーンシフト]]で登場した[[開門]]クリーチャーとの[[シナジー]]は強く、特に[[リミテッド]]においては[[有角カヴー/Horned Kavu]]や[[溶岩のゾンビ/Lava Zombie]]が[[コモン]]で手に入ることから、強力な[[ボード・アドバンテージ]]が発生した。
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*このカードの大活躍以前に出版された[[プレーンシフト]][[公式ハンドブック]]では、「[[リミテッド|限定]]戦環境では合格だが[[構築]]戦ではどうか?」という程度の比較的低い評価を与えられていた。[[鶴田慶之]]曰く、火力としてみた場合に「現在の環境で割と警戒しなくてはならない[[ブラストダーム/Blastoderm]]に効果がない」「[[プレイヤー]]には[[ダメージ]]が入らない」「インスタントのタイミングで使えない」と欠点が多いからとのこと。
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*2005年3月の[[フライデー・ナイト・マジック]]の賞品として、これの[[プロモーション・カード]]が配布された。
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*[[統率者 (カードセット)|統率者]]の[[策略の傀儡/Political Puppets]]に、[[Slawomir Maniak]]による{{Gatherer|id=247368|新規イラスト}}で[[再録]]された。後の[[統率者2014]]で[[一から構築/Built from Scratch]]に収録された際にもこの[[イラスト]]が使われている。
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*「火炎舌」の読みは「かえんじた」。この読みは[[公式ハンドブック]]が初出で、日本語版公式サイトのカードリストや[[ジェイスvsチャンドラ]]以降での[[再録]]時にも採用されている。
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**『[[デュエル・マスターズ]]』では「かえんぜつ」とルビが振られていた。
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*日本では、英語名を縮めて「'''フレタン'''」と呼ばれる<ref>[https://mtg-jp.com/reading/guffdailycard/0031642/ 今日の1枚:火炎舌のカヴー]</ref>。
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*[[開発部]]はこのカードにちなみ、戦場に出たときに他のクリーチャーを除去するクリーチャーを「FTK('''F'''lame'''T'''ongue '''K'''avuの略)」というニックネームで呼んでいる<ref>[https://mtg-jp.com/reading/pd/0031727/ Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色](Play Design [[2019年]]2月1日)</ref>。
  
*その明らかにおかしい[[カードパワー]]から、印刷ミスではないかという噂すらある。
+
==関連カード==
[[日本語画像:Flametongue Kavu|イラスト]][[フレイバー・テキスト]]からすると、当初は[[飛行]]持ちだけを対象にするようなデザインだったのかもしれない。
+
*火力の質が向上した現在でいえば、このクリーチャーは[[炎の斬りつけ/Flame Slash]][[内蔵]]のクリーチャーということになる。
その場合、[[いかづち/Thunderbolt]]内蔵のクリーチャーと考えることができる。
+
*ETB能力でなく[[攻撃]]時[[誘発型能力]]になるが、[[栄光をもたらすもの/Glorybringer]]のスタンダード環境影響力は、その火力点数と即効性の使用感から火炎舌の再来と呼ばれる事もあった。
かつては赤にも散見された対空火力であるが、現在では緑特有の役割となっている。
+
*プレイヤーにダメージを与えることができる[[血まみれ牙の炎獣/Goretusk Firebeast]]がいるがこちらはやや[[重い|重く]]、パワーが低め。それら[[本体火力]]限定版は[[溶岩の斧/Lava Axe]]の項を参照。
いかづち内蔵のつもりでデザインしたものが、色役割の変更を受けて、慌ててその制限を外してしまったのかもしれない。
+
*直接クリーチャーを[[破壊]]する[[黒]]いタイプは[[ネクラタル/Nekrataal]]の項を、マイナス[[修整]]版は[[水膨れ虫/Blister Beetle]]の項を参照。
*[[cip]][[能力]]を使い回せる[[開門]]クリーチャーとも相性が良い。
+
 
