The Spy
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− | [[あなた|自分]]を[[対象]]に[[研磨]]型の[[ライブラリー破壊]]を行い、[[ライブラリー]]をすべて[[墓地]]に[[落とす]]のが基本戦略。これを達成するため、[[土地]] | + | [[あなた|自分]]を[[対象]]に[[研磨]]型の[[ライブラリー破壊]]を行い、[[ライブラリー]]をすべて[[墓地]]に[[落とす]]のが基本戦略。これを達成するため、[[土地]]を1枚も用いないという一風変わった[[デッキ]]構成を取っている。 |
+ | [[水蓮の花びら/Lotus Petal]]、[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]などを駆使し、[[土地]]によらずに4[[マナ]]を確保する。次にこのマナから[[欄干のスパイ/Balustrade Spy]]か[[地底街の密告人/Undercity Informer]]を[[唱える|唱え]]、自分のライブラリーをすべて墓地に落とし、[[フィニッシャー]]につなぐ。[[ゼンディカーの夜明け]]後は[[第1面]]が[[呪文]]、[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]の[[アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening]]などもマナ源として採用される。 | ||
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+ | *デッキ名の由来は[[キーカード]]の欄干のスパイから。Breakfast Burritoは[[セファリッド・ブレックファースト]]の流れを汲んだものだろう。別名の「Oops! All Spells」の由来は、アメリカのシリアル「[[Wikipedia:en:Cap'n Crunch|Cap'n Crunch's Oops! All Berries]]」のもじりで、文字通り、デッキの性質を表している<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0033897/ Oops All Spells(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2020年]]3月26日 [[岩SHOW]]著)</ref>。 | ||
+ | *[[Charbelcher]]とはデッキの構造がよく似ており、環境によっては実際に[[アグレッシブ・サイドボーディング]]によってCharbelcherになることもある。 | ||
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+ | [[ゼンディカーの夜明け]]で[[第2面]]が[[土地]]の[[モードを持つ両面カード]]を手に入れてからは、[[パイオニア]]でも成立した。 | ||
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+ | [[ライブラリー]]をすべて[[墓地]]に[[落とす]]ことで[[這い寄る恐怖/Creeping Chill]]で[[ライフ]]を奪うと同時に、[[銀打ちのグール/Silversmote Ghoul]]と[[秘蔵の縫合体/Prized Amalgam]]を一挙に[[釣る|釣り]]上げ、[[悪戦+苦闘/Driven+Despair|苦闘/Despair]]でフィニッシュする。[[ライブラリーアウト]]は[[世界棘のワーム/Worldspine Wurm]]などで回避する。 | ||
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+ | [[楽園のドルイド/Paradise Druid]]や[[森の女人像/Sylvan Caryatid]]が採用され、[[マナ加速]]を行なう。[[欄干のスパイ/Balustrade Spy]]と[[地底街の密告人/Undercity Informer]]の水増しのために、[[新生化/Neoform]]と[[異界の進化/Eldritch Evolution]]が採用され、[[マナ・クリーチャー]]はこれらの[[コスト]]も兼ねる。[[スロット]]の関係、また引いてはいけないカードが多く、それらを引く可能性を減らすため、ライブラリーが60枚以上で組まれることが多い。80枚デッキにし、[[相棒]]に[[空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad]]を採用し、別の[[デッキ]]に擬態することもある。 | ||
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+ | [[2021年]]2月15日の禁止制限告知において、[[キーカード]]である欄干のスパイと地底街の密告人が[[禁止カード]]に指定され、大幅に弱体化した。 | ||
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+ | *備考 | ||
+ | **Pioneer Challenge #12250126 on 01/17/2021 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-showcase-challenge-2021-01-18 参考]) | ||
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+ | [[ゼンディカーの夜明け]]で[[第2面]]が[[土地]]の[[モードを持つ両面カード]]を手に入れてからは、[[モダン]]でも成立する。 | ||
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+ | [[ライブラリー]]をすべて[[墓地]]に[[落とす]]ことで[[這い寄る恐怖/Creeping Chill]]で[[ライフ]]を奪うと同時に、[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]を[[戦場]]に出す。[[弱者の剣/Sword of the Meek]]も戦場に戻ってくるため、[[回収するタイタン/Salvage Titan]]を[[墓地]]から回収→弱者の剣を[[コスト]]に[[唱える|唱え]]、[[復讐蔦/Vengevine]]を一挙に戦場に戻す。[[ライブラリーアウト]]は[[運命のきずな/Nexus of Fate]]で回避する。 | ||
