統率者戦

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'''エルダー・ドラゴン・ハイランダー'''/''Elder Dragon Highlander''はカジュアル変種ルールの1つ。'''EDH'''と省略して呼ばれることもある。[[Magic Online]]ではこれを基にした[[司令官戦]]が[[多人数戦]][[フォーマット]]として制定されている。
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'''統率者戦'''/''Commander''はカジュアル変種ルールの1つ。「'''エルダー・ドラゴン・ハイランダー'''/''Elder Dragon Highlander''」「'''EDH'''」「'''司令官戦'''」と称されていたが、[[統率者]]の発表とともに、名称が変更となった。
  
 
==解説==
 
==解説==
'''ジェネラル(将軍)'''と呼ばれる[[カード]]をキーとする[[フォーマット]]である。ジェネラルは[[デッキ]]の[[色]]を決定し、[[ゲーム]]のルール上でも優遇された非常に重要な存在である。
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'''[[統率者]]'''と呼ばれる[[カード]]をキーとする[[フォーマット]]である。統率者は[[デッキ]]の[[色]]を決定し、[[ゲーム]]のルール上でも優遇された非常に重要な存在である。
  
[[ハイランダー]]のルールに準拠するため、[[サーチカード]]の重要性が高い。そのため、[[果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero]]などの[[サーチ]][[能力]]を持ったカードをジェネラルとすると非常に有効に働く。また、[[単色]]のジェネラルを選ぶと使用できるカードが狭まりデッキの[[カードパワー]]が下がる恐れがあり、一方で[[多色]]のジェネラルを選ぶと[[多色地形]]を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。ジェネラルとデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。
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[[ハイランダー]]のルールに準拠するため、[[サーチカード]]の重要性が高い。そのため、[[果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero]]などの[[サーチ]][[能力]]を持ったカードを統率者とすると非常に有効に働く。また、[[単色]]の統率者を選ぶと使用できるカードが狭まりデッキの[[カードパワー]]が下がる恐れがあり、一方で[[多色]]の統率者を選ぶと[[多色地形]]を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。統率者とデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
 
===構築ルール===
 
===構築ルール===
まず、'''ジェネラル(将軍)'''と呼ばれる[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を1枚選ぶ。ジェネラルの[[マナ・コスト]]は、[[デッキ]]内に入れられるカードの[[マナ・シンボル]]を指定し、ジェネラルのマナ・コストに含まれないマナ・シンボル([[混成マナ・シンボル]]も含む)を持ったカードをデッキに入れることはできない。デッキ内のカードはその[[色]]の[[マナ]]しか生み出せず、不適正な[[色マナ]]を生み出す場合は代わりに[[無色マナ]]を生み出す。
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まず、'''統率者'''と呼ばれる[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を1枚選ぶ。統率者の[[マナ・コスト]]は、[[デッキ]]内に入れられるカードの[[マナ・シンボル]]を指定し、統率者のマナ・コストに含まれないマナ・シンボル([[混成マナ・シンボル]]も含む)を持ったカードをデッキに入れることはできない。デッキ内のカードはその[[色]]の[[マナ]]しか生み出せず、不適正な[[色マナ]]を生み出す場合は代わりに[[無色マナ]]を生み出す。
  
*例えば、[[Phelddagrif]]をジェネラルとして選んだならば、[[黒]]や[[赤]]のマナ・シンボルを持つカードはデッキに入れられない。すなわち、通常の赤や黒のカードに加え、[[生+死/Life+Death]]、[[威圧のタリスマン/Talisman of Dominance]]、[[ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage]]なども認められない。
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*例えば、[[Phelddagrif]]を統率者として選んだならば、[[黒]]や[[赤]]のマナ・シンボルを持つカードはデッキに入れられない。すなわち、通常の赤や黒のカードに加え、[[生+死/Life+Death]]、[[威圧のタリスマン/Talisman of Dominance]]、[[ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage]]なども認められない。
 
