黒緑白ビートダウン

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;アグロ型
 
;アグロ型
:'''アブザンアグロ'''(''Abzan Aggro'')と呼ばれるアグロ型。羊毛鬣のライオン、[[ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer]]、[[先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost]]といった低マナ域の[[アタッカー]]を[[単体除去]]でサポートするのが基本戦略。
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:'''アブザンアグロ'''(''Abzan Aggro'')と呼ばれるアグロ型。羊毛鬣のライオン、[[先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost]]、包囲サイなどの[[アタッカー]]を[[単体除去]]でサポートするのが基本戦略。
:運命再編からは[[始まりの木の管理人/Warden of the First Tree]]を、タルキール龍紀伝からは[[ドロモカの命令/Dromoka's Command]]などを獲得し、強化された。
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:運命再編からは[[始まりの木の管理人/Warden of the First Tree]]、タルキール龍紀伝からは[[ドロモカの命令/Dromoka's Command]]、[[マジック・オリジン]]からは[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]などを獲得し、強化された。
:*動物と[[デーモン]]の多い構成から'''Demonic Zoo'''と呼ばれることもあったが、[[責め苦の伝令/Herald of Torment]]の採用率が落ちてからはこの名前で呼ばれることは少なくなった。
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:*動物と[[デーモン]]の多い構成から'''Demonic Zoo'''と呼ばれることもあったが、[[責め苦の伝令/Herald of Torment]]の採用率が落ちてからはこの名前で呼ばれることは少なくなった。マジック・オリジン参入後はそれまで必須カードであった[[ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer]]を採用しないものも多くなっている。
  
 
[[プロツアー「タルキール覇王譚」]]ではミッドレンジ型・アグロ型合わせて使用率2位となり([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptktk/pro-tour-khans-tarkir-day-1-metagame-breakdown-2014-10-10 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptktk14/article/011350/ 翻訳])、その後も[[メタゲーム|メタ]]の中心として活躍している。
 
[[プロツアー「タルキール覇王譚」]]ではミッドレンジ型・アグロ型合わせて使用率2位となり([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptktk/pro-tour-khans-tarkir-day-1-metagame-breakdown-2014-10-10 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptktk14/article/011350/ 翻訳])、その後も[[メタゲーム|メタ]]の中心として活躍している。
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*環境初期のアグロ型。
 
*環境初期のアグロ型。
  
===タルキール龍紀伝後(アグロ、タルキール龍紀伝後)===
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===サンプルレシピ(アグロ、マジック・オリジン後)===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリパリ15]] 優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppar15 参考])
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**[[グランプリロンドン15]] 優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gplon15 参考])
**使用者:[[Amand Dosimont]]
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**使用者:[[Fabrizio Anteri]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[スタンダード]]([[基本セット2015]]+[[テーロス・ブロック]]+[[タルキール覇王譚ブロック]])
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**[[スタンダード]]([[基本セット2015]]+[[マジック・オリジン]]+[[テーロス・ブロック]]+[[タルキール覇王譚ブロック]])
  
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*タルキール龍紀伝参入後のアグロ型。
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*マジック・オリジン参入後のアグロ型。
  
 
==テーロス・ブロック構築==
 
==テーロス・ブロック構築==

2015年8月17日 (月) 21:02時点における版

黒緑白ビートダウン(BGW Beatdown)は、黒緑白3で構成されるビートダウンデッキ

とその対抗色で構成されたこのデッキカラーは古くはあまり人気がなかったが、アポカリプス以降は強力な対抗色多色カードが増え、人気のデッキタイプとなった。

動きはグッドスタッフに近く、主にコントロール色の強いビート・コントロールの形をとることが多い。

目次

テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

タルキール覇王譚で強力なアブザン家/The Abzan Housesカード群が登場したことにより、白黒緑ビートダウンないしミッドレンジ系のデッキが組まれるようになった。