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+ | [[五元のプリズム/Pentad Prism]]などの[[マナ加速]][[アーティファクト]]により、回れば2〜3ターン目に勝負を決めることができる。これらは回収するタイタンを回収するコストも兼ねる。 | ||
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+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Modern Challenge #12211158 on 09/26/2020 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-challenge-2020-09-27 参考]) | ||
+ | **使用者:__matsugan([[伊藤敦]]) | ||
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+ | **[[モダン]](~[[ゼンディカーの夜明け]]) | ||
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+ | 最初に登場したのは[[レガシー]]と[[ヴィンテージ]]である。 | ||
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{{#card:Dread Return}} | {{#card:Dread Return}} | ||
− | + | [[ライブラリー]]をすべて[[墓地]]に[[落とす]]ことで、複数体の[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]が[[戦場に出る]]ので、それらや[[欄干のスパイ/Balustrade Spy]]を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げて]][[戦慄の復活/Dread Return]]を[[フラッシュバック]]し、[[フィニッシャー]]を[[リアニメイト]]して[[勝利]]する。 | |
− | + | 戦慄の復活のリアニメイト候補は主に2種類。1つは[[栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise]]で、これ経由でさらに[[巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls]]と[[研究室の偏執狂/Laboratory Maniac]]をリアニメイトし、ライブラリーが空の状態で[[引く|ドロー]]する。もう1つは[[擬態の原形質/The Mimeoplasm]]で、[[トリスケリオン/Triskelion]]+[[絶滅の王/Lord of Extinction]]で大火力の砲台とするか、[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]]+絶滅の王で強力な[[アタッカー]]を作り出す。[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]登場後はこちらが採用されることが多い。 | |
− | + | [[ゼンディカーの夜明け]]では[[第1面]]が[[呪文]]、[[第2面]]が[[土地]]である[[モードを持つ両面カード]]の[[アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening]]などを手に入れ、安定性が強化された。 | |
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− | * | + | *[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]も重要なパーツ。墓地からでも唱えられる[[手札破壊]]という役割に加え、自分を[[対象]]にして[[手札]]に来た[[コンボパーツ]]を墓地に落とすという使い方もある。 |
*[[ミラーマッチ]]は[[対戦相手]]に研磨するだけで勝負が決まるため、[[墓地対策]]すら無意味となる。Charbelcherへの変形はこれを防ぐ意味でも有効である。 | *[[ミラーマッチ]]は[[対戦相手]]に研磨するだけで勝負が決まるため、[[墓地対策]]すら無意味となる。Charbelcherへの変形はこれを防ぐ意味でも有効である。 | ||
− | === | + | ===サンプルリスト=== |
+ | ==== ヴィンテージ ==== | ||
*備考 | *備考 | ||
− | **ヴィンテージトーナメント([[グランプリ横浜13]]サイドイベント) | + | **ヴィンテージトーナメント([[グランプリ横浜13]]サイドイベント) 3位 ([http://www.happymtg.com/coverage/9302/ 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[熊沢和彦]] |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
**[[ヴィンテージ]](~[[ギルド門侵犯]]) | **[[ヴィンテージ]](~[[ギルド門侵犯]]) | ||
{{#MagicFactory:df310030}} | {{#MagicFactory:df310030}} | ||
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*[[ヴィンテージ]]のタイプ。 | *[[ヴィンテージ]]のタイプ。 | ||
