殴打頭蓋/Batterskull

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神話レアの生体武器。重さと稀少度に見合った非常に強力な能力を備えている。

クリーチャーとして考えても5マナ4/4警戒絆魂＋自身を手札に戻す能力と、かなりのコスト・パフォーマンス。アーティファクト除去を警戒して3マナ構え続けるのは厳しいが、細菌・トークンが除去されただけであるならば、後から装備品本体を戻して出し直せばトークンも復活する。もちろん他のクリーチャーがいるならば手札に戻さず装備するだけでフィニッシャーが居座り続ける。特に回避能力を持たないクリーチャーを主体にしたアグロに対する圧力は強烈で、即座に除去されなければ絆魂と警戒でダメージレースで大きく差を付けることができる。

しかし5マナの重さは無視できるものではなく、アーティファクトや装備品についての何らかのサポートが欲しいところ。その中でも特に石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticはこのカードをサーチできるだけでなく、わずか2マナで打ち消されることもなく戦場に出すことができる最高の相方と言える。 様々な環境で、石鍛冶の神秘家デッキに1枚挿しする形で使われる。スタンダードではすでにトップメタであったCaw-Bladeをさらに強化し、最終的に石鍛冶の神秘家のスタンダード・エクステンデッド・モダンでの禁止指定を招く一因となった。

また、無色かつ除去への耐性が高いことを買われ、石鍛冶の神秘家が禁止されていたモダン環境でもミッドレンジやコントロールを中心にサイドボードから、あるいはメインデッキから数枚採用されることほどであった。ゲートウォッチの誓いで強力な中堅無色クリーチャーが増えるとウルザトロン等での採用例は減ったものの、ブルームーンなど回復の苦手な青赤系デッキでも採用できる絆魂持ちという点で存在感を示し続けた。後に石鍛冶の神秘家がモダンで解禁されると、その相棒として再び第一線で活躍するようになった。

レガシーにおいても通用する強さであり、登場以来石鍛冶の神秘家と共に白中心の様々なデッキで使われ続けている。

• エターナルでも、青白コントロールにおいてライフ回復を主目的として利用されることがある。強力な絆魂持ちクリーチャーは大抵重いためZooやバーンの速度に間に合わないことも多く、かといって軽いタイプの回復呪文ではコントロールデッキ相手に腐ることになりがちだが、殴打頭蓋は石鍛冶の神秘家から3ターン目に戦場に出る機敏さに加え、コントロール相手にはクロックにもなるので、青白にとっては痒い所に手が届くカードとして認識されている。
• 2014年のグランプリ参加者に新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された^[1]。

[編集] 参考

1. ↑ 2014年、グランプリの追加と賞金の増額(Daily MTG 2013年9月5日)

• カード個別評価：新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営 - 神話レア
• カード個別評価：ダブルマスターズ - 神話レア
• Secret Lair Drop Series: Phyrexian Faves