単体除去
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単体除去(Spot Removal)は、パーマネント1つ(主にクリーチャー)を除去するもの・ことを指す俗語。
- 「ピン除去」とも呼ばれる。
Oblivion Ring / 忘却の輪 (2)(白)
エンチャント
エンチャント
忘却の輪が戦場に出たとき、他の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
忘却の輪が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
色の役割としてはクリーチャーの単体除去は黒が筆頭であり、次いで赤・白が得意とする。
- 構築で単体除去としてよく使われるカードは大体3マナまで。それより重いマナ・コストの単体除去はテンポのロスが大きく、あまり使われない傾向にある。
- 高い汎用性や魅力的な副次効果を持つ場合はこの限りではない。前者は忍び寄るカビ/Creeping Moldなど、後者は予言の稲妻/Prophetic Boltなど。
- リミテッドでは1体のファッティやシステムクリーチャーで勝負が決まりやすいこともあり5マナ程度まで採用圏内とされる。
- 大抵の単体除去は対象を取るので、対策として被覆や呪禁、プロテクションなどの除去耐性を持つクリーチャーが良く使われる。
- カード・アドバンテージの計算では単体除去は1対1の交換になりやすいが、オーラなどを巻き添えにしたり、相手の強化を立ち消えさせるなどプレイング次第では1対2以上の交換も狙える。
- 統率者戦などの無差別戦では相対的に弱くなりやすい。2人対戦では1:1交換であるものが、4人対戦では1:1:0:0交換となり、自分と除去されたパーマネントのコントローラー以外が相対的に得してしまうからである。
- もちろん、無差別戦で単体除去が全く使われないというわけでもない。全体除去よりも軽いコストで脅威に対処でき、またインスタント・タイミングの除去の多くはこれに属するからである。また、全体除去と異なり被害に合うプレイヤーが限られるので政治的交渉にも使いやすい。