**黒や赤であるが、そのマナ・シンボルを含まない[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]は問題ない。
 
**黒や赤であるが、そのマナ・シンボルを含まない[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]は問題ない。
  
デッキ内には、通常の[[ハイランダー]]と同様、[[基本土地]]カード以外は同じ[[カード名]]のカードを1枚ずつしか入れることができない。枚数は、ジェネラルと合わせてちょうど100枚である。なお2010年6月20日現在のルールでは、[[陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion]]、[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]がジェネラルに指定できない。
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デッキ内には、通常の[[ハイランダー]]と同様、[[基本土地]]カード以外は同じ[[カード名]]のカードを1枚ずつしか入れることができない。枚数は、統率者と合わせてちょうど100枚である。なお2010年6月20日現在のルールでは、[[陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion]]、[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]が統率者に指定できない。
  
 
===使用カード===
 
===使用カード===
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===ゲームルール===
 
===ゲームルール===
[[ゲーム]]を開始する前に、各[[プレイヤー]]は自分の[[デッキ]]のジェネラルを宣言し、それを[[コマンド]][[領域]]に置く。ジェネラルであることは[[特性]]ではなくその[[カード]]の持つ性質である。「ジェネラルであること」は[[コピー]]されず、[[継続的効果]]によって上書きされず、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]変更[[効果]]により失われない。
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[[ゲーム]]を開始する前に、各[[プレイヤー]]は自分の[[デッキ]]の統率者を宣言し、それを[[コマンド]][[領域]]に置く。統率者であることは[[特性]]ではなくその[[カード]]の持つ性質である。「統率者であること」は[[コピー]]されず、[[継続的効果]]によって上書きされず、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]変更[[効果]]により失われない。
  
 
プレイヤーの[[ライフ]]総量の初期値は40点である。
 
プレイヤーの[[ライフ]]総量の初期値は40点である。
  
いずれかのプレイヤーが1体のジェネラルより21点以上の[[戦闘ダメージ]]を与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに[[敗北]]する。これは[[状況起因処理]]である。ライフとは個別にカウントされ、ライフを[[回復]]してもこの値はリセットされない。
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いずれかのプレイヤーが1体の統率者より21点以上の[[戦闘ダメージ]]を与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに[[敗北]]する。これは[[状況起因処理]]である。ライフとは個別にカウントされ、ライフを[[回復]]してもこの値はリセットされない。
*この値はジェネラルごとに累計される。ジェネラルが1度[[戦場を離れる|戦場を離れて]]も記憶され続け、再び[[戦場に出る|戦場に出て]]同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えたならば、[[戦場を離れる]]以前のダメージと累計して「21点」をカウントする(「領域を移動した[[オブジェクト]]は新しいオブジェクトとして扱われる」というルールの例外)。
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*この値は統率者ごとに累計される。統率者が1度[[戦場を離れる|戦場を離れて]]も記憶され続け、再び[[戦場に出る|戦場に出て]]同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えたならば、[[戦場を離れる]]以前のダメージと累計して「21点」をカウントする(「領域を移動した[[オブジェクト]]は新しいオブジェクトとして扱われる」というルールの例外)。
*ジェネラルが異なる[[コントローラー]]より同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、以前のプレイヤーのコントロール下で与えた戦闘ダメージと累計して「21点」をカウントする。
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*統率者が異なる[[コントローラー]]より同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、以前のプレイヤーのコントロール下で与えた戦闘ダメージと累計して「21点」をカウントする。
  
ジェネラルがコマンド領域にある限り、そのオーナーはジェネラルを[[唱える]]ことができる。ただし、この方法でそれまでにジェネラルを唱えた回数1回につき、[[追加コスト]]として(2)[[支払う]]必要がある。
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統率者がコマンド領域にある限り、そのオーナーは統率者を[[唱える]]ことができる。ただし、この方法でそれまでに統率者を唱えた回数1回につき、[[追加コスト]]として(2)[[支払う]]必要がある。
 
