青緑クロック・パーミッション
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− | + | なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは[[神河ブロック]]頃であり、それ以前は通常[[ビート・コントロール]]として扱われていた。よって、この項では[[神河ブロック]]以降の[[デッキ]]を紹介する。それ以前の青緑クロック・パーミッションについては[[青緑ビートダウン]]を参考のこと。 | |
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+ | 詳細は[[フラッシュ#イクサラン・ブロック~基本セット2020期]]、[[フラッシュ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]を参照。 | ||
− | ==[[ | + | ==ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期== |
+ | [[緑]]の[[クリーチャー]]による[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を[[打ち消す|カウンター]]や[[装備品]]でサポートする[[デッキ]]が登場。 | ||
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− | + | 動きは典型的な[[クロック・パーミッション]]のそれであり、[[マナ・クリーチャー]]の[[極楽鳥/Birds of Paradise]]・[[水蓮のコブラ/Lotus Cobra]]から[[マナ加速]]して[[ファッティ]]につなげ、[[マナ漏出/Mana Leak]]・[[呪文貫き/Spell Pierce]]といったカウンターや[[饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine]]などの装備品でバックアップする。 | |
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+ | ===サンプルレシピ=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[イギリス選手権11]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gbnat11/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[William Dunn]] | ||
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+ | [[ローウィン・ブロック]]の[[タイプ的]][[シナジー]]を活かしたものが活躍。 | ||
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+ | [[ローウィン]]参入初期には、[[緑青]]で組まれた[[フェアリー (デッキ)#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|フェアリー]]が活躍していた。 | ||
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+ | [[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]などの[[緑]]の[[カード]]を使うためこのカラーパターンが多かったが、[[モーニングタイド]]で[[苦花/Bitterblossom]]などが加わった後は[[青黒]]のものがメインになる。 | ||
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+ | その後はしばらく鳴りを潜めていたが、[[対抗色]]にフィーチャーした[[イーブンタイド]]の参入で、青緑の[[マーフォーク (デッキ)/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|マーフォークデッキ]]が登場する。 | ||
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+ | [[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]などの投入により、従来の[[白青]]のものより打撃力が向上している。 | ||
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+ | [[神河ブロック]]で優秀だった[[カード]]は退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。 | ||
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− | [[獣群の呼び声/Call of the Herd]]や[[差し戻し/Remand]]などの超優秀な[[テンポ・アドバンテージ]] | + | [[獣群の呼び声/Call of the Herd]]や[[差し戻し/Remand]]などの超優秀な[[テンポ・アドバンテージ]]カードを連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。 |
*[[幽体の魔力/Spectral Force]]と[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]の[[シナジー]]で豪快に殴り倒すタイプ(これは[[ストラクチャー・アンド・フォース]]に引っ掛けて[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれる)。 | *[[幽体の魔力/Spectral Force]]と[[スクリブのレインジャー/Scryb Ranger]]の[[シナジー]]で豪快に殴り倒すタイプ(これは[[ストラクチャー・アンド・フォース]]に引っ掛けて[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれる)。 | ||
− | *[[神秘の蛇/Mystic Snake]]や[[粘体マンタ/Plaxmanta]] | + | *[[神秘の蛇/Mystic Snake]]や[[粘体マンタ/Plaxmanta]]で[[テンポ]]を稼ぎながら[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]するタイプ |
*[[グランビル]]に近い構成を取るタイプ | *[[グランビル]]に近い構成を取るタイプ | ||
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===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] | + | **[[LoM|Lord of Magic Championships 2006]] ベスト8 ([http://2006.lom.jp/ 参考]) |
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*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]]) | **[[スタンダード]]([[第9版]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]+[[時のらせん]]) | ||
