白黒トークン

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'''白黒トークン'''(''White-Black tokens'')とは、その名の通り[[トークン]]を有効活用した[[白黒ビートダウン]][[デッキ]]
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'''白黒トークン'''(''White-Black Tokens'')とは、[[クリーチャー]]・[[トークン]]を多用する[[白黒]][[デッキ]]の総称。
  
元来は[[アラーラの断片]]参入後の[[スタンダード]]で活躍した[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]を指していたが、[[イニストラード・ブロック]]参入後にも同様な動きをするデッキが組まれるようになったため、そちらもそう呼ばれるようになった。
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元来は[[アラーラの断片]]参入後の[[スタンダード]]で活躍した[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]を指していたが、[[イニストラード・ブロック]]参入後にも同じような動きをするデッキが組まれるようになったため、そちらもそう呼ばれるようになった。
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==タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期==
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[[戦乱のゼンディカー]]で[[ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar]]が登場したことにより、[[白黒]]を中心とする[[トークン]][[デッキ]]が組まれるようになった。
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[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]や[[荒野の確保/Secure the Wastes]]で頭数を並べ、トークン生成手段も兼ねるゼンディカーの同盟者、ギデオンや[[真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor]]でそれらを[[全体強化]]して戦う。[[対戦相手]]の危険な[[クリーチャー]]は[[絹包み/Silkwrap]]や[[残忍な切断/Murderous Cut]]で対処する。
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ベースは白黒だが、[[バトルランド]]と[[フェッチランド]]および[[白蘭の騎士/Knight of the White Orchid]]の組み合わせにより[[色]]を増やすのが容易であるため、3色の構成にしたものが多い。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[グランプリインディアナポリス15]] 準優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpind15 参考])
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**使用者:[[Raymond Perez, Jr.]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[タルキール覇王譚ブロック]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー]])
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*[[タッチ]][[青]]のタイプ。[[メインデッキ]]の[[青マナ]]を要求する[[カード]]は[[収斂]]を持つ[[苦い真理/Painful Truths]]のみ。
  
 
==イニストラード・ブロック構築==
 
==イニストラード・ブロック構築==
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{{#card:Intangible Virtue}}
 
{{#card:Intangible Virtue}}
  
[[町民の結集/Gather the Townsfolk]][[深夜の出没/Midnight Haunting]]、未練ある魂で[[トークン]]を並べ、[[無形の美徳/Intangible Virtue]][[強化]]して戦う。この環境の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]にとって多数の2/2([[飛行]])[[警戒]]を相手に[[ダメージレース]]を制するのは難しく、[[全体除去]]という対抗手段を持つ[[コントロール (デッキ)|コントロール]]すらも苦戦を強いられる。
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[[町民の結集/Gather the Townsfolk]][[深夜の出没/Midnight Haunting]]、未練ある魂などで[[トークン]]を並べ、[[無形の美徳/Intangible Virtue]]でそれらを[[強化]]して戦う。この環境の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]にとって多数の2/2([[飛行]])[[警戒]]を相手に[[ダメージレース]]を制するのは難しく、[[全体除去]]という対抗手段を持つ[[コントロール (デッキ)|コントロール]]すらも苦戦を強いられる。
  
純正2色のものは少ない。大きく分けて以下の2つのタイプが存在する。
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純正2[[色]]のものは少ない。大きく分けて以下の2つのタイプが存在する。
  
 
;白黒タッチ緑
 
;白黒タッチ緑
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:[[イニストラード]]単独環境の[[トップメタ]]であった[[人間 (デッキ)#イニストラード・ブロック構築|白赤人間]]の流れを汲んでおり、[[教区の勇者/Champion of the Parish]]と各種[[人間]]クリーチャーを用いるバージョンも多い。
 
:[[イニストラード]]単独環境の[[トップメタ]]であった[[人間 (デッキ)#イニストラード・ブロック構築|白赤人間]]の流れを汲んでおり、[[教区の勇者/Champion of the Parish]]と各種[[人間]]クリーチャーを用いるバージョンも多い。
  