*[[Phelddagrif]]ならば、1回目は(1)(緑)(白)(青)、2回目は(3)(緑)(白)(青)、3回目は(5)(緑)(白)(青)と増えていく。
 
*[[Phelddagrif]]ならば、1回目は(1)(緑)(白)(青)、2回目は(3)(緑)(白)(青)、3回目は(5)(緑)(白)(青)と増えていく。
  
ジェネラルがいずれかの領域から[[墓地]]または[[追放]]領域に置かれる場合、その[[オーナー]]は代わりにジェネラルをコマンド領域に置くことを選んでもよい。これは[[置換効果]]である。
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統率者がいずれかの領域から[[墓地]]または[[追放]]領域に置かれる場合、その[[オーナー]]は代わりに統率者をコマンド領域に置くことを選んでもよい。これは[[置換効果]]である。
  
*ジェネラルは[[レジェンド・ルール]]の影響を受け、同[[名前|名]]の[[伝説のクリーチャー]]が[[戦場]]にいると両方とも墓地に置かれる。
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*統率者は[[レジェンド・ルール]]の影響を受け、同[[名前|名]]の[[伝説のクリーチャー]]が[[戦場]]にいると両方とも墓地に置かれる。
 
**以前は選択したルールによっては墓地に置かれない場合もあった。詳細は[[#その他]]の「オープンルール」参照。
 
**以前は選択したルールによっては墓地に置かれない場合もあった。詳細は[[#その他]]の「オープンルール」参照。
 
*1対1でゲームを行ってもよいが、[[多人数戦]]で行うのが一般的である。
 
*1対1でゲームを行ってもよいが、[[多人数戦]]で行うのが一般的である。
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===選択ルール===
 
===選択ルール===
 
====EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)====
 
====EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)====
この選択ルールを採用する場合、各[[プレイヤー]]は1枚のジェネラルと99枚の[[カード]]の他に10枚のカード用意することができる。
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この選択ルールを採用する場合、各[[プレイヤー]]は1枚の統率者と99枚の[[カード]]の他に10枚のカード用意することができる。
  
ジェネラルが選ばれた後、各プレイヤーは[[デッキ]]のカードと1対1で入れ替えるための3分が与えられる。
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統率者が選ばれた後、各プレイヤーは[[デッキ]]のカードと1対1で入れ替えるための3分が与えられる。
  
 
*デッキに入らなかったカードは[[願い]]などで回収できる。
 
*デッキに入らなかったカードは[[願い]]などで回収できる。
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いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という[[勝利条件]]の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。
 
いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という[[勝利条件]]の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。
  
EDH公式サイトでは「1[[ターン]]に最大の[[戦闘ダメージ]]を与えたプレイヤー」「[[マナ・プール]]に最も多くの[[マナ]]を貯めたプレイヤー」「ジェネラルダメージによる勝利」「ジェネラルに最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。
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EDH公式サイトでは「1[[ターン]]に最大の[[戦闘ダメージ]]を与えたプレイヤー」「[[マナ・プール]]に最も多くの[[マナ]]を貯めたプレイヤー」「統率者ダメージによる勝利」「統率者に最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。
  
 
====Democratic Victory(民主的勝利)====
 
====Democratic Victory(民主的勝利)====
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====The League Rule(リーグルール)====
 
====The League Rule(リーグルール)====
デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じジェネラルを選ぶことができず、他のプレイヤーがジェネラルとして選んだカードをデッキに入れることができない。
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デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じ統率者を選ぶことができず、他のプレイヤーが統率者として選んだカードをデッキに入れることができない。
  