デッキ構成は軽いものから重いものまで様々。大きく分けて、ミッドレンジ型とアグロ型の2つがある。

ミッドレンジ型
アブザンミッドレンジ(Abzan Midrange)と呼ばれるミッドレンジ型。羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lionクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixで序盤を支え、アブザンの魔除け/Abzan Charm英雄の破滅/Hero's Downfallで盤面をコントロールしつつ、最後は包囲サイ/Siege Rhino風番いのロック/Wingmate Rocなどの中マナ域のクリーチャーと、真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championなどのプレインズウォーカーを次々展開して勝負を決める。
運命再編からは黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fangを獲得。さらにタルキール龍紀伝参入後は棲み家の防御者/Den Protectorを採用したタイプや、それと相性の良い死霧の猛禽/Deathmist Raptorを採用したアブザン大変異(Abzan Megamorph)と呼ばれるタイプも登場した。
アグロ型
アブザンアグロ(Abzan Aggro)と呼ばれるアグロ型。羊毛鬣のライオン、先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost、包囲サイなどのアタッカー単体除去でサポートするのが基本戦略。
運命再編からは始まりの木の管理人/Warden of the First Tree、タルキール龍紀伝からはドロモカの命令/Dromoka's Commandマジック・オリジンからは搭載歩行機械/Hangarback Walkerなどを獲得し、強化された。

プロツアー「タルキール覇王譚」ではミッドレンジ型・アグロ型合わせて使用率2位となり(参考/翻訳)、その後もメタの中心として活躍している。

サンプルレシピ(ミッドレンジ、初期型)

Abzan Midrange [1]
土地 (24)
3 森/Forest
2 平地/Plains
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 疾病の神殿/Temple of Malady
4 砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel
2 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
1 マナの合流点/Mana Confluence
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
1 静寂の神殿/Temple of Silence
クリーチャー (16)
2 エルフの神秘家/Elvish Mystic
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
4 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
2 風番いのロック/Wingmate Roc
4 包囲サイ/Siege Rhino
呪文 (20)
2 真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor
2 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes
3 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
4 思考囲い/Thoughtseize
4 アブザンの魔除け/Abzan Charm
3 英雄の破滅/Hero's Downfall
2 完全なる終わり/Utter End
サイドボード (15)
1 対立の終結/End Hostilities
1 砂塵破/Duneblast
1 集団の石灰化/Mass Calcify
3 悲哀まみれ/Drown in Sorrow
3 胆汁病/Bile Blight
2 残忍な切断/Murderous Cut
1 霊気のほころび/Unravel the AEther
1 リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
2 世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker


  • 環境初期のミッドレンジ型。

サンプルレシピ(ミッドレンジ、タルキール龍紀伝後)

Abzan Megamorph [2]
土地 (26)
4 砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel
2 森/Forest
2 平地/Plains
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
2 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
3 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
4 疾病の神殿/Temple of Malady
4 静寂の神殿/Temple of Silence
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
クリーチャー (20)
4 羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
4 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
4 棲み家の防御者/Den Protector
4 死霧の猛禽/Deathmist Raptor
4 包囲サイ/Siege Rhino
呪文 (14)
2 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
4 思考囲い/Thoughtseize
2 胆汁病/Bile Blight
2 英雄の破滅/Hero's Downfall
4 アブザンの魔除け/Abzan Charm
サイドボード (15)
1 胆汁病/Bile Blight
1 精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon
2 対立の終結/End Hostilities
2 ドロモカの命令/Dromoka's Command
2 強迫/Duress
2 見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen
3 悲哀まみれ/Drown in Sorrow
1 骨読み/Read the Bones
1 自傷疵/Self-Inflicted Wound


  • タルキール龍紀伝参入後のアブザン大変異と呼ばれるミッドレンジ型。

サンプルレシピ(アグロ、初期型)

