駆け抜け侯の解体屋/Lord Skitter's Butcher

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ETBで3つのモードから1つを選べるネズミ・農民。モードはブロック制限を持つネズミ・トークンの生成、生け贄と引き換えにした占術＋ドロー、威迫の全体付与。

エルドレインの森のリミテッドにおいてはいずれも悪くなく、中盤以降のネズミ・トークンのように、戦場で持て余しているクリーチャーがいれば別のカードに変換、そうでなければトークンを生成して最低限の戦力か協約のタネを作り、既に盤面が多数のクリーチャーが睨み合っている状況では威迫でゲームを決める。序盤から終盤まで無駄になるタイミングが無い、手堅くも事実上のフィニッシャーとなれる可能性もある優良アンコモン。他の色と組み合わせる場合、祝祭を1枚で達成できるのも評価点。また、同セットでは珍しくトークンでないクリーチャーも生け贄に捧げられるので攻め立てられる槍護衛/Harried Spearguardなどとの相性も良好。

構築の基準では流石に地味な印象もあるが、汎用性の高さは据え置き。ネズミの部族シナジーを狙うなら採用のチャンスはあるか。

[編集] 参考

• 『エルドレインの森』のトークン(Daily MTG 2023年8月24日)
• 駆け抜け候/Lord Skitter（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：エルドレインの森 - アンコモン