ダレッティ/Daretti
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ダレッティ/Darettiはコンスピラシー初出のキャラクター。カードとしては統率者2014の屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savantが初出。
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[編集] 解説
フィオーラ/Fiora出身のゴブリン/Goblinのプレインズウォーカー/Planeswalker。男性(イラスト)。
高い知性と才能と野心を兼ね備えたゴブリンの工匠。人間/Humanに比べて、夜間での視力に優れている。事故で両足を失っており、歯車式/Cogworkの乗り物で移動する。ムッツィオ/Muzzioの師でもある。
新ファイレクシア/New Phyrexiaとの戦争後は、他の多くのプレインズウォーカーと同様に灯を失っている。
[編集] 経歴
[編集] 灯の点灯
パリアノ/Palianoのアカデミー/Academyの大工匠になるというダレッティの目標は、最初は物笑いの種でしかなかった。しかし彼が実際に地位を確立していくにつれ、魔道士たちの嘲笑は抗議へと変わっていった。
そんな彼の人生は、彼を妬む者の陰謀ではなく、思わぬ形で転機を迎えた。ダレッティの誇る作品の一つが爆発し、彼の姿は跡形もなくなった。一見彼は死んだかに思われたが、実は爆発の衝撃によってプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点り、フィオーラからプレインズウォークしていたのであった。
彼は爆発により両足を失ったが、代わりに多元宇宙/Multiverseという知識と工芸の無限の世界を手に入れた。彼は足代わりとなる精巧な機械仕掛けの乗り物を作り、フィオーラと他の次元/Planeの両方で、工匠としての実験を続けている。
[編集] 血塗れの教え/Bloody Instructions
前王ブレイゴ/Bragoがアカデミーを閉鎖したことにより[1]、かつてダレッティを疎ましく思っていた者達の多くが職を失った。だがそのきっかけとなった歯車式機械の暴走事故は、ダレッティとグレンゾ/Grenzoが一枚噛んだものであった。そしてマルチェッサ/Marchesa新女王の戴冠とアドリアナ・ヴァローレ/Adriana Valloreの反抗演説による政治的混乱に乗じ、2人は共に行動を開始した。
ゴブリン達はザドラス・フィマーレル/Zadrous Fimarell――ダレッティの理論を酷評しておきながら、それを自らのものとして盗用した元教授――の家に侵入した。怯えるフィマーレルに対し、ダレッティはその罪を糾弾すると、彼を窓から放り投げて殺害した。だがダレッティの憎しみがこれで収まるはずもなかった。次なる復讐相手のアレンディス/Alendisは現在マルチェッサの元に取り入っている。それはすなわち、グレンゾにとっても標的であるということであった。
[編集] 霊気走破
ダレッティはプレインズウォーカーの灯を失ったことで、アヴィシュカー/Avishkarの地に取り残されてしまった。彼は同じくこの次元に取り残されたゴブリンの集団、ゴブリン・ロケッティアーズ/The Goblin Rocketeersの後援者となり、多額の資金を提供した。彼自身もロケッティアーズの共同キャプテンとなり、共に第二回ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixの優勝を目指す。
だがグランプリの最中、ロケッティアーズがムラガンダ/Muragandaの略奪者に襲われると、彼は薄情なチームメイトに置き去りにされ囚われの身となる。彼は同じく囚われていたおたから/Lootともども、ピア/Pia・チャンドラ/Chandra親子に救出されると、彼女たちをロケットカーに乗せ略奪者を振り切ろうとする。
彼らはおたからの力を借り領界路/Omenpathでアモンケット/Amonkhetへ逃れるも、上空に出現してしまったがために機体は壊れ、チャンドラも脳震盪を起こしてしまう。ダレッティは自前の薬をチャンドラに分け与えると、機体の修理にとりかかった。人気のないオアシスに機械部品など当然なかったが、自然界の材料とピアの知恵、そしてチャンドラという名の溶接トーチを借り、見事一晩でロケットカーを修復した。
グランプリのゴール、アヴィシュカーに戻ってきた一行であったが、そこでは領事府/The Consulateの残党と操られたレーサー達、そして突如現れたドラゴンが暴れていた。ダレッティは隙を見て衛兵の包囲を抜け出すと、遠くからドローンを放ってチャンドラ達の「目」とした。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- 屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant
- 巧妙な偶像破壊者、ダレッティ/Daretti, Ingenious Iconoclast
- ロケッティアの技師、ダレッティ/Daretti, Rocketeer Engineer
[編集] フレイバー・テキストに登場
[編集] イラストに登場
- 統率者2014
- 屑鉄の熟達/Scrap Mastery
- 機械兵団の進軍
- 命を奪う嘲笑/Deadly Derision
- 霊気走破
- 機体整備/Tune Up、運任せ/Count on Luck、爆発的逃走/Explosive Getaway
[編集] 登場作品・登場記事
- DARETTI/ダレッティ(公式サイト)
- DARETTI/ダレッティ(旧公式サイト、Internet Archive)
- Checking in on the Planeswalkers (2015)/プレインズウォーカー達の現状2015(Feature 2015年8月19日 Mel Li著)
- Like Cogwork/歯車仕掛けのように(Uncharted Realms 2014年5月28日 Matt Knicl著、名前のみ)
- Blood Will Have Blood(Internet Archive)/血には血を(Uncharted Realms 2014年6月4日 Shawn Main著、名前のみ)
- Bloody Instructions(Internet Archive)/血塗れの教え(Magic Story 2016年8月17日 Shawn Main and Mel Li著)
- Planeswalker's Guide to Aetherdrift, Part 1/プレインズウォーカーのための『霊気走破』案内 その1(Daily MTG 2024年12月10日 Miguel Lopez著)
- Aetherdrift | Episode 2: Pit Stop/第2話 ピットストップ(Daily MTG 2025年1月14日 K. Arsenault Rivera著、名前のみ)
- Aetherdrift | Episode 3: Go!/第3話 突き進め!(Daily MTG 2025年1月15日 K. Arsenault Rivera著)
- Aetherdrift | Episode 4: Little-Guy Shortcuts/第4話 子供だけの近道(Daily MTG 2025年1月15日 K. Arsenault Rivera著)
- Aetherdrift | Episode 5: First Over the Line/第5話 決着へ(Daily MTG 2025年1月17日 K. Arsenault Rivera著)
- Aetherdrift | Episode 6: The Bloodless Revolution/第6話 無血革命(Daily MTG 2025年1月20日 K. Arsenault Rivera著)
[編集] 脚注
- ↑ Tyrants/圧政者たち(Magic Story 2016年8月10日 Alison Luhrs著)