黒緑コントロール
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− | [[黒]]の[[クリーチャー]][[除去]]・[[手札破壊]]をメインに、[[緑]]の[[マナ加速]]や優秀なクリーチャーを入れた[[デッキ]]。[[黒単色デッキ]]では対処できない[[エンチャント]]・[[アーティファクト]]も緑が補えるため汎用性が高い。 | + | [[黒]]の[[クリーチャー]][[除去]]・[[手札破壊]]をメインに、[[緑]]の[[マナ加速]]や優秀なクリーチャーを入れた[[デッキ]]。[[黒単色デッキ]]では対処できない[[エンチャント]]・[[アーティファクト]]も緑が補えるため汎用性が高い。[[マナ基盤]]の不安も緑の[[マナ]]・サポートにより解消されている。そのため、総合的な安定性は非常に高い。 |
しかし、汎用性が高いということは尖った所がないという弱点の裏返しでもあり、決定力の不足から「器用貧乏」と揶揄されることもある。 | しかし、汎用性が高いということは尖った所がないという弱点の裏返しでもあり、決定力の不足から「器用貧乏」と揶揄されることもある。 | ||
− | * | + | *緑のマナ加速から黒または無色の強力[[カード]]を撃つ、という構成になることも多い。 |
− | *時に[[The Rock]]と総称されることもある[[デッキカラー]]である。[[エクステンデッド]] | + | *時に[[The Rock]]と総称されることもある[[デッキカラー]]である。[[エクステンデッド]]においては長きに渡り勢力を保持し続けた。 |
==時のらせんブロック構築== | ==時のらせんブロック構築== | ||
− | 強力な[[滅び/Damnation]]をメインにした[[ | + | 強力な[[滅び/Damnation]]をメインにした[[コントロールデッキ]]の1つ。 |
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+ | ===ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期=== | ||
+ | [[神河:輝ける世界]]の参入後、[[サクリファイス|ラクドス・サクリファイス]]や[[白ウィニー/スタンダード/ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|白ウィニー]]を強く意識した構築の'''ゴルガリ・コントロール'''(''Golgari Control'')が登場、[[地雷デッキ]]として話題を集めた。 | ||
+ | *コントロール要素の強いデッキであり、製作者もコントロールと認識しているが([https://twitter.com/mtgreew/status/1505894857906089990 @mtgreew])、初めて姿を見せた大会で[[ミッドレンジ]]として紹介されたため([https://twitter.com/Sekacolo_info/status/1505893745228599309 @Sekacolo_info])'''ゴルガリ・ミッドレンジ'''(''Golgari Midrange'')と呼ばれることもある。 | ||
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+ | 大量の[[除去]]で相手の攻勢をいなしつつ[[ラトスタイン翁/Old Rutstein]]や[[古き神々への拘束/Binding the Old Gods]]で[[マナ]]を伸ばし、[[樹海の幻想家、しげ樹/Shigeki, Jukai Visionary]]や[[無限性の支配/Harness Infinity]]で一気に[[アドバンテージ]]差をつけて勝負を決める。[[魂転移/Soul Transfer]]としげ樹が揃えば無限[[リソース]]も可能。[[領界喰らい、サルーフ/Sarulf, Realm Eater]]や[[選別の儀式/Culling Ritual]]により非クリーチャーへの[[全体除去]]が可能な点もラクドス・サクリファイスや[[白黒ビートダウン#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|オルゾフ・ミッドレンジ]]等の流行する[[環境]]にマッチしている。 | ||
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+ | **第5回Sekappy COLOSSEUM 決勝大会 優勝 ([https://sekanavi.jp/#/deck/AA5I0uG2ry0IxZsY67S3A8HOALGhjUXz/detail?team_user_id=63953 参考]) | ||
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+ | [[致命的な一押し/Fatal Push]]や[[渇望の時/Moment of Craving]]などの[[除去]][[呪文]]で序盤を凌ぎ、[[約束の刻/Hour of Promise]]で[[マナ加速]]しつつ[[ブロッカー]]を並べ、首謀者の収得で[[フィニッシャー]]や[[メタる|メタ]][[カード]]を[[シルバーバレット]]するのが基本戦略。特に[[アゾールの門口/Azor's Gateway]]を採用したタイプでは、[[アゾールの門口/Azor's Gateway|太陽の聖域/Sanctum of the Sun]]が生み出す膨大な[[マナ]]から[[霰炎の責め苦/Torment of Hailfire]]などの[[X]]呪文に繋げることを狙う。 | ||