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
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*[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれるタイプ。 | *[[スクリブ・アンド・フォース]]と呼ばれるタイプ。 | ||
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<!-- 非認定大会でのレシピなので、公式大会で結果が残せた場合はそちらに変更してください。また、スクリブ・アンド・フォースのページに転載してもらっても構いません。 --> | <!-- 非認定大会でのレシピなので、公式大会で結果が残せた場合はそちらに変更してください。また、スクリブ・アンド・フォースのページに転載してもらっても構いません。 --> | ||
− | == | + | ==ディセンション後== |
− | [[ディセンション]]で[[ | + | [[ディセンション]]で[[緑青]]の[[シミック連合/The Simic Combine|シミック]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]が登場したことにより、この[[デッキタイプ]]は大きな変化を遂げる。 |
− | おなじみ[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]と[[極楽鳥/Birds of Paradise]]の8枚で[[マナ加速]]して2[[ターン]]目に3[[マナ]][[クリーチャー]]を[[ | + | おなじみ[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]と[[極楽鳥/Birds of Paradise]]の8枚で[[マナ加速]]して2[[ターン]]目に3[[マナ]][[クリーチャー]]を[[戦場]]に出して[[クロック]]を得、それらを少量の[[打ち消す|カウンター]]で守るのが基本的な動きになる。 |
− | 使用されるクリーチャーは、[[殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu]]、強力[[ | + | 使用されるクリーチャーは、[[殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu]]、強力[[ドローエンジン]]の[[深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours]]、[[印鑑]]を[[割る]]ことで[[アドバンテージ]]を得られる[[三角エイの捕食者/Trygon Predator]]などが中心。 |
また、[[コールドスナップ]]後には[[ドイツ選手権06]]優勝を飾った[[エラヨウ忍者]]が急浮上。 | また、[[コールドスナップ]]後には[[ドイツ選手権06]]優勝を飾った[[エラヨウ忍者]]が急浮上。 | ||
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{{#card:Erayo, Soratami Ascendant}} | {{#card:Erayo, Soratami Ascendant}} | ||
− | [[コントロール | + | [[コントロール (デッキ)|コントロール]]を食い物に暴れ、[[日本選手権06]]でもベスト8入りを果たしている。詳しくは[[エラヨウ忍者]]を参照。 |
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===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[オランダ選手権06]] | + | **[[オランダ選手権06]] 第3位 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat06/welcome 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[Julien Nuijten]] |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
**[[スタンダード]]([[第9版]]、[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]) | **[[スタンダード]]([[第9版]]、[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ・ブロック]]+[[コールドスナップ]]) | ||
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
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− | + | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60) | |
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|4||[[オーランのバイパー/Ohran Viper]] | |4||[[オーランのバイパー/Ohran Viper]] | ||
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|3||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]] | |3||[[曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror]] | ||
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|4||[[マナ漏出/Mana Leak]] | |4||[[マナ漏出/Mana Leak]] | ||
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|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | |4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | ||
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|4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]] | |4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]] | ||
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|1||[[シミックの成長室/Simic Growth Chamber]] | |1||[[シミックの成長室/Simic Growth Chamber]] | ||
