黒緑白ビートダウン
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黒緑白ビートダウン(BGW Beatdown)は、黒・白・緑三色で構成されるビートダウンデッキ。
黒とその対抗色で構成されたこのデッキカラーは古くはあまり人気がなかったが、アポカリプス以降は強力な対抗色マルチカラーカードが増え、人気のデッキタイプとなった。
動きはグッドスタッフに近く、主にコントロール色の強いビート・コントロールの形をとることが多い。
- PT Junkと総称されることも多い。もとは旧エクステンデッドで活躍した同色のジャンクデッキの名前であった。
- 近年はローウィンで加わった超強力クリーチャー、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerにかけてドランデッキなどと呼ばれる。
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ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
同時期のスタンダードやローウィン=シャドウムーア・ブロック構築でも活躍している。
同環境の黒緑ビートダウンに白をタッチし、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerを入れるパターンが主流。もともと同デッキはタルモゴイフ/Tarmogoyfや野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどでカードパワーは十分に高いが、そこに包囲の搭、ドランまで加えてデッキパワーを極限まで高めている。
包囲の搭、ドランを採用するものはドランデッキと呼ばれる場合が多い。初期のドランデッキは、包囲の搭、ドランとのシナジーを意識してオーランのバイパー/Ohran Viperのようなタフネス偏重なクリーチャーが積極的に採用されていた。しかし、包囲の搭、ドランのカードパワーが単体でも充分に高いため、次第にシナジーを意識しない構成が増えていった。その結果、ドランデッキは、黒緑エルフが部族シナジーを意識した構成になっているのに対し、カメレオンの巨像/Chameleon Colossusなどの除去耐性が高くサイズが大きいクリーチャーの多い構成のものになっていった。
スタンダードでは世界選手権07でUri Pelegが使用し、見事優勝を飾った。→*1
- 包囲の搭、ドラン不採用のものはノードランなどと呼ばれる。
スタンダード版
後期型
- 備考
- プロツアー京都09 ベスト4(参考)
- 使用者:Brian Robinson
- フォーマット
- アラーラの断片ブロック参入後の青入りタイプ。Dark Bantとも呼ばれる。
- コンフラックスで加わった貴族の教主/Noble Hierarchをマナ加速に使用している。
初期型
メインデッキ (60) | ||
クリーチャー (23) | ||
4 | 極楽鳥/Birds of Paradise | |
4 | 包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower | |
1 | 惑乱の死霊/Hypnotic Specter | |
3 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | |
4 | オーランのバイパー/Ohran Viper | |
3 | 叫び大口/Shriekmaw | |
4 | タルモゴイフ/Tarmogoyf | |
呪文 (14) | ||
2 | 眼腐りの終焉/Eyeblight's Ending | |
3 | 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker | |
1 | リリアナ・ヴェス/Liliana Vess | |
2 | 名も無き転置/Nameless Inversion | |
2 | 不敬の命令/Profane Command | |
4 | 思考囲い/Thoughtseize | |
土地 (23) | ||
1 | 低木林地/Brushland | |
3 | コイロスの洞窟/Caves of Koilos | |
2 | 森/Forest | |
1 | 宝石鉱山/Gemstone Mine | |
4 | 光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace | |
1 | 地平線の梢/Horizon Canopy | |
4 | ラノワールの荒原/Llanowar Wastes | |
1 | ペンデルヘイヴン/Pendelhaven | |
4 | 樹上の村/Treetop Village | |
2 | ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth | |
サイドボード | ||
2 | 雲打ち/Cloudthresher | |
2 | ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer | |
2 | 光り葉のナース/Nath of the Gilt-Leaf | |
1 | 忘却の輪/Oblivion Ring | |
3 | 裂け目掃き/Riftsweeper | |
2 | 鋸刃の矢/Serrated Arrows | |
1 | 叫び大口/Shriekmaw | |
2 | 呆然/Stupor |
ローウィン=シャドウムーア・ブロック構築版
Doran [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤がタッチされ炎渦竜巻/Firespoutなどが入れられている。
ラヴニカ・ブロック期
多色重視のラヴニカ・ブロックの登場で再び一線級に返り咲く。同時期のオルゾフ・アグロに白緑と黒緑のパワーカードをつめこんだグッドスタッフデッキ、ロクソドン・ヒエラルキーが登場した。
時のらせん参入後はサッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterと墓所の勇者/Crypt Championの無限コンボを搭載したプロジェクトXと呼ばれるものが主流になった。詳細はプロジェクトXを参照のこと。
新エクステンデッド(ローウィン後)
しばらくなりを潜めていたが、ショックランド+フェッチランドでマナ基盤の安定性が高まり、ローウィンで包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerが加わったこともあってPT Junkが復活を果たす。
旧エクステンデッド(デュアルランド期)
アポカリプスで加わった強力な対抗色マルチカラーカードを活かすべく黒緑白のPT Junkが組まれた。
レガシー
現行のレガシーでもPT Junkは有力なアーキタイプである。デュアルランド+フェッチランドで多色化が進んでいるのが大きい。