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+ | **Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-standard-constructed-league-2018-02-19 参考]) | ||
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+ | *備考 | ||
+ | **Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-standard-constructed-league-2018-02-19 参考]) | ||
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===タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期=== | ===タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期=== | ||
− | [[イニストラードを覆う影]]の参入により、[[闇の誓願/Dark Petition]]と[[過ぎ去った季節/Seasons Past]]の[[コンボ]]を搭載した[[ | + | [[イニストラードを覆う影]]の参入により、[[闇の誓願/Dark Petition]]と[[過ぎ去った季節/Seasons Past]]の[[コンボ]]を搭載した[[コントロールデッキ]]、'''季節コントロール'''(''Seasons Past Control'')が登場した。 |
{{#card:Dark Petition}} | {{#card:Dark Petition}} | ||
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===イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期=== | ===イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期=== | ||
− | [[黒]][[タッチ]][[緑]]で構成される、[[ | + | [[黒]][[タッチ]][[緑]]で構成される、[[コントロール]]寄りの[[ミッドレンジ]][[デッキ]]が存在する。'''黒緑ミッドレンジ'''(''BG Midrange'')、'''黒緑コントロール'''(''BG Control'')の他、'''[[The Rock]]'''の名前で呼ばれることも多い。 |
{{#card:Desecration Demon}} | {{#card:Desecration Demon}} | ||
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==モダン== | ==モダン== | ||
− | 同[[環境]]の[[ジャンドコントロール#モダン|ジャンド]]によく似た、[[ | + | 同[[環境]]の[[ジャンドコントロール#モダン|ジャンド]]によく似た、'''[[黒緑系]]'''(''BGx'')と呼ばれる[[デッキタイプ]]の一つ。単に'''黒緑'''(''BG'')と呼ばれる事か多い。 |
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長らくマイナーな[[デッキタイプ]]であったが、[[基本セット2014]]で上記の漁る軟泥が[[モダン]]でも使用可能になったこと、さらに[[世界選手権13]]に[[Channel Fireball]]の面々が持ち込んだことにより急激に台頭し、[[メタゲーム|メタ]]の一角を占めるまでになった。その後[[グランプリブリスベン13]]では、[[白]]を[[タッチ]]して[[未練ある魂/Lingering Souls]]を投入した'''BG Souls'''と呼ばれるタイプも登場した。 | 長らくマイナーな[[デッキタイプ]]であったが、[[基本セット2014]]で上記の漁る軟泥が[[モダン]]でも使用可能になったこと、さらに[[世界選手権13]]に[[Channel Fireball]]の面々が持ち込んだことにより急激に台頭し、[[メタゲーム|メタ]]の一角を占めるまでになった。その後[[グランプリブリスベン13]]では、[[白]]を[[タッチ]]して[[未練ある魂/Lingering Souls]]を投入した'''BG Souls'''と呼ばれるタイプも登場した。 | ||
− | 2014年2月7日より、[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]]が禁止され、ジャンドとともに大きく数を減らすこととなったが、[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]を採用したタイプが[[Reid Duke]]らによって開発され、一定の勢力を保っている。([http://www.channelfireball.com/articles/teamcfbp-deck-techs-bg-rock-and-naya-zoo/ 参考1])([http://www.channelfireball.com/articles/obliterator-rock-at-pro-tour-born-of-the-gods/ 参考2]) | + | 2014年2月7日より、[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]]が禁止され、ジャンドとともに大きく数を減らすこととなったが、[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]を採用したタイプが[[Reid Duke]]らによって開発され、一定の勢力を保っている。([http://www.channelfireball.com/articles/teamcfbp-deck-techs-bg-rock-and-naya-zoo/ 参考1])([http://www.channelfireball.com/articles/obliterator-rock-at-pro-tour-born-of-the-gods/ 参考2])死儀礼のシャーマンが禁止された事で、デッキカラーを2色にまとめたメリットがより大きくなった。 |
