白緑ビートダウン

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2013年6月24日 (月) 09:18時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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白緑ビートダウン(WG Beatdown)は、クリーチャーに特化したであるによるビートダウンデッキ

目次

概要

マナ・クリーチャーウィニークリーチャーから展開し、数とサイズで圧倒する。

ステロイドと比べると、クリーチャーのコスト・パフォーマンスと展開力の高さが強みであり、単純な殴り合いには強い。また、時代にもよるがパーマネントへの干渉や回復を得意とするため、ある程度のコントロール力を擁することもできる。

反面、直接対戦相手ライフに干渉できないため、やや速度に難があったり、戦場だけで計算を立てられてしまうなどコントロールデッキに対して弱点を持つ。

ラヴニカへの回帰ブロック構築

緑白ギルド/Guildセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveカードを中心とするビートダウンデッキが存在する。



2マナ3/3相当の議事会の招集/Call of the Conclave、3マナ4/4のロクソドンの強打者/Loxodon Smiter、4マナ5/5の死橋の大巨虫/Deadbridge Goliath(後にワームの到来/Advent of the Wurmに交代)といったマナレシオの高いクリーチャーを次々と展開し、盤面を制圧するのが基本戦略。自然とトークンを多用する構成になるため、根生まれの防衛/Rootborn Defensesなどの居住手段もよく使われる。

ドラゴンの迷路からは単体でのカードパワー・居住とのシナジーともに優れる復活の声/Voice of Resurgenceやワームの到来を獲得し、大きく強化される。プロツアー「ドラゴンの迷路」では使用率3位となり、見事優勝の座に輝いた。

サンプルレシピ

Selesnya Aggro [1]
土地 (23)
9 森/Forest
9 平地/Plains
1 セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (20)
4 ドライアドの闘士/Dryad Militant
4 実験体/Experiment One
4 審判官の使い魔/Judge's Familiar
4 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
4 復活の声/Voice of Resurgence
呪文 (17)
4 ワームの到来/Advent of the Wurm
4 議事会の招集/Call of the Conclave
1 護民官のサーベル/Civic Saber
4 根生まれの防衛/Rootborn Defenses
4 セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
サイドボード (15)
2 ドルイドの講話/Druid's Deliverance
1 オルゾヴァの贈り物/Gift of Orzhova
2 派手な投光/Glaring Spotlight
4 セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya's Voice
4 ひるまぬ勇気/Unflinching Courage
2 ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士/Vitu-Ghazi Guildmage


イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

イニストラード・ブロック人間勢力やラヴニカへの回帰ブロックセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveカードを組み合わせたビートダウンデッキが存在する。



大きく分けて2つのタイプがある。1つは緑白人間(GW Humans)で、教区の勇者/Champion of the Parishアヴァブルックの町長/Mayor of Avabruckを採用し、人間を中心とする部族ウィニーの形を取る。詳細は人間 (デッキ)を参照。

もう1つはミッドレンジタイプで、マナ・クリーチャーからアタッカー展開し、それを怨恨/Rancorなどでサポートするのが基本方針となる。採用されるクリーチャーロクソドンの強打者/Loxodon Smiter銀刃の聖騎士/Silverblade Paladinが定番だが、その他の部分は絡み根の霊/Strangleroot Geistウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartといったビートダウン性能の高いものであったり、修復の天使/Restoration Angelおよびそれと相性のよいスラーグ牙/Thragtuskなどであったりと様々。

ドラゴンの迷路からは復活の声/Voice of Resurgenceワームの到来/Advent of the Wurmを獲得し、大きく強化された。

サンプルレシピ

GW Aggro [2]
土地 (23)
2 魂の洞窟/Cavern of Souls
6 森/Forest
4 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
3 平地/Plains
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
4 寺院の庭/Temple Garden
クリーチャー (30)
4 東屋のエルフ/Arbor Elf
2 大軍のワーム/Armada Wurm
4 アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
1 霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk
4 ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
4 修復の天使/Restoration Angel
2 銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin
2 荘厳な大天使/Sublime Archangel
3 スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
4 スラーグ牙/Thragtusk
呪文 (7)
2 雲隠れ/Cloudshift
2 忘却の輪/Oblivion Ring
3 セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
サイドボード (15)
3 ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer
1 神聖なる反撃/Divine Deflection
2 原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
1 忘却の輪/Oblivion Ring
3 安らかなる眠り/Rest in Peace
2 鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons
2 忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked
1 スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben


ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

イニストラードの追加で古くからのトークン戦略が復活を果たす。



詳細は緑白トークンのページを参照のこと。

ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期

聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relicアージェンタムの鎧/Argentum Armorコンボを搭載した白単アーマーに、相性がよい復讐蔦/Vengevine獣相のシャーマン/Fauna Shamanを採用した緑白のデッキも登場した。



新たなるファイレクシア出産の殻/Birthing Podが登場して以降は、CIP能力PIG能力を持つクリーチャーと組み合わせてアドバンテージを稼ぐタイプが登場した。

サンプルレシピ

白緑ビートダウン [3]
土地 (26)
4 森/Forest
3 平地/Plains
3 活発な野生林/Stirring Wildwood
4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
4 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket
2 湿地の干潟/Marsh Flats
2 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
4 地盤の際/Tectonic Edge
クリーチャー (26)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 巣の侵略者/Nest Invader
3 水蓮のコブラ/Lotus Cobra
3 刃の接合者/Blade Splicer
4 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
1 強情なベイロス/Obstinate Baloth
3 酸のスライム/Acidic Slime
3 ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
1 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
呪文 (8)
3 未達への旅/Journey to Nowhere
1 出産の殻/Birthing Pod
4 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
サイドボード (15)
3 呪文滑り/Spellskite
2 孤独な宣教師/Lone Missionary
1 最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll
1 酸のスライム/Acidic Slime
1 ガイアの復讐者/Gaea's Revenge
2 天界の粛清/Celestial Purge
2 忘却の輪/Oblivion Ring
1 忍び寄る腐食/Creeping Corrosion
2 召喚の罠/Summoning Trap


アラーラの断片ブロック構築

アラーラの断片ブロック構築には、マナ加速から大型クリーチャーにつなぐタイプのデッキが存在する。



貴族の教主/Noble Hierarchから加速して茨異種/Thornlingなどを高速召喚、忘却の輪/Oblivion Ringなどでサポートする。キーカードの貴族の教主はイーオスのレインジャー/Ranger of Eosから集める。

ジャンドコントロールに強いとされ、プロツアーホノルル09でも好成績を収めた。

サンプルレシピ

WG Aggro [4]
土地 (21)
9 森/Forest
8 平地/Plains
4 海辺の城塞/Seaside Citadel
クリーチャー (27)
3 戦誉の天使/Battlegrace Angel
4 貴族の教主/Noble Hierarch
4 イーオスのレインジャー/Ranger of Eos
4 ロウクスの瞑黙者/Rhox Meditant
4 ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron
4 茨異種/Thornling
4 ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander
呪文 (12)
2 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 天界の粛清/Celestial Purge
3 忘却の輪/Oblivion Ring
3 荒原の境界石/Wildfield Borderpost
サイドボード (15)
2 バントの魔除け/Bant Charm
1 戦誉の天使/Battlegrace Angel
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
3 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 軍部政変/Martial Coup
1 忘却の輪/Oblivion Ring
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage


ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期

白黒トークンなどの流れを汲む緑白トークンが登場。



幽体の行列/Spectral Processionなどでトークンを並べ、踏み荒らし/Overrunなどで全体強化して押し切る。詳細は緑白トークンを参照のこと。

時のらせんブロック構築

時のらせんブロック構築では、未来予知の参入後、強力なタルモゴイフ/Tarmogoyfをベースにしたビートダウンデッキが登場した。



詳細は緑白ゴイフを参照のこと。

ラヴニカ・ブロック期

ラヴニカ:ギルドの都緑白セレズニアギルドが登場すると、制圧の輝き/Glare of Subdualによるボードコントロールを狙ったセレズニア対立が登場した。



詳細はセレズニア対立を参照。

オデッセイ・ブロック期

オデッセイ・ブロック期は強力なクリーチャーが目白押しであり、このデッキタイプとしては最高クラスのパワーを持つ。



オデッセイ野生の雑種犬/Wild Mongrel獣群の呼び声/Call of the Herdなどに加え、ジャッジメントを優遇していたため藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper幻影のケンタウロス/Phantom Centaur象の導き/Elephant Guideを獲得。同時期のスタンダードオデッセイ・ブロック構築で活躍した。

特にオンスロート以降は貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth賛美されし天使/Exalted Angelも追加され、デッキパワーは異常な盛り上がりを見せる。同時期のステロイドサイズや貪欲なるベイロス・賛美されし天使によるライフ・アドバンテージで圧倒し、はたまた青緑マッドネスにも栄光/Gloryなどで対抗した。