その高い環境支配率ゆえ、コントロールは対トークンに特化した[[全体除去]]重視の構成となり、多くのデッキが[[メインデッキ]]から[[エンチャント]]除去を投入する、ビートダウンさえも[[冒涜の行動/Blasphemous Act]]を用意する、などの事態まで起こるようになってしまった。そのため、闇の隆盛参入からわずか2ヶ月で未練ある魂と無形の美徳が[[禁止カード]]に指定。トークンを主軸としたデッキ構築は難しくなり、今では白赤人間などのデッキにその面影を残すに留まっている。
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その高い環境支配率ゆえ、コントロールは対トークンに特化した[[全体除去]]重視の構成となり、多くのデッキが[[メインデッキ]]から[[エンチャント]]除去を投入する、ビートダウンさえも[[冒涜の行動/Blasphemous Act]]を用意する、などの事態まで起こるようになってしまった。そのため、闇の隆盛参入からわずか2ヶ月で未練ある魂と無形の美徳が[[禁止カード]]に指定。トークンを主軸としたデッキ構築は難しくなり、白赤人間などのデッキにその面影を残すこととなった。
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===白黒タッチ緑===
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*備考
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**ISD Block Constructed Premier #3529421 on 03/10/2012 優勝 ([http://archive.wizards.com/Magic/Digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/3529421 参考])
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**使用者:Chrispettingill
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*[[フォーマット]]
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**[[イニストラード・ブロック構築]]([[イニストラード]]+[[闇の隆盛]])
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*白黒タッチ緑のタイプ。
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===赤白タッチ黒===
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*備考
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**ISD Block Constructed Premier #3567575 on 03/16/2012 優勝 ([http://archive.wizards.com/Magic/Digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/3567575 参考])
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**使用者:Nacan
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*[[フォーマット]]
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**[[イニストラード・ブロック構築]]([[イニストラード]]+[[闇の隆盛]])
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{{#MagicFactory:df315152}}
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*赤白タッチ黒のタイプ。[[黒マナ]]を要求するカードは未練ある魂のみ。
  
 
==ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期==
 
==ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期==
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリリール12]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gplil12/welcome 参考])
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**[[グランプリリール12]] ベスト4 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gplil12/welcome 参考])
 
**使用者:[[Tom Valkeneers]]
 
**使用者:[[Tom Valkeneers]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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キスキンとの違いは[[思考囲い/Thoughtseize]]や[[潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler]]などの強力な[[手札破壊]]と常に[[クロック]]を増やし続ける苦花を積むことができる点である。
 
キスキンとの違いは[[思考囲い/Thoughtseize]]や[[潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler]]などの強力な[[手札破壊]]と常に[[クロック]]を増やし続ける苦花を積むことができる点である。
  
手札破壊や多様な[[除去]]を採用できることから柔軟性が高い。また、[[単体除去]]に強く、[[全体除去]]でも[[カード・アドバンテージ]]を稼がれないため、通常の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]を[[メタる|メタった]][[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]との相性が良い。そのため、[[世界選手権08]]の[[スタンダード]]部門では[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|青黒フェアリー]]に次いで使用者が多かった(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds08/day1-ja#14 参考])。
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手札破壊や多様な[[除去]]を採用できることから柔軟性が高い。また、[[単体除去]]に強く、[[全体除去]]でも[[カード・アドバンテージ]]を稼がれないため、通常の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]を[[メタる|メタった]][[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]との相性が良い。そのため、[[世界選手権08]]の[[スタンダード]]部門では[[フェアリー (デッキ)#ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期|青黒フェアリー]]に次いで使用者が多かった([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds08/day1-ja#14 参考])。
  