*カバレージ記事も参照([http://www.happymtg.com/category/coverage/archive2013/gpyokohama2013/ 参考])。 | *カバレージ記事も参照([http://www.happymtg.com/category/coverage/archive2013/gpyokohama2013/ 参考])。 | ||
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− | + | =====初期型===== | |
− | + | *備考 | |
− | [[ | + | **[[グランプリニュージャージー14]]・[[グランプリ・トライアル|トライアル]] 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpnj14/trialwinningdecklists 参考]) |
− | [[ | + | **使用者:[[Daniel Schneider]] |
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[レガシー]](~[[タルキール覇王譚]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df312943}} | ||
+ | *[[ドレッジ#レガシー|Manaless Dredge]]との[[ハイブリッドデッキ]]。 | ||
− | === | + | =====ゼンディカーの夜明け後===== |
*備考 | *備考 | ||
− | ** | + | **Legacy Challenge #12250127 on 01/17/2021 ベスト8([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/legacy-showcase-challenge-2021-01-18 参考]) |
− | ** | + | **使用者:Patxi |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[Pauper]](~[[基本セット2015]]) | + | **[[レガシー]](~[[統率者レジェンズ]]) |
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+ | {{#MagicFactory: df320322}} | ||
+ | ==パウパー== | ||
+ | [[パウパー]]にも[[地雷]][[デッキ]]として存在している。 | ||
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+ | {{#card:Songs of the Damned}} | ||
+ | {{#card:Morgue Theft}} | ||
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+ | [[エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide]]などの[[マナ加速]]手段に欠けるパウパーでは、追加のマナ確保手段としてデッキに1枚のみ[[森/Forest]]を入れ、それを[[土地譲渡/Land Grant]]で持ってくるという形が主流である。そこから[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]、[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]、[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]などから[[欄干のスパイ/Balustrade Spy]]を[[唱える|唱えて]][[あなた|自分]]の[[ライブラリー]]をすべて[[墓地]]に[[落とす]]までの手順は[[#エターナル|エターナル版]]と同様である。 | ||
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+ | *[[地底街の密告人/Undercity Informer]]は[[アンコモン]]なので使用できず、安定性の低さが難となる。このため、欄干のスパイの[[サーチ]]手段として[[ディミーア家の護衛/Dimir House Guard]]を採用したり、追加の[[研磨]]手段として[[証拠隠滅/Destroy the Evidence]]を用いたりする場合もある。 | ||
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+ | パウパー版ではその後、[[忌むべき者の歌/Songs of the Damned]]で大量の[[マナ]]を生み出し、[[モルグの窃盗/Morgue Theft]]を[[フラッシュバック]]して[[キーカード]]となる[[クリーチャー]]・[[カード]]を[[回収]]する。 | ||
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+ | フィニッシュ手段は何パターンかある。 | ||
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+ | *モルグの窃盗で[[無政府主義者/Anarchist]]を回収する。[[ETB]][[能力]]で[[惨劇の記憶/Haunting Misery]]を手札に回収して[[対戦相手]]に20点以上の[[ダメージ]]を[[与える]](無政府主義者のための[[赤マナ]]が必要な場合、もう1枚のモルグの窃盗で猿人の指導霊を回収する)。 | ||
+ | *モルグの窃盗で[[血の執行司祭/Blood Celebrant]]を回収して[[青マナ]]を確保する。さらにもう1枚のモルグの窃盗で[[奈落の守り手/Pit Keeper]]を回収してETB能力で[[洞窟のハーピー/Cavern Harpy]]を回収する。これにより、洞窟のハーピーと奈落の守り手を出し入れすることでマナとライフの続く限りクリーチャーを墓地から回収し放題となる。そこから[[記憶の壁/Mnemonic Wall]]を回収、ETB能力を洞窟のハーピーで使い回し、忌むべき者の歌を何度も打って[[無限マナ]]を出す。最終的に[[アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel]]を回収し、ETB能力を洞窟のハーピーで使い回し無限[[ドレイン]](実際には無限マナを出す過程でライフが減るため、ドレインを途中に挟む必要がある)。 | ||
