基本セット2020
提供:MTG Wiki
細 (→パッケージ・イラスト) |
|||
34行: | 34行: | ||
|} | |} | ||
− | *[[ブースターパック]]の[[基本土地]]の[[スロット]]には、基本土地、[[隠れ家]]、[[進化する未開地/Evolving Wilds]] | + | *[[ブースターパック]]の[[基本土地]]の[[スロット]]には、基本土地、[[隠れ家]]、[[進化する未開地/Evolving Wilds]]のいずれかが封入される([[変則的な稀少度]])。 |
*ブースターパックの[[プレミアム・カード]]の封入率が、[[モダンホライゾン]]までの67枚に1枚から45枚に1枚に上がっている。 | *ブースターパックの[[プレミアム・カード]]の封入率が、[[モダンホライゾン]]までの67枚に1枚から45枚に1枚に上がっている。 | ||
*[[BOX特典カード]]である[[再誕の天使、リエーン/Rienne, Angel of Rebirth]]を含め、[[ウェルカム・デッキ]]、[[プレインズウォーカーデッキ]]、[[Spellslinger Starter Kit]]のみに含まれる番外カードが64種類存在する。これらは[[ブースターパック]]には封入されないが、基本セット2020の一部として扱われる。 | *[[BOX特典カード]]である[[再誕の天使、リエーン/Rienne, Angel of Rebirth]]を含め、[[ウェルカム・デッキ]]、[[プレインズウォーカーデッキ]]、[[Spellslinger Starter Kit]]のみに含まれる番外カードが64種類存在する。これらは[[ブースターパック]]には封入されないが、基本セット2020の一部として扱われる。 | ||
41行: | 41行: | ||
*[[マリガン]]のルールが変更され、マリガン毎に引く初期手札を減らすのではなく、7枚引いてからマリガンの回数分手札からカードを選んで[[ライブラリーの一番下]]へ送る形式、通称'''ロンドン・マリガン'''へと変更された。基本セット2020の[[プレリリース・トーナメント|プレリリース]]も新マリガンルールで行われる<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032582/ ロンドン・マリガン](Daily MTG News 2019年6月4日)</ref>。詳細は[[マリガン]]の項を参照。 | *[[マリガン]]のルールが変更され、マリガン毎に引く初期手札を減らすのではなく、7枚引いてからマリガンの回数分手札からカードを選んで[[ライブラリーの一番下]]へ送る形式、通称'''ロンドン・マリガン'''へと変更された。基本セット2020の[[プレリリース・トーナメント|プレリリース]]も新マリガンルールで行われる<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032582/ ロンドン・マリガン](Daily MTG News 2019年6月4日)</ref>。詳細は[[マリガン]]の項を参照。 | ||
*「最大N体」や「好きな数」などの任意の数の[[対象]]に[[ダメージ]]や[[カウンター (目印)|カウンター]]を[[割り振る]]場合、対象の数を0にすることで1つも割り振らないことを選べるようになった。具体的には[[クリーチャー]]がいなくても[[アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger]]のプラス能力を[[起動]]することが可能。ただし過去の[[英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes]]のようなカードは対象の数が決められているため、適正な数の対象を選ばなければならない。 | *「最大N体」や「好きな数」などの任意の数の[[対象]]に[[ダメージ]]や[[カウンター (目印)|カウンター]]を[[割り振る]]場合、対象の数を0にすることで1つも割り振らないことを選べるようになった。具体的には[[クリーチャー]]がいなくても[[アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger]]のプラス能力を[[起動]]することが可能。ただし過去の[[英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes]]のようなカードは対象の数が決められているため、適正な数の対象を選ばなければならない。 | ||
+ | *一部の[[トークン]]の[[特性]]が総合ルールで定義されるようになり、[[宝物]]がその第一号となった。詳細は[[トークン]]の項を参照。 | ||
*[[ファットパック|Bundle]]の内容が一部変更された。[[ブースター・パック]]とは別[[イラスト]]の[[チャンドラの調圧器/Chandra's Regulator]]の[[プロモーション・カード]]が新たに封入されるほか、[[プレミアム・カード]]仕様の[[基本土地]][[カード]]が5枚から20枚に増え、ライフカウンターも大型に変更された。 | *[[ファットパック|Bundle]]の内容が一部変更された。[[ブースター・パック]]とは別[[イラスト]]の[[チャンドラの調圧器/Chandra's Regulator]]の[[プロモーション・カード]]が新たに封入されるほか、[[プレミアム・カード]]仕様の[[基本土地]][[カード]]が5枚から20枚に増え、ライフカウンターも大型に変更された。 | ||