 
安定性の低さと[[クリーチャー]]の線の細さが弱点。トークンの生成、全体強化、手札破壊という各パーツを上手く[[引く|引ける]]場合には強力だが、どれかに偏ってしまうと相手に押し切られてしまいやすい。また、[[マナ基盤]]がタイトであり、理想的と言われる思考囲い→潮の虚ろの漕ぎ手→幽体の行列という流れを実現するには[[土地]]の[[引く|ドロー]]も上手くかみ合わなくてはならない。さらに、苦花や思考囲い、そしてタイトなマナ基盤を支える[[ペインランド]]と自分の[[ライフ]]を[[リソース]]にすることが非常が多く、かみ合わなかった場合の脆さを高めている。そのため、器用貧乏なデッキと評されることも多い。
 
安定性の低さと[[クリーチャー]]の線の細さが弱点。トークンの生成、全体強化、手札破壊という各パーツを上手く[[引く|引ける]]場合には強力だが、どれかに偏ってしまうと相手に押し切られてしまいやすい。また、[[マナ基盤]]がタイトであり、理想的と言われる思考囲い→潮の虚ろの漕ぎ手→幽体の行列という流れを実現するには[[土地]]の[[引く|ドロー]]も上手くかみ合わなくてはならない。さらに、苦花や思考囲い、そしてタイトなマナ基盤を支える[[ペインランド]]と自分の[[ライフ]]を[[リソース]]にすることが非常が多く、かみ合わなかった場合の脆さを高めている。そのため、器用貧乏なデッキと評されることも多い。
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアー京都09]] 準優勝(初日全勝) ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptkyo09/jawelcome 参考])
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**[[プロツアー京都09]] 準優勝(初日全勝) ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptkyo09/jawelcome 参考])
**使用者:[[Luis Scott-Vargas]]
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**使用者:[[Luis Scott-Vargas]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]+[[アラーラの断片]]+[[コンフラックス]])
 
**[[スタンダード]]([[第10版]]+[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]+[[アラーラの断片]]+[[コンフラックス]])
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===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリ横浜12]] 優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpyok12/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gpyok12/ 参考])
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**[[グランプリ横浜12]] 優勝 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpyok12/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gpyok12/# 参考])
 
**使用者:[[宮島淳一]]
 
**使用者:[[宮島淳一]]
 
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[アヴァシンの帰還]])
 
**[[モダン]](~[[アヴァシンの帰還]])
  
{{#magicfactory:df307096}}
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{{#MagicFactory:df307096}}
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
  
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2015年11月2日 (月) 22:13時点における版

白黒トークン(White-Black Tokens)とは、クリーチャートークンを多用する白黒デッキの総称。

元来はアラーラの断片参入後のスタンダードで活躍したビートダウンを指していたが、イニストラード・ブロック参入後にも同じような動きをするデッキが組まれるようになったため、そちらもそう呼ばれるようになった。

目次

タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期

戦乱のゼンディカーゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarが登場したことにより、白黒を中心とするトークンデッキが組まれるようになった。



搭載歩行機械/Hangarback Walker荒野の確保/Secure the Wastesで頭数を並べ、トークン生成手段も兼ねるゼンディカーの同盟者、ギデオンや真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitorでそれらを全体強化して戦う。対戦相手の危険なクリーチャー絹包み/Silkwrap残忍な切断/Murderous Cutで対処する。

ベースは白黒だが、バトルランドフェッチランドおよび白蘭の騎士/Knight of the White Orchidの組み合わせによりを増やすのが容易であるため、3色の構成にしたものが多い。