Abzan Aggro [3]
土地 (24)
1 平地/Plains
2 森/Forest
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
2 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
4 疾病の神殿/Temple of Malady
1 静寂の神殿/Temple of Silence
4 砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel
クリーチャー (21)
4 羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
4 ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer
2 荒野の後継者/Heir of the Wilds
3 先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost
4 責め苦の伝令/Herald of Torment
4 包囲サイ/Siege Rhino
呪文 (15)
3 真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor
4 思考囲い/Thoughtseize
1 潰瘍化/Ulcerate
3 アブザンの魔除け/Abzan Charm
4 英雄の破滅/Hero's Downfall
サイドボード (15)
1 信者の沈黙/Silence the Believers
2 消去/Erase
3 胆汁病/Bile Blight
3 悲哀まみれ/Drown in Sorrow
2 蔑み/Despise
1 エレボスの鞭/Whip of Erebos
2 風番いのロック/Wingmate Roc
1 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes


  • 環境初期のアグロ型。

サンプルレシピ(アグロ、マジック・オリジン後)

Abzan Aggro [4]
土地 (26)
4 砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel
4 疾病の神殿/Temple of Malady
1 静寂の神殿/Temple of Silence
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
3 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
1 マナの合流点/Mana Confluence
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
3 森/Forest
2 平地/Plains
クリーチャー (21)
1 始まりの木の管理人/Warden of the First Tree
4 搭載歩行機械/Hangarback Walker
4 羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
4 棲み家の防御者/Den Protector
4 先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost
4 包囲サイ/Siege Rhino
呪文 (13)
1 真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor
1 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes
4 ドロモカの命令/Dromoka's Command
2 究極の価格/Ultimate Price
4 アブザンの魔除け/Abzan Charm
1 英雄の破滅/Hero's Downfall
サイドボード (15)
1 究極の価格/Ultimate Price
4 思考囲い/Thoughtseize
2 自傷疵/Self-Inflicted Wound
2 悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance
2 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
1 アラシンの僧侶/Arashin Cleric
1 正義のうねり/Surge of Righteousness
1 異端の輝き/Glare of Heresy
1 黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang


  • マジック・オリジン参入後のアグロ型。

テーロス・ブロック構築

この環境黒緑白デッキ星座シナジーを中心としたもの(星座 (デッキ)参照)やリアニメイトギミックを組み込んだもの(リアニメイト参照)など様々だが、グッドスタッフ系のものも存在している。



同環境に多数存在する、森の女人像/Sylvan Caryatidクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixを用いたミッドレンジの1つ。これは2・3目をにしたことで、黒の優良除去思考囲い/Thoughtseize、環境最強カードとも称えられる太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championを採用できるようになっている。

プロツアー「ニクスへの旅」においてPatrick Chapinが使用し、見事優勝を飾った。

サンプルレシピ

Junk Midrange [5]
土地 (25)
4 森/Forest
4 マナの合流点/Mana Confluence
2 平地/Plains
3 沼/Swamp
4 疾病の神殿/Temple of Malady
4 豊潤の神殿/Temple of Plenty
4 静寂の神殿/Temple of Silence
クリーチャー (18)
4 オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos
4 クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix
4 羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion
2 世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
呪文 (17)
1 払拭の光/Banishing Light
4 英雄の破滅/Hero's Downfall
1 骨読み/Read the Bones
4 信者の沈黙/Silence the Believers
3 思考囲い/Thoughtseize
4 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
サイドボード (15)
2 高木の巨人/Arbor Colossus
1 胆汁病/Bile Blight
2 加護のサテュロス/Boon Satyr
2 神討ち/Deicide
2 悲哀まみれ/Drown in Sorrow
1 夢の饗宴/Feast of Dreams
2 異端の輝き/Glare of Heresy
1 神々の思し召し/Gods Willing
1 骨読み/Read the Bones
1 思考囲い/Thoughtseize


イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

環境白黒トークンの流れを汲む、緑白タッチトークンデッキが存在する。日本ではドラントークン、英語圏ではJunk Tokensと呼ばれることが多い。



未練ある魂/Lingering Souls深夜の出没/Midnight Haunting高まる献身/Increasing Devotionなどのトークン生成呪文と、イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad情け知らずのガラク/Garruk Relentlessなどのプレインズウォーカーで数を並べ、無形の美徳/Intangible Virtue集団的祝福/Collective Blessing全体強化して戦う。