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+ | {{#card:Fatal Push}} | ||
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+ | これまで黒緑は他の同系統のデッキと比べ、ジャンドの[[稲妻/Lightning Bolt]]や[[黒緑白ビートダウン#モダン|アブザン]]の[[流刑への道/Path to Exile]]の様な優秀な[[軽い|軽量]][[除去]]に恵まれていなかったが、[[霊気紛争]]で[[致命的な一押し/Fatal Push]]を獲得した事によって強化された。 | ||
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+ | ===死儀礼のシャーマン禁止前=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリデトロイト13]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpdet13/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Marcelino Freeman]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[基本セット2014]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df311035}} | ||
===死儀礼のシャーマン禁止後=== | ===死儀礼のシャーマン禁止後=== | ||
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*[[Zoo#モダン|Zoo]]への耐性を保ちつつ、[[チャンプブロック]]を防ぎ速やかに[[ゲーム]]を終わらせる[[フィニッシャー]]として、[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]を採用している。 | *[[Zoo#モダン|Zoo]]への耐性を保ちつつ、[[チャンプブロック]]を防ぎ速やかに[[ゲーム]]を終わらせる[[フィニッシャー]]として、[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]を採用している。 | ||
− | === | + | ===破滅の刻後=== |
*備考 | *備考 | ||
− | **[[ | + | **[[グランプリバーミンガム17]] 準優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpbir17 参考]) |
− | **使用者:[[ | + | **使用者:[[Steve Hatto]] |
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
− | **[[モダン]](~[[ | + | **[[モダン]](~[[破滅の刻]]) |
− | {{#MagicFactory: | + | {{#MagicFactory:df318042}} |
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+ | ===ラヴニカのギルド後=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリポートランド18]] 準優勝 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppor18/top-8-decklists-2018-12-09 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Daniel Geiter]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[ラヴニカのギルド]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df318941}} | ||
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+ | *[[イクサラン]]から[[廃墟の地/Field of Ruin]]を、[[ラヴニカのギルド]]から[[暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy]]を獲得し、[[ウルザトロン#モダン|ウルザトロン]]との相性が改善された。 | ||
==参考== | ==参考== |
2022年4月22日 (金) 02:14時点における最新版
黒緑コントロール(BG Control)は、黒緑で組まれるコントロールデッキの総称。
目次 |
[編集] 概要
黒のクリーチャー除去・手札破壊をメインに、緑のマナ加速や優秀なクリーチャーを入れたデッキ。黒単色デッキでは対処できないエンチャント・アーティファクトも緑が補えるため汎用性が高い。マナ基盤の不安も緑のマナ・サポートにより解消されている。そのため、総合的な安定性は非常に高い。
しかし、汎用性が高いということは尖った所がないという弱点の裏返しでもあり、決定力の不足から「器用貧乏」と揶揄されることもある。
