捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ページの作成:「{{#card:Jacob Hauken, Inspector}} {{未評価|イニストラード:真紅の契り}} ==参考== *カード個別評価:イニストラード:真紅の契り -...」)
 
 
(7人の利用者による、間の14版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Jacob Hauken, Inspector}}
 
{{#card:Jacob Hauken, Inspector}}
  
{{未評価|イニストラード:真紅の契り}}
+
[[伝説のクリーチャー]]から[[伝説のエンチャント]]へと[[変身する両面カード]]。最初は[[伝説の]][[人間]]・[[アドバイザー]]であり、[[ルーター]]だが[[カード]]を[[捨てる]]のではなく[[追放]]してしまう。ルーティング後に6[[マナ]]を[[支払う|支払え]]ば[[変身]]し、追放したカードを[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく唱え]]たり[[プレイ]]したりできる。
 +
 
 +
[[第1面]]は[[戦闘]]に向かない完全な[[システムクリーチャー]]。変身までに相応の[[マナ]]が必要となるため、マナが溜まるまでは単にルーターとして使うことになる。[[タフネス]]2と脆めなため、最序盤に出した場合は変身による再利用を前提にせず、将来的にも不要となる可能性が高いものを選んで追放しておきたい。
 +
 
 +
[[第2面]]では第1面で追放したカードのほか、[[アップキープ]]ごとに[[ライブラリーの一番上]]のカードを追放していき、それらもコスト不要で[[唱える|唱え]]たり[[プレイ]]できるようにする。[[あなた]]の[[ターン]]に1枚ずつと少々悠長ではあるものの、ほぼ確実に[[アドバンテージ]]に繋がり、裏向きに追放するという性質から相手に対処手段も温存されづらい。通常であれば大量のマナが必要となる[[コンボ]]も軽く決められるようになるが、これ自体が除去されてしまえば追放してあったカードは使えなくなってしまう。一般的に[[エンチャント]]は[[クリーチャー]]より除去されにくいので多少安全にはなったが、基本的に出し惜しみはせず、強力なカードから順に使用していきたいところ。
 +
 
 +
[[コスト]]踏み倒し能力が機能するのはあなたの[[ターン]]のみである。[[対戦相手]]がフルタップあるいは除去を持っていないのが明白な状況ならば自ターン中に能力を起動し、一番[[重い]]カードを追放しながら変身するとそれを[[プレイ]]できて無駄がない。逆に除去を構えていそうならば相手ターン中に起動するとよい。[[ブロック・クリーチャー]]に指定してから変身するテクニックも覚えておこう。また、仮に[[対応して]]除去されても[[#ルール|下記のルール]]の通り何を追放するかは除去を見た後で決定できるので融通が効く。
 +
 
 +
[[構築]]と比較して除去が少なくゲームスピードも遅い[[リミテッド]]では強力な[[ボム]]になりうる。序盤はルーターで[[事故]]を防ぎ、変身後は[[カード・アドバンテージ|カード]]・[[テンポ・アドバンテージ|テンポ]]の両方で圧倒的な[[アドバンテージ]]を獲得可能。とはいえ[[炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt]]や[[牙の天稟/Gift of Fangs]]のような[[コモン]]1マナ除去の射程内である点は注意。
 +
 
 +
==ルール==
 +
;捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector
 +
*[[変身]]は[[起動型能力]]の[[解決]]の一部として行う。[[マナ]]を[[支払う]]かどうかを選ぶ前に[[カード]]を[[引く|引い]]て[[追放]]する。
 +
**起動型能力が解決され始めたら、[[対応して]]新たに[[呪文]]を[[唱える|唱え]]たり[[マナ能力]]でない起動型能力を[[起動]]することはできない。
 +
;ハーキンの眼識/Hauken's Insight
 +
*[[第2面]]の[[常在型能力]]は[[第1面]]の起動型能力・および第2面の[[誘発型能力]]と[[関連している能力]]である。第1面の能力で[[裏向き]]に追放したカードを、[[第2面]]の能力で[[プレイ]]したり唱えてよい。
 +
**このカードが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]たあと、これにより追放されていたカードはプレイできなくなる。別のハーキンの眼識を出しても、それは以前のハーキンの眼識とは関連を持たない[[オブジェクト]]である。
 +
*追放したカードをプレイするタイミングは通常の[[ルール]]の許諾に従う。[[インスタント]]ではなく[[瞬速]]を持たない[[呪文]]は[[あなた]]の[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空のとき唱えることができる。[[土地]]はあなたがまだ土地のプレイ権を残しており、あなたのメイン・フェイズでスタックが空のときプレイできる。
 +
*この能力でプレイできるのは、あなたの各[[ターン]]につき「土地でないカード1枚」か「土地カード1枚」のいずれかである。どちらかをこの能力でプレイしたならば、もう片方もこのターン中はこの能力でプレイできない。
 +
*これにより[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]ことは[[代替コスト]]である。[[切除]]など他の代替コストを同時に適用することはできない。
 +
*[[マナ・コスト]]に([[X]])を含む呪文をこれにより唱える場合、Xについての適正な選択は0だけである({{CR|107.3b}})。[[X#通常の方法以外でのマナ・コストの「X」の支払い]]の項も参照。
 +
*[[支払う|支払い]]を免除されるのはマナ・コストのみである。[[追加コスト]]や[[コスト増加カード|増加したコスト]]までは代替できず、[[総コスト]]を直接変更する効果も無視できない。
 +
**[[継ぎ接ぎの槍馬/Cobbled Lancer]]など強制の追加コストは必ず支払う必要があり、[[キッカー]]など任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
===サイクル===
 +
{{サイクル/イニストラード:真紅の契りの神話レアの変身する両面カード}}
 +
 
