統率者レジェンズ
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:非プレミアム版、プレミアム版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。 | :非プレミアム版、プレミアム版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。 | ||
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:*エッチング仕様プレミアム版のアンコモンの伝説のクリーチャー・カード1枚。虹色の笛吹きもこのスロットに含まれる。 | :*エッチング仕様プレミアム版のアンコモンの伝説のクリーチャー・カード1枚。虹色の笛吹きもこのスロットに含まれる。 | ||
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2022年6月18日 (土) 15:59時点における最新版
統率者レジェンズ/Commander Legends | |
シンボル | 伝説のカードのフレーム |
略号 | CMR |
コードネーム | chevron |
発売日 | 2020年11月20日 |
セット枚数 | 全361種類 |
統率者レジェンズ/Commander Legendsとは、リミテッド統率者戦用の特殊セットである。2020年11月20日発売。日本語を含む各言語で発売される。 キャッチコピーは「パックすべてが伝説/Every Pack is Legendary」。
目次 |
[編集] 概要
シールドやブースター・ドラフトで統率者戦を楽しむことを目的とした統率者戦用セット。
新規キャラクターから既存のキャラクターの初カード化やリメイクまで、総勢71枚の統率者として使用できる新規の伝説のクリーチャーと伝説のプレインズウォーカーが登場。後述のエッチング・フォイル仕様の再録の伝説のクリーチャーを含めれば、ブースターパックから出現する伝説のカードは神河物語を超え史上最多の103枚となる。
新規メカニズムとして再演が登場。また共闘、統治者、続唱を持つ新規カードが収録されている。
ショーケース・フレームとして、各伝説のクリーチャー・カードには通常のプレミアム版とは別にエッチング風の新たなフォイル加工とそれを模したフレームのエッチング・フォイル仕様プレミアム・カードが存在する。また、過去の有力な伝説のクリーチャー・カードも番外カードとしてエッチング仕様プレミアム・カード限定で再録されており、これらはドラフト・ブースターにも一定の確率で封入されている。
新規カードはエターナル・フォーマットでのみ使用可能であり、その他のカードは同名のカードが該当フォーマットに存在する場合に限り使用することができる。
- 当初の発売日は11月6日を予定していたが、2019新型コロナウイルスによる生産と流通の遅れを受けまず統率者デッキが発売日を11月20日に変更、その後本製品も20日に変更された。
- 開発中に没になった統率者カード21枚がGavin VerheyのYoutubeチャンネルで公開された[1]。詳細はカード個別評価:非流通カード#統率者レジェンズを参照。
[編集] リミテッド
統率者レジェンズ発売に伴い、ブースター・ドラフトで統率者戦を遊ぶための選択ルール、「統率者ドラフト」が規定された。
統率者ドラフトでは、プレイヤーは20枚入りのパックから1回の手番ごとにカードを2枚ピックし、統率者を含む60枚以上のデッキを組む特殊ルールが推奨される。統率者の固有色のルールは順守する必要があるがシングルトンルールは除外され、デッキに同じカード名のカードを2枚以上入れてもよい。また、望むなら自身のカードプールに虹色の笛吹き/The Prismatic Piperを加えることができる。ルールについての詳細は統率者戦#統率者ドラフトの項を参照のこと。
統率者とその固有色に合致する色のカードをピックしていく必要があるが、単色の伝説のクリーチャー/プレインズウォーカーはすべて共闘を持っているため、2色で組むことに不自由はなくドラフト中の色変えも可能となっている。万が一統率者を取り逃したプレイヤーへの救済措置として、6パックに1つはコモンのスロットにどの色の統率者としても使用でき共闘できる虹色の笛吹き/The Prismatic Piperが封入されている。また通常のコモン、アンコモンの範囲では単一の色よりアーティファクトの方が開封比が高くなっている。
リミテッド用アーキタイプとして、2色の組み合わせごとに共通するテーマが存在する。
色 | テーマ |
---|---|
白青 | 飛行 |
白黒 | トークン |
青黒 | 墓地利用 |
青赤 | 海賊 |
黒赤 | 生け贄 |
黒緑 | エルフ |
赤緑 | パワー参照 |
赤白 | オーラと装備品 |
緑白 | +1/+1カウンター |
緑青 | マナ総量が6以上の呪文 |
[編集] 番外カード
付属製品に含まれるカードやプロモーション・カード、別イラスト、特殊な枠のカードはコレクター番号が362番以降の番外カードとなっている。
- 統率者デッキ新規カード(#362~367)
- 統率者レジェンズ統率者デッキの新規カード。内訳はカード個別評価:統率者デッキ新規カードを参照。
- 統率者デッキ再録カード(#368~511)
- 統率者レジェンズ統率者デッキの再録カード。メインセットに含まれているカードについても別途コレクター番号が振られている。