<!-- -当時のスタンダードで[[ファイアーズ]]相手に[[袖の下/Bribery]]を使えば、大抵これを持ってきて[[アドバンテージ]]を取っていた。 -->
+
===主な亜種===
*とある大会で、[[稲妻の天使/Lightning Angel]]を使った際に飛んできた除去が、全てこれであったという笑えない逸話も。
+
クリーチャー対象の火力を飛ばす187クリーチャー。'''太字'''のみ[[任意の対象]]を取れる。特定の[[クリーチャー・タイプ]]によって点数が変わるものは[[群集の咆哮/Roar of the Crowd]]の項を参照。
<!-- いきなり削除するのではなく理由を書いてコメントアウトしましょう。 -->
+
*[[炎のインプ/Fire Imp]] - (2)(赤)2/1。2点の[[下位種]]だが、こちらの方が登場は先。([[ポータル]]
*[[エクステンデッド]]では未だに主力の一角であり続けている。今考えてみても十分に強いクリーチャー。
+
*[[炎のドラゴン/Fire Dragon]] - (6)(赤)(赤)(赤)6/6[[飛行]]。あなたの[[山]]の数に等しい点数。(ポータル)
*[[プレーンシフト]][[公式ハンドブック]]では全く評価されていなかった。
+
**'''[[トラクシーズの落とし子/Spawn of Thraxes]]''' - (5)(赤)(赤)5/5飛行。任意の対象に飛ばせる炎のドラゴン。([[ニクスへの旅]])
[[鶴田慶之]]氏曰く、「プレイヤーには[[ダメージ]]が入らない」からだそうな。もしプレイヤーにダメージが入っていたら……。
+
*'''[[ギトゥの投石戦士/Ghitu Slinger]]''' - (2)(赤)2/2[[エコー]]。2点。([[ウルザズ・レガシー]])
*調整すると[[大火口のカヴー/Firemaw Kavu]]になる。
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*[[堕落した宦官/Corrupt Eunuchs]] - (3)(赤)2/2。2点になった[[下位互換]]。ただし能力が強制であることから、[[ダメージ]]が小さいことで助かる場合もある。([[ポータル三国志]])
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*[[Goblin Commando]] - (4)(赤)2/2になった、堕落した宦官のさらに下位互換。([[スターター]])
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*'''[[荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage]]''' - (2)(緑)2/2。2点。ただし[[キッカー]](赤)が支払われていた場合のみ。([[プレーンシフト]])
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**'''[[蒸気核の奇魔/Steamcore Weird]]''' - (3)(青)1/3。2点。ただしこれを唱える際に[[赤マナ]]が支払われていた場合のみの[[向上呪文]]。([[ギルドパクト]]
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**'''[[電光吠えのドラゴン/Sparktongue Dragon]]''' - (3)(赤)(赤)3/3飛行。3点。ただし追加(2)(赤)を支払った場合のみ。([[基本セット2019]])
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**'''[[怒りの大天使/Archangel of Wrath]]''' - (2)(白)(白)3/4飛行[[絆魂]]。2点。ただしダブル・キッカー(黒)/(赤)が支払われていた場合のみ。両方なら2回誘発。([[団結のドミナリア]])
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*'''[[パーディック山の火つけ/Pardic Arsonist]]''' - (2)(赤)(赤)3/3。3点。ただし[[スレッショルド]]達成が条件。([[トーメント]])
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*'''[[火花魔道士の弟子/Sparkmage Apprentice]]''' - (1)(赤)1/1。1点。([[ラヴニカ:ギルドの都]])
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**'''[[アクームの岩足/Akoum Boulderfoot]]''' - (4)(赤)(赤)4/5になった火花魔道士の弟子の[[上位種]]。([[エルドラージ覚醒]]
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**'''[[火膨れ杖のシャーマン/Blisterstick Shaman]]''' - (2)(赤)2/1になった火花魔道士の弟子の上位種。([[ミラディン包囲戦]]
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**'''[[悪戯/Make Mischief]]''' - (2)(赤)で1/1[[トークン]]を[[生成]]する[[ソーサリー]]。1点。トークンの[[死亡]]時にも1点が[[誘発]]。([[異界月]])
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**'''[[骸骨射手/Skeleton Archer]]''' - (3)(黒)3/3。1点。(基本セット2019)
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*[[大火口のカヴー/Firemaw Kavu]] - (5)(赤)4/2エコー。ETB能力の火力は2点に減ったが、[[戦場を離れる|戦場を離れた]]ときには4点火力を撃つ[[リメイク]]版。([[時のらせん]])
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*'''[[残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap]]''' - (2)(黒/赤)(黒/赤)2/2[[頑強]]。これの[[パワー]]に等しい点数。([[シャドウムーア]])
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*[[憤慨のシャーマン/Outrage Shaman]] - (3)(赤)(赤)2/2。あなたの[[パーマネント]]の[[マナ・コスト]]中の赤マナ数に等しい点数。([[イーブンタイド]])