そんなパワー爆発な反面、めちゃくちゃ大振りなデッキでもあるため、サイカトグウェイクアストログライドなどのコントロールデッキにことごとく負けてしまう。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (28)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper
4 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur
3 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth
3 栄光/Glory
2 賛美されし天使/Exalted Angel
呪文 (9)
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
3 生ける願い/Living Wish
2 崇拝/Worship
土地 (23)
6 森/Forest
4 平地/Plains
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 低木林地/Brushland
3 ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery
2 サングラスの大草原/Sungrass Prairie
サイドボード
3 天啓の光/Ray of Revelation
3 たい肥/Compost
2 帰化/Naturalize
1 起源/Genesis
1 森を護る者/Sylvan Safekeeper
1 雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser
1 栄光/Glory
1 剛胆な勇士/Intrepid Hero
1 クローサ流再利用/Krosan Reclamation
1 賛美されし天使/Exalted Angel

マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期

マスクス・ブロックインベイジョン・ブロック期のスタンダードでは、マスクス・ブロック構築同様メロンと呼ばれるタイプが流行。



第7版に変わるまではハルマゲドン/Armageddonを採用したブラストゲドンも存在する。詳細はブラストゲドンを参照のこと。


マスクス・ブロック構築

マスクス・ブロック構築では、非常に強力なブラストダーム/Blastodermを主力としたメロンと呼ばれるタイプ。



もとはリベリオンミラーマッチ用にタッチしたのが始まりである。詳細はメロンを参照のこと。

ミラージュ・ブロック構築

の優秀なクリーチャーに加えのサポートカードが登場したことにより、ミラージュ・ブロック構築でも成立する。



リバー・ボア/River Boaマロー/Maroなどによるビートダウン中断/Abeyance平和な心/Pacifismなどでサポートするのが基本。税収/Titheマナ基盤の安定化に加え、マロー/Maroの増強という役割も併せ持つ。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (25)
2 大カマキリ/Giant Mantis
4 ミストムーン・グリフィン/Mistmoon Griffin
4 マロー/Maro
4 根の壁/Wall of Roots
4 シマクマ/Striped Bears
3 スケイルベインの精鋭/Scalebane's Elite
4 リバー・ボア/River Boa
呪文 (13)
2 解呪/Disenchant
3 税収/Tithe
4 平和な心/Pacifism
4 中断/Abeyance
土地 (22)
12 森/Forest
6 平地/Plains
4 草原/Grasslands

初期

クロニクル以前は、アーナム・ジン/Erhnam Djinnハルマゲドン/Armageddonを主軸にした、いわゆるゲドンタイプ。古くから存在し、常にメタゲームの中心に存在した。



詳細はアーニーゲドンを参照のこと。

エクステンデッド

エクステンデッドには、ファントム・メナスと呼ばれるデッキが存在する。



アルマジロの外套/Armadillo Cloak幻影クリーチャーにつけることで対ビートダウンに優位に立つ。詳細はファントム・メナスを参照のこと。

レガシー

以前はこのタイプのデッキといえば、3色のZooバントが主流であった。しかしワールドウェイクからミラディン包囲戦新たなるファイレクシアを経て、緑白クリーチャーにサポートを織り交ぜたビート・コントロールデッキ、Maverickが大きな活躍を見せるようになる。



石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryを中心とするビートダウン剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどの除去ルーンの母/Mother of Runesによってサポートする。同時に緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithも採用され、漁る軟泥/Scavenging Oozeなどのシルバーバレット要員をサーチする。

詳細はMaverickを参照。

ヴィンテージ

ヴィンテージにもこのデッキカラービートダウンデッキは存在する。



この構成には優秀なメタクリーチャーが多く存在しており、それらを採用することで優位に立つ。TMWAなどに近いデッキである。

代表的な採用カードは以下の通り。

これらのクリーチャーにタルモゴイフ/Tarmogoyfなどを織り交ぜて対戦相手殴り殺す

サンプルレシピ

WG Aggro [5]
土地 (22)
3 森/Forest
2 地平線の梢/Horizon Canopy
1 平地/Plains
3 Savannah
1 露天鉱床/Strip Mine
4 不毛の大地/Wasteland
4 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (27)
4 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
3 エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide
2 エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
2 ハートウッドの語り部/Heartwood Storyteller
3 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
4 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
2 難問の鎮め屋/Vexing Shusher
呪文 (11)
1 ブラック・ロータス/Black Lotus
2 窒息/Choke
2 悟りの教示者/Enlightened Tutor
1 Mox Emerald
1 Mox Pearl
3 無のロッド/Null Rod
1 原基の印章/Seal of Primordium
サイドボード (15)
2 窒息/Choke
1 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
1 原基の印章/Seal of Primordium
4 剣を鍬に/Swords to Plowshares
3 関税/Tariff
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
2 難問の鎮め屋/Vexing Shusher


参考

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