魂の絆/Spirit Link
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エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)(これを唱える際に、クリーチャー1体を対象とする。このカードはそのクリーチャーにつけられている状態で戦場に出る。)
エンチャントされているクリーチャーがダメージを与えるたび、あなたは同じ点数のライフを得る。
エンチャントされているクリーチャーがダメージを与えるたびライフが回復するオーラ。白のお家芸である「このクリーチャーがダメージを与えるたびあなたはライフを得る」能力はこのカードから俗に「魂の絆能力」と呼ばれ、キーワード能力の「絆魂」の由来となった(なお、現在の絆魂は「魂の絆能力」とは異なる。詳細はそれぞれのページを参照。)。
巨大クリーチャーにつけるとライフをガンガン回復でき、セラのアバター/Serra Avatarならばライフが毎ターン2倍という凄まじい状況になる。また、墓所のネズミ/Crypt Ratsやのたうつウンパス/Thrashing Wumpusなどの全体火力内蔵クリーチャーにつけても強力であり、自身は死なないようにプロテクションをつければ何度でも心おきなく撃てるようになる。
相手のクリーチャーにつけて攻撃を無効化するという使い方もできる。ただしこの場合、1回のダメージでライフが0以下になると能力が解決する前に状況起因処理で敗北してしまうので注意。
- 登場当時のルールでは、誘発型能力ではなかった上にライフが0以下になってもすぐには敗北しなかったため、擬似除去としての性能は現在よりも高かった。
コストも軽いがP/Tに修整が無いため、カード・アドバンテージを失いやすいというオーラの性質から近年の構築で見かけることは少ない。しかし、効果自体は強力であり、これを内蔵するカードは高い評価を受けるものが多い。例としては、アルマジロの外套/Armadillo Cloakや賛美されし天使/Exalted Angelなど。 また、単体で見ても1マナでクリーチャーに対処できるため、ウィニーメタのカードとしては有効。
12Knightsなどが対バーン用にサイドボードに採用していたほか、黎明期には割と頻繁に使用されていた。現在ではモダンの緑白呪禁で少数採用されるケースがある。特に夜明けの宝冠/Daybreak Coronetとの相性が良く、1マナという軽さで条件を満たしながら絆魂と併せて莫大なライフ・アドバンテージを得られることが重要視されている。
- 絆魂能力でライフを得るプレイヤーはそのクリーチャーのコントローラーだが、魂の絆の場合はクリーチャーではなく魂の絆のコントローラーであることに注意。そのため魂の絆は絆魂を使ったルール文章に変更されなかった。
- 基本的に自分のクリーチャーにしかつけられないロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammerや魂の因縁/Spirit Loopは、絆魂を使ったテキストに修正されていた。現在では、ロクソドンの戦槌以外はキーワード能力を使わない元のテキストに戻されている。
- 類似品としては魂の結合/Soul Link。次元の混乱にて、黒の吸血の絆/Vampiric Linkとしてタイムシフト。また、絆魂を与える絆魂/Lifelinkが魂の絆と同じコストで登場している。
- 第7版を除いて、イラストに必ずネコとコウモリを掛け合わせたような生き物が描かれている。
- 当初はレジェンド〜第4版のイラストに描かれている女性に関する設定は無かったのだが、その後これがジョルレイル/Jolraelということになり、獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beastsにも描かれた。
- クリーチャーでないにもかかわらず、セラの天使/Serra Angelや放蕩魔術師/Prodigal Sorcererとともに小人形が発売されたことがある。レジェンドでの最初のKaja Foglioのイラストの印象がいかに強かったかということだろう。
- かつて、MTG関連サイトのリンクのページ名はこのカードにちなんで「Spirit Link」となっていることが多かった。