+ | *モルグの窃盗で血の執行司祭を回収して[[白マナ]]と青マナを確保する。さらにもう1枚のモルグの窃盗で[[レオニンの従者/Leonin Squire]]を回収してETB能力で[[妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble]]を回収、忌むべき者の歌をライブラリーに戻し即座にドローしマナを増やす。墓地の[[一瞬の瞬き/Momentary Blink]]でレオニンの従者の能力を再利用し、最終的には[[ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch]]などの[[X火力]]を妖術師のガラクタで戻し勝利する。 | ||
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+ | {{#card:Woodland Chasm}} | ||
+ | {{#card:Generous Ent}} | ||
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+ | その後、[[カルドハイム]]と[[団結のドミナリア]]にて、[[基本土地タイプ]]をもつ[[タップインデュアルランド]]を獲得。これによって、土地から2色のマナを出すことができるようになった。 | ||
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+ | また[[指輪物語:中つ国の伝承]]にて[[カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm]]と[[気前のよいエント/Generous Ent]]を、[[統率者マスターズ]]の[[コモン]]落ちにて[[ロッテスの巨人/Lotleth Giant]]と[[戦慄の復活/Dread Return]]を、それぞれ獲得したことで強化された。 | ||
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+ | 欄干のスパイでライブラリーを全て墓地に落とし、忌むべき者の歌で大量のマナを出すまでは従来と同じ。その後は[[屑肉の地のゾンビ/Dregscape Zombie]]を[[蘇生]]で戦場に並べ、それらを[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]て戦慄の復活を[[フラッシュバック]]、ロッテスの巨人を釣り上げ[[ETB]]能力で[[対戦相手]]の[[ライフ]]を吹き飛ばす。屑肉の地のゾンビ、戦慄の復活、ロッテスの巨人が[[手札]]に来た場合は、そのまま[[素出し|素出し・生撃ち]]する。 | ||
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+ | カザド=ドゥームのトロールと気前のよいエントは追加の土地譲渡になる他、墓地のクリーチャーカウントを増やせるため忌むべき者の歌やロッテスの巨人との相性も良い。 | ||
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+ | 弱点としては[[打ち消し]]や[[墓地対策]]の他、20点強を吹き飛ばすことに特化したデッキのため大きくライフゲインされると削り切れなくなる。 | ||
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+ | ===サンプルリスト=== | ||
+ | =====初期型===== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper Daily #7500338 on 09/28/2014 3-1 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2014-09-29 参考]) | ||
+ | **使用者:arnaud | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](~[[基本セット2015]]) | ||
{{#MagicFactory:df312244}} | {{#MagicFactory:df312244}} | ||
+ | *洞窟のハーピーとETB能力持ちのクリーチャーを用いるタイプ。 | ||
+ | *[[サイドボード]]に[[ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher]]と[[死体発掘/Exhume]]があり、[[リアニメイト]]戦略も取れるようになっている。 | ||
+ | |||
+ | =====カルドハイム後===== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League on 02/24/2021 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-league-2021-02-24 参考]) | ||
+ | **使用者:BLUSTALKER | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](~[[カルドハイム]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory: df320377}} | ||
+ | *[[氷雪]][[タップインデュアルランド]]を獲得後のリスト。 | ||
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+ | =====統率者マスターズ後===== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Pauper League 8/3/2023 5-0([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-league-2023-08-047453 参考]) | ||