[編集] 時のらせんブロック構築
強力な滅び/Damnationをメインにしたコントロールデッキの1つ。
滅び/Damnationや調和/Harmonizeといった強力なカードを使用できるのが大きな利点。
序盤は単体除去や根の壁/Wall of Rootsで支える。
[編集] スタンダード
[編集] ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期
神河:輝ける世界の参入後、ラクドス・サクリファイスや白ウィニーを強く意識した構築のゴルガリ・コントロール(Golgari Control)が登場、地雷デッキとして話題を集めた。
- コントロール要素の強いデッキであり、製作者もコントロールと認識しているが(@mtgreew)、初めて姿を見せた大会でミッドレンジとして紹介されたため(@Sekacolo_info)ゴルガリ・ミッドレンジ(Golgari Midrange)と呼ばれることもある。
伝説のクリーチャー — 狼(Wolf)
対戦相手がコントロールしているパーマネント1つが戦場から墓地に置かれるたび、領界喰らい、サルーフの上に+1/+1カウンター1個を置く。
あなたのアップキープの開始時に、領界喰らい、サルーフの上に+1/+1カウンタ1個以上が置かれている場合、あなたはそれらすべてを取り除いてもよい。そうしたなら、マナ総量がこれにより取り除かれたカウンターの個数以下であり土地でない他のすべてのパーマネントを追放する。
伝説のクリーチャー エンチャント — 蛇(Snake) ドルイド(Druid)
(1)(緑),(T),樹海の幻想家、しげ樹をオーナーの手札に戻す:あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を公開する。あなたはその中から土地カード1枚をタップ状態で戦場に出してもよい。残りをあなたの墓地に置く。
魂力 ― (X)(X)(緑)(緑),樹海の幻想家、しげ樹を捨てる:あなたの墓地にあり伝説でないカードX枚を対象とする。それらをあなたの手札に戻す。
大量の除去で相手の攻勢をいなしつつラトスタイン翁/Old Rutsteinや古き神々への拘束/Binding the Old Godsでマナを伸ばし、樹海の幻想家、しげ樹/Shigeki, Jukai Visionaryや無限性の支配/Harness Infinityで一気にアドバンテージ差をつけて勝負を決める。魂転移/Soul Transferとしげ樹が揃えば無限リソースも可能。領界喰らい、サルーフ/Sarulf, Realm Eaterや選別の儀式/Culling Ritualにより非クリーチャーへの全体除去が可能な点もラクドス・サクリファイスやオルゾフ・ミッドレンジ等の流行する環境にマッチしている。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
[編集] ラヴニカのギルド~基本セット2021期
グランプリポートランド19で、黒緑のミッドレンジデッキがベスト4の結果を残した。
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
絆魂
残忍な騎士が死亡したとき、これをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
Swift End / 迅速な終わり (1)(黒)(黒)
インスタント — 出来事(Adventure)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、それを破壊する。あなたは2点のライフを失う。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
伝説のプレインズウォーカー — ニッサ(Nissa)
あなたがマナを引き出す目的で森(Forest)をタップするたび、追加で(緑)を加える。
[+1]:あなたがコントロールしていてクリーチャーでない土地最大1つを対象とし、それの上に+1/+1カウンターを3個置く。それをアンタップする。それは警戒と速攻を持つ0/0のエレメンタル(Elemental)・クリーチャーになる。それは土地でもある。
[-8]:あなたは「あなたがコントロールしている土地は破壊不能を持つ。」を持つ紋章を得る。あなたのライブラリーから森カードを望む枚数探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
楽園のドルイド/Paradise Druidや力線をうろつくもの/Leyline Prowlerからマナ加速し、迅速な終わり/Swift Endや戦争の犠牲/Casualties of Warなどの除去で対戦相手の脅威を対処。最後は探索する獣/Questing Beastや世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the Worldで勝負を決める。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリポートランド19 ベスト4(参考)
- 使用者:Felix Sloo
- フォーマット
Golgari Midrange [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期
イクサランの相克で首謀者の収得/Mastermind's Acquisitionが登場したことにより、これをキーカードとするランプ系コントロールデッキが環境に姿を見せるようになった。黒緑を含む多色で組まれる。
ソーサリー
あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。その後、あなたが砂漠(Desert)を3つ以上コントロールしているなら、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・あなたのライブラリーからカード1枚を探し、それをあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
