白青黒ビートダウン
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この色には[[ハンド・アドバンテージ]]や柔軟なコントロール要素を持つウィニーが複数存在するため([[闇の腹心/Dark Confidant]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]はその代表例)、特に[[エターナル]]ではそれらを活用するためにこのデッキカラーを選ぶ場合も多い。 | この色には[[ハンド・アドバンテージ]]や柔軟なコントロール要素を持つウィニーが複数存在するため([[闇の腹心/Dark Confidant]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]はその代表例)、特に[[エターナル]]ではそれらを活用するためにこのデッキカラーを選ぶ場合も多い。 | ||
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+ | 継続的なアドバンテージ源として[[ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria]]を採用するほか、[[虚報活動/Disinformation Campaign]]を使った[[諜報]][[シナジー]]を取り入れる場合もある。見ようによっては[[ディミーア諜報]]に不足していたパーツを[[白]]を足して補った形と言えるだろう。 | ||
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+ | **Competitive Standard League 2019-02-21, (5勝0敗) ([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-standard-constructed-league-2019-02-21 参考]) | ||
+ | **使用者:_Falcon_ | ||
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+ | **[[スタンダード]]([[イクサラン・ブロック]]+[[ドミナリア]]+[[基本セット2019]]+[[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]) | ||
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+ | *ヒーロー型。虚報活動を使った諜報シナジーを取り入れている。 | ||
==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期== | ==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期== |
2019年2月22日 (金) 09:49時点における版
白青黒ビートダウン(White-Blue-Black Aggro)は、その名の通り白青黒3色で構成されるビートダウンの総称。
目次 |
概要
コントロール色の強いデッキカラーであり(→青白黒コントロールも参照)、ビートダウンとして組まれることは稀な部類に入る。白・黒のウィニー・クリーチャーに青のカウンターや黒の手札破壊などを織り交ぜたビート・コントロールないしクロック・パーミッションの形態をとるのが普通である。
この色にはハンド・アドバンテージや柔軟なコントロール要素を持つウィニーが複数存在するため(闇の腹心/Dark Confidantや翻弄する魔道士/Meddling Mageはその代表例)、特にエターナルではそれらを活用するためにこのデッキカラーを選ぶ場合も多い。
イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期
ラヴニカの献身で神聖なる泉/Hallowed Fountainと神無き祭殿/Godless Shrine、および多数の戦力を獲得したことでエスパー・ミッドレンジ(Esper Midrange)が登場した。第1管区の勇士/Hero of Precinct Oneをキーカードとしたものはエスパー・マルチカラー(Esper Multicolor)あるいはエスパー・ヒーロー(Esper Hero)等と呼称される。
思考消去/Thought Erasure・聖堂の鐘憑き/Basilica Bell-Hauntといった手札破壊で反撃の芽を摘み取り、正気泥棒/Thief of Sanityで有効札を弾きながらアドバンテージを獲得。戦場に出されてしまったものは人質取り/Hostage Takerや拘留代理人/Deputy of Detentionおよび各種優秀な除去呪文で対処していく。最終的に第1管区の勇士でずらりと並べた兵士トークン、正気泥棒や人質取りで奪ったクリーチャー、破滅を囁くもの/Doom Whisperer等のフィニッシャーでビートダウンする。
継続的なアドバンテージ源としてドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaを採用するほか、虚報活動/Disinformation Campaignを使った諜報シナジーを取り入れる場合もある。見ようによってはディミーア諜報に不足していたパーツを白を足して補った形と言えるだろう。
青を含むためサイドボードから打ち消しが採用でき、手札破壊と併せて全体除去に対する耐性が高いのが特徴。
サンプルレシピ
- ヒーロー型。虚報活動を使った諜報シナジーを取り入れている。
戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期
同環境のマルドゥ機体・ジェスカイ機体や白青フラッシュの派生として、エスパー機体(Esper Vehicles)と呼ばれる白青タッチ黒のクロック・パーミッションデッキが登場した。
模範的な造り手/Toolcraft Exemplarや栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiateなどの軽量クリーチャー、キランの真意号/Heart of Kiranなどの機体、ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarでビートダウンを行い、対戦相手の行動は呪文捕らえ/Spell Quellerや金属の叱責/Metallic Rebukeで妨害する。
黒をタッチする最大の目的は屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger。このカードを含む多数のアーティファクトにより、模範的な造り手の自己強化能力や金属の叱責の即席を活かしやすい構成になっている。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリマニラ17 準優勝 (参考)
- 使用者:Qi Wentao
- フォーマット
Esper Vehicles [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
エスパーミッドレンジ(Esper Midrange)などの名で呼ばれる白青黒のミッドレンジデッキが存在する。
序盤は万神殿の兵士/Soldier of the Pantheonなどの軽量クリーチャーと各種除去呪文で盤面を支え、最後は幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Councilでゲームを決める。ベースは白黒だが、青を足したことで優秀なクリーチャーであるリーヴの空騎士/Lyev Skyknightや、神や群れネズミ/Pack Ratなどの厄介なパーマネントを対処できる拘留の宝球/Detention Sphereを使えるようになっている。
元は高尾翔太がデザインしたオリジナルデッキで、グランプリ静岡13においてメタ外から準優勝という成果を上げたことでその強さが知れ渡り、環境の一角となった。この頃は人間クリーチャーとのシナジーを持つザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancerが採用されており、エスパー人間(Esper Humans)の名で呼ばれることも多かった。
その後神々の軍勢からはオレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskosや都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polisを獲得し、強化された。
サンプルレシピ(初期型)
Esper Midrange [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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サンプルレシピ(神々の軍勢後)
Esper Midrange [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
闇の隆盛参入後のスタンダードで、青白のDelver-Bladeに未練ある魂/Lingering Soulsのために黒を足しスピリットの部族シナジーを加えた白青黒スピリットが登場した。
アラーラの断片ブロック構築
アラーラの断片ブロック構築では、白青黒エスパーカラーのアーティファクト系ビートダウンデッキ、エスパービートダウンが登場した。
ジャンドコントロールに強いとされ、プロツアーホノルル09でもベスト8に二人を輩出している。詳細はエスパービートダウンを参照。
神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都参入後のスタンダードでは、白・黒のウィニー・クリーチャーを青のカウンターで守るクロック・パーミッションの一種、スノウ・ストンピィが登場した。
紅蓮地獄/Pyroclasmなどの軽量除去に弱いという欠点があったため、ギルドパクト参入後は青赤緑のシー・ストンピィへと変化していく。
エターナル
闇の腹心/Dark Confidantなどのアドバンテージ・ウィニーや嵐景学院の弟子/Stormscape Apprenticeなどのボードコントロールを持つものを利用するためにこのデッキカラーになることが多い。