エルドレインの森
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*今セットからスタンダードの[[ローテーション]]の制度が変更され、セットが存続する期間が最長2年から3年に延長された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036904/ スタンダードに再び活気を]([[Daily MTG]] 2023年5月7日)</ref>。エルドレインの森発売後は[[イニストラード:真夜中の狩り]]からの10個のセットがスタンダードで使用できるようになる。 | *今セットからスタンダードの[[ローテーション]]の制度が変更され、セットが存続する期間が最長2年から3年に延長された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036904/ スタンダードに再び活気を]([[Daily MTG]] 2023年5月7日)</ref>。エルドレインの森発売後は[[イニストラード:真夜中の狩り]]からの10個のセットがスタンダードで使用できるようになる。 | ||
*セットタイトルの「森/Wilds」については、背景設定においては[[エルドレイン/Eldraine#僻境/The Wilds|僻境/The Wilds]]という訳があてられているが、Wildsという言葉が指す「人間の共同体の外の地」とおとぎ話のフレイバーを掛け合わせた意訳だろう。ただMTGプレイヤーにとってはどうしても[[基本土地]]の[[森]]が先に出てしまうため、イメージが上手く伝わるかは微妙な訳である。決して[[緑]]偏重のセットではない。 | *セットタイトルの「森/Wilds」については、背景設定においては[[エルドレイン/Eldraine#僻境/The Wilds|僻境/The Wilds]]という訳があてられているが、Wildsという言葉が指す「人間の共同体の外の地」とおとぎ話のフレイバーを掛け合わせた意訳だろう。ただMTGプレイヤーにとってはどうしても[[基本土地]]の[[森]]が先に出てしまうため、イメージが上手く伝わるかは微妙な訳である。決して[[緑]]偏重のセットではない。 | ||
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+ | *[[プレインズウォーカー]]、[[ミシュラランド]]を含む一部のカードにはボーダーレス版カードが存在する。 | ||
+ | *[[基本土地]]には、通常版の他にフルアート・ストーリーブック版のものが存在する。 | ||
+ | *特殊仕様が無いレアや神話レアには[[コレクター・ブースター]]限定で[[拡張アート]]版カードが存在する([[英雄譚]]を除く)。 | ||
+ | *今回[[ジャンプスタート・ブースター]]は発売されないが、ジャンプスタート様にデザインされたカードが15枚存在し、それらは[[セット・ブースター]]から出現する。レアには拡張アート版が存在しコレクター・ブースターから出現する。それらはエルドレインの森の一部であり、スタンダードで使用できる。 | ||
===事前情報=== | ===事前情報=== |
2023年8月16日 (水) 16:20時点における版
エルドレインの森/Wilds of Eldraine | |
シンボル | 開かれた本 |
略号 | WOE |
コードネーム | Netball |
発売日 | Arena;2023年9月5日 紙:2023年9月8日 |
セット枚数 | 全 種類 |
エルドレインの森/Wilds of Eldraineは、スタンダード用の本流のセット。2023年9月8日発売。キャッチコピーは「物語を紡ぐのはあなた/A tale only you can tell」。
目次 |
概要
新たな法則が定まった多元宇宙/Multiverseを描く「領界路/Omenpath編」の始まりとして、エルドレインの王権に続き、アーサー王伝説とおとぎ話がモチーフの次元/Plane、エルドレイン/Eldraineを再びの舞台とする。ファイレクシア戦争を生き延びたエルドレイン。しかしその傷跡は深く、覇王/High-Kingアルジェナス・ケンリス/Algenus Kenrithは崩御し、新ファイレクシア/New Phyrexiaの進軍を留めた忌まわしき眠り/Wicked Slumberが次はエルドレインの住民へ魔の手を向けていた。新たな王として国を治めるウィル・ケンリス/Will Kenrithはしかしその権威も力も父には及ばず、双子の片割れであるローアン・ケンリス/Rowan Kenrithは力と怒りを抑えきれず、内政に腐心するウィルを振り切り忌まわしき眠りを止めるための探索行/Questへ出る。そのすべてから遠く離れた僻村で、人とフェイ/Faeとの間に生まれた少年、ケラン/Kellanも妖精の王タリオン/Talionから忌まわしき眠りを止める探索行を遣わされる。ケランは自身のルーツと持てる力を知るため旅立つのだった。