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*'''[[大食のドラゴン/Voracious Dragon]]''' - (3)(赤)(赤)4/4飛行[[貪食]]1。これが貪食した[[ゴブリン]]数の2倍の点数。([[コンフラックス]])
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**'''[[カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend]]''' - (4)(赤)(赤)4/4。4点を[[割り振る]]。ただし[[アーティファクト]]を1つ[[生け贄に捧げる]]。(ミラディン包囲戦)
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**'''[[心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore]]''' - (2)(赤)(赤)4/3[[不朽]](5)(赤)。他のクリーチャー1体を生け贄に捧げて、生け贄のパワーに等しい点数。([[アモンケット]])
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**'''[[追い詰められた曲者/Cornered Crook]]''' - (4)(赤)5/4。3点。ただしアーティファクト1つ生け贄に捧げる。([[カルロフ邸殺人事件]])
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**'''[[ボイラービルジの切り裂き魔/Boilerbilges Ripper]]''' - (4)(赤)4/4。2点。ただしクリーチャーか[[エンチャント]]を1つ生け贄に捧げる。([[ダスクモーン:戦慄の館]])
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*'''[[業火のタイタン/Inferno Titan]]''' - (4)(赤)(赤)6/6。3点を割り振れる。これが攻撃するたびにも誘発。([[基本セット2011]])
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**'''[[血の間の僧侶/Bloodhall Priest]]''' - (2)(黒)(赤)4/4[[マッドネス]](1)(黒)(赤)。2点。ただし[[手札]]が無い事が条件。これが攻撃するたびにも誘発。([[異界月]])
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**[[くすぶる狼男/Smoldering Werewolf]] - (2)(赤)(赤)3/2。2体までを対象に1点ずつ。[[第2面]]に[[変身]]すると、これが攻撃するたびにも任意の対象への2点が誘発。(異界月)
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**[[領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship]] - (5)6/5飛行[[搭乗]]3の[[機体]]。3点。[[プレインズウォーカー]]も対象にできる。これが攻撃するたびにも誘発。([[カラデシュ]])
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**'''[[ボイラービルジの大主/Overlord of the Boilerbilges]]''' - (4)(赤)(赤)5/5[[兆候]]4-(2)(赤)(赤)[[クリーチャー・エンチャント]]。4点。これが攻撃するたびにも誘発。(ダスクモーン:戦慄の館)
 +
*[[炉の小悪魔/Forge Devil]] - (赤)1/1。1点になった下位種。([[闇の隆盛]])
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*'''[[鋳造所の勇者/Foundry Champion]]''' - (4)(白)(赤)4/4。あなたのクリーチャー数に等しい点数。([[ギルド門侵犯]])
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*[[肉潰しの巨人/Fleshpulper Giant]] - (5)(赤)(赤)4/4。タフネス2のクリーチャーをダメージでなく直接[[破壊]]する。([[基本セット2014]])
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*'''[[炉生まれのオリアード/Forgeborn Oreads]]''' - (2)(赤)(赤)4/2クリーチャー・エンチャント。1点だが他のエンチャントを戦場に出すたびにも誘発する[[星座]]能力。(ニクスへの旅)
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*[[マルドゥの心臓貫き/Mardu Heart-Piercer]] - (3)(赤)2/3。2点。ただし[[強襲]]達成が条件。([[タルキール覇王譚]])
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**[[風雲艦隊の紅蓮術士/Storm Fleet Pyromancer]] - (4)(赤)3/2になったマルドゥの心臓貫き。([[イクサラン]])
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*[[龍王アタルカ/Dragonlord Atarka]] - (5)(赤)(緑)8/8飛行[[トランプル]]。望む数に5点を割り振る。プレインズウォーカーも対象にできる。([[タルキール龍紀伝]])
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*[[隠棲した工匠/Reclusive Artificer]] - (2)(青)(赤)2/3[[速攻]]。あなたのアーティファクト数に等しい点数。([[マジック・オリジン]])
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*'''[[ヴァラクートの暴君/Tyrant of Valakut]]''' - [[怒濤]](3)(赤)(赤)で唱えた際限定。5/4飛行。3点。([[ゲートウォッチの誓い]])
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*[[焼熱の太陽の化身/Burning Sun's Avatar]] - (4)(赤)(赤)6/6。3点。さらに対象のプレイヤーかプレインズウォーカーにも3点。(イクサラン)
