未来予知
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未来予知/Future Sightは、時のらせんブロック2番目の小型エキスパンション。2007年5月4日発売。全180種類。エキスパンション・シンボルは眼。
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概要
セット名からも分かるように、テーマは「未来」。ストーリーだけでなく、マジックというゲームそのものの数百年後までの未来を見通している。そのため、タイムシフトやキーワード能力もバリエーションに富んだものとなっており、今までありそうで無かったシステムが多い。どことなく銀枠を思わせる部分もあり、中には現時点で意味を持たない記述を持つカードもある。
- 「あり得る未来を覗き込む」というこのセットのテーマから推測するに、新キーワード能力のなかには、これ以降頻繁に使われるものもあれば、何年後・何十年後になって本格的に登場するものもあるのだろう。ある意味、壮大なカード・プレビューを行なっているわけである。
- 同名のカードが存在する。→ 未来予知/Future Sight
メカニズム
新しいカード・タイプとして部族、プレインズウォーカー、新しいアーティファクト・タイプとして城砦とからくりが登場。
新キーワード能力は探査、吸収、オーラ交換、城砦化、激情、墓地ストーム、変形、接死、有毒と数が多いが、これらのほとんどが(発売時点で)1枚のカード専用のキーワードとなっている。新能力語は壮大。また、直前のラヴニカ・ブロックから、キーワード能力の予見、移植、狂喜、召集、発掘、変成、能力語暴勇が再登場。さらに、馴染み深い能力のいくつかがキーワード化され、いわゆる魂の絆能力が絆魂、いわゆる蜘蛛能力が到達、「アンタッチャブル」が被覆となった。到達は、一部のカードとの相互作用が変化している。サイクリングについては、土地サイクリングの拡張としてタイプ・サイクリングが登場した。
キーワード行動の概念が定義され、以前から存在する「再生(する)」や「占術(を行う)」、新たに登場した「消術(を行う)」などがまとめられた。
サイクルとしては、過去の伝説のクリーチャーの子孫を表した、壮大を持つ伝説のクリーチャー・サイクルや、コストの支払いを未来に行う契約サイクルが代表的。過去や未来に存在するクリーチャーをほぼそのまま産み出すスペルシェイパー、解決時に再び待機状態に戻る待機カードといったサイクルもある。願いも新たに1枚追加された。
- 発売時点で意味を持たない記述としては、ルール用語の「組み立てる/assemble」や、アーティファクト・タイプの「からくり」(このサブタイプを持つカードは存在していない)、注釈文のみに出てくるカード・タイプ「プレインズウォーカー」など。そのうち、プレインズウォーカーはローウィンでカードが登場し、意味を持つようになった。
その他メカニズム
その他にも、以下の変わり種が初めて登場した。
- 混成マナ・シンボルを起動コストに含む起動型能力 → ウーコーの手下悪鬼/Henchfiend of Ukor、偶像の石塚/Graven Cairns
- 最初からタップ能力を持つエンチャント → 新たな精力/Second Wind、流動石の抱擁/Flowstone Embrace、魔女の霧/Witch's Mist
- パーマネントでもプレイヤーでもない「墓地のカード」にエンチャントするオーラ → 呪文織りの渦巻/Spellweaver Volute
- エンチャント・クリーチャー → 輝く透光/Lucent Liminid
- 土地・クリーチャー → ドライアドの東屋/Dryad Arbor
- マナ・コストに色マナを持つアーティファクト・クリーチャー → サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr
- 普通に場に出ていても意味が無く、墓地にある事で初めて効果を表すエンチャント → 黄泉からの橋/Bridge from Below
テーマデッキ
パッケージ・イラスト
デザイン
デザイン・チーム | Mark Rosewater (lead) | |
Matt Cavotta | ||
Devin Low | ||
Mark Gottlieb | ||
Ryan Miller | ||
Zvi Mowshowitz | ||
開発チーム | Mike Turian (lead) | |
Matt Cavotta | ||
Matt Place | ||
Brian Schneider | ||
アート・ディレクター | ? |
関連リンク
- 未来予知 注目のカード:白(タカラトミー、文:黒田正城)
- 未来予知 注目のカード:青
- 未来予知 注目のカード:黒
- 未来予知 注目のカード:赤
- 未来予知 注目のカード:緑
- 未来予知 注目のカード:その他
- 製品情報 (タカラトミー)