虹色の笛吹き/The Prismatic Piper

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The Prismatic Piper / 虹色の笛吹き (5)
伝説のクリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

虹色の笛吹きがあなたの統率者であるなら、ゲーム開始前に色1色を選ぶ。虹色の笛吹きはその色である。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)

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共闘を持ち、統率者ならば任意の1色のを持つことのできる、無色伝説のクリーチャー

統率者レジェンズリミテッドプレイ統率者ドラフト)用に用意されたカード。統率者にするための伝説のクリーチャーが不足していたり、固有色が合わない場合、このカードを使用し色を合わせることができる。あくまでリミテッドを快適にプレイするための保険としてデザインされたカードであり、クリーチャーとしての性能は5マナ3/3の実質バニラと下の下。そのため積極的に採用する理由はほぼなく、基本的には代替カードがカードプールに存在しない場合の最終手段としてのみの採用に留まる。

通常の構築戦の統率者戦でも使うことはできるが、よほど特殊な事情やポリシーがない限りは別の共闘持ちを優先させるべきだろう。統率者レジェンズではこれを除いて40枚(単色各8枚)もの共闘持ちが登場したため、これより有用な統率者はおのずと見つかるはずだ。

[編集] ルール

  • 選択ルール統率者ドラフト」で統率者レジェンズまたは統率者マスターズを用いた場合は、ドラフトピック)しなくても使うことができる。ドラフト完了後、各プレイヤーは自分のカードプールに虹色の笛吹きを最大2枚追加してもよい。そうすることを選んだなら、それ(それら)を統率者として使わなければならない。
    • 虹色の笛吹きをどのように工面するのかについては特に規定はないが、ドラフトして使わなかったプレイヤーに借りるのが自然な流れだろう。カードの分配について気にしないのであれば、パックを開封した段階で公開し、一箇所にまとめてしまうと楽。
  • 無色は色ではないため選ぶことができない。したがって、このカードが統率者である限り無色になることはなく、固有色なしのデッキを組むことはできない。

[編集] 開発秘話

初期デザインでは3マナ2/2だったが、特定のデッキではそのパワータフネスのためにプレイする価値があるものだったため今の性能に変更された。展望デザイン中にもこのカードが使われたのは1度しかなかったが、その存在は間違いなくドラフト参加者の不安を和らげる助けになったと考えられた[1]

[編集] ストーリー

虹色の笛吹き/The Prismatic Piperとは、研究者たちによって命名された、とある現象の名称である(イラスト)。

多元宇宙/Multiverseの至るところで、絶体絶命の瞬間に魔法使いたちは不意に気づいてきた。これまで自分たちが唱えてきたどのようなものとも異なる呪文を唱えられることを。しかし危険が去ると、その知識は跡形もなく消え去ってしまうのだ。それらの出来事について尋ねると、彼らは同じことを答える――まるで、恐ろしいほど美しい笛が奏でる音楽で頭が満たされるようだった、と。

最も有力な説をもとに、研究者たちはこの現象を「虹色の笛吹き」と名付けた。その説曰く、エレメンタル以上に純粋なマナの精霊が、あらゆる次元/Planeに同時に存在しえる。純粋なマナであるため自身の意志は持たないであろうが、その力は確かな基準を満たす者であれば潜在意識的に繋がることができる可能性がある。その基準を解明しようという努力はほとんど実を結んでおらず、その笛吹きに関しては謎のままとなっている。

[編集] 登場記事

[編集] 参考

  1. あなたの望みが『統率者レジェンズ』 その1(Making Magic 2020年10月26日)

引用:総合ルール 20231117.0

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