ゾンビ化/Zombify

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Zombify / ゾンビ化 (3)(黒)
ソーサリー

あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。


自分の墓地からのリアニメイトのみを行うシンプルなソーサリー。ただし初登場はオデッセイと割と遅め。

登場当初の評価は芳しくなかったが、それはこれ以前に存在したのリアニメイト手段が再活性/Reanimate浅すぎる墓穴/Shallow Graveといったデメリットはあれど非常に軽いものだったことが原因。「強烈な大型クリーチャーマナ・コスト踏み倒し戦場に出す」という当時のリアニメイトの基本戦術から考えると、リアニメイトカードは軽ければ軽いほど強力であり、それらに慣れていた当時のプレイヤーからすれば4マナすぎると感じられたのだ。

とはいえ、通常であればそれ以上のコストがかかるクリーチャーをより早く戦場に出せるという基礎骨格は過去のリアニメイトカードと同様であり、相対的には重くとも絶対的に考えると十分に優秀なコスト。むしろ下手にデメリットが無い分、高速でビートダウンすることに特化しなくても戦術の幅を広げやすい。

実際に、初登場のオデッセイ期のスタンダードでは世界選手権03においてこれを採用したリアニメイト・デッキが活躍した。第9版での再録時にも「強力なクリーチャーを使い回してアドバンテージを稼ぐ」目的で主にコントロールデッキで採用され、オルゾフ・コントロール太陽拳ヤマコンなどで活躍を見せた。初登場から本格的に日の目を見るまでには4年以上の月日を要したものの、リアニメイトの常識を覆した遅咲きの優良呪文と言える。

その後は長らく再録の機会は無く、後続カードはやや下方修正寄りの5マナのものが標準となっていた(#関連カード)。特に基本セット2021では純粋な下位互換である再命/Rise Againが登場したほど。

そのためスタンダードで姿を見る機会はもう無いかと思われたが、20年近くの時を経てファウンデーションズへの再録を果たす。団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期のスタンダードでは、偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Terror Eaterといった強力な能力を持つ大型クリーチャーをリアニメイトするのに活用されている[1]

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

明記されない限りソーサリーである。一時的にしか戻さないものは除く。

[編集] 脚注

  1. 文字通り蘇る青春、リアニメイト(スタンダード) (岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2024.12.3)

[編集] 参考

MOBILE