・ゲームの外部からあなたがオーナーであるカード1枚をあなたの手札に加える。
致命的な一押し/Fatal Pushや渇望の時/Moment of Cravingなどの除去呪文で序盤を凌ぎ、約束の刻/Hour of Promiseでマナ加速しつつブロッカーを並べ、首謀者の収得でフィニッシャーやメタカードをシルバーバレットするのが基本戦略。特にアゾールの門口/Azor's Gatewayを採用したタイプでは、太陽の聖域/Sanctum of the Sunが生み出す膨大なマナから霰炎の責め苦/Torment of HailfireなどのX呪文に繋げることを狙う。
[編集] 黒緑
GB Control [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒緑2色のタイプ。
[編集] 黒緑白
Abzan Control [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒緑白のアゾールの門口採用型。
[編集] タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
イニストラードを覆う影の参入により、闇の誓願/Dark Petitionと過ぎ去った季節/Seasons Pastのコンボを搭載したコントロールデッキ、季節コントロール(Seasons Past Control)が登場した。
ソーサリー
あなたのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードをあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
魔巧 ― あなたの墓地にインスタント・カードやソーサリー・カードが合わせて2枚以上あるなら、(黒)(黒)(黒)を加える。
ソーサリー
あなたの墓地からマナ総量が互いに異なるカードを望む枚数あなたの手札に戻す。過ぎ去った季節をオーナーのライブラリーの一番下に置く。
詳細は季節コントロールを参照。
[編集] イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
黒タッチ緑で構成される、コントロール寄りのミッドレンジデッキが存在する。黒緑ミッドレンジ(BG Midrange)、黒緑コントロール(BG Control)の他、The Rockの名前で呼ばれることも多い。
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
各戦闘の開始時に、いずれの対戦相手もクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。プレイヤー1人がそうした場合、冒涜の悪魔をタップし、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。
基本構成はもぎとり/Mutilateを中心とする黒コントロールだが、ブロッカー兼軽めのフィニッシャーとして、中マナ域のクリーチャーが多数採用されているのが特徴。
特に重要なのは冒涜の悪魔/Desecration Demon。大量のクリーチャー除去を搭載したこのデッキでは、ペナルティ能力に邪魔されずその高いマナレシオを存分に振るうことができる。トークンを並べられるなどして除去が追いつかない場合は、ボーラスの信奉者/Disciple of Bolasによってライフと手札に変換することも可能。
登場当初は比較的マイナーなデッキタイプであったが、徐々に台頭。基本セット2014参入後は漁る軟泥/Scavenging Oozeや生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombieの獲得に加え、クリーチャー除去が効きづらいジャンクリアニメイトや青系コントロールの減少といった環境的要因もあり、メタの一角にまで上り詰めた。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリカルガリー13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Trent Douglas
- フォーマット
BG Midrange [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ミラディン・ブロック+神河ブロック期
死の雲/Death Cloudをメインとしたデスクラウドが活躍する。
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/1ソーサリー
各プレイヤーはそれぞれX点のライフを失い、各プレイヤーはそれぞれカードをX枚捨て、各プレイヤーはそれぞれクリーチャーをX体生け贄に捧げ、その後、各プレイヤーはそれぞれ土地をX個生け贄に捧げる。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderや木霊の手の内/Kodama's Reachで土地を並べ死の雲/Death Cloudを撃つ。
詳細はデスクラウドを参照のこと。
[編集] インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック期
オデッセイ・ブロック時代の黒コントロールに、アポカリプスの強力な黒緑のカードを投入したデッキが登場。
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
また、ノワールに獣群の呼び声/Call of the Herdなどの強力な緑クリーチャーを追加したデッキも現れた。
[編集] エクステンデッド
