ドメイン
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ドメイン(Domain)は、基本土地タイプを参照するカードを利用した5色デッキ。
目次 |
スタンダード
団結のドミナリア〜ファウンデーションズ期
前環境に続きドメイン・ランプ/(Domain Ramp)が存在している。
ローテーションによりトライオームを失ったものの、諜報ランドや寓話の小道/Fabled Passageにより基本土地タイプを揃える事を目指す。他にもブルームバロウから3マナ域から土地2枚を伸ばしライフを回復できる山積みの収穫/Heaped Harvestを獲得した。
サンプルレシピ
イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期
ローテーション期間の変更によりイニストラード:真夜中の狩り~ニューカペナの街角が続投したため、引き続きドメイン・ランプ/(Domain Ramp)およびドメイン・コントロール/(Domain Control)として環境に存在する。
ドメイン・ランプの基本骨格は前環境の5色ランプと同様である。エルドレインの森参入に伴う主な強化点は、時間稼ぎとエンドカードを1枚で兼ね備えた執念の徳目/Virtue of Persistenceの登場である。豆の木をのぼれ/Up the Beanstalkを採用し、カード・アドバンテージ獲得能力を増したタイプもある。
カルロフ邸殺人事件頃になると、ミラーマッチ等における決定力不足を補うためイモデーンの徴募兵/Imodane's Recruiterを採用するようになった。群れの渡り/Herd Migrationから繋げることで一気に総パワー23で攻撃できる。また、高速アグロであるボロス召集の隆盛もあり、マナ加速要員にゼンディカーへの侵攻/Invasion of Zendikarより軽い洞窟探検/Spelunkingを採用する型も増えた。
- 上記の通りデッキの基本骨格自体は変わっていないのだが、なぜか公式記事の呼び名が5色ランプから変更されている[1]。
- 共通のパーツが多いデッキとして5色アラーラも登場したが、安定性の観点から世界選手権23では人気・実績共にドメイン・ランプの方が上であった[1]。
ドメイン・コントロールは、豆の木をのぼれ/Up the Beanstalkと力線の束縛/Leyline Bindingなど5マナ以上の除去手段(X呪文も含む)でカード・アドバンテージを重ねていき、群れの渡り/Herd Migrationや黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseを主なフィニッシャーとするコントロールデッキである。
- ランプ型と異なりマナ加速手段が極端に少なく、偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifierも採用されない。
ドメイン・ランプ(エルドレインの森後)
Domain Ramp [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ドメイン・ランプ(サンダー・ジャンクションの無法者後)
- 備考
- プロツアー『サンダー・ジャンクション』 優勝(順位参考/レシピ参考)
- 使用者:井川良彦
- フォーマット
Domain Ramp(OTJ) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 4マナのランプカードがゼンディカーへの侵攻/Invasion of Zendikarではなく地図作りの調査/Cartographer's Surveyになっている点が特徴的。これはアゾリウス・コントロール対策として基本土地を減らし魂の洞窟/Cavern of Soulsを増やしたからという側面もある。
ドメイン・コントロール(エルドレインの森後)
- 備考
- 世界選手権23 11位(順位参考/レシピ参考)
- 使用者:Eli Kassis
- フォーマット
Domain Control [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期
ファイレクシア:完全なる統一後にドメイン・コントロール/(Domain Control)が登場した。
団結のドミナリア発売後からトライオームを使用し力線の束縛/Leyline Bindingを有効に使うデッキは存在していたが、ファイレクシア:完全なる統一で偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifierという強力なフィニッシャーを得たことで勢いづいた。
機械兵団の進軍でゼンディカーへの侵攻/Invasion of Zendikarが登場すると、いち早く高マナ域に到達してパワーカードを叩きつける5色ランプ(Five-color Ramp)と呼ばれるタイプが登場した。
プロツアー・機械兵団の進軍ではドメイン・コントロールと5色ランプの双方が出場したが、トップ8に到達したのは5色ランプとなった。
ドメイン・コントロール(ファイレクシア:完全なる統一後)
- 備考
- 地域チャンピオンシップ 東南アジア フィリピン 優勝(参考)
- 使用者:John Daroen Sahagun
- フォーマット
ドメイン・コントロール [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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5色ランプ(機械兵団の進軍後)
- 備考
5色ランプ [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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インベイジョン・ブロック構築
基本土地が揃った時の集団監禁/Collective Restraintの効果は非常に強烈。ほかにも回避行動/Evasive Actionや連合戦略/Allied Strategiesなどの所有地カード、レガシーの兵器/Legacy Weaponなどの多色呪文をフルに利用できる。フィニッシャーには秩序ある渡り/Ordered Migrationやゴブリンの塹壕/Goblin Trenchesなど、除去耐性が高いものが選ばれやすい。
プレーンシフトまでの環境でも存在したが、アポカリプスの強力な多色カードを得てかなり強化されたデッキタイプである。インビテーショナル06のブロック・パーティ戦でも高い使用率と実績を残した。
- 集団監禁のサポートを兼ねるマナ拘束として、世界の荒廃/Global Ruinや破壊的な流動/Destructive Flowを採用するタイプも存在した。特に、後者の破壊的な流動を重視した構成を取るものを「ダークドメイン」と呼ぶ。
- ショックランドの登場で、エクステンデッドでもその姿が散見され始めた。特に部族の炎/Tribal Flamesなどを中心にビートダウンするタイプをアグロドメインと呼ぶ。また、けちな贈り物/Gifts Ungivenを組み合わせたけちドメインなどもある。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリロンドン01 優勝 (参考)
- 使用者:Kai Budde
- デザイン:Brian Kibler
- フォーマット
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
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クリーチャー (0) | 3 | 暗影のボブキャット/Penumbra Bobcat | |
呪文 (39) | 3 | 魂売り/Spiritmonger | |
4 | 回避行動/Evasive Action | 3 | 頭の混乱/Addle |
4 | 俗世の相談/Worldly Counsel | 1 | 虚空/Void |
4 | 集団監禁/Collective Restraint | 2 | 破滅的な行為/Pernicious Deed |
4 | 連合戦略/Allied Strategies | 1 | 破壊的な流動/Destructive Flow |
1 | ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda | 1 | 草茂る屋敷/Overgrown Estate |
4 | 地勢/Lay of the Land | 1 | レガシーの兵器/Legacy Weapon |
4 | 砕土/Harrow | ||
1 | 秩序ある渡り/Ordered Migration | ||
2 | 虚空/Void | ||
2 | 破滅的な行為/Pernicious Deed | ||
1 | ゴブリンの塹壕/Goblin Trenches | ||
2 | 破壊的な流動/Destructive Flow | ||
1 | 草茂る屋敷/Overgrown Estate | ||
4 | 彩色の宝球/Chromatic Sphere | ||
1 | レガシーの兵器/Legacy Weapon | ||
土地 (21) | |||
1 | 平地/Plains | ||
5 | 島/Island | ||
3 | 沼/Swamp | ||
2 | 山/Mountain | ||
7 | 森/Forest | ||
2 | ラノワールの荒原/Llanowar Wastes | ||
1 | ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast |
脚注
- ↑ 1.0 1.1 Magic World Championship XXIX Metagame Breakdown/第29回マジック世界選手権 メタゲームブレイクダウン(magic.gg 2023年9月22日 Frank Karsten著)