恐怖/Terror

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古くからを代表する最も有名なクリーチャー除去にして、「対象に制限がある代わりに軽い黒の除去呪文」の開祖。黒クリーチャーやアーティファクト・クリーチャーでなければ何でも2マナ再生すら許さず破壊できる。戦場に出すのに手間のかかるファッティを多く有するの天敵のようなカード

収録されているいずれの時代においても黒の基本除去とみなされたカードであった。第7版闇への追放/Dark Banishingと入れ替わる形で基本セット落ちしたが、ミラディンで復活し、その際初めてイラストが描き換えられた。しかし、復活した場所がアーティファクト中心のブロックという何ともやりづらい状況下になってしまい、結果的に「リミテッドでは粉砕/Shatterのほうが強い」などと言われるようになってしまった。その後、第10版で6年ぶりに新規イラスト基本セット復帰を果たす。ローウィンにて叫び大口/Shriekmawという強力な亜種と競合した際にも、インスタント故のテンポ・アドバンテージを重要視した速いデッキではこちらが好まれた。そして、次の基本セット2010からはよりシンプルにした破滅の刃/Doom Bladeに入れ替わり、スタンダードを退場した。

  • 黒のクリーチャーとアーティファクト・クリーチャーを破壊できない点が当時の黒らしい。まさしく「恐怖」と言う精神攻撃なのであり、心を持たないアーティファクト・クリーチャーと文字通り恐怖など通用しない黒のクリーチャーは破壊できない。
    • 恐怖を前例として「黒でない」制限は多くの亜種を産み、それ故に過去のマジックにおいては長い間「黒は黒を破壊できない」と認識され、黒であることは一種の除去耐性とみなされるに至った。その後色の理念として「黒は仲間でも平気で殺す色」と改めて定義し直され、「黒でない」制限は統率者2014悪意の苦悶/Malicious Afflictionを最後に扱われなくなった[1]
  • リミテッド・エディションでは、唯一「クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する」カードだった[1]
    • 単体クリーチャー破壊としては凄腕の暗殺者/Royal Assassin等も存在したものの、当時のテキストで"Destory(s) target creature"と直接的に表記されたのはこのカードのみであった。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

アーティファクトでも黒でもないクリーチャーを破壊するカード。特記しない限り黒単色のインスタントで、再生させない。

黒のクリーチャー単体を破壊する呪文の元祖であるため、亜種は多く存在する。

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Dinosaurs and Vampires and Pirates (and Merfolk), Oh My, Part 2/恐竜と吸血鬼と海賊(とマーフォーク) 愛するあなたのため その2Making Magic 2017年10月2日 Mark Rosewater著)
  2. Terror and Mortify(Arcana 2006年3月28日 Wizards of the Coast著)
  3. New Promo Terror(Arcana 2004年9月13日 Wizards of the Coast著)

[編集] 参考

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