- ボーダーレス版プレインズウォーカー/Borderless Planeswalker(#512~513)
- カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたプレインズウォーカー・カード。
- ドラフト・ブースター、コレクター・ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
- エッチング仕様の再録の伝説のクリーチャー・カード(#514~545)
- エッチング風の特殊なフォイル加工とそれを模したフレームのカード。過去の有力な伝説のクリーチャーの再録であり、プレミアム版しか存在しない。
- コレクター・ブースターには専用のスロットがあり、ドラフト・ブースターからはプレミアム・カードのスロットから一定の確率で出現する。
- エッチング仕様の伝説のクリーチャー・カード(#546~614)
- 前述の再録カードと同じ仕様の新録の伝説のクリーチャー・カード。プレミアム版しか存在せず、統率者レジェンズの新規の伝説のクリーチャー・カードは、通常版、プレミアム版、エッチング仕様プレミアム版の3種類が存在することになる。
- コレクター・ブースターには専用のスロットがあり、ドラフト・ブースターからはプレミアム・カードのスロットから一定の確率で出現する。
- 拡張アート枠/Extended-Art Frame(#615~716)
- イラストが両端の枠まで拡大されたカード。ボーダーレスでもショーケースでもないすべてのレア・神話レアに存在する。それに加え、統率者戦で多用されるアンコモン、コモンのカード33種類が選出され拡張アート枠で収録されている。ドラフト・ブースターからは出ない(統率者デッキには含まれる)カードも入っている。内訳はカード個別評価:拡張アートのコモンかアンコモンを参照。
- 非プレミアム版、プレミアム版ともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
- 欠番(#717~720)
- このコレクター番号のカードは存在しない。統率者デッキ限定カードの拡張アート枠が収録される予定だったが、削除された[2]。
- BOX特典カード(#721)
- ブースターパックからは出現しないマナの合流点/Mana Confluence。
- ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。
- 参加賞プロモカード(#722)
- ブースターパックから出現するカードとは異なるイラストのプレミアム版闇の男爵、センギア/Sengir, the Dark Baron。
- 統率者レジェンズのプレリリースに参加したプレイヤーに配布される。非プレミアム版は存在しない。
[編集] 事前情報
本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[3]。
- 14個のクリーチャーの能力が列挙されたカード:イクシドールの理想、アクローマ/Akroma, Vision of Ixidor
- これまでにない組み合わせの、3種類の異なるカード・タイプを墓地から戦場に戻すカード:勝利の算段/Triumphant Reckoning
- 常磐木のキーワード処理を他の常磐木のキーワード処理に変えてしまうカード:岐路の占い師、エリゲス/Eligeth, Crossroads Augur
- 新たな場所からクリーチャーを一時的に盗むカード:愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat, Doom of Fools
- あなたの統率者の固有色が少ないほど強くなるカード:統率者の板金鎧/Commander's Plate、作戦室/War Room
- 既存の伝説のクリーチャーの兄弟姉妹である複数の伝説のクリーチャー:ハンス・エリクソン/Hans Eriksson、薄暮の埋葬布、リーサ/Liesa, Shroud of Dusk
- あなたが戦場に持っているパーマネントに拠った特定のプロテクションを与えるカード:登る建築家、レベック/Rebbec, Architect of Ascension
- 開始フェイズと戦闘前メイン・フェイズの両方を参照するカード:副陽のスフィンクス/Sphinx of the Second Sun
- 他の3体の伝説のクリーチャーと、カード名の5分の4単語が共通する伝説のクリーチャー・カード:東の樹の木霊/Kodama of the East Tree
- 4単語のルール文章と52単語の注釈文を持つクリーチャー:頂点壊滅獣/Apex Devastator
- 以下のルール文章を持つカード;
- ダメージはあなたのライフを失わせない/damage doesn't cause you to lose life:戴冠のアルコン/Archon of Coronation
- 好きな数のあなたがコントロールする装備品かオーラ/any number of Auras and Equipment you control:剛胆な考古学者、アーデン/Ardenn, Intrepid Archaeologist
- 統率者を除く/except for commanders:兵士の切りつけ/Slash the Ranks
