英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes

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Ajani, Mentor of Heroes / 英雄の導師、アジャニ (3)(緑)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)

[+1]:あなたのコントロールするクリーチャーを1体、または2体か3体対象とする。それらの上に3個の+1/+1カウンターを望むように割り振って置く。
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。あなたはその中からオーラ(Aura)・カード1枚かクリーチャー・カード1枚かプレインズウォーカー・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-8]:あなたは100点のライフを得る。

4

ニクスへの旅で登場した4枚目のアジャニ忠誠度能力+1/+1カウンターの配置、手札の補充、ライフ回復

1つ目の+1能力
+1/+1カウンターを用いたクリーチャー強化
割り振りであるため柔軟性が高い。複数のクリーチャーを一回りずつ強化することもできるし、戦闘性能の低いマナ・クリーチャー回避能力除去耐性を持つクリーチャーなどを集中的に強化することもできる。
+1/+1カウンターを参照するカードと併用するのもよい。スタンダードでは円環の賢者/Gyre Sage時の賢者/Sage of Hoursなどとの組み合わせが考えられる。
2つ目の+1能力
自然との融和/Commune with Nature系の限定的な手札補充(濾過)。よくあるクリーチャーに加え、オーラプレインズウォーカーに対応している。
適切な構成のデッキで使えば、忠誠度を上げながら高い確率で1枚のハンド・アドバンテージを得られる優秀な能力
-8能力
100点のライフ回復。固定量のライフ回復としては全カード中最大の値(イニストラードを覆う影時点)。
100点ものライフがあればダメージレースはかなり有利になるし、除去などを引くまでの時間稼ぎにもなる。とはいえ、アジャニがこの能力を起動できるのであれば盤面は優勢ないし膠着状態である可能性が高く、ライフを得る意義は大きいとは言いがたい。今後劣勢になったときのための保険、もしくはアジャニを無視してライフを削り切る戦略への牽制と見るべきか。
また、ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmageなどと組み合わせれば瞬殺も可能。

登場時のスタンダードでは緑白のデッキ自体がメタゲーム上で退潮しており目立った活躍はなかったが、タルキール覇王譚参入後はアブザンミッドレンジアブザンアグロなどで採用された。その後カードプールの拡大や環境の変化により採用率は一時低下していたものの、マジック・オリジンで1つ目の+1能力とシナジーを形成する搭載歩行機械/Hangarback Walkerが登場したことにより再びアブザンアグロや緑白大変異で採用されるようになった。

[編集] 開発秘話

テーロス・ブロックのストーリーにエルズペス/Elspethアジャニ/Ajaniが登場することは早い段階で決まっていたが、1つのブロック内のプレインズウォーカー・カードにの偏りがあるのは望ましくなかった。クリエイティブ・チームはエルズペスを単色にすることを強く望んだため、アジャニは2色のカードとして作られることになった。

2色の組み合わせのうち、緑白はフレイバー的にも適切であり、また(神々の軍勢までに登場が予定されているカードも考慮すれば)2色のプレインズウォーカー・カードでは唯一使われていない色であった。色の偏りの問題を解決し、同時にプレイヤーが待ち望んでいた初の緑白のプレインズウォーカーになるとして、このカードの色は緑白に設定された(参考/翻訳)。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

古き友エルズペスを探してテーロス/Therosを訪れたアジャニ/Ajaniブリマーズ/Brimazの助けを得てエルズペスと再会した彼は、彼女とともにこの次元/Planeに秩序を取り戻すことを誓い、ゼナゴス/Xenagosが入り込んだ神々の世界――ニクス/Nyxへの旅に出た。

詳細はアジャニ/Ajaniを参照。

  • カード名の「mentor」はギリシャ神話の登場人物メントールに由来する言葉で、「良き指導者・助言者」を意味する。ここではテーロスのレオニン/Leoninの助言者となり、英雄エルズペスの旅の仲間となったアジャニの立場を表したものだろう。

[編集] 参考

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