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− | *[[コールドスナップ]]後のもの。[[8ヒッピー|エイト・ヒッピー]] | + | *[[コールドスナップ]]後のもの。[[8ヒッピー|エイト・ヒッピー]]を思わせる高速なタイプ。 |
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[[ラヴニカ:ギルドの都]]参入直後の[[スタンダード]]では、[[Critical Mass]]の後継として[[Critical Mass Update]]が登場した。 | [[ラヴニカ:ギルドの都]]参入直後の[[スタンダード]]では、[[Critical Mass]]の後継として[[Critical Mass Update]]が登場した。 | ||
{{#card:Vinelasher Kudzu}} | {{#card:Vinelasher Kudzu}} | ||
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{{#card:Wood Elves}} | {{#card:Wood Elves}} | ||
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{{#card:Hinder}} | {{#card:Hinder}} | ||
− | 若干Updateに比べて低速に作られており、Updateよりは[[Critical Mass]] | + | 若干Updateに比べて低速に作られており、Updateよりは[[Critical Mass]]に近い。反面、[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]の投入によって[[マナ加速|加速]]力も強化されている。[[サイドボード]]の[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]がポイント。 |
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− | [[サイドボード]]の[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]がポイント。 | + | |
− | [[世界選手権05]]では[[化膿/Putrefy]]を積んだ[[Antoine Ruel]]が初日全勝。 | + | [[世界選手権05]]では[[化膿/Putrefy]]を積んだ[[Antoine Ruel]]が初日全勝。[[メインデッキ]]に黒のカードを全く採用しないタイプで参戦した[[Leong Ding]]はベスト8という記録をそれぞれ作っている。→[[#サンプルレシピ|*1]] |
− | [[メインデッキ]]に黒のカードを全く採用しないタイプで参戦した[[Leong Ding]]はベスト8という記録をそれぞれ作っている。→[[#サンプルレシピ|*1]] | + | |
なお、青緑[[赤]]の[[シー・ストンピィ]]も登場。[[神河ブロック]]が落ちるまで戦い抜いた。 | なお、青緑[[赤]]の[[シー・ストンピィ]]も登場。[[神河ブロック]]が落ちるまで戦い抜いた。 | ||
===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[世界選手権05]] | + | **[[世界選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds05ja/welcome 参考]) |
− | ** | + | **使用者:[[Leong Ding]] |
− | *フォーマット | + | *[[フォーマット]] |
**[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]) | **[[スタンダード]]([[第9版]]+[[神河ブロック]]+[[ラヴニカ:ギルドの都]]) | ||
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− | !colspan="2" style="background:#ffddee"|クリーチャー (23) | + | !colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (23) |
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|4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]] | |4||[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]] | ||
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|3||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]] | |3||[[潮の星、京河/Keiga, the Tide Star]] | ||
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|4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | |4||[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | ||
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|3||[[マナ漏出/Mana Leak]] | |3||[[マナ漏出/Mana Leak]] | ||
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− | !colspan="2" style="background:#ddffee"|土地 (23) | + | !colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (23) |
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|4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]] | |4||[[ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast]] | ||
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|5||[[森/Forest]] | |5||[[森/Forest]] | ||
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|} | |} | ||
− | *[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20051215/index.html | + | *[[浅原晃]]による[http://web.archive.org/web/20080624074628/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/asahara/20051215/index.html 解説]も参照。 |
− | == | + | ==神河ブロック構築== |