+ | **使用者:Bryant_Cook | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パウパー]](~[[統率者マスターズ]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory: df322781}} | ||
+ | *[[サイドボード]]後は、[[森林の地割れ/Woodland Chasm]]とカザド=ドゥームのトロールを抜いて[[高地の森/Highland Forest]]と[[鋳塊かじり/Ingot Chewer]]もしくは[[紅蓮破/Pyroblast]]を入れることで、打ち消しや墓地対策[[アーティファクト]]への対策にすることが出来る。 | ||
+ | *[https://youtu.be/5wXs2XuegEs?si=-U-rwFs0Sra11En_ 使用者本人の動画(英語)]も参照。 | ||
− | + | ==脚注== | |
− | + | <references/> | |
==参考== | ==参考== | ||
− | *[http:// | + | *[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/deck/1164 Oops]([[Daily MTG]]、Daily Deck List、文:[[Sam Stoddard]]) |
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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2024年6月10日 (月) 16:35時点における最新版
The Spyは、ギルド門侵犯参入後のエターナルやパウパーに存在するコンボデッキ。Breakfast Burrito、Oops! All Spellsとも呼ばれる。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ならず者(Rogue)
飛行
欄干のスパイが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から、土地カードが公開されるまでカードを公開し続ける。その後、それらのカードを自分の墓地に置く。
自分を対象に研磨型のライブラリー破壊を行い、ライブラリーをすべて墓地に落とすのが基本戦略。これを達成するため、土地を1枚も用いないという一風変わったデッキ構成を取っている。
水蓮の花びら/Lotus Petal、猿人の指導霊/Simian Spirit Guide、暗黒の儀式/Dark Ritualなどを駆使し、土地によらずに4マナを確保する。次にこのマナから欄干のスパイ/Balustrade Spyか地底街の密告人/Undercity Informerを唱え、自分のライブラリーをすべて墓地に落とし、フィニッシャーにつなぐ。ゼンディカーの夜明け後は第1面が呪文、第2面が土地であるモードを持つ両面カードのアガディームの覚醒/Agadeem's Awakeningなどもマナ源として採用される。
- デッキ名の由来はキーカードの欄干のスパイから。Breakfast Burritoはセファリッド・ブレックファーストの流れを汲んだものだろう。別名の「Oops! All Spells」の由来は、アメリカのシリアル「Cap'n Crunch's Oops! All Berries」のもじりで、文字通り、デッキの性質を表している[1]。
- Charbelcherとはデッキの構造がよく似ており、環境によっては実際にアグレッシブ・サイドボーディングによってCharbelcherになることもある。
[編集] パイオニア
ゼンディカーの夜明けで第2面が土地のモードを持つ両面カードを手に入れてからは、パイオニアでも成立した。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
クリーチャーが1体戦場に出るたび、それがあなたの墓地から戦場に出たかあなたがそれをあなたの墓地から唱えていた場合、次の終了ステップの開始時に、あなたの墓地から秘蔵の縫合体をタップ状態で戦場に戻す。
3/3クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 吸血鬼(Vampire)
あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたがライフを3点以上得ていた場合、あなたの墓地から銀打ちのグールをタップ状態で戦場に戻す。
(1)(黒),銀打ちのグールを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
ソーサリー
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーはトランプルと「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、カードを1枚引く。」を得る。
Despair / 苦闘 (1)(黒)ソーサリー
余波(この呪文はあなたの墓地からのみ唱えられる。その後、これを追放する。)
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは威迫と「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカード1枚を捨てる。」を得る。
ライブラリーをすべて墓地に落とすことで這い寄る恐怖/Creeping Chillでライフを奪うと同時に、銀打ちのグール/Silversmote Ghoulと秘蔵の縫合体/Prized Amalgamを一挙に釣り上げ、苦闘/Despairでフィニッシュする。ライブラリーアウトは世界棘のワーム/Worldspine Wurmなどで回避する。