*[[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク]]のシステムが2019年6月より一新された。イベント・キットやプロモーション・カードの配布数を4段階の店舗のランク付けに応じて決めていた方式から、店舗の過去のイベントの総参加者数と継続参加プレイヤーの数から個々に算出される方式へと変更された。またマジック・コミュニティへの貢献が大きい店舗は「WPNプレミアム」として認定され、イベント検索やプロモーション・キットで優遇されるようになる。またイベント配布用のプロモーション・カードも後述のプロモパックに一元化され、配布方法は店舗が自由に決められるようになる。 | *[[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク]]のシステムが2019年6月より一新された。イベント・キットやプロモーション・カードの配布数を4段階の店舗のランク付けに応じて決めていた方式から、店舗の過去のイベントの総参加者数と継続参加プレイヤーの数から個々に算出される方式へと変更された。またマジック・コミュニティへの貢献が大きい店舗は「WPNプレミアム」として認定され、イベント検索やプロモーション・キットで優遇されるようになる。またイベント配布用のプロモーション・カードも後述のプロモパックに一元化され、配布方法は店舗が自由に決められるようになる。 | ||
55行: | 56行: | ||
==イベント== | ==イベント== | ||
− | |||
;[[マジック初心者体験会]] | ;[[マジック初心者体験会]] | ||
2019年6月29、30日に開催される。 | 2019年6月29、30日に開催される。 |
2019年7月13日 (土) 01:39時点における版
基本セット2020/Core Set 2020 | |
シンボル | M20 |
略号 | M20 |
発売日 | 2019年7月12日 |
セット枚数 | 全280種類+64種類 |
基本セット2020/Core Set 2020は、スタンダードフォーマット用の基本セット。2019年7月12日発売予定。
目次 |
概要
復活してから2弾目、通算19番目の基本セット。基本セット2019を踏襲し、新規プレイヤーへの導入に注力した製品となっている。収録カードは複雑さが抑えられ、マジック固有の背景設定への言及も控えめとなっている。
ニコル・ボーラス/Nicol Bolasにスポットを当てたカードが複数収録されていた基本セット2019を踏まえてか、基本セット2020ではチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarにスポットを当て、神話レア以外にレアとアンコモンで合計3枚(プレインズウォーカーデッキを含めれば4枚)のチャンドラ・プレインズウォーカー・カードを収録。プレインズウォーカー・タイプとしてのチャンドラを参照するカードも収録されている。
新規メカニズムは登場しないが、落葉樹メカニズムのプロテクションと有色アーティファクトと宝物を扱うカードが収録されている。
リミテッド用のバランスとして、楔の3色に共有するテーマを持たせている。強いテーマで結びついた友好色2色か楔3色で組むか、対抗色で2つのテーマをかみ合わせたデッキを組む戦略がある。
色の組み合わせ | テーマ |
---|---|
白青+赤 | 飛行 |
青黒+緑 | ETB能力によるコントロール |
黒赤+白 | アグロ |
赤緑+青 | エレメンタル |
緑白+黒 | クリーチャーの横並び |
- ブースターパックの基本土地のスロットには、基本土地、隠れ家、進化する未開地/Evolving Wildsのいずれかが封入される(変則的な稀少度)。
- ブースターパックのプレミアム・カードの封入率が、モダンホライゾンまでの67枚に1枚から45枚に1枚に上がっている。
- BOX特典カードである再誕の天使、リエーン/Rienne, Angel of Rebirthを含め、ウェルカム・デッキ、プレインズウォーカーデッキ、Spellslinger Starter Kitのみに含まれる番外カードが64種類存在する。これらはブースターパックには封入されないが、基本セット2020の一部として扱われる。
基本セット2020での変更点
- マリガンのルールが変更され、マリガン毎に引く初期手札を減らすのではなく、7枚引いてからマリガンの回数分手札からカードを選んでライブラリーの一番下へ送る形式、通称ロンドン・マリガンへと変更された。基本セット2020のプレリリースも新マリガンルールで行われる[1]。詳細はマリガンの項を参照。
- 「最大N体」や「好きな数」などの任意の数の対象にダメージやカウンターを割り振る場合、対象の数を0にすることで1つも割り振らないことを選べるようになった。具体的にはクリーチャーがいなくてもアーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Rangerのプラス能力を起動することが可能。ただし過去の英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroesのようなカードは対象の数が決められているため、適正な数の対象を選ばなければならない。
- 一部のトークンの特性が総合ルールで定義されるようになり、宝物がその第一号となった。詳細はトークンの項を参照。
- Bundleの内容が一部変更された。ブースター・パックとは別イラストのチャンドラの調圧器/Chandra's Regulatorのプロモーション・カードが新たに封入されるほか、プレミアム・カード仕様の基本土地カードが5枚から20枚に増え、ライフカウンターも大型に変更された。
- ウィザーズ・プレイ・ネットワークのシステムが2019年6月より一新された。イベント・キットやプロモーション・カードの配布数を4段階の店舗のランク付けに応じて決めていた方式から、店舗の過去のイベントの総参加者数と継続参加プレイヤーの数から個々に算出される方式へと変更された。またマジック・コミュニティへの貢献が大きい店舗は「WPNプレミアム」として認定され、イベント検索やプロモーション・キットで優遇されるようになる。またイベント配布用のプロモーション・カードも後述のプロモパックに一元化され、配布方法は店舗が自由に決められるようになる。
