願いの井戸/Wishing Well
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アーティファクト
(T):願いの井戸の上に硬貨(coin)カウンター1個を置く。そうしたとき、あなたの墓地にありマナ総量が願いの井戸の上にある硬貨カウンターの個数に等しくインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その呪文があなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。起動はソーサリーとしてのみ行う。
投げ入れた硬貨の数と同じマナ総量のインスタントやソーサリーを墓地から唱えることができる有色アーティファクト。
起動できるのはソーサリー・タイミング限定なので、打ち消しなどのタイミングを選ぶ呪文との相性は今ひとつ。また、硬貨カウンターの数よりマナ総量が多い呪文はもちろん、小さい呪文も再利用できず、また硬貨カウンターを乗せられなければ再利用も出来なくなるため、明滅やバウンスでこれ自身を出し直したり、カウンターの数を減らす効果を併用しない限りは同じマナ総量のカードは1回しか唱えなおせない。原則として1ターンに1マナ分しかカウンターは増えないため、マナ加速や踏み倒しを利用しない限りは4ターン目に出して1マナの呪文を再利用、以降はターンが経過するごとに1マナ追加で再利用とアドバンテージの取り方が悠長、かつ1ターン辺り1枚というアドバンテージとしては小さめな点が短所。
合致するデッキは選ぶが、設置以外のリソースを墓地のカードしか必要とせず、またアドバンテージに直結する効果であることは確か。ターンが経過するほどに大きなリターンに繋がるので、気の長いコントロールデッキであれば採用のチャンスはあるか。前述の通り打ち消しとの相性が悪く、インスタント・タイミングで構えていくタイプのデッキにはやや噛み合わないが、ドローなどのソーサリー・タイミングでも恩恵が変わらない呪文も併用しておけば腐るリスクを減らせる。
- 起動型能力は再帰誘発型能力を含む。硬貨カウンターを置いたときに新たに能力が誘発し、墓地のカードを対象に選ぶ。起動型能力に対応して願いの井戸が除去されるなどして硬貨カウンターが置けなかったら能力は誘発しない。
- 再帰誘発型能力の解決時に再度対象が適正かを判定する。カウンターを取り除く効果によってカウンターの数がマナ総量以下になってしまった場合、不正な対象となり能力は立ち消える。解決前に願いの井戸が戦場を離れていた場合、最後の情報を参照して適正な対象であるか決める。
- 解決の処理は解決中に呪文を唱える、マナ・コストを支払うことなく唱えるを参照。