サンプルレシピ

Esper Tokens [1]
土地 (26)
3 沼/Swamp
4 平地/Plains
1 磨かれたやせ地/Scoured Barrens
3 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
4 乱脈な気孔/Shambling Vent
1 窪み渓谷/Sunken Hollow
2 大草原の川/Prairie Stream
4 汚染された三角州/Polluted Delta
4 溢れかえる岸辺/Flooded Strand
クリーチャー (11)
3 風番いのロック/Wingmate Roc
4 搭載歩行機械/Hangarback Walker
4 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
呪文 (23)
1 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited
2 真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar
1 破滅の道/Ruinous Path
2 苦い真理/Painful Truths
1 究極の価格/Ultimate Price
2 完全なる終わり/Utter End
3 荒野の確保/Secure the Wastes
3 残忍な切断/Murderous Cut
4 絹包み/Silkwrap
サイドボード (15)
1 究極の価格/Ultimate Price
1 龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar
1 否認/Negate
1 衰滅/Languish
1 対立の終結/End Hostilities
2 払拭/Dispel
2 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
3 強迫/Duress
3 正義のうねり/Surge of Righteousness


イニストラード・ブロック構築

闇の隆盛での未練ある魂/Lingering Soulsなどの登場によって成立。カードプールの狭いブロック構築ではあまりに強力すぎるデッキとなってしまい、瞬く間に環境を支配した。



町民の結集/Gather the Townsfolk深夜の出没/Midnight Haunting、未練ある魂などでトークンを並べ、無形の美徳/Intangible Virtueでそれらを強化して戦う。この環境のビートダウンにとって多数の2/2(飛行警戒を相手にダメージレースを制するのは難しく、全体除去という対抗手段を持つコントロールすらも苦戦を強いられる。

純正2のものは少ない。大きく分けて以下の2つのタイプが存在する。

白黒タッチ緑
メインカラーのに加え、を濃くしたタイプ。血統の切断/Sever the Bloodlineを初めとしたクリーチャー除去血統の守り手/Bloodline Keeperイニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistradなどの継続的トークン生産手段が採用される。
タッチする最大の目的は、トークン同系の無形の美徳・アンチトークンデッキの死の支配の呪い/Curse of Death's Hold両方の対策を兼ねる天啓の光/Ray of Revelation。他にもガヴォニーの居住区/Gavony Township情け知らずのガラク/Garruk Relentlessが使われることもある。
赤白タッチ黒
メインカラーの白に加え、を濃くしたタイプ。火力や、数を並べる戦略と相性の良い地獄乗り/Hellrider農民の結集/Rally the Peasantsの存在から終盤の決定力が高いのがウリ。
イニストラード単独環境のトップメタであった白赤人間の流れを汲んでおり、教区の勇者/Champion of the Parishと各種人間クリーチャーを用いるバージョンも多い。

その高い環境支配率ゆえ、コントロールは対トークンに特化した全体除去重視の構成となり、多くのデッキがメインデッキからエンチャント除去を投入する、ビートダウンさえも冒涜の行動/Blasphemous Actを用意する、などの事態まで起こるようになってしまった。そのため、闇の隆盛参入からわずか2ヶ月で未練ある魂と無形の美徳が禁止カードに指定。トークンを主軸としたデッキ構築は難しくなり、白赤人間などのデッキにその面影を残すこととなった。

白黒タッチ緑

WBg Tokens [2]
土地 (25)
2 進化する未開地/Evolving Wilds
1 森/Forest
2 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
4 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
8 平地/Plains
4 沼/Swamp
4 森林の墓地/Woodland Cemetery
クリーチャー (5)
3 血統の守り手/Bloodline Keeper
2 月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch
呪文 (30)
2 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
4 町民の結集/Gather the Townsfolk
4 無形の美徳/Intangible Virtue
4 未練ある魂/Lingering Souls
4 深夜の出没/Midnight Haunting
2 天啓の光/Ray of Revelation
4 血統の切断/Sever the Bloodline
3 イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad
3 悲劇的な過ち/Tragic Slip
サイドボード (15)
2 死の支配の呪い/Curse of Death's Hold
3 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
2 弱者の師/Mentor of the Meek
1 月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch
1 天啓の光/Ray of Revelation
4 忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked
2 突然の消失/Sudden Disappearance