- プレリリースがこれまでのセット発売一週前の土日の週末に加え、金曜日に開催できるようになった。
- スタンダード・ショーダウンは廃止された。
プロモパック
今作よりイベントで配布されるプロモーション・カードの形式が大幅に変更され、それまでイベントごとに別々のプロモーション・カードが配布される形式から、すべてのイベントで共通したWPNプロモパックが配布されるようになった。「基本セット2020」シーズンのプロモパックには以下のカードが封入されている。
- プロモスタンプ(イラスト右下に押されるプレインズウォーカー・シンボル)入りの基本セット2020の神話レアもしくはレア1枚。
- イクサランから灯争大戦までのカードから独自の基準で選ばれた神話レアもしくはレア1枚(プロモスタンプ付き)。
- この枠は1/4の確率で、灯争大戦の日本版オリジナルイラストのプレインズウォーカー・カードに置換される。
- 新規イラストの基本土地カード1枚(プロモスタンプ付き)。
- それまでのフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードと同仕様の、特別なカード枠の基本セット2020のプロモカード1枚。
イベント
2019年6月29、30日に開催される。
2019年7月5、6、7日に開催される。今回から開始時間が金曜日の24時から15時へ繰り上げが認められた。
参加した各プレイヤーはプレリリース・パックを受け取り、40枚以上のシールドデッキを作り対戦する。
プレリリース・パックの内容は
- 「基本セット2020」ブースターパックx6
- プレリリース・カード(レアか神話レアからランダムに1枚)
- ターン進行ガイドが書かれた広告カード。裏面にはMagic: The Gathering Arenaで基本セット2020を6パック獲得できる特典コードが印字されている。
- 広告カードにはドラフト参加権を配布すると書かれているが誤り。
- スピンダウン・ライフカウンター 1個
- デッキ構築のアドバイスが記載された説明書 1枚
が封入されている。
2019年7月13、14日に行われる。
2019年8月24日、25日の間に開催される。基本セット2020がメインではなく、同週に発売される統率者2019に注目した統率者戦のイベントとなる。
構築済みデッキ
プレインズウォーカーデッキ
- 鼓舞する指導者、アジャニ/Ajani, Inspiring Leader (プレインズウォーカーデッキ)
- 天界の風、ムー・ヤンリン/Mu Yanling, Celestial Wind (プレインズウォーカーデッキ)
- 吸血鬼の王、ソリン/Sorin, Vampire Lord (プレインズウォーカーデッキ)
- 炎の憤怒、チャンドラ/Chandra, Flame's Fury (プレインズウォーカーデッキ)
- 自然の報復者、ビビアン/Vivien, Nature's Avenger (プレインズウォーカーデッキ)
パッケージ・イラスト
いずれもプレインズウォーカーデッキのパッケージにも使用されている販促用イラストが用いられている。
主な開発スタッフ
- Yoni Skolnik(展望デザイン・チームリーダー)
- Ian Duke(セット・デザイン・チームリーダー)
その他のスタッフについてはCore Set 2020 Creditsを参照。
公式特集ページ
製品情報
- 基本セット2020(マジック日本公式サイト)
- 『基本セット2020』(マジック英語公式サイト日本語版)
- 『基本セット2020』カードイメージギャラリー(Daily MTG)
- 『基本セット2020』、『統率者(2019年版)』発表(Daily MTG News 2019年2月21日)
- 『基本セット2020』の各種プロモとパッケージ(Daily MTG 2019年6月17日)
- 『基本セット2020』のトークン(Daily MTG 2019年6月20日)
- 『基本セット2020』プレインズウォーカーデッキとSpellslinger Starter Kitのデッキリスト(Daily MTG 2019年6月24日)
- Core Set 2020 Release Notes/『基本セット2020』リリースノート(Daily MTG 2019年6月25日)
- 『基本セット2020』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(Daily MTG 2019年7月3日)
開発コラム
Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。
- 重点への『基本』(Making Magic 2019年6月17日)
- 目に見えるよりもっと『基本』(Making Magic 2019年6月24日)
- どんな『基本』の話があるか その1(Making Magic 2019年7月1日)
その他。
- When Core and Commander Combine(Daily MTG 2019年6月18日)
- Dino-Cores!(Daily MTG 2019年6月19日)
- Lotus's Legacy(Daily MTG 2019年6月20日)
- Fire It Up(Daily MTG 2019年6月21日)
広報
- Where to Find Core Set 2020 Previews(Daily MTG 2019年6月13日)
- 7月5~7日開催!『基本セット2020』プレリリース&オープンデュエルに参加しよう!(マジック日本公式サイト)
- 『基本セット2020』プレリリース入門(Daily MTG 2019年7月2日)
脚注
参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:基本セット2020
- カードセット一覧