混成カード
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混成カード(Hybrid Card)とは、マナ・コストに混成マナ・シンボルを含むカードの総称。ラヴニカ・ブロックで初登場して以降、様々なカード・セットで登場している。
以下では、多色の混成カードについて記述する。幽体の行列/Spectral Processionのようなカードについては、単色混成カードおよび単色混成マナ・シンボルを参照。
[編集] 概要
混成カードの大きな特徴はマナの支払い方の柔軟性にある。多色カードでありながらより少ない色で扱えるため、投入可能なデッキの幅が広く、色事故にも耐性がある。緑でクリーチャーを除去できる安楽死/Mercy Killing、黒でマナ・クリーチャーとして使える死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanなど、本来単色ではできないことが可能になることもある。
一方、柔軟性の代償として、プロテクションや色対策カードの影響を幅広く受けるという欠点が生まれていると言える。また、唱えやすさを過剰に上げないためのデザインか、ダブルシンボル以上の色拘束になっていることが多く、色マナが出せないマナ基盤とはやや相性が悪い。
- 2色以下で単色でも唱えることができるカードの場合、内枠は該当する2色により左右で半分ずつ色分けされる(カード画像)。3色以上または単色で唱えることができない場合、通常の多色カードと同じ金色となる(カード画像、カード画像2)。
- 余談だが、ヴェールの呪いのガラク/Garruk, the Veil-Cursedやアスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacarのように、混成カードではないにも関わらずこのレイアウトになっているカードも存在する。詳細については各項を参照。
- 混成マナ・シンボルを、マナ・コストには含まず起動コストなどにのみ含むようなカード(不屈のダガタール/Daghatar the Adamantなど)は、混成カードとは呼ばない。
- 英語名から、ハイブリッド・カードとも呼ばれる。
- 開発初期には半分半分カード/half-half cardとも呼ばれていた。
- アン・ゲームにおいて、混成マナ・シンボルを、2つの異なる色の1/2マナで支払うことはできない[1]という公式見解があったが、後にMark Rosewaterによって支払うことができるという回答が出ている[2]。
[編集] ルール
- 混成マナ・シンボルに関する基本的なルールについては混成マナ・シンボル#ルールを参照。
[編集] 開発秘話
Mark Rosewaterはラヴニカ・ブロック用に混成マナを考案したが、デベロップ・チームによって一度セットから取り除かれている。その後、多元宇宙/Multiverseそのものの混乱と崩壊がテーマとなっていた時のらせんブロックにてマナの作用そのもの弄る混成マナを主要メカニズムとして検討したが、すぐに待機との相互作用の薄さが明らかになった。結局、ラヴニカのデベロップチームはセットに何か革新的なものが足りていないと気づき、混成マナをセットに少しだけ残すこととして、時のらせんからラヴニカへと引き戻された[3]。
Mark Rosewaterは当初の計画ではシャドウムーアのように最初から主要メカニズムとするつもりだったが、結果としてラヴニカ・ブロックで少数だが新鮮なメカニズムとしてプレイヤーの目を慣れさせ、後に大量に導入するという形となった。これによって混成マナの価値は両方のセットにおいて高まったとMarkは考えている[4]。
[編集] 混成カード一覧
混成カード一覧を参照。
[編集] 関連リンク
- City Planning, Part I/都市計画:パート1(Making Magic 2005年9月5日 Mark Rosewater著) 混成カード初紹介
- Hybrid Mana Brainstorming (Arcana 2005年9月22日 WotC著) 混成マナ・シンボルのデザイン候補
- Eight Trials: Color Pie in the Courtroom, Part 3 (Latest Developments 2008年5月23日 Davin Low著) 混成カードのデザインに関するMark RosewaterとDavin Lowの言い分を裁判劇にしたもの。
- 混成の歴史 その1(Making Magic 2024年2月12日)
- 混成の歴史 その2(Making Magic 2024年2月26日)
- ↑ Ravnica's Prerelease Weekend/土曜学校総集編 2005年10月前半号(Internet Archive)(Feature 2005年9月24日 John Carter著)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterブログ)
- ↑ 『時のらせん』ブロックについて諸君が知らない27のこと(Making Magic 2021年3月8日)
- ↑ Playing With Blocks/ブロックで遊ぼう(Internet Archive)(Making Magic 2009年12月7日 Mark Rosewater著)