果敢 (デッキ)
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+ | *[[サイドボード]]には[[除去]]や[[手札破壊]]が仕込まれており、これらを適宜[[サイドイン]]することで様々なデッキに対応可能である。 | ||
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+ | *[[スタンダード]]版の[[ステロイド/スタンダード/団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期#グルール果敢|グルール果敢]]と似た構成となっているが、[[パイオニア]]では[[雄姿]]や[[叫ぶ宿敵/Screaming Nemesis]]と相性がいい[[無謀な怒り/Reckless Rage]]を採用できる。 | ||
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+ | **Pioneer Challenge 32 on 02/23/2025 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-challenge-32-2025-02-2312747504 参考]) | ||
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+ | *[[不浄な別室+祭儀室/Unholy Annex+Ritual Chamber]]や[[一時的封鎖/Temporary Lockdown]]をといった危険な[[エンチャント]]を[[インスタント・タイミング]]に狙って[[除去]]するために、[[サイドボード]]の[[置物]]対策として[[毒を選べ/Pick Your Poison]]に加えて[[脚当ての陣形/Pawpatch Formation]]も採用されている。 | ||
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+ | **Pioneer Challenge 32 on 03/13/2025 優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-challenge-32-2025-03-1312754414 参考]) | ||
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+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パイオニア]](~[[霊気走破]]) | ||
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+ | *[[黒赤]]・[[赤緑]]型と同様に、[[雄姿]][[ハツカネズミ]]と各種[[強化]]手段を組み合わせたタイプ。 | ||
==モダン== | ==モダン== | ||
[[モダン]]においては、[[タルキール覇王譚]]参入後に[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]を[[Delver-Go#モダン|デルバー]]や[[死の影#モダン|死の影]]に採用する例が見られた。 | [[モダン]]においては、[[タルキール覇王譚]]参入後に[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]を[[Delver-Go#モダン|デルバー]]や[[死の影#モダン|死の影]]に採用する例が見られた。 | ||
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後に[[モダンホライゾン]]から[[溶岩の投げ矢/Lava Dart]]を獲得したことで、[[赤単色デッキ|赤単色]]の'''赤単果敢'''(''Mono-Red Prowess'')が環境に姿を現した。 | 後に[[モダンホライゾン]]から[[溶岩の投げ矢/Lava Dart]]を獲得したことで、[[赤単色デッキ|赤単色]]の'''赤単果敢'''(''Mono-Red Prowess'')が環境に姿を現した。 | ||
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{{#MagicFactory:df324523}} | {{#MagicFactory:df324523}} | ||
*[[探索するドルイド/Questing Druid]]は[[出来事]]側のみならず[[本体]]側もデッキと噛み合っており、[[緑]]を加える強い動機となる。 | *[[探索するドルイド/Questing Druid]]は[[出来事]]側のみならず[[本体]]側もデッキと噛み合っており、[[緑]]を加える強い動機となる。 | ||
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==参考== | ==参考== |
2025年3月27日 (木) 00:51時点における最新版
果敢(Prowess)は、果敢を持つクリーチャーを中心とするデッキの総称。
目次 |
[編集] パイオニア
パイオニアにおいては、僧院の速槍/Monastery Swiftspearの存在によりおおむね赤単色か赤を含む2色のデッキとして組まれる。
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)
速攻
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
制定当初はアグロ向きのマナ基盤が対抗色側に偏っていた都合上、主に赤単・青赤・赤白で組まれていたが、友好色のペインランド・ファストランドが使用可能になったことで黒赤・赤緑でも組まれるようになった。またかつてはマナフラッド受けとして湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspringを相棒に採用することでロングゲーム耐性を確保していた。