ドラゴンの迷路からは復活の声/Voice of Resurgenceワームの到来/Advent of the Wurmを獲得し、大きく強化された。

また同エキスパンション参入後には、同環境のThe Aristocrats黒緑白バージョンであるJunk Aristocratsも登場した。詳細はJunk Aristocratsを参照。

サンプルレシピ

BGW Tokens [6]
土地 (23)
4 森/Forest
3 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
3 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
4 草むした墓/Overgrown Tomb
1 平地/Plains
2 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
1 沼/Swamp
4 寺院の庭/Temple Garden
1 大天使の霊堂/Vault of the Archangel
クリーチャー (14)
3 東屋のエルフ/Arbor Elf
4 アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
3 国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger
4 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (23)
1 集団的祝福/Collective Blessing
4 無形の美徳/Intangible Virtue
4 未練ある魂/Lingering Souls
3 深夜の出没/Midnight Haunting
3 セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
1 血統の切断/Sever the Bloodline
2 究極の価格/Ultimate Price
1 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
2 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
2 イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad
サイドボード (15)
3 ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer
1 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
1 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
1 剛胆な勇士/Intrepid Hero
3 安らかなる眠り/Rest in Peace
2 修復の天使/Restoration Angel
1 血統の切断/Sever the Bloodline
1 鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons
1 忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked
1 究極の価格/Ultimate Price


  • ドラントークンと呼ばれるタイプ。

アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期

マナ加速から大型クリーチャーにつなぐタイプのデッキが登場。



エンドカードエルドラージの碑/Eldrazi Monumentを採用したものも多い。詳細はエルドラージの碑を参照のこと。


サンプルレシピ

Doran [7]
土地 (24)
4 森/Forest
4 湿地の干潟/Marsh Flats
4 平地/Plains
1 セジーリのステップ/Sejiri Steppe
3 活発な野生林/Stirring Wildwood
1 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
2 沼/Swamp
1 地盤の際/Tectonic Edge
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (24)
4 悪斬の天使/Baneslayer Angel
2 国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger
4 エメリアの天使/Emeria Angel
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 水蓮のコブラ/Lotus Cobra
1 野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt
4 貴族の教主/Noble Hierarch
1 茨異種/Thornling
呪文 (12)
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
2 司令官の頌歌/Marshal's Anthem
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
4 天界の粛清/Celestial Purge
3 自我の危機/Identity Crisis
4 光輝王の昇天/Luminarch Ascension
1 司令官の頌歌/Marshal's Anthem
1 茨異種/Thornling
2 世界を鎮める者/World Queller


ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

同時期のスタンダードローウィン=シャドウムーア・ブロック構築でも活躍している。



環境黒緑ビートダウンタッチし、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerを入れるパターンが主流。もともと同デッキタルモゴイフ/Tarmogoyf野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどでカードパワーは十分に高いが、そこに包囲の搭、ドランまで加えてデッキパワーを極限まで高めている。

包囲の搭、ドランを採用するものはドランデッキと呼ばれる場合が多い。初期のドランデッキは、包囲の搭、ドランとのシナジーを意識してオーランのバイパー/Ohran Viperのようなタフネス偏重なクリーチャーが積極的に採用されていた。しかし、包囲の搭、ドランのカードパワーが単体でも充分に高いため、次第にシナジーを意識しない構成が増えていった。その結果、ドランデッキは、黒緑エルフ部族シナジーを意識した構成になっているのに対し、カメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどの除去耐性が高くサイズが大きいクリーチャーの多い構成のものになっていった。