  • 白黒タッチ緑のタイプ。

赤白タッチ黒

RWb Tokens [3]
土地 (24)
4 断崖の避難所/Clifftop Retreat
4 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
7 山/Mountain
8 平地/Plains
1 沼/Swamp
クリーチャー (8)
2 教区の勇者/Champion of the Parish
4 地獄乗り/Hellrider
2 月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch
呪文 (28)
3 硫黄の流弾/Brimstone Volley
3 小悪魔の遊び/Devil's Play
4 町民の結集/Gather the Townsfolk
4 無形の美徳/Intangible Virtue
4 未練ある魂/Lingering Souls
4 深夜の出没/Midnight Haunting
2 農民の結集/Rally the Peasants
4 緊急の除霊/Urgent Exorcism
サイドボード (15)
1 硫黄の流弾/Brimstone Volley
1 小悪魔の遊び/Devil's Play
1 信仰無き物あさり/Faithless Looting
2 悪鬼の狩人/Fiend Hunter
2 高まる献身/Increasing Devotion
1 高まる復讐心/Increasing Vengeance
1 農民の結集/Rally the Peasants
2 野の焼き払い/Scorch the Fields
2 突然の消失/Sudden Disappearance
2 魔女封じの宝珠/Witchbane Orb


  • 赤白タッチ黒のタイプ。黒マナを要求するカードは未練ある魂のみ。

ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

イニストラードの参入でトークン戦略が復活し、闇の隆盛デッキタイプに合致したカードが複数登場したことにより頭角を現す。



動きは緑白トークンとほぼ同様で、トークン生成カードと全体強化手段で構成される。

特に闇の隆盛で白黒に、優秀なトークン生成手段である未練ある魂/Lingering Soulsと、トークン生成と全体強化を両立する新プレインズウォーカーイニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistradが加わったことでデッキの完成度が高くなり、トークン系デッキとしては緑白トークンに代わって主流となっている。

サンプルレシピ

WB Tokens [4]
土地 (24)
4 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
13 平地/Plains
1 ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto
3 沼/Swamp
3 大天使の霊堂/Vault of the Archangel
クリーチャー (14)
4 刃の接合者/Blade Splicer
4 教区の勇者/Champion of the Parish
4 宿命の旅人/Doomed Traveler
2 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
呪文 (22)
1 破滅の刃/Doom Blade
4 町民の結集/Gather the Townsfolk
4 清浄の名誉/Honor of the Pure
4 無形の美徳/Intangible Virtue
4 未練ある魂/Lingering Souls
2 忘却の輪/Oblivion Ring
3 イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad
サイドボード (15)
1 破滅の刃/Doom Blade
1 エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel
1 喉首狙い/Go for the Throat
2 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
2 ミラディンの十字軍/Mirran Crusader
3 存在の破棄/Revoke Existence
3 忠実な軍勢の祭殿/Shrine of Loyal Legions
2 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace


ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期

最初は、ローウィン=シャドウムーア・ブロックアラーラの断片ブロック期のスタンダードで活躍した。



黒赤トークンの派生として登場したデッキだが、動きとしてはキスキンに近い。幽体の行列/Spectral Procession苦花/Bitterblossomなどのトークン生成カード黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneなどの全体強化が主な構成となっている。

キスキンとの違いは思考囲い/Thoughtseize潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Scullerなどの強力な手札破壊と常にクロックを増やし続ける苦花を積むことができる点である。

手札破壊や多様な除去を採用できることから柔軟性が高い。また、単体除去に強く、全体除去でもカード・アドバンテージを稼がれないため、通常のビートダウンメタったコントロールデッキとの相性が良い。そのため、世界選手権08スタンダード部門では青黒フェアリーに次いで使用者が多かった(参考)。