- 赤単のタイプはスライを、無謀な奇襲隊/Reckless Bushwhackerや炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryなどを採用した赤緑のタイプは奇襲隊レッドを、魔術師の稲妻/Wizard's Lightningを採用してウィザードを主力とした青赤のタイプはイゼット・ウィザードを、英雄的能力持ちのクリーチャーを主力とした赤白のタイプはボロス・ヒロイックをそれぞれ参照のこと。
[編集] サンプルリスト
[編集] 黒赤
- 強化された心火の英雄/Heartfire Heroを合同火葬/Burn Togetherで投げつけることで莫大なダメージを稼ぎ出すことができ、最速で3ターンキルも狙いにいける。
- サイドボードには除去や手札破壊が仕込まれており、これらを適宜サイドインすることで様々なデッキに対応可能である。
[編集] 赤緑
RG Prowess(Pioneer) [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 探索するドルイド/Questing Druidはクリーチャー部分もデッキとの噛み合わせがいいが、出来事側の獣の探索/Seek the Beastによって息切れをある程度防げるのがありがたい。
- スタンダード版のグルール果敢と似た構成となっているが、パイオニアでは雄姿や叫ぶ宿敵/Screaming Nemesisと相性がいい無謀な怒り/Reckless Rageを採用できる。
[編集] 青赤
UR Prowess(Pioneer) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 表現の反復/Expressive Iterationが禁止される直前のリスト。青を加えたことで、他のフォーマットでは禁止されている宝船の巡航/Treasure Cruiseを4枚投入できる。
[編集] 赤白
RW Prowess(Pioneer) [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 復興の領事、ピア・ナラー/Pia Nalaar, Consul of Revivalを採用したボロス・ピアと呼ばれるタイプ。息切れ防止にピアと相性がいい衝動的ドロー呪文を多く採用している。
[編集] サンプルリスト(ジェガンサ禁止後)
[編集] 黒赤
BR Prowess(Pioneer) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 単体除去に弱い使い捨ての強化呪文を減らし、ミラーマッチなどに強い致命的な一押し/Fatal Pushをメインから採用している。さらに除去されたクリーチャーを再利用するために立身+出世/Claim+Fameの採用枚数を増やしている。
[編集] 赤緑
RG Prowess(Pioneer) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 使い捨てではない強化手段として亭主の才能/Innkeeper's Talentを投入でき、全体除去に強い変わり谷/Mutavaultや単体除去に強い脚当ての補充兵/Pawpatch Recruitのおかげで強化先がないという事態にもなりにくい。それに加えて息切れ防止の獣の探索/Seek the Beastを採用できるため、赤系果敢アグロの中ではそれなりに長期戦に強いのが売りである。
- 不浄な別室+祭儀室/Unholy Annex+Ritual Chamberや一時的封鎖/Temporary Lockdownをといった危険なエンチャントをインスタント・タイミングに狙って除去するために、サイドボードの置物対策として毒を選べ/Pick Your Poisonに加えて脚当ての陣形/Pawpatch Formationも採用されている。
[編集] 赤白
Boros Prowess(Pioneer) [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] モダン
モダンにおいては、タルキール覇王譚参入後に僧院の速槍/Monastery Swiftspearをデルバーや死の影に採用する例が見られた。
後にモダンホライゾンから溶岩の投げ矢/Lava Dartを獲得したことで、赤単色の赤単果敢(Mono-Red Prowess)が環境に姿を現した。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
果敢
あなたがコントロールする発生源が対戦相手がコントロールするクリーチャーに戦闘ダメージでないダメージを与えるなら、代わりにその点数に等しい数の-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。溶岩の投げ矢はそれに1点のダメージを与える。
フラッシュバック ― 山(Mountain)1つを生け贄に捧げる。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
僧院の速槍/Monastery Swiftspear・損魂魔道士/Soul-Scar Mageという2種類の1マナ果敢クリーチャーを、稲妻/Lightning Boltや溶岩の投げ矢などの火力呪文と、突破/Crash Throughや魔力変/Manamorphoseなどのドロー呪文でバックアップする。舞台照らし/Light Up the Stageや騒乱の歓楽者/Bedlam Revelerによる息切れ防止も可能。
デッキ構成は同環境の赤単フェニックスとよく似ており、その亜種と言える。2019年8月に信仰無き物あさり/Faithless Lootingが禁止カードに指定されたものの、赤単フェニックスほど墓地に依存したデッキではないため、比較的軽微な被害で済んだ。
イコリア:巨獣の棲処参入後は、白か黒を足して夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denを相棒に据えたタイプが登場し、相棒ルール変更まではこのタイプが主流となった。また獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerを相棒に据えた赤単型も登場した。基本セット2021後は、嵐翼の精体/Stormwing Entityのために青を加えた青赤果敢(UR Prowess)も登場した。
