黒緑白ビートダウン

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黒緑白ビートダウン(BGW Beatdown)は、黒緑白3で構成されるビートダウンデッキ

とその対抗色で構成されたこのデッキカラーは古くはあまり人気がなかったが、アポカリプス以降は強力な対抗色多色カードが増え、人気のデッキタイプとなった。

動きはグッドスタッフに近く、主にコントロール色の強いビート・コントロールの形をとることが多い。

目次

アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期

マナ加速から大型クリーチャーにつなぐタイプのデッキが登場。



エンドカードエルドラージの碑/Eldrazi Monumentを採用したものも多い。詳細はエルドラージの碑を参照のこと。


サンプルレシピ

Doran [1]
土地 (24)
4 森/Forest
4 湿地の干潟/Marsh Flats
4 平地/Plains
1 セジーリのステップ/Sejiri Steppe
3 活発な野生林/Stirring Wildwood
1 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove
2 沼/Swamp
1 地盤の際/Tectonic Edge
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (24)
4 悪斬の天使/Baneslayer Angel
2 国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger
4 エメリアの天使/Emeria Angel
4 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 水蓮のコブラ/Lotus Cobra
1 野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt
4 貴族の教主/Noble Hierarch
1 茨異種/Thornling
呪文 (12)
2 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
2 司令官の頌歌/Marshal's Anthem
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
4 天界の粛清/Celestial Purge
3 自我の危機/Identity Crisis
4 光輝王の昇天/Luminarch Ascension
1 司令官の頌歌/Marshal's Anthem
1 茨異種/Thornling
2 世界を鎮める者/World Queller


ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

同時期のスタンダードローウィン=シャドウムーア・ブロック構築でも活躍している。



環境黒緑ビートダウンタッチし、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerを入れるパターンが主流。もともと同デッキタルモゴイフ/Tarmogoyf野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどでカードパワーは十分に高いが、そこに包囲の搭、ドランまで加えてデッキパワーを極限まで高めている。

包囲の搭、ドランを採用するものはドランデッキと呼ばれる場合が多い。初期のドランデッキは、包囲の搭、ドランとのシナジーを意識してオーランのバイパー/Ohran Viperのようなタフネス偏重なクリーチャーが積極的に採用されていた。しかし、包囲の搭、ドランのカードパワーが単体でも充分に高いため、次第にシナジーを意識しない構成が増えていった。その結果、ドランデッキは、黒緑エルフ部族シナジーを意識した構成になっているのに対し、カメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどの除去耐性が高くサイズが大きいクリーチャーの多い構成のものになっていった。

スタンダードでは世界選手権07Uri Pelegが使用し、見事優勝を飾った。→*1

スタンダード版

後期型

Doran [2]
土地 (21)
2 低木林地/Brushland
3 森/Forest
4 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
4 つぶやき林/Murmuring Bosk
1 平地/Plains
3 樹上の村/Treetop Village
4 樹木茂る砦/Wooded Bastion
クリーチャー (29)
3 不屈の随員/Dauntless Escort
4 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
3 ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg
4 結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin
4 貴族の教主/Noble Hierarch
3 クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage
4 ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger
4 萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege
呪文 (10)
1 ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge
4 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 名も無き転置/Nameless Inversion
4 流刑への道/Path to Exile
サイドボード (15)
1 沈黙のオーラ/Aura of Silence
1 ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender
1 恒久の拷問/Everlasting Torment
3 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
2 真髄の針/Pithing Needle
3 思考囲い/Thoughtseize
4 盲信的迫害/Zealous Persecution


初期型

メインデッキ (60)
クリーチャー (23)
4 極楽鳥/Birds of Paradise
4 包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower
1 惑乱の死霊/Hypnotic Specter
3 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 オーランのバイパー/Ohran Viper
3 叫び大口/Shriekmaw
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
呪文 (14)
2 眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending
3 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
1 リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
2 名も無き転置/Nameless Inversion
2 不敬の命令/Profane Command
4 思考囲い/Thoughtseize
土地 (23)
1 低木林地/Brushland
3 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
2 森/Forest
1 宝石鉱山/Gemstone Mine
4 光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace
1 地平線の梢/Horizon Canopy
4 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
4 樹上の村/Treetop Village
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
サイドボード
2 雲打ち/Cloudthresher
2 ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer
2 光り葉のナース/Nath of the Gilt-Leaf
1 忘却の輪/Oblivion Ring
3 裂け目掃き/Riftsweeper
2 鋸刃の矢/Serrated Arrows
1 叫び大口/Shriekmaw
2 呆然/Stupor

ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築版

Doran [3]
土地 (24)
1 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket
2 森/Forest
4 光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace
4 つぶやき林/Murmuring Bosk
4 反射池/Reflecting Pool
1 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
3 鮮烈な林/Vivid Grove
1 鮮烈な湿地/Vivid Marsh
4 樹木茂る砦/Wooded Bastion
クリーチャー (25)
4 カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
4 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
3 叫び大口/Shriekmaw
3 ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger
3 萎れ葉の騎兵/Wilt-Leaf Cavaliers
4 狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman
4 レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher
呪文 (11)
1 外身の交換/Crib Swap
3 炎渦竜巻/Firespout
4 名も無き転置/Nameless Inversion
3 不敬の命令/Profane Command
サイドボード (15)
3 雲打ち/Cloudthresher
2 外身の交換/Crib Swap
1 炎渦竜巻/Firespout
2 原初の命令/Primal Command
3 くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique
1 叫び大口/Shriekmaw
1 枝細工下げの古老/Wickerbough Elder
2 薄れ馬/Wispmare


ラヴニカ・ブロック期

多色重視のラヴニカ・ブロックの登場で再び一線級に返り咲く。同時期のオルゾフ・アグロ白緑黒緑パワーカードをつめこんだグッドスタッフデッキロクソドン・ヒエラルキーが登場した。



時のらせん参入後はサッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter墓所の勇者/Crypt Champion無限コンボを搭載したプロジェクトXと呼ばれるものが主流になった。詳細はプロジェクトXを参照のこと。



エクステンデッド(時のらせん期)

時のらせん期のエクステンデッドでも活躍している。



動きはビート・コントロールで、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerタルモゴイフ/Tarmogoyfなどの優秀なクロックを序盤に用意しつつ手札破壊パーマネント除去などの要素を織り交ぜて対戦相手殴り殺す。

包囲の搭、ドランのサーチ手段としてツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbingerが採用され、追加のサーチ対象として名も無き転置/Nameless Inversionカメレオンの巨像/Chameleon Colossusも採用される。

サンプルレシピ

Doran [4]
土地 (23)
3 森/Forest
4 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 つぶやき林/Murmuring Bosk
3 反射池/Reflecting Pool
1 沼/Swamp
3 樹上の村/Treetop Village
1 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire
4 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (23)
4 包囲の塔、ドラン/Doran, the Siege Tower
3 聖遺の騎士/Knight of the Reliquary
4 壌土のライオン/Loam Lion
4 朽ちゆくヒル/Putrid Leech
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf
4 ツリーフォークの先触れ/Treefolk Harbinger
呪文 (14)
4 強迫/Duress
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
3 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
1 名も無き転置/Nameless Inversion
1 殺戮の契約/Slaughter Pact
4 思考囲い/Thoughtseize
サイドボード (15)
1 ボジューカの沼/Bojuka Bog
1 外身の交換/Crib Swap
1 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
2 蔓延/Infest
2 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks
3 虚空の力線/Leyline of the Void
2 目覚ましヒバリ/Reveillark
2 法の定め/Rule of Law
1 殺戮の契約/Slaughter Pact


エクステンデッド(ローウィン後)

しばらくなりを潜めていたが、ショックランドフェッチランドマナ基盤の安定性が高まり、ローウィン包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerが加わったこともあってPT Junkが復活を果たす。



エクステンデッド(デュアルランド期)

アポカリプスで加わった強力な対抗色多色カードを活かすべく黒緑白PT Junkが組まれた。



色拘束のきつさはデュアルランド税収/Titheで補う。

レガシー

現行のレガシーでもPT Junkは有力なアーキタイプである。デュアルランドフェッチランド多色化が進んでいるのが大きい。



参考

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