打撃体

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2019年8月31日 (土) 06:07時点における最新版

打撃体(Pummeler)は、静電気式打撃体/Electrostatic Pummelerをキーカードとするコンボ系ビートダウンデッキ。カラデシュ参入後のスタンダード環境に存在する。

[編集] 概要

顕在的防御/Blossoming Defenseや気宇壮大/Larger Than Lifeなどの単体強化手段で静電気式打撃体/Electrostatic Pummelerのパワーを引き上げ、他のカードで溜めたエネルギーも使用して能力を複数回起動し、大ダメージを叩き出すことを狙う。P/T修整に加えて回避能力やトランプル、呪禁を付与するカードが多いため、対戦相手のブロッカーや除去も乗り越えることができる。

エネルギーの補充手段はマナ基盤を安定させる霊気との調和/Attune with Aetherや導路の召使い/Servant of the Conduit、追加のアタッカーを兼ねる牙長獣の仔/Longtusk Cubや逆毛ハイドラ/Bristling Hydraなど。

• 登場当初は赤緑エネルギー(RG Energy)と呼ばれることが多かったが、静電気式打撃体関連のギミックを用いない赤緑のエネルギー・デッキも増加したことから、やがて打撃体採用型を赤緑打撃体(RG Pummeler)、不採用型を赤緑エネルギーと呼んで区別するようになった。赤緑エネルギーも参照。

[編集] カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン・ブロック期

イクサランから追加の呪禁付与手段となる潜水/Dive Downなどを獲得したことにより、従来の赤に代わって青をメインカラーとする緑青打撃体(GU Pummeler)が主流となった。

青を使うことで、キャントリップによりアドバンテージを失いにくい知識のカルトーシュ/Cartouche of Knowledgeやならず者の精製屋/Rogue Refinerを採用できるようになった。状況によっては、逆毛ハイドラ/Bristling Hydraなどに知識のカルトーシュをエンチャントしてビートダウンするのも有効。

[編集] 緑青

• 備考
  • グランプリワルシャワ17 ベスト8（参考）
  • 使用者：Hannes Kerem
• フォーマット
  • スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン）

• 緑青タッチ黒のタイプ。メインデッキは純正2色だが、サイドボードにはラムナプ・レッド対策となる野望のカルトーシュ/Cartouche of Ambitionが採用されている。

[編集] 赤緑

• 備考
  • グランプリポートランド17 ベスト4（参考）
  • 使用者：James Eero Stevenson
• フォーマット
  • スタンダード（カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック＋イクサラン）

• 赤緑タッチ黒のタイプ。単体強化と二段攻撃とのシナジーから、2種類のサムト/Samutが採用されているのが特徴的。

[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック期

歩行バリスタ/Walking Ballistaの採用率低下により、赤緑打撃体(RG Pummeler)が再び環境に姿を見せるようになった。

単体強化手段としては、霊気紛争から獲得した暴力の激励/Invigorated Rampageやアモンケットから獲得した不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitableが新たに採用される。破滅の刻参入後はこれにハシェプのオアシス/Hashep Oasisも加わった。

[編集] 赤緑

• 備考
  • グランプリアムステルダム17 ベスト4（参考）
  • 使用者：Arjan van Leeuwen
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット）

• アモンケット参入後の赤緑2色のタイプ。

[編集] 緑青赤

• 備考
  • プロツアー「破滅の刻」 第89位、スタンダード部門7勝3敗（参考/参考）
  • 使用者：Pascal Vieren
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック）

• 破滅の刻参入後の赤緑タッチ青のタイプ。同環境のティムール・エネルギーの亜種とも言える。

[編集] 黒緑

• 備考
  • プロツアー「破滅の刻」 第237位、スタンダード部門6勝4敗（参考/参考）
  • 使用者：Gabriel Carleton-Barnes
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック＋アモンケット・ブロック）

• 破滅の刻参入後の黒緑型。単体強化との相性が良い夢盗人/Dreamstealerの採用が特徴的。

[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ・ブロック期

カラデシュで静電気式打撃体/Electrostatic Pummelerとエネルギー関連のカードが登場したことで成立。環境の一角となった。

主に赤緑で組まれる。赤のカードとしては通電の喧嘩屋/Voltaic Brawlerや撃砕確約/Built to Smash、放たれた怒り/Uncaged Furyなどが採用される。

霊気紛争参入後は暴力の激励/Invigorated Rampageなどを獲得したものの、歩行バリスタ/Walking Ballistaの流行など環境的な逆風に見舞われ、数を減らした。

[編集] 赤緑

• 備考
  • プロツアー「カラデシュ」 第37位、スタンダード部門7勝3敗（参考/参考）
  • 使用者：Michael Goud
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ）

• 赤緑タッチ青のタイプ。メインデッキは純正2色だが、サイドボード後は霊気拠点/Aether Hubや導路の召使い/Servant of the Conduit、霊気との調和/Attune with Aether＋島/Islandで青マナも使用することができる。

[編集] 4色

• 備考
  • プロツアー「カラデシュ」 第41位、スタンダード部門7勝3敗（参考/参考）
  • 使用者：Kelvin Chew
• フォーマット
  • スタンダード（戦乱のゼンディカー・ブロック＋イニストラードを覆う影ブロック＋カラデシュ）

• 赤緑タッチ青・黒のタイプ。黒マナを要求するのは屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scroungerの起動型能力と放浪する森林/Woodland Wandererの収斂のみ。

[編集] 参考

• デッキ集