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、諜報1を行う。(あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。あなたはそのカードをあなたの墓地に置いてもよい。)
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードの中に4種類以上のカード・タイプがあるかぎり、ドラゴンの怒りの媒介者は+2/+2の修整を受け、飛行を持ち、各戦闘で可能なら攻撃する。
モダンホライゾン2では果敢と同じ誘発条件で諜報できるドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channelerという強力な1マナクリーチャーを獲得し、ミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleとセットで投入されるようになった。さらに媒介者の諜報・ガラクタと相性がいいアドバンテージ源として、死の国からの脱出/Underworld Breachを用いる構成も登場した。
サンダー・ジャンクションの無法者で精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Offが登場すると青赤果敢が強化され、また息切れ防止と追加のクロックを兼ねる探索するドルイド/Questing Druidを採用した(それ以前から青赤型に緑をタッチして採用される例があった)赤緑果敢(RG Prowess)も登場した。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- グランプリミネアポリス19 ベスト4(参考)
- 使用者:Ryan Overturf
- フォーマット
Mono-Red Prowess [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤単色の初期型。
[編集] 信仰無き物あさり禁止後
- 備考
- 2020/02/02 Star City Games Classic Richmond 準優勝(参考)
- 使用者:Michael Ostroski
- フォーマット
Prowess Deck Wins [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 信仰無き物あさり/Faithless Looting禁止後のリスト。このリストでは4種類目のクリーチャーとして1マナの膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weirdを採用しているが、2マナと重い代わりに強力な窯の悪鬼/Kiln Fiendや遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kinを採用したリストも存在した。
[編集] イコリア:巨獣の棲処後
[編集] ボロスルールス
Boros Prowess [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イコリア:巨獣の棲処参入後の赤白のタイプ。夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Denが相棒に据えられており、これと相性の良いミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleと炎の印章/Seal of Fireが採用されている。
[編集] ラクドスルールス
Rakdos Prowess [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 赤単オボシュ
Obosh RDW(Modern) [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercerを相棒として採用したタイプ。4枚投入された血染めの月/Blood Moonからオボシュムーンとも呼ばれる。
[編集] 基本セット2021後
UR Prowess(Modern) [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 息切れ防止手段として表現の反復/Expressive Iterationを獲得した後のリスト。嵐翼の精体/Stormwing Entityの占術は魔力変/Manamorphoseと非常に相性が良い。
[編集] モダンホライゾン2後
UR Prowess(Modern) [14] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 死の国からの脱出/Underworld Breachはアドバンテージ源として強力なのはもちろん、変異原性の成長/Mutagenic Growthと組み合わせることでキルターンを早めるのにも貢献してくれる。
- 果敢要素をオミットして、敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilfererや帳簿裂き/Ledger Shredderを採用した亜種(脱出基地からコンボ要素を抜いたともとれる)も存在する。(参考)特に後者は単体でも強力だが死の国からの脱出との相性が素晴らしい。
[編集] サンダー・ジャンクションの無法者後
[編集] 青赤
UR Prowess(Modern) [15] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サイドボードの毒を選べ/Pick Your Poisonのために緑をタッチしたリスト。ウィザードを2種8枚採用していることから、サイドボードにはアノールの焔/Flame of Anorも仕込まれている。
[編集] 赤緑
RG Prowess(Modern) [16] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 探索するドルイド/Questing Druidは出来事側のみならず本体側もデッキと噛み合っており、緑を加える強い動機となる。