スタンダードでは世界選手権07Uri Pelegが使用し、見事優勝を飾った。→*1

スタンダード版

後期型

Doran [8]
土地 (21)
2 低木林地/Brushland
3 森/Forest
4 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
4 つぶやき林/Murmuring Bosk
1 平地/Plains
3 樹上の村/Treetop Village
4 樹木茂る砦/Wooded Bastion
クリーチャー (29)
3 不屈の随員/Dauntless Escort
4 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
4 結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin
4 貴族の教主/Noble Hierarch
3 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger
4 萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege
呪文 (10)
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 名も無き転置/Nameless Inversion
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
1 沈黙のオーラ/Aura of Silence
1 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 恒久の拷問/Everlasting Torment
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
2 真髄の針/Pithing Needle
3 思考囲い/Thoughtseize
4 盲信的迫害/Zealous Persecution


初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower
1 惑乱の死霊/Hypnotic Specter
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 オーランのバイパー/Ohran Viper
3 叫び大口/Shriekmaw
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
呪文 (14)
2 眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending
3 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
1 リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
2 名も無き転置/Nameless Inversion
2 不敬の命令/Profane Command
4 思考囲い/Thoughtseize
土地 (23)
1 低木林地/Brushland
3 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
2 森/Forest
1 宝石鉱山/Gemstone Mine
4 光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace
1 地平線の梢/Horizon Canopy
4 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
4 樹上の村/Treetop Village
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
サイドボード
2 雲打ち/Cloudthresher
2 ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer
2 光り葉のナース/Nath of the Gilt-Leaf
1 忘却の輪/Oblivion Ring
3 裂け目掃き/Riftsweeper
2 鋸刃の矢/Serrated Arrows
1 叫び大口/Shriekmaw
2 呆然/Stupor

ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築版

Doran [9]
土地 (24)
1 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket
2 森/Forest
4 光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace
4 つぶやき林/Murmuring Bosk
4 反射池/Reflecting Pool
1 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
3 鮮烈な林/Vivid Grove
1 鮮烈な湿地/Vivid Marsh
4 樹木茂る砦/Wooded Bastion
クリーチャー (25)
4 カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
4 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
3 叫び大口/Shriekmaw
3 ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger
3 萎れ葉の騎兵/Wilt-Leaf Cavaliers
4 狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman
4 レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher
呪文 (11)
1 外身の交換/Crib Swap
3 炎渦竜巻/Firespout
4 名も無き転置/Nameless Inversion
3 不敬の命令/Profane Command
サイドボード (15)
3 雲打ち/Cloudthresher
2 外身の交換/Crib Swap
1 炎渦竜巻/Firespout
2 原初の命令/Primal Command
3 くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique
1 叫び大口/Shriekmaw
1 枝細工下げの古老/Wickerbough Elder
2 薄れ馬/Wispmare


ラヴニカ・ブロック期

多色重視のラヴニカ・ブロックの登場で再び一線級に返り咲く。同時期のオルゾフ・アグロ緑白黒緑パワーカードをつめこんだグッドスタッフデッキロクソドン・ヒエラルキーが登場した。



時のらせん参入後はサッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter墓所の勇者/Crypt Champion無限コンボを搭載したプロジェクトXと呼ばれるものが主流になった。詳細はプロジェクトXを参照のこと。



エクステンデッド(時のらせん期)

時のらせん期のエクステンデッドでも『Doran Rock』として活躍している。



動きはビート・コントロールで、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerタルモゴイフ/Tarmogoyfなどの優秀なクロックを序盤に用意しつつ手札破壊パーマネント除去などの要素を織り交ぜて対戦相手殴り殺す。

包囲の搭、ドランのサーチ手段としてツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbingerが採用され、追加のサーチ対象として名も無き転置/Nameless Inversionカメレオンの巨像/Chameleon Colossusも採用される。