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**[[ラクドスの火輪使い/Rakdos Firewheeler]] - (黒)(黒)(赤)(赤)4/3。2点。プレインズウォーカーも対象にできる。さらに対戦相手1人にも2点。([[ラヴニカの献身]])
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*[[炎血の精霊/Igneous Elemental]] - (4)(赤)(赤)4/3。2点。あなたの[[墓地]]に[[土地]]があれば(2)軽く唱えられる。([[モダンホライゾン]])
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*[[火炎舌の一年仔/Flametongue Yearling]] - (赤)(赤)2/1。自身のパワーに等しい点数。[[多重キッカー]]で[[強化]]された状態で[[戦場に出る]]リメイク版。([[モダンホライゾン2]])
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*[[激情/Fury]] - (3)(赤)(赤)3/3[[二段攻撃]]。望む数に4点を割り振る。プレインズウォーカーも対象にできる。赤い手札1枚追放の[[想起]][[ピッチスペル]]。(モダンホライゾン2)
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*'''[[予言のタイタン/Prophetic Titan]]''' - (4)(青)(赤)4/4。4点。2つの[[モード]]の片方で、[[昂揚]]を達成していると両方のモードを同時に使える。(モダンホライゾン2)
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*'''[[双弾の狙撃手/Twinshot Sniper]]''' - (3)(赤)2/3[[到達]][[アーティファクト・クリーチャー]]。2点。[[魂力]](1)(赤)でも同じ効果。([[神河:輝ける世界]])
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*[[電圧改竄メカ/Surgehacker Mech]] - (4)5/5[[威迫]]搭乗4の機体。あなたの機体数の2倍に等しい点数。プレインズウォーカーも対象にできる。(神河:輝ける世界)
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*'''[[ノイズマリーン/Noise Marine]]''' - (4)(赤)3/2[[続唱]]。このターンあなたが唱えた呪文数に等しい点数。([[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]])
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*'''[[ゾアンスロープ/Zoanthrope]]''' - (X)(青)(赤)0/0[[貪欲]]飛行[[護法]](2)。X点。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
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*'''[[カー峠の暴君/Tyrant of Kher Ridges]]''' - (4)(赤)(赤)4/5飛行火吹き。4点。([[兄弟戦争]])
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*'''[[大石弓の技師/Arbalest Engineers]]''' - (1)(赤)(緑)2/2。1点。3つの[[モード]]の1つ。(兄弟戦争)
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*[[納骨堂のネズミ/Ossuary Rats]] - (5)(黒)3/2。あなたの墓地のクリーチャー数に等しい点数。プレインズウォーカーも対象にできる。([[ジャンプスタート2022]])
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*[[オークの急襲/Foray of Orcs]] - (3)(赤)のソーサリー。[[オーク]][[動員]]2を行い、動員した[[軍団]]の[[パワー]]に等しいダメージを対戦相手のクリーチャーに与える。([[指輪物語:中つ国の伝承]])
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*[[マグマ用ガレオン船/Magmatic Galleon]] - (3)(赤)(赤)5/5搭乗2の機体。5点。戦闘以外で[[余剰のダメージ]]を与えるたび[[宝物]]を生成。([[イクサラン:失われし洞窟]])
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*'''[[熾火魔道士、スコア/Skoa, Embermage]]''' - (4)(赤)(赤)4/4。4点。[[壮大]]を山2つ生け贄にして[[起動]]した際にも4点。([[モダンホライゾン3]])
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*'''[[隠れし者の起源/Origin of the Hidden Ones]]''' - (3)(赤)[[英雄譚]][[エンチャント]]。第I[[章能力]]で4点、第II章能力で1/1威迫トークンを2体生成。([[アサシンクリード]])
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*[[焼殺への恐怖/Fear of Burning Alive]] - (4)(赤)(赤)4/4クリーチャー・エンチャント。通常は各対戦相手に4点だが、[[昂揚]]を達成すると、[[本体火力]]全般がクリーチャーにも飛ばせる様になる。(ダスクモーン:戦慄の館)
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*[[喧嘩好きなステゴサウルス/Feisty Stegosaurus]] - (4)(赤)2/1[[宿主]]。[[6面ダイス]]の出目に等しい点数。[[アン・ゲーム]]専用。([[Unstable]])
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 +
==脚注==
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<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[Flametongue Kavu]]([[Magic Online Vanguard]])
+
*[[Flametongue Kavu Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
 