===その他===
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== [[Magic Online]] ==
*以前はジェネラルに関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、2009年9月20日のEDHルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては[[#The League Rule(リーグルール)]]を参照)。
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統率者戦も、[[Magic Online]]認定フォーマットのひとつとして上げられる。「'''司令官戦'''」「'''コマンダー戦'''」とも呼ばれる。
**オープンルールでは、リーグルールのようなデッキ構築段階での制限はない代わりに、「ジェネラルはいわゆる[[レジェンド・ルール]]の影響を受けなくなる」という特殊ルールが追加されていた。同[[名前|名]]の[[伝説のクリーチャー]]が[[戦場]]にある場合、ジェネラルでないもののみが[[墓地]]に置かれ、ジェネラルならば墓地には置かれない。双方がジェネラルならばどちらも戦場に残る。
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*2009年9月20日のEDHルール改正で変更されるまでは、ジェネラルを置く[[領域]]は[[コマンド]]領域の代わりに[[追放]]([[ゲーム外]])領域を用い、マリガンは[[#Partial Paris Mulligan|Partial Paris Mulligan]]ではなく通常の[[多人数戦]]用マリガンが用いられていた。
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上記ルールを基にした[[多人数戦]]フォーマットで、[[シングルトン|100カード・シングルトン]]を用いた[[無差別戦]]で行われる。
*ジェネラル以外にも[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を入れても構わない。
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*EDHと違い、[[ルール・テキスト]]の[[マナ・シンボル]]による構築制限はない。
*基本的に多人数戦で行われ、[[ライフ]]だけでなくジェネラルからの[[戦闘ダメージ]]も記録する必要があるため、メモ帳は必須と言える。
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===禁止カード===
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2010年8月25日時点の[[禁止カード]]リスト。
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*[[生命の律動/Biorhythm]]
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*[[天秤/Balance]]
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*[[陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion]]
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*[[チャネル/Channel]]
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*[[合同勝利/Coalition Victory]]
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*[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]
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*[[Gleemox]]
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*[[丸砥石/Grindstone]]
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*[[Karakas]]
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*[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]]
 +
*[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]
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*[[一望の鏡/Panoptic Mirror]]
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*[[変幻の大男/Protean Hulk]]
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*[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]
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*[[裂け目掃き/Riftsweeper]] (2010年9月7日まで)
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*[[威圧の杖/Staff of Domination]]
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*[[星の揺らぎ/Sway of the Stars]]
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*[[修繕/Tinker]]
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*[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]
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*[[激動/Upheaval]]
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*[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]
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以前は[[シングルトン|100カード・シングルトン]]の禁止リストを用いていたが、2008年12月10日からは個別に禁止リストが管理されるようになった。
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禁止カードリストの変遷については、[[Magic Onlineフォーマットの変遷#司令官戦|Magic Onlineフォーマットの変遷]]を参照。
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==その他==
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*以前は統率者に関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、2009年9月20日のEDHルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては[[#The League Rule(リーグルール)]]を参照)。
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**オープンルールでは、リーグルールのようなデッキ構築段階での制限はない代わりに、「統率者はいわゆる[[レジェンド・ルール]]の影響を受けなくなる」という特殊ルールが追加されていた。同[[名前|名]]の[[伝説のクリーチャー]]が[[戦場]]にある場合、統率者でないもののみが[[墓地]]に置かれ、統率者ならば墓地には置かれない。双方が統率者ならばどちらも戦場に残る。
 +
*2009年9月20日のEDHルール改正で変更されるまでは、統率者を置く[[領域]]は[[コマンド]]領域の代わりに[[追放]]([[ゲーム外]])領域を用い、マリガンは[[#Partial Paris Mulligan|Partial Paris Mulligan]]ではなく通常の[[多人数戦]]用マリガンが用いられていた。
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*統率者以外にも[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を入れても構わない。
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*基本的に多人数戦で行われ、[[ライフ]]だけでなく統率者からの[[戦闘ダメージ]]も記録する必要があるため、メモ帳は必須と言える。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://www.mtgcommander.net/rules.php Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules]
 