- Xは飛行を持つ攻撃クリーチャーの総数に等しい/where X is the number of attacking creatures with flying:嵐の目、シアーニ/Siani, Eye of the Storm
- あなたがコントロールするトークンが戦場を離れるたび/Whenever a token you control leaves the battlefield:ダスキネルの工作員、ネイディア/Nadier, Agent of the Duskenel、ネイディアの夜刃/Nadier's Nightblade
- あなたがコントロールする1体以上の海賊が対戦相手にダメージを与えるたび/Whenever one or more Pirates you control deal damage to your opponents:鋭い目の航海士、マルコム/Malcolm, Keen-Eyed Navigator、鉄面連合の略取者、ブリーチェス/Breeches, Brazen Plunderer
- あなたがコントロールする統率者は~を持つ/Commanders you control have:影猫の使い魔、ファルティス/Falthis, Shadowcat Familiar、尊狼の使い魔、アナーラ/Anara, Wolvid Familiar
- Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数にあなたの墓地にあるアーティファクト・カードの数を足した数に等しい/X is the number of artifacts you control plus the number of artifact cards in your graveyard:金線の打破者、アーミクス/Armix, Filigree Thrasher
- あなたの対戦相手の中から無作為に一人選ぶ/chosen at random from among your opponents:富の爆発/Explosion of Riches
- あなたと、あなたがコントロールするパーマネントはプロテクション(サラマンダー)を持つ/You and permanents you control have protection from Salamanders:アンフィン学者、ゴー・ムルドラク/Gor Muldrak, Amphinologist
- 以下の統率者レジェンズで初登場となるタイプ行のカード;
- 伝説のクリーチャー ─ 馬:陽光たてがみの使い魔、ケレス/Keleth, Sunmane Familiar
- 伝説のクリーチャー ─ エレメンタル・トカゲ:燃えさし爪の使い魔、ケディス/Kediss, Emberclaw Familiar
- 伝説のクリーチャー ─ スピリット・海賊:ラミレス・ディピエトロの幽霊/Ghost of Ramirez DePietro
- 伝説のクリーチャー ─ 象・戦士:アラシンの守護者、ハムザ/Hamza, Guardian of Arashin
- 伝説のクリーチャー ─ キマイラ:岩山の声、ノストロ/Gnostro, Voice of the Crags
- 伝説のクリーチャー ─ ナーガ・ドルイド:報奨の祝賀者、イモーティ/Imoti, Celebrant of Bounty
- 伝説のクリーチャー ─ 海亀・シャーマン:ラグーンの神秘家、アーチェロス/Archelos, Lagoon Mystic
- 伝説のクリーチャー ─ インプ:喜劇の天才、ブリム/Blim, Comedic Genius
- 伝説のクリーチャー ─ フェアリー・騎士:ウーナのトリックスター、ニムリス/Nymris, Oona's Trickster
- 伝説のクリーチャー ─ 兎・ウィザード:巡歴の干渉者、クウェイン/Kwain, Itinerant Meddler
[編集] 製品ラインナップ
- ドラフト・ブースター
- カード20枚入りのブースター・ドラフトでも遊べる基本製品。
- 24パック入りのブースター・ボックスをウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で早期購入すると、BOX特典カードとしてマナの合流点/Mana Confluenceが配布される。
- 封入内容は以下の20枚+1枚[4];
- コモン13枚。6パックに1つの割合で虹色の笛吹き/The Prismatic Piperがコモン1枚の代わりに封入されている。
- アンコモン3枚。
- アンコモンかレアか神話レアの伝説のクリーチャーかプレインズウォーカー2枚。どの稀少度の組み合わせになるかは無作為だが、神話レアが2枚出ることはない。
- 伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーでは無いレアか神話レア1枚。
- プレミアム・カード1枚。再録の伝説のクリーチャーを含むエッチング仕様プレミアム版カードが封入されている場合もある。
- 広告カードかトークン・カード1枚。
- コレクター・ブースター
- 主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
- 12パック入りのブースター・ボックスをウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で早期購入すると、BOX特典カードとしてマナの合流点が配布される。
- 封入内容は以下の15枚+1枚。
