黒緑巻きつき蛇
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黒緑巻きつき蛇(BG Constrictor)は、巻きつき蛇/Winding Constrictorと各種カウンターを中心とする黒緑のビートダウンデッキ。霊気紛争参入後のスタンダード環境に存在する。
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[編集] 概要
クリーチャー — 蛇(Snake)
あなたがコントロールする、アーティファクトやクリーチャーの上にカウンターが1個以上置かれるなら、代わりにその数に1を足した数のその種類のカウンターをそのパーマネントの上に置く。
あなたがカウンターを1個以上得るなら、代わりにあなたはその数に1を足した数のその種類のカウンターを得る。
伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
ピーマの改革派、リシュカーが戦場に出たとき、クリーチャー最大2体を対象とし、それらの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
あなたがコントロールするカウンターが置かれている各クリーチャーはそれぞれ「(T):(緑)を加える。」を持つ。
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
歩行バリスタは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
(4):歩行バリスタの上に+1/+1カウンターを1個置く。
歩行バリスタの上から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩行バリスタはそれに1点のダメージを与える。
主に使われるのは+1/+1カウンターに関するカードで、ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegadeや新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulkが置く+1/+1カウンターの数を巻きつき蛇/Winding Constrictorで水増しし、サイズで押し切るのが基本戦略。除去と本体火力を兼ねる歩行バリスタ/Walking Ballistaも重要なパーツ。
牙長獣の仔/Longtusk Cubや光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphonerなどのエネルギー・カウンターに関するカードが採用されることもあり、そのようなタイプは黒緑エネルギー(BG Energy)と呼ばれる。
[編集] カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期
ドミナリアからは森林の墓地/Woodland Cemeteryやラノワールのエルフ/Llanowar Elvesなどを獲得。特に冒険の衝動/Adventurous Impulseを獲得したことで、デッキの構成が大きく変化した。
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚見る。あなたはその中からクリーチャーか土地であるカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
クリーチャー — ビースト(Beast) ホラー(Horror)
貪欲なチュパカブラが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
2/2冒険の衝動を最大限に活かすため、除去呪文や顕在的防御/Blossoming Defenseの枚数を抑え、代わりに貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabraや打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodonなどのクリーチャーを多めに採用するようになった。
[編集] ドミナリア後
- 備考
- グランプリバーミンガム18スタンダード ベスト8 (参考)
- 使用者:Etienne Busson
- フォーマット
[編集] 基本セット2019後
- 備考
- グランプリオーランド18 ベスト8 (参考)
- 使用者:Ian Plantz
- フォーマット
BG Constrictor [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2019参入後のもの。新たに茨の副官/Thorn Lieutenantやビビアン・リード/Vivien Reidが採用されている。
[編集] カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期
黒緑エネルギーに青をタッチしたスゥルタイ・エネルギー(Sultai Energy)が環境に存在する。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
ならず者の精製屋が戦場に出たとき、カードを1枚引き、あなたは(E)(E)(エネルギー・カウンター2個)を得る。
3/2クリーチャー — 人間(Human) 海賊(Pirate)
人質取りが戦場に出たとき、他のクリーチャー1体かアーティファクト1つを対象とし、人質取りが戦場を離れるまでそれを追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそのカードを唱えてもよい。あなたは、その呪文を唱えるために任意のタイプのマナを支払ってもよい。
2/3青を足したことで、優秀なエネルギー補充役であるならず者の精製屋/Rogue Refinerや、イクサランから新たに獲得した人質取り/Hostage Takerなどを採用できるようになった。
後に霊気との調和/Attune with Aetherとならず者の精製屋が禁止されエネルギー戦略は弱体化したが、代わりにイクサランの相克から翡翠光のレインジャー/Jadelight Rangerやハダーナの登臨/Hadana's Climbといった+1/+1カウンター関連のカードを獲得し、生き残りに成功した。
- 日本語公式サイトのデッキ紹介記事[1]も参照。
[編集] 初期型
- 備考