楽園のドルイド/Paradise Druidや森の女人像/Sylvan Caryatidが採用され、マナ加速を行なう。欄干のスパイ/Balustrade Spyと地底街の密告人/Undercity Informerの水増しのために、新生化/Neoformと異界の進化/Eldritch Evolutionが採用され、マナ・クリーチャーはこれらのコストも兼ねる。スロットの関係、また引いてはいけないカードが多く、それらを引く可能性を減らすため、ライブラリーが60枚以上で組まれることが多い。80枚デッキにし、相棒に空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomadを採用し、別のデッキに擬態することもある。
2021年2月15日の禁止制限告知において、キーカードである欄干のスパイと地底街の密告人が禁止カードに指定され、大幅に弱体化した。
[編集] サンプルリスト
[編集] モダン
ゼンディカーの夜明けで第2面が土地のモードを持つ両面カードを手に入れてからは、モダンでも成立する。
ソーサリー
這い寄る恐怖は各対戦相手にそれぞれ3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
這い寄る恐怖があなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれたとき、あなたはこれを追放してもよい。そうしたなら、這い寄る恐怖は各対戦相手にそれぞれ3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、アーティファクト3つを生け贄に捧げてもよい。
あなたの墓地にあるアーティファクト・カード3枚を追放する:あなたの墓地にある回収するタイタンをあなたの手札に戻す。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
速攻
あなたが呪文を唱えるたび、それがこのターンにあなたが唱えた2つ目のクリーチャー呪文である場合、あなたはあなたの墓地にある復讐蔦を戦場に戻してもよい。
ライブラリーをすべて墓地に落とすことで這い寄る恐怖/Creeping Chillでライフを奪うと同時に、ナルコメーバ/Narcomoebaを戦場に出す。弱者の剣/Sword of the Meekも戦場に戻ってくるため、回収するタイタン/Salvage Titanを墓地から回収→弱者の剣をコストに唱え、復讐蔦/Vengevineを一挙に戦場に戻す。ライブラリーアウトは運命のきずな/Nexus of Fateで回避する。
五元のプリズム/Pentad Prismなどのマナ加速アーティファクトにより、回れば2〜3ターン目に勝負を決めることができる。これらは回収するタイタンを回収するコストも兼ねる。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
The Spy [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] エターナル
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
飛行
ナルコメーバがあなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれを戦場に出してもよい。
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック ― クリーチャーを3体生け贄に捧げる。(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
ライブラリーをすべて墓地に落とすことで、複数体のナルコメーバ/Narcomoebaが戦場に出るので、それらや欄干のスパイ/Balustrade Spyを生け贄に捧げて戦慄の復活/Dread Returnをフラッシュバックし、フィニッシャーをリアニメイトして勝利する。
戦慄の復活のリアニメイト候補は主に2種類。1つは栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Riseで、これ経由でさらに巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrollsと研究室の偏執狂/Laboratory Maniacをリアニメイトし、ライブラリーが空の状態でドローする。もう1つは擬態の原形質/The Mimeoplasmで、トリスケリオン/Triskelion+絶滅の王/Lord of Extinctionで大火力の砲台とするか、巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge+絶滅の王で強力なアタッカーを作り出す。タッサの神託者/Thassa's Oracle登場後はこちらが採用されることが多い。
ゼンディカーの夜明けでは第1面が呪文、第2面が土地であるモードを持つ両面カードのアガディームの覚醒/Agadeem's Awakeningなどを手に入れ、安定性が強化された。
- 陰謀団式療法/Cabal Therapyも重要なパーツ。墓地からでも唱えられる手札破壊という役割に加え、自分を対象にして手札に来たコンボパーツを墓地に落とすという使い方もある。
- ミラーマッチは対戦相手に研磨するだけで勝負が決まるため、墓地対策すら無意味となる。Charbelcherへの変形はこれを防ぐ意味でも有効である。
[編集] サンプルリスト
[編集] ヴィンテージ
The spy [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] レガシー
[編集] 初期型
- 備考
- グランプリニュージャージー14・トライアル 5-0 (参考)
- 使用者:Daniel Schneider
- フォーマット
The Spy(Legacy) [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ゼンディカーの夜明け後
The Spy [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] パウパー
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
フラッシュバック(4)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