 +
==ストーリー==
 +
'''ジェイコブ・ハーキン'''/''Jacob Hauken''は[[イニストラード/Innistrad]]に住む[[人間/Human#イニストラード|人間/Human]]の探偵。男性。[[霊/Geist]]を崇拝する集団、[[ヴィザグ・アトゥム/The Vizag Atum]]の出身で、その霊を知覚する能力により、数々の事件を解決してきた。
 +
 
 +
詳細は[[ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken]]を参照。
 +
 
 +
==[[イニストラード:真紅の契り#ドラキュラシリーズ・カード/Dracula Series Card|ドラキュラシリーズ・カード]]==
 +
ドラキュラシリーズ・カード版は'''ジョナサン・ハーカー'''/''Jonathan Harker''({{Gatherer|id=544576}}) - '''ハーカーの執拗な調査'''/''Harker's Obsessive Inquiry''({{Gatherer|id=544577}})。
 +
 
 +
[[Wikipedia:en:Jonathan Harker|ジョナサン・フリン・ハーカー/Jonathan Flynn Harker]]は[[Wikipedia:ja:ブラム・ストーカー|ブラム・ストーカー]]の小説「[[Wikipedia:ja:吸血鬼ドラキュラ (小説)|吸血鬼ドラキュラ]]」の登場人物。[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben|ミナ・マリー/Mina Murray]]の婚約者であり、職業は弁護士。彼が[[不笑のソリン/Sorin the Mirthless|ドラキュラ伯爵/Count Dracula]]の依頼を受けてルーマニアの[[ヴォルダーレンの居城/Voldaren Estate|ドラキュラ城/Castle Dracula]]へ赴くところから物語は始まる。
 +
 
 +
[[発見への渇望/Thirst for Discovery|伯爵城を探索して]]ドラキュラ伯爵が吸血鬼であることに最初に気づく登場人物であり、[[真紅の花嫁、オリヴィア/Olivia, Crimson Bride|アンデッドの姉妹/Sisters of the Undead]]の餌にされそうになるが辛くも脱出に成功。ミナや[[オリバクの救済者/Savior of Ollenbock|アブラム・ヴァン・ヘルシング/Abraham Van Helsing]]らと共に伯爵への反撃を開始する。その中でミナが伯爵に吸血されて吸血鬼と化す呪いを負ってしまうが、最後には(吸血鬼が活動を始める)日没の直前に[[魅せられた花婿、エドガー/Edgar, Charmed Groom|伯爵の棺]]にたどり着き、倒すことに成功する。これによりミナの呪いも解け、後に二人の間に[[隠遁した剥製師/Reclusive Taxidermist|子を成した]]ことが語られて物語は終わる。
 +
*物語の始まりから終わりまで重要な役を果たすれっきとした主人公であるが、ヴァン・ヘルシングやミナそしてドラキュラ伯爵というキャラクター達のインパクトの影に隠れがち。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真紅の契り]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真紅の契り]] - [[神話レア]]
 +
__NOTOC__

2022年2月12日 (土) 01:53時点における最新版


Jacob Hauken, Inspector / 捜査員、ジェイコブ・ハーキン (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) アドバイザー(Advisor)

(T):カード1枚を引き、その後あなたの手札にあるカード1枚を裏向きで追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。あなたは(4)(青)(青)を支払ってもよい。そうしたなら、捜査員、ジェイコブ・ハーキンを変身させる。

