青緑クロック・パーミッション
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2010年1月27日 (水) 20:52時点における版
青緑クロック・パーミッション (UG Clock Permission)は、文字通り青と緑で組まれたクロック・パーミッションデッキ。 緑の優秀なクリーチャーのクロックをカウンターによる時間稼ぎで守る。
なお、「クロック・パーミッション」という言葉が認知され始めたのは神河ブロック頃であり、それ以前は通常ビート・コントロールとして扱われていた。 よって、この項では神河ブロック以降のデッキを紹介する。 それ以前の青緑クロック・パーミッションについては青緑ビートダウンを参考のこと。
目次 |
時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
ローウィン・ブロックの部族シナジーを活かしたものが活躍。
ローウィン参入初期には、青緑で組まれたフェアリーが活躍していた。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
覇権(フェアリー(Faerie))(これが戦場に出たとき、あなたがコントロールする他のフェアリー1つを追放しないかぎり、これを生け贄に捧げる。これが戦場を離れたとき、そのカードは戦場に戻る。)
いずれかのフェアリーが霧縛りの徒党により覇権させられたとき、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールするすべての土地をタップする。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)
瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
スクリブのレインジャー/Scryb Rangerなどの緑のカードを使うためこのカラーパターンが多かったが、モーニングタイドで苦花/Bitterblossomなどが加わった後は青黒のものがメインになる。
その後はしばらく鳴りを潜めていたが、対抗色にフィーチャーしたイーブンタイドの参入で、青緑のマーフォークデッキが登場する。
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)
他のマーフォーク(Merfolk)は+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。(それらは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
2/2クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
プロテクション(黒)
(2)(緑)(緑):ターン終了時まで、カメレオンの巨像は+X/+Xの修整を受ける。Xは、そのパワーである。
従来の青白のものよりカメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどで打撃力が向上している。
ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期
神河ブロックで優秀だったカードは退場したが、新たに加わったカードにより内容が変化した。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) レインジャー(Ranger)
瞬速
飛行、プロテクション(青)
あなたがコントロールする森(Forest)1つをオーナーの手札に戻す:クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。毎ターン1回のみ起動できる。
インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心霊破はそれに4点のダメージを与え、あなたに2点のダメージを与える。
獣群の呼び声/Call of the Herdや差し戻し/Remandなどの超優秀なテンポ・アドバンテージカードを連打して速やかに殴り勝つのが基本的な流れ。
- 幽体の魔力/Spectral Forceとスクリブのレインジャー/Scryb Rangerのシナジーで豪快に殴り倒すタイプ(これはストラクチャー・アンド・フォースに引っ掛けてスクリブ・アンド・フォースと呼ばれる)。
- 神秘の蛇/Mystic Snakeや粘体マンタ/Plaxmantaでテンポを稼ぎながらビートするタイプ
- グランビルに近い構成を取るタイプ
など、様々なタイプが存在する。
青緑という色の組み合わせをする上で最大のネックであった「最後の一押し」を岩石樹の祈り/Stonewood Invocationや心霊破/Psionic Blastが補う。
サンプルレシピ
- スクリブ・アンド・フォースと呼ばれるタイプ。
ディセンション後
ディセンションで青緑のシミック・ギルドが登場したことにより、このデッキタイプは大きな変化を遂げる。
おなじみラノワールのエルフ/Llanowar Elvesと極楽鳥/Birds of Paradiseの8枚でマナ加速して2ターン目に3マナクリーチャーを戦場に出してクロックを与え、それらを少量のカウンターで守るのが基本的な動きになる。
使用されるクリーチャーは、殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzu、強力ドローの深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours、印鑑を割ることでアドバンテージを得られる三角エイの捕食者/Trygon Predatorなどが中心。
また、コールドスナップ後にはドイツ選手権06優勝を飾ったエラヨウ忍者が急浮上。
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) モンク(Monk)
飛行
いずれかのターンに4つ目の呪文が唱えられるたび、上位の空民、エラヨウを反転する。
Erayo's Essence / エラヨウの本質 (1)(青)
伝説のエンチャント
対戦相手1人が各ターンの最初の呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。
コントロールを食い物に暴れ、日本選手権06でもベスト8入りを果たしている。 詳しくはエラヨウ忍者を参照。
サンプルレシピ
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都参入直後のスタンダードでは、Critical Massの後継としてCritical Mass Updateが登場した。
クリーチャー — 植物(Plant)
上陸 ― あなたのコントロール下で土地1つが戦場に出るたび、殴打蔦の葛の上に+1/+1カウンター1個を置く。
1/1クリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)
ウッド・エルフが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから森(Forest)カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
1/1詳しくはCritical Mass Updateを参照。
また、世界選手権05ではそれとは違うタイプのタッチ黒型が好成績を収めた。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、そのカードをオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上か一番下に置く。
若干Updateに比べて低速に作られており、UpdateよりはCritical Massに近い。 反面、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesの投入によって加速力も強化されている。 サイドボードの頭蓋の摘出/Cranial Extractionがポイント。
世界選手権05では化膿/Putrefyを積んだAntoine Ruelが初日全勝。 メインデッキに黒のカードを全く採用しないタイプで参戦したLeong Dingはベスト8という記録をそれぞれ作っている。→*1
なお、青緑赤のシー・ストンピィも登場。神河ブロックが落ちるまで戦い抜いた。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権05ベスト8(参考)
- 使用者:Leong Ding
- フォーマット
神河ブロック構築
比較的重量級のデッキ、Critical Massが活躍した。
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit)
トランプル
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、そのカードをオーナーの墓地に置く代わりにそのプレイヤーのライブラリーの一番上か一番下に置く。
優秀な土地サーチとカウンター、そして大型クリーチャーが青と緑に揃ったことで生まれたデッキである。 詳しくはCritical Massを参照。