支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control

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Dovin, Hand of Control / 支配の片腕、ドビン (2)(白/青)
伝説のプレインズウォーカー — ドビン(Dovin)

対戦相手がアーティファクトやインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは(1)多くなる。
[-1]:対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それに与えられるダメージとそれが与えるダメージをすべて軽減する。

5

青白混成カードとして登場したドビン常在型能力は特定カード・タイプコスト増加。忠誠度能力パーマネント1つのダメージの双方向の軽減

常在型能力
対戦相手アーティファクトインスタントソーサリーを1マナ重くする。
3つものカード・タイプに対応しているため、ゲーム中で何かしら引っかかる確率は高い。特にそれらのカード・タイプを多用しがちなコントロールデッキ相手に有効な能力であり、テンポ・アドバンテージを稼いでくれる。
-1能力
光の心/Heart of Lightに似たダメージの軽減。
基本的にアタッカーを無力化する擬似除去としての運用になる。回数制限こそあるものの、初期忠誠度から最大5連打できるため時間稼ぎとしては十分な働きを見せ、オーラなどと異なり毎回適切な対象を選び直せる柔軟性が売り。
また、クリーチャーに限定されていないため、プレインズウォーカーや災厄の行進/Cavalcade of Calamityにも対応できるが、相手限定のためブロッカー作成には使えない。
常在型能力がスペル系への遅延なのに対し、こちらの能力は対パーマネントと若干のチグハグさはあるが、腐りにくさはメリット。軽量クリーチャーの大量展開などは厳しいが、少数精鋭のクリーチャーを軽量スペルで補助するクロックパーミッション系のデッキ相手には劇的に刺さる。

足止めと時間稼ぎに特化したプレインズウォーカー。能動的にアドバンテージを生み出せる能力は持たないものの、ビートダウンコントロールどちらに相対しても対戦相手の行動を遅らせる事ができるため、必ず一定の仕事をしてくれる。-1能力はあくまでも擬似除去であるため通常の除去より一歩劣る印象だが、前述した対象を選び直せる柔軟性や、常在型能力の存在、プレインズウォーカー関連の各種シナジーに期待できる点など、こちら特有の利点も多い。それらの長所を買われ、スタンダードではアゾリウス・フレンズで採用されている。

リミテッドでも対戦相手のファッティを無力化でき、こちら側は回避能力のあるクリーチャーで攻める白青の戦術に合致している。

ルール

-1能力

関連カード

サイクル

灯争大戦混成プレインズウォーカーサイクル常在型能力誘発型能力と、マイナスの忠誠度能力を1つずつ持つ。いずれもアンコモン。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。

開発秘話

このカードは元々、1/1飛行飛行機械アーティファクト・クリーチャートークン生成する能力を持っていたが、灯争大戦には他にも多数のトークンが存在するため、変更された。最終的にこのカードの能力は、サイクル中で最もカラーパイの曲げが大きいものとなったが(にはガス化/Gaseous Formなどがあるが、このような形のダメージ軽減は基本的に役割である)、全体としてはドビン・バーン/Dovin Baanらしいデザインであったので許容された[1]

  • 記事内には「マナ・コストの低減は伝統的に、白というよりも青の効果である」とあるが、このカードが行っているのはコスト増加であり、むしろ白に多い。

ストーリー

ドビン・バーン/Dovin Baanニコル・ボーラス/Nicol Bolas配下のプレインズウォーカー/Planeswalkerヴィダルケン/Vedalkenの男性。

詳細はドビン・バーン/Dovin Baan (ストーリー)を参照。

脚注

  1. War Games/大戦のゲームMaking Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)

参考

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