*[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[アンコモン]]
 +
__NOTOC__
 +
[[Category:俗称のあるカード|かえんしたのかふう]]

2024年10月11日 (金) 15:33時点における最新版


クリーチャー限定4点火力ETB能力を持つクリーチャー。カヴーの中でも1、2を争う強力種であり、インベイジョン・ブロック現役時代に、おそらくカードでもっとも使われたカードである。

[編集] 解説

当時の赤としては4マナ4/2だけでも及第点の性能であり、そこに火力の質が低下していた当時で4点もの火力を内蔵していることは、相当高いコスト・パフォーマンスと言える。戦場に出すだけでよほどの大型クリーチャーでない限り破壊できるので、ボード・アドバンテージを得ながら、場合によってはテンポ・アドバンテージも得られるため、非常に使い勝手が良い。多色推奨のインベイジョン・ブロックにおいてシングルシンボルはたやすく捻出できたことも追い風であり、幅広いデッキで採用された。

デメリットとしては、能力が強制であるため、戦場に相手のクリーチャーが1体もいないとき(またはすべてが被覆呪禁を持っているとき)に戦場に出すと、自分のクリーチャー(最悪自分自身)を犠牲にせざるを得ない点が挙げられる。もっとも、当時はビートダウンデッキが主流であり、また中盤以降に自分の小粒クリーチャーを犠牲にしても元を取れる程度にはなるので、完全に腐るということはそうそうなく、強力さに比べれば些細なデメリット、という認識の方が強かった。

[編集] 環境への影響

このカードの大流行により、プレーンシフト以降のスタンダード環境では、それまで活躍していた厄介なスピリット/Troublesome Spirit大気の精霊/Air Elemental、後のセットでのセラの天使/Serra Angelセンギアの吸血鬼/Sengir Vampire稲妻の天使/Lightning Angelなど、タフネス4のクリーチャーが軒並み活躍の場を奪い取られ、マハモティ・ジン/Mahamoti Djinnのような大型クリーチャーや、キマイラ像/Chimeric Idolなどのソーサリー・タイミング除去を回避できるクリーチャーにとって代わられることになった。1枚でトーナメント・シーンの勢力図を大きく塗り替えるほどの活躍を見せた。

スタンダードから落ちた後も、エクステンデッドでいくつかのデッキに採用されていた。それからも落ちた現在、エターナルではやや重い点から敬遠されているが、統率者戦などの特殊フォーマットなどでまだまだ存在感を見せ付けている。

[編集] その他

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

クリーチャー対象の火力を飛ばす187クリーチャー。太字のみ任意の対象を取れる。特定のクリーチャー・タイプによって点数が変わるものは群集の咆哮/Roar of the Crowdの項を参照。


[編集] 脚注

  1. 今日の1枚:火炎舌のカヴー
  2. Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色(Play Design 2019年2月1日)

[編集] 参考

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