次元の枷/Spatial Binding
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パーマネントのフェイズ・アウトを、狙い撃ちで禁止できるエンチャント。フェイズ・アウトにはメリットとデメリットが存在するので、それをうまく阻害することでさまざまな使い道が生まれる。
- 自分のフェイジング持ちパーマネントの常用化
- フェイジング持ちのパーマネントは、1ターン置きにしか機能しないデメリット持ちとして扱われるが、これを用いればそのデメリットを無視できる。
- 例えば微風の守り手/Breezekeeperが「アップキープに1ライフを払う、1マナ軽い大気の精霊/Air Elemental」になり、テフェリーの島/Teferi's Isleも非常に強力になる。
- 対戦相手のフェイズ・アウトクリーチャーの妨害
- 虹のイフリート/Rainbow Efreetなどの「起動型能力でフェイズ・アウトできる」カードは、除去などに対応してフェイズ・アウトで逃げてしまうので普通は非常に除去しづらいが、対戦相手がフェイズ・アウトしようと能力を起動したところでこのカードの能力をあわせれば、その「逃亡」を阻止できる。
- オーラの除去
もっとも、使い道としてはどちらかというと狭い要素。自分のデッキなら、これ+フェイジング持ちの組み合わせを選ぶよりは、フェイジングのないカードを選んだほうが安定する。また、対戦相手がフェイジング持ちパーマネントを使ってくるかどうかも判らないので、後者の使い方のためだけに採用するのはリスクが高い。あまり使われなかったカードである。