予言のプリズム/Prophetic Prism
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ハンド・アドバンテージを失うことなく、マナフィルターとしてデッキの安定性を高めてくれる点は嬉しい。この手のカードは構築では大抵マナ加速にスロットを取られがちであり、本流のセットでたびたび再録されながらも突出した活躍は見せていないが、エルドラージ覚醒時のスタンダードではデッキの潤滑剤と広がりゆく海/Spreading Seasへの対策を兼ねて多数のコントロールデッキや時の篩などに採用された実績を持つ。カラデシュでの再録時は金属製の巨像や霊気貯蔵器、即席デッキなどに採用された。
多色土地に不自由なパウパーでも、デッキの多色化に貢献しつつアーティファクトを参照するカードや明滅ギミックとのシナジーを形成できる点が強力。親和やウルザトロン、ボロス統治者など色々なデッキで採用された。特にフリッカー・トロンでの活躍が問題視され後述の禁止指定を受けることとなったが、2025年に再び使用可能となった。
リミテッドではデッキを圧縮しつつ多色化に貢献できる点が便利だが、2マナのテンポロスは無視できない欠点であり、マナリス/Manalithの亜種が存在するカードプールではマナ加速にならない点が相対的に弱くなりうるので、採用する理由は明確にしておきたいところ。エルドラージ覚醒やギルド門侵犯のリミテッドでは、比較的初期のカード・セットということで相対的なカードパワーも高く、高速のアグロでもなければ色事故防止に採用しやすい。カラデシュではアーティファクトシナジーを活かす手段としても評価でき、巧みな交渉術/Shrewd Negotiationで相手に押し付ける候補としても申し分ない。ファイレクシア:完全なる統一ではあらゆるデッキに入るような汎用カードという立ち位置ではなく、多色のデッキ以外ではあまり採用したくない性能。エルドレインの森でも似たような立ち位置だが、協約のタネにできるカードとして少々評価が上がる。
- キャントリップ持ちの軽量アーティファクトなので、エルドラージ覚醒時のスタンダードではエスパーゾア/Esperzoaと組み合わせ毎ターン2マナでドローができた。
- 天界のプリズム/Celestial PrismやStanding Stonesの上位互換。
- マナ・コストが氷雪マナ・シンボルになった亜種としてアーカムの天測儀/Arcum's Astrolabeが存在する。
- エルドラージ覚醒版のイラストを手掛けたのはJohn Avon。目を凝らさなければ気付かないが、イラスト右下に記された氏のサインが虹色になっている。
[編集] 禁止指定
2022年1月20日に、パウパーにおいて禁止カードに指定された。フリッカー・トロンにおいて、サイドボードの5色のカードすべてをプレイできるようにする、キャントリップつきのマナフィルターが不健全だと判断されたため[1]。
その後2025年3月31日に、パウパーにおいて禁止解除される[2]。禁止後に登場したエネルギー屈折体/Energy Refractorにより、予言のプリズムを解除しても問題ないという自信が深まったため。ただしカードパワーの高いカードを色を問わず詰め込める要因となり、環境の画一化に繋がりやすいカードであるため、これはあくまで試験的な解除であり、今後の親和やトロンなどの動向次第では再禁止するとも述べられている[3]。その後、6月の禁止制限告知で、禁止解除は試験的ではなくなったと告知された[4]。
[編集] フレイバー・テキスト
ギルド門侵犯版の「~を理解するには~を理解する必要がある(To understand ~, one must first understand how ~.)」という構文をオマージュしたフレイバー・テキストがたびたび登場している。
「ラヴニカを理解したければ、ひとつひとつのギルドがいかにしてその安定に貢献しているかを理解せねばなりません。」(出典:ギルド門侵犯)
カラデシュを知るためには、大きな霊気循環の中で霊気と発明がどのように流通するのかを、まず理解する必要がある。(出典:カラデシュ)
バルダーズ・ゲートを理解するには、まず富と通商が日々の生活のあらゆる面にどれほど影響しているかを理解しなければならない。
[編集] 脚注
- ↑ January 20, 2022 Banned and Restricted Announcement/2022年1月20日 禁止制限告知
- ↑ Banned and Restricted Announcement – March 31, 2025/2025年3月31日 禁止制限告知(Daily MTG 2025年3月31日)
- ↑ Explanation of Pauper Bans for March 31, 2025/2025年3月31日のパウパーの禁止についての説明(Daily MTG 2025年3月31日 Gavin Verhey著)
- ↑ Banned and Restricted Announcement – June 30, 2025/2025年6月30日 禁止制限告知
[編集] 参考
- カード個別評価:エルドレインの森 - コモン
- カード個別評価:ファイレクシア:完全なる統一 - コモン
- カード個別評価:カラデシュ - コモン
- カード個別評価:ギルド門侵犯 - コモン
- カード個別評価:エルドラージ覚醒 - コモン
- カード個別評価:統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い - コモン
- カード個別評価:統率者レジェンズ - コモン
- カード個別評価:Jumpstart - コモン
- カード個別評価:統率者マスターズ - コモン
- カード個別評価:マスターズ25th - コモン
- カード個別評価:アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート - コモン
- カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons - コモン
- カード個別評価:カラデシュリマスター - コモン