比較的[[重い|重量級]]の[[デッキ]]、[[Critical Mass]]が活躍した。 | 比較的[[重い|重量級]]の[[デッキ]]、[[Critical Mass]]が活躍した。 | ||
{{#card:Kodama of the North Tree}} | {{#card:Kodama of the North Tree}} | ||
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{{#card:Hinder}} | {{#card:Hinder}} | ||
− | 優秀な[[土地]][[サーチ]]と[[カウンター]]、そして[[大型クリーチャー]]が[[青]]と[[緑]] | + | 優秀な[[土地]][[サーチ]]と[[打ち消す|カウンター]]、そして[[大型クリーチャー]]が[[青]]と[[緑]]に揃ったことで生まれたデッキである。詳しくは[[Critical Mass]]を参照。 |
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[青緑ビートダウン]] | *[[青緑ビートダウン]] | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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+ | {{DEFAULTSORT:みとりあおくろつくはあみつしよん}} | ||
+ | [[Category:緑青デッキ|*]] | ||
+ | [[Category:クロック・パーミッションデッキ|*]] | ||
+ | [[Category:ビート・コントロールデッキ|*]] | ||
+ | [[Category:緑青クロック・パーミッションデッキ|*]] | ||
+ | [[Category:緑青ビート・コントロールデッキ|*]] | ||
+ | [[Category:神河ブロック構築デッキ]] | ||
+ | [[Category:神河ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:ラヴニカ・ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:ローウィン=シャドウムーア・ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:ミラディンの傷跡ブロックを含むスタンダードデッキ]] |
2024年6月15日 (土) 17:46時点における最新版
青緑クロック・パーミッション (UG Clock Permission)は、文字通り青緑で組まれたクロック・パーミッションデッキ。 緑の優秀なクリーチャーのクロックを青のカウンターによる時間稼ぎで守る。
なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは神河ブロック頃であり、それ以前は通常ビート・コントロールとして扱われていた。よって、この項では神河ブロック以降のデッキを紹介する。それ以前の青緑クロック・パーミッションについては青緑ビートダウンを参考のこと。
目次 |
[編集] イクサラン・ブロック〜基本セット2020期、ラヴニカのギルド〜基本セット2021期
ラヴニカのギルドのエリマキ神秘家/Frilled Mysticを中心に瞬速・インスタントでまとめたシミック・フラッシュ(Simic Flash)が活躍。
クリーチャー — エルフ(Elf) トカゲ(Lizard) ウィザード(Wizard)
瞬速
エリマキ神秘家が戦場に出たとき、呪文1つを対象とする。あなたはそれを打ち消してもよい。
詳細はフラッシュ#イクサラン・ブロック~基本セット2020期、フラッシュ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期を参照。
[編集] ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
緑のクリーチャーによるビートダウンをカウンターや装備品でサポートするデッキが登場。
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備(2)
動きは典型的なクロック・パーミッションのそれであり、マナ・クリーチャーの極楽鳥/Birds of Paradise・水蓮のコブラ/Lotus Cobraからマナ加速してファッティにつなげ、マナ漏出/Mana Leak・呪文貫き/Spell Pierceといったカウンターや饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineなどの装備品でバックアップする。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- イギリス選手権11 ベスト8 (参考)
- 使用者:William Dunn
- フォーマット
UG Clock-Permission [1] | |
---|---|
[編集] 時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
ローウィン・ブロックのタイプ的シナジーを活かしたものが活躍。
ローウィン参入初期には、緑青で組まれたフェアリーが活躍していた。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
覇権(フェアリー(Faerie))(これが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のフェアリー1つを追放しないかぎり、これを生け贄に捧げる。これが戦場を離れたとき、そのカードは戦場に戻る。)
いずれかのフェアリーが霧縛りの徒党により覇権させられたとき、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールするすべての土地をタップする。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)
瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
スクリブのレインジャー/Scryb Rangerなどの緑のカードを使うためこのカラーパターンが多かったが、モーニングタイドで苦花/Bitterblossomなどが加わった後は青黒のものがメインになる。
その後はしばらく鳴りを潜めていたが、対抗色にフィーチャーしたイーブンタイドの参入で、青緑のマーフォークデッキが登場する。
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)
他のマーフォーク(Merfolk)は+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。(それらは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
2/2クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
プロテクション(黒)
(2)(緑)(緑):ターン終了時まで、カメレオンの巨像は+X/+Xの修整を受ける。Xは、そのパワーである。
カメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどの投入により、従来の白青のものより打撃力が向上している。
[編集] ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
