白緑ビートダウン
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白緑ビートダウン(WG Beatdown)は、クリーチャーに特化した色である白と緑によるビートダウンデッキ。
目次 |
概要
緑のマナ・クリーチャーや白のウィニークリーチャーから展開し、数とサイズで圧倒する。
ステロイドと比べると、クリーチャーのコスト・パフォーマンスと展開力の高さが強みであり、単純な殴り合いには強い。また、時代にもよるが白はパーマネントへの干渉や回復を得意とするため、ある程度のコントロール力を擁することもできる。
反面、直接対戦相手のライフに干渉できないため、やや速度に難があったり、戦場だけで計算を立てられてしまうなどコントロールデッキに対して弱点を持つ。
イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
基本セット2013で再録された怨恨/Rancor、イニストラード・ブロックの人間勢力、ラヴニカへの回帰のセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveのカードを組み合わせたビートダウンデッキが登場した。
大きく分けて2種類のタイプが存在する。1つはミッドレンジタイプで、マナ・クリーチャーからアタッカーを展開し、怨恨で強化して殴り切るのが基本方針である。クリーチャーはロクソドンの強打者/Loxodon Smiterや銀刃の聖騎士/Silverblade Paladinが定番だが、その他の部分は様々で、絡み根の霊/Strangleroot Geist、ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartといったビートダウン性能の高いものであったり、修復の天使/Restoration Angelとそれと相性のよいスラーグ牙/Thragtuskなどであったりと、バリエーションは幅広い。
もう1つは、教区の勇者/Champion of the Parishやアヴァブルックの町長/Mayor of Avabruckを採用し部族デッキの形を取る緑白人間。前者とは共通する部分も多いが、こちらは1,2マナのクリーチャーも多用され、ウィニーデッキとしての性質が強くなっている。詳しくは人間を参照。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリボーフム12 第13位 (参考)
- 使用者:Svetoslav Ivanov
- フォーマット
- 中速タイプ。CIP能力重視の構成で、修復の天使に加えて雲隠れ/Cloudshiftまで採用されている。
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
イニストラードの追加で古くからのトークン戦略が復活を果たす。
詳細は緑白トークンのページを参照のこと。
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic+アージェンタムの鎧/Argentum Armorのコンボを搭載した白単アーマーに、相性がよい復讐蔦/Vengevineや獣相のシャーマン/Fauna Shamanを採用した緑白のデッキも登場した。
新たなるファイレクシアで出産の殻/Birthing Podが登場して以降は、CIP能力やPIG能力を持つクリーチャーと組み合わせてアドバンテージを稼ぐタイプが登場した。
サンプルレシピ
- 備考
- フォーマット
白緑ビートダウン [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 極楽鳥/Birds of Paradise、巣の侵略者/Nest Invader、水蓮のコブラ/Lotus Cobraという11枚のマナ加速によって、3ターン目に4マナまで到達することを意識している。ここから刃砦の英雄/Hero of Bladeholdや野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerにつなげることで、トップメタである赤緑ヴァラクートの「最速4ターン目原始のタイタン/Primeval Titan」に対抗する。
- 大元のコンセプトは藤田剛史によるもの。鍛冶友浩による解説も参照。
アラーラの断片ブロック構築
アラーラの断片ブロック構築には、マナ加速から大型クリーチャーにつなぐタイプのデッキが存在する。
貴族の教主/Noble Hierarchから加速して茨異種/Thornlingなどを高速召喚、忘却の輪/Oblivion Ringなどでサポートする。キーカードの貴族の教主はイーオスのレインジャー/Ranger of Eosから集める。
ジャンドコントロールに強いとされ、プロツアーホノルル09でも好成績を収めた。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーホノルル09 (参考)
- 使用者:斎藤友晴
- フォーマット
WG Aggro [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
幽体の行列/Spectral Processionなどでトークンを並べ、踏み荒らし/Overrunなどで全体強化して押し切る。詳細は緑白トークンを参照のこと。
時のらせんブロック構築
時のらせんブロック構築では、未来予知の参入後、強力なタルモゴイフ/Tarmogoyfをベースにしたビートダウンデッキが登場した。
詳細は緑白ゴイフを参照のこと。
ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都で緑白のセレズニアギルドが登場すると、制圧の輝き/Glare of Subdualによるボードコントロールを狙ったセレズニア対立が登場した。
詳細はセレズニア対立を参照。
オデッセイ・ブロック期
オデッセイ・ブロック期は強力なクリーチャーが目白押しであり、このデッキタイプとしては最高クラスのパワーを持つ。
オデッセイの野生の雑種犬/Wild Mongrelや獣群の呼び声/Call of the Herdなどに加え、ジャッジメントが緑と白を優遇していたため藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper、幻影のケンタウロス/Phantom Centaur、象の導き/Elephant Guideを獲得。同時期のスタンダードやオデッセイ・ブロック構築で活躍した。
特にオンスロート以降は貪欲なるベイロス/Ravenous Balothや賛美されし天使/Exalted Angelも追加され、デッキパワーは異常な盛り上がりを見せる。同時期のステロイドをサイズや貪欲なるベイロス・賛美されし天使によるライフ・アドバンテージで圧倒し、はたまた青緑マッドネスにも栄光/Gloryなどで対抗した。
そんなパワー爆発な反面、めちゃくちゃ大振りなデッキでもあるため、サイカトグやウェイク、アストログライドなどのコントロールデッキにことごとく負けてしまう。
- 当時、非常にレアが多いデッキとしても有名だった。「初手7枚中5枚はレアだ」という言もある。参考までに、下記サンプルレシピではメインデッキ60枚中35枚がレア。
- ビーストを主軸としたタイプも存在し、その場合は争乱の崖地/Contested Cliffsのために赤緑白で構築され、苦手だったクリーチャー除去を獲得した。また、デッキ名は区別のためにビーストデッキとされる場合もある。
- 亜種としてマッドネスの活用に特化した白緑マッドネスがある。
- 後期型は生ける願い/Living Wishを3枚以上搭載し、かつ30枚前後かそれ以上のクリーチャーで構成されることが多い。特に願いはデッキに柔軟性をもたらしたため、必要不可欠なカードとなった。