安定性の低さとクリーチャーの線の細さが弱点。トークンの生成、全体強化、手札破壊という各パーツを上手く引ける場合には強力だが、どれかに偏ってしまうと相手に押し切られてしまいやすい。また、マナ基盤がタイトであり、理想的と言われる思考囲い→潮の虚ろの漕ぎ手→幽体の行列という流れを実現するには土地ドローも上手くかみ合わなくてはならない。さらに、苦花や思考囲い、そしてタイトなマナ基盤を支えるペインランドと自分のライフリソースにすることが非常が多く、かみ合わなかった場合の脆さを高めている。そのため、器用貧乏なデッキと評されることも多い。

アラーラ再誕でデッキのコンセプトによくかみ合った盲信的迫害/Zealous Persecutionを獲得した。ミラーマッチ赤白ヒバリとのマッチで非常に有効な上、白黒トークンにとって癌だった静月の騎兵/Stillmoon Cavalierを除去できる為、デッキの死角が埋められる形になり、アラーラ再誕参入後は赤白ヒバリよりもメタゲームで上位に位置している。

サンプルレシピ

PT京都09 白黒トークン [5]
土地 (25)
4 秘儀の聖域/Arcane Sanctum
4 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
4 悪臭の荒野/Fetid Heath
2 変わり谷/Mutavault
2 平地/Plains
4 反射池/Reflecting Pool
1 沼/Swamp
4 風立ての高地/Windbrisk Heights
クリーチャー (16)
4 雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger
4 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
4 メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain
4 潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler
呪文 (19)
3 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
4 苦花/Bitterblossom
4 栄光の頌歌/Glorious Anthem
4 幽体の行列/Spectral Procession
4 恐怖/Terror
サイドボード (15)
1 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
3 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 天界の粛清/Celestial Purge
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
2 頭脳いじり/Head Games
3 流刑への道/Path to Exile
1 薄れ馬/Wispmare
2 神の怒り/Wrath of God


モダン

以前より、幽体の行列/Spectral Processionを中心とするトークンデッキが少数ながら存在していたが、白単色白青白緑など様々で、必ずしも白黒のものが多数派ではなかった。闇の隆盛デッキタイプに合致したパワーカード未練ある魂/Lingering Soulsを獲得したことで、白黒タイプが主流になるとともに、メタゲームに姿を見せるようになっている。



デッキ構成は元祖スタンダード版のものによく似ており、そのアップデートバージョンといったところ。手札破壊クリーチャー除去対戦相手の行動を制限しながら、トークンを並べ全体強化して攻撃風立ての高地/Windbrisk Heightsによってさらに戦線を補強する。中でも複数の役割を兼ねる優秀な白黒カード潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler盲信的迫害/Zealous Persecutionの存在は大きい。

  • スタンダード時代からの相棒である苦花/Bitterblossomはフォーマット制定当初から禁止カードであったが、のちに2014年2月7日に解除された。

サンプルレシピ

WB Tokens [6]
土地 (24)
2 悪臭の荒野/Fetid Heath
2 神無き祭殿/Godless Shrine
4 孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
4 湿地の干潟/Marsh Flats
1 変わり谷/Mutavault
6 平地/Plains
1 沼/Swamp
4 風立ての高地/Windbrisk Heights
クリーチャー (10)
2 オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion
2 雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger
2 刃砦の英雄/Hero of Bladehold
4 潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler
呪文 (26)
2 清浄の名誉/Honor of the Pure
2 無形の美徳/Intangible Virtue
4 未練ある魂/Lingering Souls
4 流刑への道/Path to Exile
4 急報/Raise the Alarm
4 幽体の行列/Spectral Procession
3 思考囲い/Thoughtseize
3 盲信的迫害/Zealous Persecution
サイドボード (15)
2 オーリオックのチャンピオン/Auriok Champion
2 エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor
2 四肢切断/Dismember
2 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
2 戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage
1 金輪際/Nevermore
2 石のような静寂/Stony Silence
1 機を見た援軍/Timely Reinforcements
1 盲信的迫害/Zealous Persecution


参考

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