地の封印/Ground Seal

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(7人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Ground Seal}}
 
{{#card:Ground Seal}}
  
[[墓地]]の[[カード]]が[[アンタッチャブル]]になる[[エンチャント]]。[[あなた|自分]]の墓地を守る[[カード]]としては、[[軽い|軽さ]]と[[キャントリップ]]のおかげでそこそこの性能である。墓地を利用するカードは大抵[[黒]]なので、これが[[破壊]]されにくいのも利点。
+
[[墓地]]の[[カード]]が[[アンタッチャブル]]になる[[エンチャント]]。[[キャントリップ]]もついている。
  
[[対戦相手|相手]]も影響を受けるので、[[ゾンビ化/Zombify]]などの[[対象]]を取る[[リアニメイト]]も阻止できる。もちろん[[死体のダンス/Corpse Dance]]や[[死体発掘/Exhume]][[生ける屍/Living Death]]など対象を取らないリアニメイト手段に対しては無力なので注意。
+
すべての墓地が影響範囲であるため、[[あなた|自分]]の墓地にあるカードを保護することに使ったり、[[対戦相手]]の墓地利用を防ぐことに使ったりできる。具体的には、[[棺の追放/Coffin Purge]]や[[ゾンビ化/Zombify]]などが本来の[[効果]]を発揮できなくなるというわけである。例に挙げた2枚を見ればわかるように、その手の墓地利用/対策を得意とするのは[[]]であり、黒にはエンチャント[[破壊]]手段がないことから、対黒カードとしての色合いが濃いカードと言える。とはいえ、[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]や[[死体のダンス/Corpse Dance]]のような、墓地のカードを[[対象]]をとらないカードに対しては意味がないという確実性に欠ける面もある。
  
[[壌土からの生命/Life from the Loam]]や[[戦慄の復活/Dread Return]]といった墓地を利用するカードが蔓延する[[エターナル]]では、時折[[サイドボード]]に見かけられる。
+
[[次元の狭間/Planar Void]]や[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]のような「置く前や使った後に墓地に置かれたカードに手を出せない」という弱点がなく、使用タイミングを問わない。また最悪でも2[[マナ]]のキャントリップ[[呪文]]であるため、[[サイクリング]]相当の[[デッキ圧縮]]に用いることができ、完全に[[腐る]]ことがない。この2点から、[[墓地対策カード]]の中では比較的扱いやすいカードである。
  
*[[基本セット2013]]に再録。登場時の環境でよく見かける[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]の対策として有効だろうか。しかし、通常の[[フラッシュバック]]は阻止できないので、そちらも対策するなら[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]を。
+
時代を問わず常に墓地利用が活発な[[エターナル]]では[[サイドボード]]に採用されることがある。また[[基本セット2013]][[再録]]時の[[スタンダード]]では、[[リアニメイト/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|ジャンクリアニメイト]]の流行を受けて、対策カードとして[[メインデッキ]]から採用される例も。ただし同じく「腐らない墓地対策カード」である[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]]や[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]の登場後は、それらに一歩譲る立ち位置になっている。
 +
 
 +
お互いに墓地利用が貧弱な[[リミテッド]]では、ほとんどの場合2マナ払って1ドローするだけの[[置物]]なので[[アンプレイアブル]]。[[エルドレインの森]]では[[協約]]の種になるほか[[祝祭]]の補助にもなり得るためわずかに使いやすくなるが、それだけなら[[予言のプリズム/Prophetic Prism]]でも可能なため、粗悪な数合わせ以上には評価しにくい。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
墓地のカードが呪文や能力の対象にならなくなる[[常在型能力]]を持った[[パーマネント]]。
 +
 
 +
*[[死の国のケルベロス/Underworld Cerberus]] - [[クリーチャー]]。[[死亡]]時に墓地の各[[クリーチャー・カード]]を[[手札]]に[[戻す]]。([[テーロス]])
 +
*[[沈黙の墓石/Silent Gravestone]] - [[アーティファクト]]。墓地[[追放]]と[[引く|ドロー]]の[[起動型能力]]付き。([[イクサランの相克]])
 +
*[[高名な弁護士、トミク/Tomik, Distinguished Advokist]] - [[伝説のクリーチャー]]。[[土地]]カードのみ、なおかつ対戦相手の呪文や能力のみ防御。([[灯争大戦]])
 +
*[[敬虔な新米、デニック/Dennick, Pious Apprentice]] - 伝説のクリーチャー。[[変身する両面カード]]の[[第1面]]。([[イニストラード:真夜中の狩り]]
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[https://web.archive.org/web/20130905181346/http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2013/wallpapers 壁紙(基本セット2013版)(Internet Archive)] ([[WotC]])
 
*[[カード個別評価:オデッセイ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:オデッセイ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:おとぎ話]] - [[アンコモン]]

2023年9月30日 (土) 03:27時点における最新版


Ground Seal / 地の封印 (1)(緑)
エンチャント

地の封印が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
墓地にあるカードは、呪文や能力の対象にならない。


墓地カードアンタッチャブルになるエンチャントキャントリップもついている。

すべての墓地が影響範囲であるため、自分の墓地にあるカードを保護することに使ったり、対戦相手の墓地利用を防ぐことに使ったりできる。具体的には、棺の追放/Coffin Purgeゾンビ化/Zombifyなどが本来の効果を発揮できなくなるというわけである。例に挙げた2枚を見ればわかるように、その手の墓地利用/対策を得意とするのはであり、黒にはエンチャント破壊手段がないことから、対黒カードとしての色合いが濃いカードと言える。とはいえ、トーモッドの墓所/Tormod's Crypt死体のダンス/Corpse Danceのような、墓地のカードを対象をとらないカードに対しては意味がないという確実性に欠ける面もある。

次元の狭間/Planar Voidトーモッドの墓所/Tormod's Cryptのような「置く前や使った後に墓地に置かれたカードに手を出せない」という弱点がなく、使用タイミングを問わない。また最悪でも2マナのキャントリップ呪文であるため、サイクリング相当のデッキ圧縮に用いることができ、完全に腐ることがない。この2点から、墓地対策カードの中では比較的扱いやすいカードである。

時代を問わず常に墓地利用が活発なエターナルではサイドボードに採用されることがある。また基本セット2013再録時のスタンダードでは、ジャンクリアニメイトの流行を受けて、対策カードとしてメインデッキから採用される例も。ただし同じく「腐らない墓地対策カード」である死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman漁る軟泥/Scavenging Oozeの登場後は、それらに一歩譲る立ち位置になっている。

お互いに墓地利用が貧弱なリミテッドでは、ほとんどの場合2マナ払って1ドローするだけの置物なのでアンプレイアブルエルドレインの森では協約の種になるほか祝祭の補助にもなり得るためわずかに使いやすくなるが、それだけなら予言のプリズム/Prophetic Prismでも可能なため、粗悪な数合わせ以上には評価しにくい。

[編集] 関連カード

墓地のカードが呪文や能力の対象にならなくなる常在型能力を持ったパーマネント

[編集] 参考

MOBILE