サンプルレシピ
- 備考
- The Finals02 ベスト8 (参考)
- 使用者:小栗文明
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (28) | |
4 | 極楽鳥/Birds of Paradise |
4 | 野生の雑種犬/Wild Mongrel |
4 | 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla |
4 | 藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper |
4 | 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur |
3 | 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth |
3 | 栄光/Glory |
2 | 賛美されし天使/Exalted Angel |
呪文 (9) | |
4 | 獣群の呼び声/Call of the Herd |
3 | 生ける願い/Living Wish |
2 | 崇拝/Worship |
土地 (23) | |
6 | 森/Forest |
4 | 平地/Plains |
4 | 吹きさらしの荒野/Windswept Heath |
4 | 低木林地/Brushland |
3 | ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery |
2 | サングラスの大草原/Sungrass Prairie |
サイドボード | |
3 | 天啓の光/Ray of Revelation |
3 | たい肥/Compost |
2 | 帰化/Naturalize |
1 | 起源/Genesis |
1 | 森を護る者/Sylvan Safekeeper |
1 | 雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser |
1 | 栄光/Glory |
1 | 剛胆な勇士/Intrepid Hero |
1 | クローサ流再利用/Krosan Reclamation |
1 | 賛美されし天使/Exalted Angel |
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期のスタンダードでは、マスクス・ブロック構築同様メロンと呼ばれるタイプが流行。
第7版に変わるまではハルマゲドン/Armageddonを採用したブラストゲドンも存在する。詳細はブラストゲドンを参照のこと。
マスクス・ブロック構築
マスクス・ブロック構築では、非常に強力なブラストダーム/Blastodermを主力としたメロンと呼ばれるタイプ。
もとはリベリオンのミラーマッチ用に緑をタッチしたのが始まりである。詳細はメロンを参照のこと。
ミラージュ・ブロック構築
緑の優秀なクリーチャーに加え白のサポートカードが登場したことにより、ミラージュ・ブロック構築でも成立する。
リバー・ボア/River Boa、マロー/Maroなどによるビートダウンを中断/Abeyanceや平和な心/Pacifismなどでサポートするのが基本。税収/Titheはマナ基盤の安定化に加え、マロー/Maroの増強という役割も併せ持つ。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリトロント97 ベスト8 (参考)
- 使用者:Michael Turian
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (25) | |
2 | 大カマキリ/Giant Mantis |
4 | ミストムーン・グリフィン/Mistmoon Griffin |
4 | マロー/Maro |
4 | 根の壁/Wall of Roots |
4 | シマクマ/Striped Bears |
3 | スケイルベインの精鋭/Scalebane's Elite |
4 | リバー・ボア/River Boa |
呪文 (13) | |
2 | 解呪/Disenchant |
3 | 税収/Tithe |
4 | 平和な心/Pacifism |
4 | 中断/Abeyance |
土地 (22) | |
12 | 森/Forest |
6 | 平地/Plains |
4 | 草原/Grasslands |
初期
クロニクル以前は、アーナム・ジン/Erhnam Djinnとハルマゲドン/Armageddonを主軸にした、いわゆるゲドンタイプ。古くから存在し、常にメタゲームの中心に存在した。
詳細はアーニーゲドンを参照のこと。
エクステンデッド
エクステンデッドには、ファントム・メナスと呼ばれるデッキが存在する。
アルマジロの外套/Armadillo Cloakを幻影クリーチャーにつけることで対ビートダウンに優位に立つ。詳細はファントム・メナスを参照のこと。
レガシー
以前はこのタイプのデッキといえば、3色のZooやバントが主流であった。しかしワールドウェイクからミラディン包囲戦・新たなるファイレクシアを経て、緑白のクリーチャーにサポートを織り交ぜたビート・コントロールデッキ、Maverickが大きな活躍を見せるようになる。
石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mysticと聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryを中心とするビートダウンを剣を鍬に/Swords to Plowsharesなどの除去やルーンの母/Mother of Runesによってサポートする。同時に緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithも採用され、漁る軟泥/Scavenging Oozeなどのシルバーバレット要員をサーチする。
詳細はMaverickを参照。
ヴィンテージ
ヴィンテージにもこのデッキカラーのビートダウンデッキは存在する。
この色構成には優秀なメタクリーチャーが多く存在しており、それらを採用することで優位に立つ。TMWAなどに近いデッキである。
代表的な採用カードは以下の通り。
- サーチ・シルバーバレット対策:エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
- コンボ対策:ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg・エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist
- アーティファクト・エンチャント対策:クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
- アーティファクトデッキ対策:戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
- 墓地対策:ヨツンの兵卒/Jotun Grunt
これらのクリーチャーにタルモゴイフ/Tarmogoyfなどを織り交ぜて対戦相手を殴り殺す。
サンプルレシピ
- 備考
- ヴィンテージ選手権09 ベスト8 (参考)
- 使用者:John Donovan
- フォーマット
WG Aggro [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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