サンプルレシピ

Doran [10]
土地 (23)
3 森/Forest
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 つぶやき林/Murmuring Bosk
3 反射池/Reflecting Pool
1 沼/Swamp
3 樹上の村/Treetop Village
1 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (23)
4 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
3 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 壌土のライオン/Loam Lion
4 朽ちゆくヒル/Putrid Leech
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger
呪文 (14)
4 強迫/Duress
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 名も無き転置/Nameless Inversion
1 殺戮の契約/Slaughter Pact
4 思考囲い/Thoughtseize
サイドボード (15)
1 ボジューカの沼/Bojuka Bog
1 外身の交換/Crib Swap
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
2 蔓延/Infest
2 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 虚空の力線/Leyline of the Void
2 目覚ましヒバリ/Reveillark
2 法の定め/Rule of Law
1 殺戮の契約/Slaughter Pact


エクステンデッド(ローウィン後)

しばらくなりを潜めていたが、ショックランドフェッチランドマナ基盤の安定性が高まり、ローウィン包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerが加わったこともあってPT Junkが復活を果たす。



エクステンデッド(デュアルランド期)

アポカリプスで加わった強力な対抗色多色カードを活かすべく黒緑白PT Junkが組まれた。



色拘束のきつさはデュアルランド税収/Titheで補う。

モダン

モダンにも様々なタイプのデッキが存在する。特に大きな活躍を見せているのは以下の3つ。

1つ目はジャンク(Junk)、アブザンミッドレンジ(Abzan Midrange)などと呼ばれるグッドスタッフ系のビート・コントロールデッキ。手札破壊単体除去対戦相手リソースを削り、タルモゴイフ/Tarmogoyfなどの少数精鋭のクリーチャーでとどめを刺す。同環境ジャンド黒緑ロックとともに黒緑系BG系(BGx)と総称される。



詳細はPT Junkを参照。

2つ目は頑強クリーチャーによる無限コンボを搭載したビートダウンデッキ。当初は出産の殻/Birthing Podを中心に据えたメリーラ・ポッド(Melira Pod)と呼ばれるものが主流だったが、無限コンボに頼らないものなど様々な派生デッキがある。後に出産の殻が禁止され衰退したものの、タルキール龍紀伝参入後はアブザンカンパニー(Abzan Company)として復活を果たしている。



詳細は無限頑強および出産の殻を参照。

3つ目は萎れ葉アブザン(Wilted Abzan)、リトルキッドジャンク(Little Kid Junk)などと呼ばれる緑白タッチのビートダウンデッキ。



マナ・クリーチャーからマナ加速して復活の声/Voice of Resurgenceロクソドンの強打者/Loxodon Smiterなどの緑白クリーチャーを並べ、萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liegeガヴォニーの居住区/Gavony Townshipによる全体強化で勝負を決める。タッチしたことで包囲サイ/Siege Rhino未練ある魂/Lingering Soulsといった強力なカードを採用できるようになっている。

除去打ち消し、手札破壊に対するアンチカードが多く、対戦相手の妨害手段(特にヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil)に強い。一方でこちらも妨害手段にあまりスロットを割くことができないため、コンボデッキなどは苦手。

サンプルレシピ

Abzan(Modern) [11]
土地 (23)
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
3 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
3 森/Forest
1 草むした墓/Overgrown Tomb
1 寺院の庭/Temple Garden
1 神無き祭殿/Godless Shrine
1 湿地の干潟/Marsh Flats
1 沼/Swamp
1 平地/Plains
クリーチャー (27)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 復活の声/Voice of Resurgence
4 包囲サイ/Siege Rhino
3 萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
2 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
呪文 (10)
4 流刑への道/Path to Exile
2 思考囲い/Thoughtseize
4 未練ある魂/Lingering Souls
サイドボード (15)
2 思考囲い/Thoughtseize
2 引き裂く突風/Fracturing Gust
2 虚空の杯/Chalice of the Void
2 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
1 殺戮の契約/Slaughter Pact
1 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
1 石のような静寂/Stony Silence
1 盲信的迫害/Zealous Persecution
1 法の定め/Rule of Law
1 神聖の力線/Leyline of Sanctity
1 英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes


レガシー

現行のレガシーでもPT Junkは有力なアーキタイプである。デュアルランドフェッチランド多色化が進んでいるのが大きい。



参考

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