*[http://www.mtgcommander.net/rules.php Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules]
 
*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html エルダードラゴン・ハイランダー 公式ルール] ([[進藤欣也]]氏による上記の和訳)
 
*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html エルダードラゴン・ハイランダー 公式ルール] ([[進藤欣也]]氏による上記の和訳)
*[[司令官戦]]
 
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[トーナメント用語]]
 
*[[トーナメント用語]]
  
 
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2010年12月11日 (土) 20:01時点における版

テンプレート:現在進行

統率者戦/Commanderはカジュアル変種ルールの1つ。「エルダー・ドラゴン・ハイランダー/Elder Dragon Highlander」「EDH」「司令官戦」と称されていたが、統率者の発表とともに、名称が変更となった。

目次

解説

統率者と呼ばれるカードをキーとするフォーマットである。統率者はデッキを決定し、ゲームのルール上でも優遇された非常に重要な存在である。

ハイランダーのルールに準拠するため、サーチカードの重要性が高い。そのため、果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Heroなどのサーチ能力を持ったカードを統率者とすると非常に有効に働く。また、単色の統率者を選ぶと使用できるカードが狭まりデッキのカードパワーが下がる恐れがあり、一方で多色の統率者を選ぶと多色地形を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。統率者とデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。

ルール

構築ルール

まず、統率者と呼ばれる伝説のクリーチャーカードを1枚選ぶ。統率者のマナ・コストは、デッキ内に入れられるカードのマナ・シンボルを指定し、統率者のマナ・コストに含まれないマナ・シンボル(混成マナ・シンボルも含む)を持ったカードをデッキに入れることはできない。デッキ内のカードはそのマナしか生み出せず、不適正な色マナを生み出す場合は代わりに無色マナを生み出す。

デッキ内には、通常のハイランダーと同様、基本土地カード以外は同じカード名のカードを1枚ずつしか入れることができない。枚数は、統率者と合わせてちょうど100枚である。なお2010年6月20日現在のルールでは、陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissaryが統率者に指定できない。

使用カード

ヴィンテージで認められている全てのカードを使用でき、禁止カード制限カードも基本的にそれに準拠する。ただし、以下の特例が存在する。

以前は、丸砥石/Grindstone世界のるつぼ/Crucible of Worlds忍耐の試練/Test of Endurance裂け目掃き/Riftsweeperも禁止であったが、いずれも禁止解除されている。

  • パワー9が全て名を連ねている錯覚を受けるが、Timetwisterは使用可能である。誤解してる人が多いので注意。
  • マジック大会規定に記述されているフォーマットではないため、禁止カードも公式な規定ではなく、あくまで「禁止カードとすることが推奨されている」という扱いである。

ゲームルール

ゲームを開始する前に、各プレイヤーは自分のデッキの統率者を宣言し、それをコマンド領域に置く。統率者であることは特性ではなくそのカードの持つ性質である。「統率者であること」はコピーされず、継続的効果によって上書きされず、コントロール変更効果により失われない。

プレイヤーのライフ総量の初期値は40点である。

いずれかのプレイヤーが1体の統率者より21点以上の戦闘ダメージを与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに敗北する。これは状況起因処理である。ライフとは個別にカウントされ、ライフを回復してもこの値はリセットされない。

  • この値は統率者ごとに累計される。統率者が1度戦場を離れても記憶され続け、再び戦場に出て同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えたならば、戦場を離れる以前のダメージと累計して「21点」をカウントする(「領域を移動したオブジェクトは新しいオブジェクトとして扱われる」というルールの例外)。
  • 統率者が異なるコントローラーより同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、以前のプレイヤーのコントロール下で与えた戦闘ダメージと累計して「21点」をカウントする。

統率者がコマンド領域にある限り、そのオーナーは統率者を唱えることができる。ただし、この方法でそれまでに統率者を唱えた回数1回につき、追加コストとして(2)支払う必要がある。

