祝祭
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祝祭/Celebrationはエルドレインの森初出の能力語。
Grand Ball Guest / 大餐会の客人 (1)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
祝祭 ― 土地でない2つ以上のパーマネントがあなたのコントロール下で戦場に出たターンの間、大餐会の客人は+1/+1の修整を受けトランプルを持つ。
2/2Ash, Party Crasher / パーティー破り、アッシュ (赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
速攻
祝祭 ― パーティー破り、アッシュが攻撃するたび、このターンに土地でない2つ以上のパーマネントがあなたのコントロール下で戦場に出たことがある場合、パーティー破り、アッシュの上に+1/+1カウンター1個を置く。
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[編集] 解説
このターンに2つ以上の土地でないパーマネントを戦場に出していたなら機能する能力を指す。
エルドレインの森では赤と白のパーマネント・カードのみがこれを扱っており、同2色の組み合わせのリミテッド・アーキタイプとなっている。同セットで登場した役割とのシナジーも存在し、ETBで役割を生成できるパーマネント・カードを使うことで手軽に条件を満たせる。
- Chris Mooney曰く、エルドレインの森のすべての祝祭カードは、アッシュ/Ashと彼女が参加するデルヴァーホウ/Delverhaughの大餐会/Grand Ballに関連したストーリーを形成している[1]。
- リリースノート[2]やメカニズム解説記事では新ファイレクシア/New Phyrexiaに対する戦勝記念の祝祭であるとされているが、デルヴァーホウがパーティを開くようになったのは戦後なので両者に矛盾はないと言える。
[編集] ルール
- 祝祭を持つパーマネント自身や、それより前に戦場に出したパーマネントもこのターンに出ていれば数に含める。
- この能力は、戦場に出るというイベントそのものを参照する。出したパーマネントが戦場に残っていなかったり、土地でない状態で出たパーマネントが後から土地にされた場合も数に含める。
- 同一ターンに3つ以上のパーマネントを戦場に出しても、効果が強力になるわけではない。あくまで「2つ出した」を閾値としているだけである。
- 祝祭が誘発型能力である場合、それはif節ルールの影響下にある。指定された誘発タイミングの時点で2つ以上のパーマネントを戦場に出していなければ、能力自体が誘発しない。
- 祝祭が常在型能力である場合、それはスタックを用いず処理される。常在型能力の祝祭を持つパーマネントがちょうど2つ目として出る際に置換効果を適用を受けるかは、そのパーマネントが戦場に出た時とるであろう特性を参照する(CR:614.12)。
- 例1)土地でないパーマネントちょうど1つを戦場に出したターンに擬態する歓楽者、ゴドリック/Goddric, Cloaked Revelerを戦場に出した場合、それはパワー4以上のクリーチャーとして戦場に出るのでガラクの蜂起/Garruk's Uprisingの誘発条件を満たす。一方、戦場に出る直前ではまだ人間であるので、戦場に出る際に機能する安らかに旅立つ者/Dearly Departedの置換効果は機能する。
- 例2)土地でないパーマネント2個以上を戦場に出したターンにゴドリックを戦場に出す場合、ドラゴンとして戦場に出ようとするので安らかに旅立つものの置換効果は受けられない。ガラクの蜂起は問題なく適用される。
[編集] 開発秘話
この能力は、役割・トークンがきっかけで生み出されたものである[3]。
展望デザイン段階では名前がなく、土地でないパーマネントがあなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する能力であった。しかしそのためには複数回誘発してもよい小さな効果にする必要があり、デザインの幅を狭めていた。そこでセット・デザインが現在の形に変更し、これにより多くのカードに持たせることができるようになったため能力語になった[4]。
[編集] 脚注
- ↑ @ChrisKMooney(Chris MooneyのTwitter 2023年9月6日)
- ↑ Wilds of Eldraine Release Notes/『エルドレインの森』リリースノート(Daily MTG 2023年8月24日)
- ↑ Wilds Story, Part 1/『森』の話 その1(Making Magic 2023年8月15日 Mark Rosewater著)
- ↑ Wilds Story, Part 2/『森』の話 その2(Making Magic 2023年8月21日 Mark Rosewater著)