神河ブロックで優秀だったカードは退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)
瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心霊破はそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。
獣群の呼び声/Call of the Herdや差し戻し/Remandなどの超優秀なテンポ・アドバンテージカードを連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。
- 幽体の魔力/Spectral Forceとスクリブのレインジャー/Scryb Rangerのシナジーで豪快に殴り倒すタイプ(これはストラクチャー・アンド・フォースに引っ掛けてスクリブ・アンド・フォースと呼ばれる)。
- 神秘の蛇/Mystic Snakeや粘体マンタ/Plaxmantaでテンポを稼ぎながらビートダウンするタイプ
- グランビルに近い構成を取るタイプ
など、様々なタイプが存在する。
青緑という色の組み合わせをする上で最大のネックであった「最後の一押し」を岩石樹の祈り/Stonewood Invocationや心霊破/Psionic Blastが補う。
[編集] サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (26) | |
4 | スクリブのレインジャー/Scryb Ranger |
4 | 極楽鳥/Birds of Paradise |
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves |
4 | 粘体マンタ/Plaxmanta |
4 | ヤヴィマヤのドライアド/Yavimaya Dryad |
3 | 神秘の蛇/Mystic Snake |
3 | 幽体の魔力/Spectral Force |
呪文 (15) | |
4 | 獣群の呼び声/Call of the Herd |
4 | 差し戻し/Remand |
4 | 心霊破/Psionic Blast |
3 | 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation |
土地 (19) | |
4 | ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast |
3 | 森/Forest |
4 | 繁殖池/Breeding Pool |
1 | 島/Island |
5 | 冠雪の森/Snow-Covered Forest |
1 | 冠雪の島/Snow-Covered Island |
1 | ペンデルヘイヴン/Pendelhaven |
サイドボード | |
1 | 神秘の蛇/Mystic Snake |
3 | 三角エイの捕食者/Trygon Predator |
2 | 土覆いのシャーマン/Loaming Shaman |
4 | 撤廃/Repeal |
3 | クローサの掌握/Krosan Grip |
2 | 鋸刃の矢/Serrated Arrows |
- スクリブ・アンド・フォースと呼ばれるタイプ。
[編集] ディセンション後
ディセンションで緑青のシミック・ギルドが登場したことにより、このデッキタイプは大きな変化を遂げる。
おなじみラノワールのエルフ/Llanowar Elvesと極楽鳥/Birds of Paradiseの8枚でマナ加速して2ターン目に3マナクリーチャーを戦場に出してクロックを得、それらを少量のカウンターで守るのが基本的な動きになる。
使用されるクリーチャーは、殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu、強力ドローエンジンの深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours、印鑑を割ることでアドバンテージを得られる三角エイの捕食者/Trygon Predatorなどが中心。
また、コールドスナップ後にはドイツ選手権06優勝を飾ったエラヨウ忍者が急浮上。
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) モンク(Monk)
飛行
いずれかのターンに4つ目の呪文が唱えられるたび、上位の空民、エラヨウを反転する。
Erayo's Essence / エラヨウの本質 (1)(青)
伝説のエンチャント
対戦相手1人が各ターンの最初の呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。
コントロールを食い物に暴れ、日本選手権06でもベスト8入りを果たしている。詳しくはエラヨウ忍者を参照。
[編集] サンプルレシピ
[編集] 神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都参入直後のスタンダードでは、Critical Massの後継としてCritical Mass Updateが登場した。
クリーチャー — 植物(Plant)
上陸 ― あなたのコントロール下で土地1つが戦場に出るたび、殴打蔦の葛の上に+1/+1カウンター1個を置く。
1/1クリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)
ウッド・エルフが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
1/1詳しくはCritical Mass Updateを参照。
また、世界選手権05ではそれとは違うタイプのタッチ黒型が好成績を収めた。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、そのカードをオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上か一番下に置く。
若干Updateに比べて低速に作られており、UpdateよりはCritical Massに近い。反面、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesの投入によって加速力も強化されている。サイドボードの頭蓋の摘出/Cranial Extractionがポイント。
世界選手権05では化膿/Putrefyを積んだAntoine Ruelが初日全勝。メインデッキに黒のカードを全く採用しないタイプで参戦したLeong Dingはベスト8という記録をそれぞれ作っている。→*1
なお、青緑赤のシー・ストンピィも登場。神河ブロックが落ちるまで戦い抜いた。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権05 ベスト8 (参考)
- 使用者:Leong Ding
- フォーマット
[編集] 神河ブロック構築
比較的重量級のデッキ、Critical Massが活躍した。
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)
トランプル
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、そのカードをオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上か一番下に置く。
優秀な土地サーチとカウンター、そして大型クリーチャーが青と緑に揃ったことで生まれたデッキである。詳しくはCritical Massを参照。