アポカリプスでの強力な対抗色の多色カードが登場以来、The Rockがメタの一角に居座り続けている。
エンチャント
(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:マナ総量がX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。
ソーサリー
あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるクリーチャー・カード1枚か土地カード1枚を公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。生ける願いを追放する。
生ける屍/Living Deathを採用したマルカ・デス、ビートダウンにシフトした京都迷宮案内、赤を加えクリーチャー除去力を強化したもの、青を追加しけちな贈り物/Gifts Ungivenのサーチを取り入れたけちマルカ、死の雲/Death Cloudを入れたデスクラウドなど、バリエーションも豊富に存在する。
[編集] モダン
同環境のジャンドによく似た、黒緑系(BGx)と呼ばれるデッキタイプの一つ。単に黒緑(BG)と呼ばれる事か多い。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)
[+1]:各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-6]:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールしているすべてのパーマネントを2つの束に分ける。そのプレイヤーは一方の束を選び、その束にあるすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
デッキ構成はジャンドから赤を抜いたものに近い。基本的な動きもジャンドとほぼ同じで、タルモゴイフ/Tarmogoyfや闇の腹心/Dark Confidantなどの優秀なクリーチャーを、単体除去と手札破壊でバックアップして戦う。ジャンドと比較すると、デッキカラーを2色に減らしたことで、地盤の際/Tectonic Edgeを積む余裕が生まれたことや、漁る軟泥/Scavenging Oozeを最大限に活用できるようになったことが主なメリット。反面、稲妻/Lightning Boltや赤を含むサイドカードを使えなくなったことは大きなデメリットと言える。
長らくマイナーなデッキタイプであったが、基本セット2014で上記の漁る軟泥がモダンでも使用可能になったこと、さらに世界選手権13にChannel Fireballの面々が持ち込んだことにより急激に台頭し、メタの一角を占めるまでになった。その後グランプリブリスベン13では、白をタッチして未練ある魂/Lingering Soulsを投入したBG Soulsと呼ばれるタイプも登場した。
2014年2月7日より、死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanが禁止され、ジャンドとともに大きく数を減らすこととなったが、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用したタイプがReid Dukeらによって開発され、一定の勢力を保っている。(参考1)(参考2)死儀礼のシャーマンが禁止された事で、デッキカラーを2色にまとめたメリットがより大きくなった。
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それのマナ総量が2以下であるなら、それを破壊する。
紛争 ― このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていたなら、代わりに、そのクリーチャーのマナ総量が4以下であるなら、それを破壊する。
これまで黒緑は他の同系統のデッキと比べ、ジャンドの稲妻/Lightning Boltやアブザンの流刑への道/Path to Exileの様な優秀な軽量除去に恵まれていなかったが、霊気紛争で致命的な一押し/Fatal Pushを獲得した事によって強化された。
[編集] 死儀礼のシャーマン禁止前
- 備考
- グランプリデトロイト13 ベスト8 (参考)
- 使用者:Marcelino Freeman
- フォーマット
The Rock [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 死儀礼のシャーマン禁止後
- 備考
- プロツアー「神々の軍勢」 モダン部門 8-2 (参考)
- 使用者:Matthew Costa
- フォーマット
BG Obliterator Rock [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- Zooへの耐性を保ちつつ、チャンプブロックを防ぎ速やかにゲームを終わらせるフィニッシャーとして、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorを採用している。
[編集] 破滅の刻後
- 備考
- グランプリバーミンガム17 準優勝 (参考)
- 使用者:Steve Hatto
- フォーマット
BG Rock(Modern) [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカのギルド後
- 備考
- グランプリポートランド18 準優勝 (参考)
- 使用者:Daniel Geiter
- フォーマット
Black Green Midrange [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イクサランから廃墟の地/Field of Ruinを、ラヴニカのギルドから暗殺者の戦利品/Assassin's Trophyを獲得し、ウルザトロンとの相性が改善された。