- プロツアー「イクサラン」 優勝 (参考/参考)
- 使用者:Seth Manfield
- フォーマット
Sultai Energy [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 環境初期のタッチ青のタイプ。
[編集] イクサランの相克後
- 備考
- グランプリメンフィス18 準優勝 (参考)
- 使用者:Aaron Barich
- フォーマット
Sultai Constrictor [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イクサランの相克参入後のタッチ青のタイプ。
[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期
引き続き環境に存在している。エネルギー・カウンターに関するカードを多用する黒緑エネルギー(BG Energy)として組まれることが多い。
クリーチャー — 猫(Cat)
牙長獣の仔がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(E)(E)(エネルギー・カウンター2個)を得る。
(E)(E)を支払う:牙長獣の仔の上に+1/+1カウンターを1個置く。
アモンケットからは黒の軽量除去や歩行バリスタ/Walking Ballistaと相性の良いホネツツキ/Bone Pickerを獲得。
[編集] エネルギー型
- 備考
- プロツアー「アモンケット」 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:行弘賢
- フォーマット
BG Energy [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 昂揚型
- 備考
- プロツアー「破滅の刻」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Samuel Pardee
- フォーマット
BG Constrictor [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期
霊気紛争からデッキの核となる巻きつき蛇/Winding Constrictorに加え、ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegadeや歩行バリスタ/Walking Ballistaを獲得したことで成立した。
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
トランプル
新緑の機械巨人が戦場に出たとき、あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを対象とし、それらの上に4個の+1/+1カウンターを望むように割り振って置く。
伝説のプレインズウォーカー — ニッサ(Nissa)
[+1]:緑の0/1の植物(Plant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-2]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
[-7]:あなたはX点のライフを得てX枚のカードを引く。Xは、あなたがコントロールする土地の総数に等しい。
+1/+1カウンターに関するカードは共通して採用されるが、その他のスロットは様々。大きく分けて以下の3つのタイプが存在する。
- グッドスタッフ型
- 森の代言者/Sylvan Advocateなどの単体で強いカードを採用したグッドスタッフ型。
- エネルギー型
- 緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager、牙長獣の仔/Longtusk Cub、光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphonerなどのエネルギー・カウンターに関するカードを採用した、黒緑エネルギー(BG Energy)と呼ばれるタイプ。クリーチャーに置かれる+1/+1カウンターと、プレイヤーが得るエネルギー・カウンターの両方を巻きつき蛇で水増ししてアドバンテージを得る。
- 昂揚型
- 残忍な剥ぎ取り/Grim Flayerやウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwaldなどの昂揚能力を持つカードを採用した、黒緑昂揚(BG Delirium)と呼ばれるタイプ。霊気紛争参入前から存在したアグロ型の黒緑昂揚が、新たに巻きつき蛇ギミックを取り込んだものと言える。
- 詳細は黒緑昂揚を参照。
プロツアー「霊気紛争」では使用率3位となり(参考/翻訳)、一時マルドゥ機体・サヒーリコンボとともに三竦みのメタゲームを構成したが、やがてTier2に後退した。
[編集] グッドスタッフ型
- 備考
- グランプリピッツバーグ17 優勝 (参考)
- 使用者:Ryan Hare
- フォーマット
BG Constrictor [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- グッドスタッフ型。
[編集] エネルギー型
- 備考
- グランプリピッツバーグ17 ベスト4 (参考)
- 使用者:Robert Beatty
- フォーマット
BG Energy [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- エネルギー関連のカードを多用するタイプ。
[編集] エネルギー型(タッチ赤)
- 備考
- グランプリニュージャージー17春 ベスト4 (参考)
- 使用者:Ben Stark
- フォーマット
Jund Energy [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 無許可の分解/Unlicensed Disintegrationなどのために赤をタッチしたエネルギー型。
[編集] 脚注
- ↑ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:スゥルタイ・エネルギーのバリエーション(スタンダード)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2017年11月27日 岩SHOW著)