0/2
Hauken's Insight / ハーキンの眼識
〔青〕 伝説のエンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を裏向きで追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを見てもよい。
あなたの各ターン中に1回、あなたは、このパーマネントによって追放されているカードのうち、土地1つをプレイするか、呪文1つをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


伝説のクリーチャーから伝説のエンチャントへと変身する両面カード。最初は伝説の人間アドバイザーであり、ルーターだがカード捨てるのではなく追放してしまう。ルーティング後に6マナ支払え変身し、追放したカードをマナ・コストを支払うことなく唱えたりプレイしたりできる。

第1面戦闘に向かない完全なシステムクリーチャー。変身までに相応のマナが必要となるため、マナが溜まるまでは単にルーターとして使うことになる。タフネス2と脆めなため、最序盤に出した場合は変身による再利用を前提にせず、将来的にも不要となる可能性が高いものを選んで追放しておきたい。

第2面では第1面で追放したカードのほか、アップキープごとにライブラリーの一番上のカードを追放していき、それらもコスト不要で唱えたりプレイできるようにする。あなたターンに1枚ずつと少々悠長ではあるものの、ほぼ確実にアドバンテージに繋がり、裏向きに追放するという性質から相手に対処手段も温存されづらい。通常であれば大量のマナが必要となるコンボも軽く決められるようになるが、これ自体が除去されてしまえば追放してあったカードは使えなくなってしまう。一般的にエンチャントクリーチャーより除去されにくいので多少安全にはなったが、基本的に出し惜しみはせず、強力なカードから順に使用していきたいところ。

コスト踏み倒し能力が機能するのはあなたのターンのみである。対戦相手がフルタップあるいは除去を持っていないのが明白な状況ならば自ターン中に能力を起動し、一番重いカードを追放しながら変身するとそれをプレイできて無駄がない。逆に除去を構えていそうならば相手ターン中に起動するとよい。ブロック・クリーチャーに指定してから変身するテクニックも覚えておこう。また、仮に対応して除去されても下記のルールの通り何を追放するかは除去を見た後で決定できるので融通が効く。

構築と比較して除去が少なくゲームスピードも遅いリミテッドでは強力なボムになりうる。序盤はルーターで事故を防ぎ、変身後はカードテンポの両方で圧倒的なアドバンテージを獲得可能。とはいえ炎恵みの稲妻/Flame-Blessed Bolt牙の天稟/Gift of Fangsのようなコモン1マナ除去の射程内である点は注意。

[編集] ルール

捜査員、ジェイコブ・ハーキン/Jacob Hauken, Inspector
ハーキンの眼識/Hauken's Insight

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

イニストラード:真紅の契り神話レア変身する両面カードサイクル

[編集] ストーリー

ジェイコブ・ハーキン/Jacob Haukenイニストラード/Innistradに住む人間/Humanの探偵。男性。霊/Geistを崇拝する集団、ヴィザグ・アトゥム/The Vizag Atumの出身で、その霊を知覚する能力により、数々の事件を解決してきた。

詳細はジェイコブ・ハーキン/Jacob Haukenを参照。

[編集] ドラキュラシリーズ・カード

ドラキュラシリーズ・カード版はジョナサン・ハーカー/Jonathan Harkerイラスト) - ハーカーの執拗な調査/Harker's Obsessive Inquiryイラスト)。

ジョナサン・フリン・ハーカー/Jonathan Flynn Harkerブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物。ミナ・マリー/Mina Murrayの婚約者であり、職業は弁護士。彼がドラキュラ伯爵/Count Draculaの依頼を受けてルーマニアのドラキュラ城/Castle Draculaへ赴くところから物語は始まる。

伯爵城を探索してドラキュラ伯爵が吸血鬼であることに最初に気づく登場人物であり、アンデッドの姉妹/Sisters of the Undeadの餌にされそうになるが辛くも脱出に成功。ミナやアブラム・ヴァン・ヘルシング/Abraham Van Helsingらと共に伯爵への反撃を開始する。その中でミナが伯爵に吸血されて吸血鬼と化す呪いを負ってしまうが、最後には(吸血鬼が活動を始める)日没の直前に伯爵の棺にたどり着き、倒すことに成功する。これによりミナの呪いも解け、後に二人の間に子を成したことが語られて物語は終わる。

  • 物語の始まりから終わりまで重要な役を果たすれっきとした主人公であるが、ヴァン・ヘルシングやミナそしてドラキュラ伯爵というキャラクター達のインパクトの影に隠れがち。

[編集] 参考

MOBILE