ナーフィ王の裏切り/King Narfi's Betrayal

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2021年4月4日 (日) 15:16時点におけるあめぼ教信者 (トーク | 投稿記録)による版
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King Narfi's Betrayal / ナーフィ王の裏切り (1)(青)(黒)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 各プレイヤーはそれぞれカード4枚を切削する。その後、あなたは各墓地からそれぞれ、クリーチャーかプレインズウォーカーであるカード1枚を追放してもよい。
II,III ― ターン終了時まで、あなたはナーフィ王の裏切りによって追放されているカードの中から呪文を唱えてもよく、それらの呪文を唱えるために任意のマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。


ナーフィ/Narfiイーガン/Egonと取引し臣民をすべてアンデッドへと変えてしまった逸話を描いた英雄譚

I-
プレイヤーが4枚切削し、それぞれの墓地から1枚ずつクリーチャープレインズウォーカー追放する。
II,III章の下準備を行う能力。近年の墓地利用カードらしく、墓地肥やしで選択肢を増やしてから追放するカードを選べる。II,III章で唱えたいカードが1枚でも既に墓地にあるなら、切削によって更に強力なカードが墓地に落ちることを期待して唱えてしまってもよいだろう。
II,III-
I章で追放した死者を呼び出す。マナ支払う必要があるが、色拘束は無視できるためデッキカラーが異なる対戦相手でも問題はない。

時間差がありマナ・コストを支払う必要はあるが、プレインズウォーカーも選べカード・アドバンテージを取れる可能性のあるリアニメイト呪文。登場時のスタンダードではディミーア・ローグといった墓地を積極的に肥やすデッキが存在するため、墓地肥やしのついでに戦力の追加を期待して運用するなど、それなりの柔軟性をもつ。
追放したカードは2ターンに渡って唱える機会があるので、その間にマナ基盤などを整えたり、ボードコントロールを行う猶予もある。ゲーム終盤で消耗戦になればマナ・コストの割に良質なアドバンテージが得られるカードとなる。また、対戦相手の背信の王、ナーフィ/Narfi, Betrayer Kingスカイクレイブの影/Skyclave Shade、あるいは脱出持ちのように墓地から戻って来れるカードを追放し、II章・III章でわざと唱えずに排除するという利用法も存在する。
当然ながらカードは「表向きに追放される」ため、悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Museとはシナジーを形成する。一方で、対戦相手の悪夢の詩神、アショクとも友情コンボを形成しうるのでミラーマッチでは注意したい。

多人数戦ならば3枚以上のカードを利用できるのでより強力。

ルール

  • I章とII、III章の能力は関連している能力である。戦場のパーマネントは一度戦場を離れると別のオブジェクト扱いになってしまうため、ブリンクして再度I章能力を誘発させた場合、ブリンク前に追放していたカードは続くII・III章で唱えることはできない。
    • 同様に、以前に追放した(あるいはされた)ままIII章の能力が終了したカードを、新たに唱えたナーフィ王の裏切りのII章・III章の能力によって唱えることもできない。
    • ただし、ナーフィ王の裏切りのコントローラーが変更された場合、オブジェクトの同一性は継続されているため、新たなコントローラーはそのナーフィ王の裏切りによって追放されているカードを唱えることができる。
  • 追放したカードをプレイするタイミングは通常のルールの許諾に従う。瞬速を持たない呪文あなたメイン・フェイズスタックが空のとき唱えることができる。コストも通常通り支払う必要がある。
  • 望むマナであるかのように支払うだけで、実際に支払われたマナの色が変わることはない。一徹向上呪文などは実際に支払われたマナの色を参照する。
  • 唱えなかったカードは追放されたままとなる。
  • 第1面がクリーチャーかプレインズウォーカーであるモードを持つ両面カードを追放したなら、その第2面がクリーチャーやプレインズウォーカーでなくてもあなたはそれを第2面で唱えても良い。土地としてプレイすることはできない。
  • あなたは1ターンの間に追放されているカードを何枚でも唱えても良い。

関連カード

サイクル

カルドハイムレア英雄譚サイクル。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。

参考

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