叫ぶ宿敵/Screaming Nemesis
提供:MTG Wiki
クリーチャー — スピリット(Spirit)
速攻
叫ぶ宿敵がダメージを受けるたび、これでない1つを対象とする。これはそれにその点数に等しい点数のダメージを与える。これによりプレイヤーがダメージを受けたなら、残りのゲームの間、そのプレイヤーはライフを得られない。
モグの偏執狂/Mogg Maniacに似た、受けたダメージを火力として他の対象に飛ばしてしまうスピリット。
単独でも3マナ3/3速攻と悪くない性能。チャンプブロックされてもダメージを別の何かに波及させてしまうのでむしろ被害を増やす場合も多く、止めがたいアタッカーとして運用が出来る。もちろん、モグの偏執狂のように自分から巨大な火力で焼いてしまい、直接対戦相手を仕留める手段として使ってもよし。相性のよいラースの灼熱洞/Furnace of Rathは登場時のスタンダードには存在しないが、ダメージを増やす手段自体は上位種である燃える都市/City on Fire、昂揚の達成が前提だがそれ自体も火力となる粉砕コースター/The Rollercrusher Rideなどが存在。固定値でダメージを増やすカードも幾らかあるため、それらを併用するとより効率が底上げされる。
プレイヤーにダメージを移した場合、そのプレイヤーはゲーム中ライフゲインが出来なくなる効果も持つ。バーンや高速ビートダウンデッキにとって自身へ特効の対抗策を封じられるので、白を相手にした際などには役立つ場合もあるだろう。ちなみに自分自身に火力を飛ばすのも適正であり、その場合もしっかりライフゲインを封じられてしまう。何かしらの理由でライフを減らしたい場合には注意。
スタンダードにおいては、団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期の登場直後では赤単果敢やグルール果敢の選択肢の1つに過ぎなかったが、世界選手権24では4枚積みした赤単果敢がトップ8に残り実力を示し、精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Offを押しのけ4枚積みされるのが標準となった。 魔女跡追いの激情/Witchstalker Frenzyをこれに使って本体5点火力に変えたり、これのブロッカーに巨怪の怒り/Monstrous Rageを使って飛ばすダメージを3点増やしたりといったプレイングも行われる。
- 同様にライフ回復を封じるカードの一覧は絶望の荒野/Forsaken Wastesを参照。
- ライフ回復がまだ禁止されていない状態で、叫ぶ宿敵が稲妻のらせん/Lightning Helixなどのドレイン効果でダメージを受けた場合、そのドレイン効果による回復を防ぐことはできない。回復する段階ではまだ叫ぶ宿敵の誘発型能力が誘発していないからである(CR:603.3)。