合体

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

合体(がったい)/Meldは、キーワード処理の1つ。合体カードの組を第2面同士で組み合わせて戦場に出すことを表す。


Gisela, the Broken Blade / 折れた刃、ギセラ (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel) ホラー(Horror)

飛行、先制攻撃、絆魂
あなたの終了ステップの開始時に、あなたが折れた刃、ギセラと《消えゆく光、ブルーナ/Bruna, the Fading Light》という名前のクリーチャーを1体コントロールしているとともにそれらのオーナーである場合、それらを追放し、その後それらを《悪夢の声、ブリセラ/Brisela, Voice of Nightmares》へと合体させる。

4/3


Bruna, the Fading Light / 消えゆく光、ブルーナ (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel) ホラー(Horror)

あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたの墓地から天使(Angel)クリーチャー・カード1枚か人間(Human)クリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれを戦場に戻してもよい。
飛行、警戒
(《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade》と合体する。)

5/7
Brisela, Voice of Nightmares / 悪夢の声、ブリセラ
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) 天使(Angel)

飛行、先制攻撃、警戒、絆魂
あなたの対戦相手は、マナ総量が3以下の呪文を唱えられない。

9/10

[編集] 定義

合体する組を構成するカード2枚を「合体させる/Meld」とは、それら2枚を、第2面を表にして組み合わせた状態で戦場に出すことである。それらがなるパーマネントは、2枚のカードによって表される単一のオブジェクトである。

[編集] 解説

異界月で初登場したキーワード処理で、同セットではエムラクール/Emrakulにより変質したクリーチャーが融合した姿を表したメカニズムであった。

兄弟戦争での再登場時には「パワーストーン/Powerstoneを取り込む」「機械と一体化する」などを表すために用いられた。

[編集] ルール

合体カードも参照のこと。

[編集] その他

  • このシステムの元ネタはB.F.M. (Big Furry Monster)である。複数のカードで1体の巨大クリーチャーを表すというB.F.M.のアイデアを、黒枠の世界でルール的に問題無いように実現する方法を長年模索してきていた。そして両面カードのシステムを応用するという着想に辿り着き、現在の形で完成した[1]
    • デュエル・マスターズには同じくB.F.M.に触発されて作られた合体メカニズム(覚醒リンク)がこちらに先行して存在しており、上記のコラムでも触れられている。もっとも、あちらはデッキの外部の領域に用意して特別なカードで場に出すカードであるのに対し、こちらはメインデッキに入れて使うカードであるため、かなり事情が違う。あちらでは2枚に留まらず、3枚、果てには派生メカニズムに5枚で合体するなどのものが存在する。
  • 兄弟戦争の開発段階では宿主 - 拡張を発想元に、複数の合体パターンを持つ合体カードが考案されていた。しかし、デザインが孤立的すぎる、競技レベルの構築フォーマット向けにするのが難しい、統率者戦で使う場合でも厄介といった問題点があり没になった[2]。そのほか、インスタントソーサリーを構成要素にした合体カードも考案されていた[3]
  • 日本語で「合体」というと合体ロボのようなものが想像されるが、meldは金属などが「溶けて混ざる」ような意味合いの言葉である。

[編集] 脚注

  1. Over the Moon, Part 1/月を超えて その1Making Magic 2016年6月27日 Mark Rosewater著)
  2. Act of War, Part 1/『戦争』行為 その1(Making Magic 2022年10月27日 Mark Rosewater著)
  3. If or when: Instants/sorceries with Meld (or a...Blogatog 2022年12月4日)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0


MOBILE