- 各種フォーマットでの使用可能開始日はプレリリース開始日の2023年9月1日となる。
- 今セットからスタンダードのローテーションの制度が変更され、セットが存続する期間が最長2年から3年に延長された[1]。エルドレインの森発売後はイニストラード:真夜中の狩りからの10個のセットがスタンダードで使用できるようになる。
- セットタイトルの「森/Wilds」については、背景設定においては僻境/The Wildsという訳があてられているが、Wildsという言葉が指す「人間の共同体の外の地」とおとぎ話のフレイバーを掛け合わせた意訳だろう。ただMTGプレイヤーにとってはどうしても基本土地の森が先に出てしまうため、イメージが上手く伝わるかは微妙な訳である。決して緑偏重のセットではない。
ブースター・ファン
おとぎ話/Enchanting Tales
マジックの物語を彩ってきたエンチャント・カードが、特殊なフレームと絵本風のアートスタイルで各種ブースターパックから出現する。
兄弟戦争の旧枠版アーティファクトや機械兵団の進軍の多元宇宙の伝説と同じようなボーナスシート。これらはカード・セットとしてのエルドレインの森には含まれず独自のエキスパンション・シンボルとコレクター番号を持ち、リミテッドでパックから出た場合は使用できるが、構築では同名のカードが使用可能セットに含まれてない限りスタンダードを含む各フォーマットでは使用できない。
一部のカードには日本のアーティストによるボーダーレスイラストが使用されたアニメ・ボーダーレスおとぎ話カードが存在し、また、コレクター・ブースターからは紙吹雪のような光沢の特殊なフォイルが施されたコンフェッティ・フォイル仕様のカードが出現することがある。
ショーケース・フレーム
ブースター・ファン企画が初めて行われたエルドレインの王権と同じく、当事者カードには特殊なフレームと本の挿絵のようなアートスタイルのイラストが描かれたショーケース・フレーム版が存在する。ただしエルドレインの王権と異なりレアと神話レアの当事者カードにしか存在しない。フレームのデザインは、機械兵団の進軍の次元ブースター・ファンと同じ様にカード名欄とタイプ行など細部が変更されている。
その他
- プレインズウォーカー、ミシュラランドを含む一部のカードにはボーダーレス版カードが存在する。
- 基本土地には、通常版の他にフルアート・ストーリーブック版のものが存在する。
- 特殊仕様が無いレアや神話レアにはコレクター・ブースター限定で拡張アート版カードが存在する(英雄譚を除く)。
- 今回ジャンプスタート・ブースターは発売されないが、ジャンプスタート様にデザインされたカードが15枚存在し、それらはセット・ブースターから出現する。レアには拡張アート版が存在しコレクター・ブースターから出現する。それらはエルドレインの森の一部であり、スタンダードで使用できる。
事前情報
本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[2]。
- (まとまりのあるテーマを持った)新たなタイプのトークン
- エンチャントをコピーする起動型能力を持ったカード
- 新たなカード・タイプの当事者カード
- 通常はトークンに使われる2つのアーティファクト・タイプを併せ持つアーティファクト
- アルファから存在するクリーチャー・タイプをテーマにしたドラフト・アーキタイプ
- おとぎ話の英雄譚
- 複数の伝説の食物
- 新たな記憶殺し/Memoricide系カード
- 1つはアーティファクトが戦場に出ること、もう1つはエンチャントに関する2つの誘発型能力を持ったクリーチャー
- アルファから存在するが、これまで包括的に扱われたことはない3つの要素を包括的に扱うメカニズム
- 以下のルール・テキストを持つカード
- パーマネント1つが戦場に出たことによりあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力1つが誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
- あなたのライブラリーの一番上にあるカード20枚を見る
- 代わりにそれはその3倍のマナを生み出す。
- あなたがコントロールしているすべての反射を生け贄に捧げる
- あなたがコントロールする+1/+1カウンターが置かれている各クリーチャーは、[このカード]によって追放されているクリーチャー・カードが持つすべての起動型能力を持つ。
- 基本のパワーとタフネスが4/4であり飛行を持つ