- プレミアム版コモン5枚。稀少度がスペシャルの笛吹きもこのスロットに含まれる。
- 通常フレームのプレミアム版のアンコモンかレアか神話レアの伝説のクリーチャー・カード2枚。どの稀少度の組み合わせになるかは無作為だが、神話レアが2枚でることはない。
- プレミアム版の、伝説のクリーチャーでもプレインズウォーカーでもないレアか神話レアのカード1枚。30%の確率で拡張アート版に置換される。
- 拡張アートのコモンかアンコモン1枚。
- 拡張アートのレアか神話レア1枚。
- プレミアム版の非伝説のアンコモン2枚。1枚ごとに20%の確率でプレミアム版の前述の拡張アートのコモンかアンコモンに置換される。
- エッチング仕様プレミアム版のアンコモンの伝説のクリーチャー・カード1枚。虹色の笛吹きもこのスロットに含まれる。
- エッチング仕様プレミアム版の再録の伝説のクリーチャー・カード1枚。
- エッチング仕様プレミアム版のレアか神話レアの伝説のクリーチャー・カードか、ボーダーレス版プレインズウォーカー・カード1枚。
- プレミアム版両面トークン・カード1枚
- 統率者レジェンズ統率者デッキ
- メイン統率者となるプレミアム版の伝説のクリーチャー・カードを含めた100枚のデッキと、トークン・カード10枚、ライフカウンター、デッキボックスとなる紙箱が封入された構築済みデッキ製品。メインセットには含まれない新規カードが各3枚収録されている。
- 戦いに備えよ/Arm for Battle - 赤白のオーラと装備品をテーマとしたデッキ
- 潮流を切り裂け/Reap the Tides - 緑青のランプからのファッティをテーマとしたデッキ
[編集] 主な開発スタッフ
- Gavin Verhey(展望デザイン・チームリーダー)
- Jules Robins(セット・デザイン・チームリーダー)
その他のスタッフについては米国版セット特設サイトのクレジットを参照。
[編集] 公式特集ページ
[編集] 製品情報
- 『統率者レジェンズ』 製品情報(マジック日本公式サイト)
- 『統率者レジェンズ』 製品情報(マジック米国公式サイト)
- 『統率者レジェンズ』 カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト)
- 『統率者レジェンズ』 特別版カードイメージギャラリー(マジック米国公式サイト)
- A Sneak Peek at Commander Legends/『統率者レジェンズ』をほんの少しご紹介(Daily MTG 2020年8月22日)
- Collecting Commander Legends/『統率者レジェンズ』をコレクションする(Daily MTG 2020年10月26日)
- 『統率者レジェンズ』のトークン(Daily MTG 2020年11月4日)
- Commander Legends Commander Decklists/『統率者レジェンズ』統率者デッキ デッキリスト(Daily MTG 2020年11月5日)
- Commander Legends Release Notes/『統率者レジェンズ』リリースノート(Word文書)(Daily MTG 2020年11月6日)
[編集] 開発コラム
- あなたの望みが『統率者レジェンズ』 その1(Making Magic 2020年10月26日)
- 『統率者レジェンズ』カードプレビュー:俺のものはお前のもの、俺の負債もお前のもの(マジック日本公式サイト 2020年10月27日)
- あなたの望みが『統率者レジェンズ』 その2(Making Magic 2020年11月2日)
- かなりの人物(Making Magic 2020年11月9日)
- トリビアの研究 ― 伝説のクリーチャー(Making Magic 2020年11月23日)
- こぼれ話:『統率者レジェンズ』(Making Magic 2020年12月1日)
- デザイン演説2021(Making Magic 2021年8月16日)
[編集] 背景設定
- 『統率者レジェンズ』の伝説たち その1(Daily MTG 2020年10月30日)
- 『統率者レジェンズ』の伝説たち その2(Daily MTG 2020年11月6日)
[編集] その他
- Production Updates/『ゼンディカーの夜明け』および『統率者レジェンズ』一部製品の発売延期のお知らせ(Daily MTG 2020年9月15日)
- 『統率者レジェンズ』公式発売日変更のお知らせ(Daily MTG 2020年10月2日)
- Where to Find Commander Legends Previews(Daily MTG 2020年10月23日) - プレビュー予定
- 『統率者レジェンズ』プレリリース入門(Daily MTG 2020年11月9日)
[編集] 脚注
- ↑ Ashnod, Hurkyl, & More: 21 Legends that Were Cut from Commander Legends! | Good Morning Magic(Gavin VerheyのYoutubeチャンネル 2020年12月9日)
- ↑ Twitter(マジック米国公式アカウント 2020年11月7日)
- ↑ Commander Legends Maro Teaser(Blogatog 2020年10月21日)
- ↑ Twitter(マジック米国公式アカウント 2020年11月3日)