  • Phelddagrifならば、1回目は(1)(緑)(白)(青)、2回目は(3)(緑)(白)(青)、3回目は(5)(緑)(白)(青)と増えていく。

統率者がいずれかの領域から墓地または追放領域に置かれる場合、そのオーナーは代わりに統率者をコマンド領域に置くことを選んでもよい。これは置換効果である。

Partial Paris Mulligan

個々のカードを引ける確率を上げることなく土地事故を和らげるため、特殊なマリガンルールとしてPartial Paris Mulliganが設けられている。

ゲームを始めるときに各プレイヤーが手札を引いた後、通常のマリガンの代わりに以下の手順を行う。

  1. 各プレイヤーは先攻プレイヤーからターン順に自分の手札にあるカードを望む枚数だけ裏向き追放してもよい。
  2. 全プレイヤーが追放するかどうか選んだ後、カードを追放したプレイヤーはその追放したカードの枚数に1を引いた枚数のカードを引く。
  3. 少なくとも1枚のカードを追放したプレイヤーは、1に戻ってこの手順を繰り返してもよい。
  4. どのプレイヤーも追放しないことを選んだ場合、各プレイヤーは追放したカードを自分のライブラリーに戻して切り直す

選択ルール

EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)

この選択ルールを採用する場合、各プレイヤーは1枚の統率者と99枚のカードの他に10枚のカード用意することができる。

統率者が選ばれた後、各プレイヤーはデッキのカードと1対1で入れ替えるための3分が与えられる。

  • デッキに入らなかったカードは願いなどで回収できる。

Victory Points(代替勝利条件)

いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という勝利条件の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。

EDH公式サイトでは「1ターンに最大の戦闘ダメージを与えたプレイヤー」「マナ・プールに最も多くのマナを貯めたプレイヤー」「統率者ダメージによる勝利」「統率者に最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。

Democratic Victory(民主的勝利)

勝利と社交的プレイングのバランスがとれたプレイヤーに報奨を与える手段として用意された選択ルール。

ゲームが終了したとき、各プレイヤーは最も楽しませた対戦相手1人に投票する。プレイヤーは最後まで残っていた場合は2点、1票につき1点を獲得し、その点数に対して賞品を提供する。

The League Rule(リーグルール)

デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じ統率者を選ぶことができず、他のプレイヤーが統率者として選んだカードをデッキに入れることができない。

Magic Online

統率者戦も、Magic Online認定フォーマットのひとつとして上げられる。「司令官戦」「コマンダー戦」とも呼ばれる。

上記ルールを基にした多人数戦フォーマットで、100カード・シングルトンを用いた無差別戦で行われる。

禁止カード

2010年8月25日時点の禁止カードリスト。

以前は100カード・シングルトンの禁止リストを用いていたが、2008年12月10日からは個別に禁止リストが管理されるようになった。

禁止カードリストの変遷については、Magic Onlineフォーマットの変遷を参照。

その他

  • 以前は統率者に関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、2009年9月20日のEDHルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては#The League Rule(リーグルール)を参照)。
    • オープンルールでは、リーグルールのようなデッキ構築段階での制限はない代わりに、「統率者はいわゆるレジェンド・ルールの影響を受けなくなる」という特殊ルールが追加されていた。同伝説のクリーチャー戦場にある場合、統率者でないもののみが墓地に置かれ、統率者ならば墓地には置かれない。双方が統率者ならばどちらも戦場に残る。
  • 2009年9月20日のEDHルール改正で変更されるまでは、統率者を置く領域コマンド領域の代わりに追放ゲーム外)領域を用い、マリガンはPartial Paris Mulliganではなく通常の多人数戦用マリガンが用いられていた。
  • 統率者以外にも伝説のクリーチャーカードを入れても構わない。
  • 基本的に多人数戦で行われ、ライフだけでなく統率者からの戦闘ダメージも記録する必要があるため、メモ帳は必須と言える。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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