- これでなく狐でもない最大1体のクリーチャーを追放する
- あなたがコントロールする土地・クリーチャー
- あなたが対戦相手がコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップするたび
- Xは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるか出来事を持つカードの枚数に2を足した数に等しい。
- 以下のタイプ行を持つカード
- 以下の名前を持つカード
- Candy Grapple
- Charming Scoundrel
- Food Fight
- Protective Parents
- Scream Puff
- Stroke of Midnight
- A Tale for the Ages
- Three Blind Mice
- Three Bowls of Porridge
- Up the Beanstalk
イベント
2023年9月1日から9月7日の間に開催される。
また、プレリリース・パックとは別に参加賞としてマジック30周年記念プロモが1枚配布される。
製品ラインナップ
- ドラフト・ブースター
- リミテッドプレイ用のブースターパック。
- セット・ブースター
- ドラフトではなくパック開封を楽しみたい人向けのブースターパック。
- コレクターブースター
- 主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
- バンドル(日本語版なし)
- セット・ブースターや基本土地が封入された大型商品。
- スターターキット
- 構築済みデッキが2つ入った入門者用製品。
- エルドレインの森統率者デッキ
- 統率者戦用の構築済みデッキ。独立した製品であり新規カードを含む収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない。
- フェイの領土/Fae Dominion - 青黒のデッキ。
- 美徳と武勇/Virtue and Valor - 緑白のデッキ。
公式特集ページ
製品情報
- 『エルドレインの森』(マジック日本公式サイト 製品情報)
- 『エルドレインの森』(マジック米国公式サイト日本語版 製品情報)
- 『エルドレインの森』カードイメージギャラリー((マジック米国公式サイト日本語版)
- 『エルドレインの森』のメカニズム(Daily MTG 2023年8月15日)
- Collecting Wilds of Eldraine(Daily MTG 2023年8月15日)
開発コラム
Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。
- 『森』の話 その1(Making Magic 2023年8月15日)
背景設定
メインストーリー。英語版の記事では朗読動画(英語)が存在する。
- 第1話 純なる心(Daily MTG 2023年8月8日)
- 第2話 流浪の騎士、新米英雄(Daily MTG 2023年8月9日)
- 第3話 二つのもてなし(Daily MTG 2023年8月10日)
- 第4話 ルビーと凍てついた心(Daily MTG 2023年8月11日)
- 第5話 破られた誓約(Daily MTG 2023年8月14日)
その他
- 「ウィザーズ・プレゼンツ」で発表された来年のマジックの情報まとめ(Daily MTG 2022年8月18日)
- 9月8日、『エルドレインの森』に備えよ(Daily MTG 2023年5月5日)
- 『エルドレインの森』ファーストルックまとめ(Daily MTG 2023年7月28日)
- 童話の次元を描き出す――『エルドレインの森』「おとぎ話」アニメ・ボーダーレス版カードを目撃せよ(マジック日本公式サイト 2023年7月28日)
- Where to Find Wilds of Eldraine Previews(Daily MTG 2023年8月11日) - プレビュー日程
脚注
- ↑ スタンダードに再び活気を(Daily MTG 2023年5月7日)
- ↑ Maro’s Teaser for Wilds of Eldraine(Blogatog 2023年8月7日)
参考
- カード個別評価:エルドレインの森
- カードセット一覧
- イニストラード:真夜中の狩り - イニストラード:真紅の契り - 神河:輝ける世界 - ニューカペナの街角
- 団結のドミナリア - 兄弟戦争 - ファイレクシア:完全なる統一 - 機械兵団の進軍 - 機械兵団の進軍:決戦の後に
- エルドレインの森 - イクサラン:失われし洞窟 - カルロフ邸殺人事件 - サンダー・ジャンクションの無法者