エルフの指導霊/Elvish Spirit Guideなどのマナ加速手段に欠けるパウパーでは、追加のマナ確保手段としてデッキに1枚のみ森/Forestを入れ、それを土地譲渡/Land Grantで持ってくるという形が主流である。そこから水蓮の花びら/Lotus Petal、猿人の指導霊/Simian Spirit Guide、暗黒の儀式/Dark Ritualなどから欄干のスパイ/Balustrade Spyを唱えて自分のライブラリーをすべて墓地に落とすまでの手順はエターナル版と同様である。
- 地底街の密告人/Undercity Informerはアンコモンなので使用できず、安定性の低さが難となる。このため、欄干のスパイのサーチ手段としてディミーア家の護衛/Dimir House Guardを採用したり、追加の研磨手段として証拠隠滅/Destroy the Evidenceを用いたりする場合もある。
パウパー版ではその後、忌むべき者の歌/Songs of the Damnedで大量のマナを生み出し、モルグの窃盗/Morgue Theftをフラッシュバックしてキーカードとなるクリーチャー・カードを回収する。
フィニッシュ手段は何パターンかある。
- モルグの窃盗で無政府主義者/Anarchistを回収する。ETB能力で惨劇の記憶/Haunting Miseryを手札に回収して対戦相手に20点以上のダメージを与える(無政府主義者のための赤マナが必要な場合、もう1枚のモルグの窃盗で猿人の指導霊を回収する)。
- モルグの窃盗で血の執行司祭/Blood Celebrantを回収して青マナを確保する。さらにもう1枚のモルグの窃盗で奈落の守り手/Pit Keeperを回収してETB能力で洞窟のハーピー/Cavern Harpyを回収する。これにより、洞窟のハーピーと奈落の守り手を出し入れすることでマナとライフの続く限りクリーチャーを墓地から回収し放題となる。そこから記憶の壁/Mnemonic Wallを回収、ETB能力を洞窟のハーピーで使い回し、忌むべき者の歌を何度も打って無限マナを出す。最終的にアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelを回収し、ETB能力を洞窟のハーピーで使い回し無限ドレイン(実際には無限マナを出す過程でライフが減るため、ドレインを途中に挟む必要がある)。
- モルグの窃盗で血の執行司祭を回収して白マナと青マナを確保する。さらにもう1枚のモルグの窃盗でレオニンの従者/Leonin Squireを回収してETB能力で妖術師のガラクタ/Conjurer's Baubleを回収、忌むべき者の歌をライブラリーに戻し即座にドローしマナを増やす。墓地の一瞬の瞬き/Momentary Blinkでレオニンの従者の能力を再利用し、最終的にはケアヴェクの火吹き/Kaervek's TorchなどのX火力を妖術師のガラクタで戻し勝利する。
クリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk)
到達
気前のよいエントが戦場に出たとき、食物(Food)トークン1つを生成する。(それは、「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
森サイクリング(1)((1),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。)
その後、カルドハイムと団結のドミナリアにて、基本土地タイプをもつタップインデュアルランドを獲得。これによって、土地から2色のマナを出すことができるようになった。
また指輪物語:中つ国の伝承にてカザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûmと気前のよいエント/Generous Entを、統率者マスターズのコモン落ちにてロッテスの巨人/Lotleth Giantと戦慄の復活/Dread Returnを、それぞれ獲得したことで強化された。
欄干のスパイでライブラリーを全て墓地に落とし、忌むべき者の歌で大量のマナを出すまでは従来と同じ。その後は屑肉の地のゾンビ/Dregscape Zombieを蘇生で戦場に並べ、それらを生け贄に捧げて戦慄の復活をフラッシュバック、ロッテスの巨人を釣り上げETB能力で対戦相手のライフを吹き飛ばす。屑肉の地のゾンビ、戦慄の復活、ロッテスの巨人が手札に来た場合は、そのまま素出し・生撃ちする。
カザド=ドゥームのトロールと気前のよいエントは追加の土地譲渡になる他、墓地のクリーチャーカウントを増やせるため忌むべき者の歌やロッテスの巨人との相性も良い。
弱点としては打ち消しや墓地対策の他、20点強を吹き飛ばすことに特化したデッキのため大きくライフゲインされると削り切れなくなる。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
The Spy(Pauper) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 洞窟のハーピーとETB能力持ちのクリーチャーを用いるタイプ。
- サイドボードにウラモグの破壊者/Ulamog's Crusherと死体発掘/Exhumeがあり、リアニメイト戦略も取れるようになっている。
[編集] カルドハイム後
The Spy [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 氷雪タップインデュアルランドを獲得後のリスト。
[編集] 統率者マスターズ後
The Spy(Pauper) [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サイドボード後は、森林の地割れ/Woodland Chasmとカザド=ドゥームのトロールを抜いて高地の森/Highland Forestと鋳塊かじり/Ingot Chewerもしくは紅蓮破/Pyroblastを入れることで、打ち消しや墓地対策アーティファクトへの対策にすることが出来る。
- 使用者本人の動画(英語)も参照。
[編集] 脚注
- ↑ Oops All Spells(レガシー)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2020年3月26日 岩SHOW著)
[編集] 参考
- Oops(Daily MTG、Daily Deck List、文:Sam Stoddard)
- デッキ集